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  <title>プログ</title>
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  <description>小説掲載プログ</description>
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    <item>
    <title>京浮きオメガバース読み切り短編１４</title>
    <description>
    <![CDATA[アーデア王国は、国土は狭いものの、国内で金とミスリル、サファイアを生み出す鉱山をいくつかもっており、非常に豊かな国だった。<br />
<br />
幾度もアーデア王国を占領しようと画策した国は、女神に愛され巫女と呼ばれた王族の第2王女が、時には大雨や暴風を起こして、攻めきた国の騎士団や兵士、傭兵を災害で殺した。<br />
<br />
そんなアーデア王国を、自分のものにしようとするエキラセト帝国の皇帝がいた。<br />
<br />
名は京楽春水。<br />
<br />
災害級の力をもつ者を、その能力を封印できる特殊な力をもった皇帝であった。他にもいくつか特別な力をもっていた。<br />
<br />
エキラセト帝国は、アーデア王国に戦争をしかけた。<br />
<br />
京楽は見事アーデア王国の第２王女を特殊な力でその能力を封印し、人質とした。アーデア王国はは、第二王女の身の安全と引き換えに、エキラセト帝国の属国になることを承諾した。<br />
<br />
女神に愛されし巫女、第二王女の名前は浮竹。<br />
<br />
下の名は誰も知らなかった。<br />
<br />
皆、翡翠姫と呼んでいた。<br />
<br />
浮竹の両親ですらも、翡翠姫と呼んでいた。<br />
<br />
それは、巫女が力を維持するのに必要不可欠なことだった。<br />
<br />
エキラセト帝国にほぼ拉致されたに等しい浮竹は、16歳くらいで、美しい少女だった。<br />
<br />
しかし、皇帝である京楽春水は、浮竹の存在を見て、かすかに香るアルファの匂いに驚いて、浮竹に声をかける。<br />
<br />
場所はエキセトラ帝国の王都マザンドラにある、宮殿の皇帝の間だった。<br />
<br />
「君、翡翠姫って呼ばれてるけど女の子じゃないでしょ。おまけにオメガだね？」<br />
<br />
ぎくりと、浮竹が固くなる。<br />
<br />
「何を言って‥‥‥‥わたくしは女でベータです」<br />
<br />
そういう浮竹の言葉を、京楽は無視した。<br />
<br />
「敗戦の国の姫が王子で。しかもオメガなんて面白い。ボクはアルファの子が欲しいだ。ちょうどいい、ボクの側室になりなよ」<br />
<br />
「嫌だ」<br />
<br />
浮竹はそう言って、隠し持っていた短剣で自分の頸動脈を描き切ろうとする。<br />
<br />
それを、京楽が見えない力を飛ばせて、短剣は浮竹から遠く離れた場所まで転がっていってしまった。<br />
<br />
「翡翠姫。本当の名前は？」<br />
<br />
「それを言ったら、俺の力がなくなる」<br />
<br />
「素直に言ったほうがいいよ？故郷の家族に、手を出すよ？」<br />
<br />
「く、卑怯な。ああそうだ、俺は男で名は浮竹十四郎。アーデア国の王太子だ」<br />
<br />
アーデア王国は、浮竹を第一王位継承者に決めていた。<br />
<br />
自分の名を明かしたことで、浮竹に備わっていた無尽蔵の魔力が消えてしまう。<br />
<br />
浮竹は、ただの人間に戻ってしまった。<br />
<br />
「君を後宮に入れる。後宮にはアルファの女性はいない。アルファは大変に貴重だ。君には、ボクの子を産んでもらう」<br />
<br />
「ばかげたことを‥‥‥」<br />
<br />
「拒否はできないよ。拒否したり、自殺したら、君の残された家族の命の保証はないよ」<br />
<br />
こうして、浮竹十四郎は、京楽春水がもつ後宮に入れられるのだった。<br />
<br />
<br />
<br />
---------------------------------------------<br />
<br />
<br />
<br />
「全く、ばかげている」<br />
<br />
京楽は、毎日のように訪れ、浮竹にヒート期間がこないかと待ちわびながら、浮竹にいろんな高いアクセサリーや服、食べ物を贈って、機嫌をとろうとしていたが、うまくいかなかった。<br />
<br />
「浮竹、入るよ？」<br />
<br />
「勝手に入ってくるな！」<br />
<br />
「とは言っても、君はもうボクの側室でボクのものなんだけど」<br />
<br />
「知るか」<br />
<br />
「君、隠れて強力なアルファの特性を抑える薬を飲んでいるね？どうりでヒート期間がこないわけだ」<br />
<br />
京楽は、浮竹が肌身離さずもっていたポーチを奪った。<br />
<br />
「返せ！」<br />
<br />
浮竹は、京楽に殴りかかるが、華麗にかわされて、ベッドの上に押し倒された。<br />
<br />
ポーチの中身は、居楽が思った通りの薬が入っていた。<br />
<br />
「薬を返せ！それがないと、俺は気が狂う」<br />
<br />
「ヒート期間になって、めちゃくちゃにしんどいんでしょ？ボクが慰めてあげる」<br />
<br />
「いらんお世話だ！」<br />
<br />
浮田は、京楽を蹴って、部屋から追い出した。<br />
<br />
「あらら。追い出されちゃった」<br />
<br />
それから1カ月が過ぎた。<br />
<br />
京楽は毎日のように浮竹の元を訪れ、初めは拒絶していた浮竹も、少しずつ警戒を解いて、京楽と過ごすようになっていた。<br />
<br />
そんなある日、後宮で今まで京楽の寵愛を一身に浴びていた寵姫が、浮竹を殺そうとした。わき腹をナイフでさされ、浮竹は意識不明の重症に陥ったが、発見が早く、適切な応急処置が行われたお陰で命は助かった。<br />
<br />
「君を流刑にする。死罪じゃないだけましだと思ってね」<br />
<br />
「そんな、京楽様はあんなにも私を愛してくださたではないですか！あんな男のオメガに寵愛を注ぐなんておかしいですわ！」<br />
<br />
「オメガは数万人に一人しか生まれないからね。君は次期皇太子を産む予定の浮竹を害した。その罪は大きい。連れて行け」<br />
<br />
「いやあああ、陛下あああああ」<br />
<br />
浮竹は、1週間昏睡状態にあった。<br />
<br />
この世界では、不思議な力をもつ者がいるが、ケガを治したり病を治癒できる能力のある者は存在しない。<br />
<br />
存在していたら、京楽だってそんな能力者に浮竹の傷を癒してもらって、安心できただろう。<br />
<br />
1週間、京楽は浮竹の手を握り、どうか無事に目覚めてくれるのを待った。<br />
<br />
願いが通じたのか、浮竹は１０日目で目覚めた。<br />
<br />
「京楽？なぜここにいる。いたたた」<br />
<br />
「無理しないで。嫉妬した、今まで一番寵愛していた寵姫が君を刺したんだよ。流刑にしたし、他の寵姫たちにも、浮竹を傷つけたら重罪にすると言ってあるので、安心していいよ」<br />
<br />
「なぜ、そこまで俺にこだわる。やはり、オメガだからか？」<br />
<br />
「んー。君の傍以いると、心が穏やかになって、体がぽかぽかするんだよね。君を見ているだけで幸せな気分になれる‥‥‥‥って。これは恋かな」<br />
<br />
いきなり恋だと言われて、浮竹は赤くなってベッドに潜り込む。<br />
<br />
「お、俺はお前が嫌い‥‥‥‥ではないいが、好きでもない。子は作らない」<br />
<br />
「でも、いずれヒートがくるよ。抑制剤、全部捨てたからね。あと、ボクはアルファだから」<br />
<br />
「知ってる」<br />
<br />
「そう」<br />
<br />
「だからいやなんだ。オメガとアルファは惹かれ合うから」<br />
<br />
「うん。君が好きだよ、浮竹」<br />
<br />
「俺は好きじゃない」<br />
<br />
それから、さらに3カ月が経った。<br />
<br />
いよいよ、浮竹にヒートがやってきた。<br />
<br />
<br />
<br />
「あ‥‥‥‥体中が熱い。助けてくれ、京楽」<br />
<br />
オメガの本能として、アルファの体液をもらうとヒートがおさまることを、浮竹は知っていた。<br />
<br />
オメガに生まれてしまったため、抑制剤を使って今までヒートもなんとかこらえてきたが、今回はそうはいかない。<br />
<br />
「君を愛してる。抱くよ、浮竹」<br />
<br />
「あ、京楽」<br />
<br />
京楽は、まずは浮竹の額に口づけ、次に頬、最後に唇に唇を重ねた。<br />
<br />
「あっ‥‥‥」<br />
<br />
浮竹が、身をよじる。<br />
<br />
京楽は浮竹の衣服を脱がして、すでに濡れている後ろに舌をはわせた。<br />
<br />
「ひう！」<br />
<br />
いきなりの感覚で、浮竹が固まる。<br />
<br />
「深呼吸して」<br />
<br />
言われた通りにすると。体の力が少しだけ抜けた。<br />
<br />
「指、いれるよ？」<br />
<br />
「あっ」<br />
<br />
京楽は、濡れた浮竹の蕾に指を3本いれて、内部でばらばらに動かした。<br />
<br />
「んああああ」<br />
<br />
前立腺を刺激されて、浮竹はオーガズムでいっていた。<br />
<br />
「一度、出しておこうか」<br />
<br />
京楽が、浮竹のものを手でしごき、なめあげる。<br />
<br />
「ひああああ！」<br />
<br />
浮竹はあっけなく、精を吐き出した。<br />
<br />
「濃いね。ふふ、初めてかな？」<br />
<br />
「んあ、精通したのが最近だ」<br />
<br />
「じゃあ、楽しめるね」<br />
<br />
京楽は、浮竹の奥を抉った。<br />
<br />
「んあ、奥はだめえええ」<br />
<br />
奥に弱いらしかった。<br />
<br />
「ふふ、ボクの子を孕んでね？女の子でも男の子でも皇太子だ」<br />
<br />
「いやあああああ」<br />
<br />
奥に子種をぶちまけられて、浮竹はきっと妊娠したと思った。<br />
<br />
「まだまだ、たくさん子種あげるからね？」<br />
<br />
「ひう」<br />
<br />
グリっと中を抉られる。前立腺をすりあげられて、浮竹はオーガズムでいきながら、精液を吐き出していた。<br />
<br />
そして、潮をふいてしまった。<br />
<br />
あまりの気持ちよさに、浮竹は京楽の背中にかじりついた。<br />
<br />
「もっと、犯して？」<br />
<br />
ヒートの熱のせいで、普段なら絶対言わないようなことを言う。<br />
<br />
「今日は君を味わいつくすからね？」<br />
<br />
浮竹は、自分から足を開いて京楽を受け入れる。<br />
<br />
「京楽、好き」<br />
<br />
はじめて好きと言ってもらえて、京楽は微笑んで浮竹にキスをする。<br />
<br />
「番になろう。首筋、噛むよ？」<br />
<br />
浮竹は。とろんとした瞳で京楽を見ていた。<br />
<br />
京楽は浮竹の首筋に噛みつき、浮竹と番になった。<br />
<br />
そうして、ヒートの夜は更けていった。<br />
<br />
<br />
<br />
京楽と浮竹が出会ってから、半年が経った。<br />
<br />
浮竹はすっかり京楽を好きになり、地位も側室から第一夫人になっていた。<br />
<br />
この世界では、同性同士の結婚は珍しくない。<br />
<br />
京楽は後宮に住まう寵姫たちを祖国に帰して、後宮に住まうのは浮竹だけとなった。<br />
<br />
京楽が執務で浮竹の傍にいられない間、寂しくないように、侍女を３人つけた。暗殺者も殺せる、侍女ばかりを３名。<br />
<br />
浮竹は、京楽と過ごした初めての夜に懐妊したが、子は流れてしまった。<br />
<br />
<br />
--------------------------------------------------<br />
<br />
<br />
「あ。あ」<br />
<br />
とんとんとリズムよく、浮竹の中を穿つ京楽の灼熱は、浮竹を翻弄する。<br />
<br />
「んっ」<br />
<br />
奥に子種が注がれると一緒に、浮竹は射精していた。<br />
<br />
「やあん」<br />
<br />
「かわいいねぇ、十四郎。今度は、子が流れないように懐妊したら、大人しくするんだよ？」<br />
<br />
「やああ、自由がいい」<br />
<br />
「侍女を新たに２人つける。あと、近衛騎士も２名つける。君は国母になるんだ。アルファの子をうんでね？」<br />
<br />
「あ。約束は、できないからぁ。やああ」<br />
<br />
奥を抉られて、子種を胎の奥にぶちまけられる。<br />
<br />
妊娠するまで、京楽は浮竹をヒート期間のあるなしに関わらず、週に３度は抱いた。<br />
<br />
<br />
やがて、浮竹はまた懐妊した。<br />
<br />
安静にして、手厚く守られて、浮竹は１０カ月後、女の赤ん坊を産んだ。<br />
<br />
アルファであった。<br />
<br />
「あ。アルファだった。よかった‥‥‥&hellip;」<br />
<br />
「オメガでもベータでも、ボウは愛したけど、皇族はアルファが有利だからね」<br />
<br />
秋に生まれたので、秋風（あきか）と名付けられた。<br />
<br />
浮竹は、最初は拉致されが、京楽が毎日会いにくるので、好感をもっていたら、抱かれた。処女を奪われた。<br />
<br />
子ができても。京楽は浮竹を抱く。<br />
<br />
体液をもらうと、ヒート期間はやってこない。<br />
<br />
他のアルファは、定期的に訪れるヒート期間にくるしんでいるらしい。<br />
<br />
国母になった浮竹は、男性であるが皇后となった。<br />
<br />
浮竹の生まれ故郷のアーデア王国も、一度は属国となったが、独立を許され、同盟国として存在している。<br />
<br />
浮竹は、アルファの京楽に愛され、第２子、第３子を産んだ。<br />
<br />
浮竹の地位はかっこたるものになり、京楽は子供たちに帝王学や読み書き、算術、剣技を学ばせていた。<br />
<br />
第２子は皇子で呉羽（くれは）、第３子は皇女で紅葉（もみじ）と名付けられた。<br />
<br />
京楽のことが大嫌いだった浮竹は、もうどこにもいない。<br />
<br />
京楽の番として、穏やかに生きていくのだった。]]>
    </description>
    <category>未選択</category>
    <link>https://arialira.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/20260922</link>
    <pubDate>Tue, 22 Sep 2026 14:31:01 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>京楽さんちの執事浮竹さん。</title>
    <description>
    <![CDATA[浮竹は、京楽の執事だった。<br />
<br />
京楽は、上流貴族の家の出で、執事である浮竹以外にもたくさんのメイドや家臣たちがいたが、浮竹にばかりに全てを任せていた。<br />
<br />
いつもちゃらんぽらんな京楽だが、浮竹が傍にいる時は純粋で、外に一緒に外出する時はちゃんと紳士として振る舞っていた。<br />
<br />
「旦那様、数日後のボーエン子爵の茶会は参加しますか？」<br />
<br />
「浮竹、今はボクしか傍にいないんだから、口調はいつも通りでいいよ」<br />
<br />
「分かった。京楽、ボーエン子爵の茶会はどうする。どうせ、独身のお前に娘を娶らせるための茶会だろうが」<br />
<br />
「一応、顔だけは見せるかな。ボーエン子爵には長年お世話になってるしね。婚約とかの話が出てきたら、逃げよう」<br />
<br />
それでいいのか、京楽。<br />
<br />
浮竹はそう思った。<br />
<br />
「京楽は、そろそろ身を固めないのか」<br />
<br />
「恋人であるボクに、妻を娶れというのかい、浮竹」<br />
<br />
二人は、ただの主人と執事ではなく、肉体関係のある恋人同士だった。<br />
<br />
それを知る者は数人いるが、特に止められるわけでもなく、京楽の父と母も、一時期の遊びだと浮竹と我が子のことを放置していた。<br />
<br />
京楽には兄がいるので、爵位は兄が受け継ぐ。<br />
<br />
京楽は単独で国王を救ったことがあり、領地はないものの、男爵の地位を得ていた。<br />
<br />
京楽は伯爵家の出身だが、次男であるために跡を継ぐ必要はない。<br />
<br />
なので、ちゃらんぽらんでも許された。<br />
<br />
最低限のマナーを守り、貴族社会に溶け込んで生きていた。<br />
<br />
浮竹は、平民ではない。<br />
<br />
京楽家の分家に値する家の妾の子で、体は弱いが見た目がいいため、分家は財政があまりよくなかったので、浮竹を奴隷として売った。<br />
<br />
翡翠の瞳に白い髪をした浮竹は、女性のように美しく、高級奴隷として売られた。<br />
<br />
それを買ったのが、京楽だった。<br />
<br />
「では、ボーエン子爵には参加するという手紙を書いてくれ」<br />
<br />
「分かったよ」<br />
<br />
「紅茶、入れるが飲むか？」<br />
<br />
「うん。いつものダージリンでお願い」<br />
<br />
浮竹はどっちかというとアッサムのほうが好きだが、京楽にそれを教えていない。<br />
<br />
「んー。フローラちゃん１８歳かぁ。かわいいなぁ」<br />
<br />
お茶を運んできた浮竹は、ボーエン子爵の次女の写真を見てかわいいと評する京楽に、嫌味とばかりに薄いダージリンの茶を出した。<br />
<br />
「あ、聞こえてたの？冗談だよ、かわいいけど、一番かわいいのは浮竹だから。厳しいところもあるけれど、ベッドの上ではかわいくて素直だしね」<br />
<br />
京楽の言葉に、浮竹は顔を赤くしてダージリンの茶を淹れなおして、切り分けておいた、自作のアップルパイと一緒に出した。<br />
<br />
浮竹は、貴族の血を引いている。<br />
<br />
読み書き暗算はもちろん、剣の腕もたつし、執事として教育を受けたので、立派な執事として京楽家の春水専用の執事だった。<br />
<br />
「フローラ嬢はかわいいからな」<br />
<br />
浮竹が、ボーエン子爵の次女の写真を見る。<br />
<br />
ボーエン子爵の領地でとれる金を、京楽が買い付け、職人を雇って装飾品にして国内で貴族の令嬢や奥方を中心に販売していた。<br />
<br />
浮竹の髪飾りは上等の翡翠でできており、京楽自らが作ったものであった。<br />
<br />
他にもカフスボタンなんかは希少なグリーンダイヤでできていて、プラチナ細工のこれまた京楽の手で生まれた装飾品であった。<br />
<br />
京楽は、自分が次男であることを理解して、いつか家を追い出されてもいいようにと、主に金細工の職人の腕を磨いた。<br />
<br />
今では京楽の作品は貴族の令嬢方に人気の品で、予約がいっぱいあるくらいだ。<br />
<br />
「フローラ嬢には、金細工のイヤリングをあげようかな。それで、婚約のことはうやむやにしてもらおう」<br />
<br />
「京楽は、男爵の地位をもらっているのに、金にうるさくないな」<br />
<br />
「そう？けっこううるさいよ。職人の手抜きは許さないし、横領なんかは重罪だ。死罪だからね」
<div></div>
<div>そんな京楽の作る金、銀、プラチナ細工の品物は、大半が京楽が作り上げた貴金属を扱う商店に流れていき、それを貴族の令嬢や奥方は金に物を言わせて買うのだ。<br />
<br />
早い者勝ちの時もある。<br />
<br />
浮竹は、京楽からたくさんの装飾品をもらっていて、給金も高いし、それをねたむ侍女も多かった。<br />
<br />
幼い頃に男爵である父に見捨てられて、妾だった病気がちな母がなくなると、浮竹は孤独になるはずだった。<br />
<br />
それが男爵家の実の父親に捕まり、一流の教育をうけさせられて、高級奴隷として売りに出された。<br />
<br />
それを知った京楽が、金に任せて浮竹を買った。<br />
<br />
浮竹は執事としてだけでなく、メイドの仕事もこなせて、剣士の才能もあり、貴族が欲しがるような見た目をしていたためめ、とても高かった。<br />
<br />
それを、京楽は親から借金までして、浮竹を購入した。<br />
<br />
「京楽は、一応恩人だからな」<br />
<br />
「恋人でしょ、それ言うなら」<br />
<br />
ぐいっと引きよせられて、浮竹は京楽と唇を重ねた。<br />
<br />
「アッサムの味がする。ダージリンよりアッサムか‥‥」<br />
<br />
京楽は、浮竹の好みを記憶に入れた。<br />
<br />
数日がすぎ、ボーエン子爵の開催するお茶会の日が来た。主人公は次女のフローラ嬢。<br />
<br />
京楽は、楽しそうにフローラ嬢とおしゃべりをして、金細工のイヤリングをあげて、結婚する気も婚約する気もないとはっきりと言った。<br />
<br />
「ボクには、もう心に決めてる愛しい人がいるからね。ごめんね、フローラ嬢」<br />
<br />
「ああ、いつ見ても美しいですわね、あなたの執事は。プラチナに輝く髪、エメラルドの瞳、真珠のような肌。私もあんな執事が欲しいですわ。売ってはくださりませんこと？」<br />
<br />
京楽は、フローラ嬢のドレスにお茶をぶっかけた。<br />
<br />
「浮竹はボクのものだ。誰にも渡さない」<br />
<br />
「春水様‥‥‥‥申し訳ございません、我が娘がぶしつけなことを言って」<br />
<br />
「いやいや。誰にでも間違いはあるからね」<br />
<br />
「旦那様、袖がお茶で汚れています。今すぐにお着替えを」<br />
<br />
万能執事である浮竹が、さっと新しいシャツをもってきて京楽に着せて、汚れた衣服は次女に言って洗濯にまわしてもらった。<br />
<br />
「浮竹特製のシナモンのロールケーキがあるんだ。みんな、食べてごらん」<br />
<br />
「あら、おいしいですわ」<br />
<br />
「本当に。執事が作ったとは思えない味ですわ」<br />
<br />
「これなら、三ツ星レストランのコックもつとまりましょうな」<br />
<br />
浮竹を褒められて、京楽も気分がいいらしくて、ボーエン子爵の長女のマリアンヌ嬢の結婚につけるネックレスの受注をＯＫにした。<br />
<br />
「これからも、末永くお願いします、京楽卿」<br />
<br />
「そちらも、ボーエン卿。金細工はボクの作った分を商会を通して販売するので、転売にどうぞ」<br />
<br />
「はははは。全く、京楽卿は男爵であると言うのに、細工ものを自分で作るのがお好きですなあ。まぁ、お陰でこちらも甘い汁がとれるというもの」<br />
<br />
「旦那様、そろそろお時間です」<br />
<br />
浮竹が、京楽に時計を見せる。<br />
<br />
時計は、浮竹の母の形見の品で、壊れていたものを京楽が直して、金細工をくわえたものだった。<br />
<br />
「おっと、そろそろお暇するよ。またねぇ」<br />
<br />
「では、また国王の式典などで」<br />
<br />
<br />
<br />
「浮竹、機嫌直してよ」<br />
<br />
「別に、怒ってなんていない」<br />
<br />
「嘘だ。怒ってる」<br />
<br />
「フローラ嬢と、いちゃいちゃしてた」<br />
<br />
「あれがいちゃいちゃに見えるなら、ボクはもう何人も恋人をもつプレイボーイだね」<br />
<br />
京楽は、帰りの馬車の中で浮竹の隣に座ると、その顎をもちあげてキスをする。<br />
<br />
「君の瞳は翡翠だと思うんだけど、エメラルドも悪くないね。今度、何か作ろうかな」<br />
<br />
「ブレスレットがいい。できれば、おそろいで」<br />
<br />
「お、おそろいはいいね。じゃあ、屋敷に帰ったらまずはいい石を取り寄せないとね」<br />
<br />
京楽は、男爵の地位をもっているが領地がないため、伯爵である京楽家に居候中である。<br />
<br />
京楽の愛人になろうと、今まで何人ものメイドが色仕掛けをしてきた。実際、何度か京楽はメイドに手を出して、子ははらませなかったが、今もお気に入りになりたいと、侍女や家臣たちが点数をとりたがる。<br />
<br />
「ああ、疲れた。早く帰ってお風呂に入ってベッドで眠ろう。もちろん、浮竹も一緒に」<br />
<br />
「抱くのか？」<br />
<br />
「うん。だめ？」<br />
<br />
「俺はお前のものだ。好きにすればいい」<br />
<br />
「浮竹はいつもストイックに見せかけて、寝所では乱れるんだから」<br />
<br />
「う、うるさい」<br />
<br />
京楽家についたので、浮竹は馬車から降りて、京楽が安全に地面に降りれるように見守る。<br />
<br />
「ああ、もう決めた。ボク、君と結婚する」<br />
<br />
「は？」<br />
<br />
浮竹が、目を点にしていた。<br />
<br />
「法律では同性婚は認められているし、跡継ぎは兄さんの子を養子にもらえばいい。京楽十四郎って名前になるけど、いいよね」<br />
<br />
京楽は、浮竹を抱き寄せてハグをしてキスをした。<br />
<br />
「今日は、楽しもうね？」<br />
<br />
「京楽‥‥‥」<br />
<br />
浮竹は顔を真っ赤にして、京楽から距離をとって、心を落ち着かせる。<br />
<br />
どのみち、京楽の毒牙に一度かかったら、そこから抜け出せないのだ。あがくだけ無駄。執事の仕事をこなしながら、浮竹は京楽の恋人として愛される。<br />
<br />
「ほんと、ボクに買われてよかったね。あの猿みたいな爺さんに買われなくてよかったね？」<br />
<br />
浮竹を購入した時、ライバルがいた。侯爵家の人間で、６５近いじじいだが、色を好んで、浮竹を抱きたがっていた。<br />
<br />
京楽は、浮竹を買うために、父親に借金をした。今はもう、貴金属の収入で借金は返済したが。<br />
<br />
その日の夜、浮竹と京楽は肌を重ねた。<br />
<br />
一夜が明けて、執事の服を身に着けた浮竹は、京楽を叩き起こす。<br />
<br />
「春水、もう少し寝かせてよ」<br />
<br />
「だめだ。今日も仕事のスケジュールがある。レイオフ商店に、京楽の自慢の細工士たちの品を納品するんだろう？」<br />
<br />
「うーん、それはそうだけど‥‥‥ねぇ、昨日はあんなに乱れてたのに、なんで君は朝になると執事としてびしっとしているんだい？」<br />
<br />
「お前は、国王が認めた男爵だろう。商会の発展と、ミスリル鉱山の発見で、子爵になるのももうすぐだ。だらだらばっかりさせていられない」<br />
<br />
「はぁ。君を買った、ボクの運のつきはいいのか悪いのか」<br />
<br />
「着替えをもってくる。たらいの水で顔を洗っておけ」<br />
<br />
浮竹は、京楽にしつこく抱かれたというのに、疲れたそぶりを一つも見せない。<br />
<br />
京楽は、あくびを噛み殺して、顔を洗うとタオルで顔をふいた。<br />
<br />
「今日はゆっくりしたいけど、また今度にするかぁ」<br />
<br />
浮竹の昨日の姿を思い出して、京楽は唇を舐める。<br />
<br />
「京楽、着替えだ」<br />
<br />
「うん。着せて」<br />
<br />
浮竹はてきぱきと京楽に服を着せていく。<br />
<br />
京楽は、騎士団をもっている。発見したミスリル鉱山は、ちょうど京楽家の領地にあって、騎士の野外訓練に訪れた時にたまたま見つけたのだ。<br />
<br />
「はぁ。ボクの愛しい浮竹は、有能すぎてちょっとこわい」<br />
<br />
「そうか。なら、朝食だ。今日は‥‥‥」<br />
<br />
<br />
執事である浮竹と、主である京楽の一日が、また始まろうとしていた。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
</div>]]>
    </description>
    <category>未選択</category>
    <link>https://arialira.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E4%BA%AC%E6%A5%BD%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%A1%E3%81%AE%E5%9F%B7%E4%BA%8B%E6%B5%AE%E7%AB%B9%E3%81%95%E3%82%93%E3%80%82</link>
    <pubDate>Fri, 18 Sep 2026 09:15:00 GMT</pubDate>
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    <item>
    <title>４７話補完小説。</title>
    <description>
    <![CDATA[そこは静かなる世界。<br />
<br />
床は水でできており、時折波紋が揺れる。<br />
<br />
<br />
「どうした。何を呆けているんだ」<br />
<br />
京楽の意識は水の底に沈んでいた。<br />
<br />
それをひきあげたのは、聞き覚えるのある、けれど懐かしい幼い少年の声だった。<br />
<br />
「十四郎？」<br />
<br />
「それ以外、誰に見えるっていうんだ？」<br />
<br />
浮竹は、１２，１３くらいの少年の姿をしていた。<br />
<br />
京楽は目を瞬かせる。<br />
<br />
これは夢か。幻か。<br />
<br />
いや、浮竹の魂魄を感じるから、浮竹自身だろう。<br />
<br />
「そっか、そうだよねぇ」<br />
<br />
京楽が、一歩進むと、浮竹は明るい笑い声をあげた。<br />
<br />
「あはははは」<br />
<br />
浮竹は、じっと京楽を見ていた。<br />
<br />
京楽は、とても優しい穏やかな目で浮竹を見つめる。<br />
<br />
「ボクに会いにきてくれたのかい？」<br />
<br />
浮竹は、首をかすかに振った。<br />
<br />
「ユーハバッハは、３界を完全に消滅させるだろう。かろうじで俺が霊王の右腕の力で崩壊を静止しているが、それも俺の命が尽きるのと同時に終わる」<br />
<br />
幼い浮竹は、水面に波紋を広げながら歩く。<br />
<br />
「そうなっちゃうねぇ」<br />
<br />
京楽が、浮竹をじっと見つめる。<br />
<br />
「だから俺は、最後の命をお前にかけようと思う。この世界のために」<br />
<br />
「買ってくれるのは嬉しいけど、勝算はあるのかい」<br />
<br />
京楽は、少し困った顔で浮竹を見た。<br />
<br />
また、水に波紋が揺れる。<br />
<br />
「お前が卯ノ花隊長と堂々と逢引するくらいの可能性だな」<br />
<br />
京楽は、笑った。<br />
<br />
「全然ありうるっとてことじゃないか」<br />
<br />
「あっはっはっは。そうだな、この世界を守ろう。俺の命は、お前に預ける」<br />
<br />
「まーったく、ボクのがらじゃあないんだけどな」<br />
<br />
京楽はぽりぽりと顔を左手でかいた。<br />
<br />
「でもやるしかないだろう？今のお前は、御艇１３隊隊長なんだから」<br />
<br />
浮竹が、京楽に近寄る。<br />
<br />
「まいったねぇ」<br />
<br />
「今必要なのはみんなの想いをくんだ上で采配を振る知略と、それを背負う覚悟だ」<br />
<br />
浮竹は、京楽のほうに歩いていき、京楽のバカ高い背を見上げて、拳を少し背伸びして京楽の胸に当てる。<br />
<br />
「俺は知っている。もっとも大切なものをお前は誰よりももっている」<br />
<br />
浮竹の翡翠の瞳が綺麗に瞬いた。<br />
<br />
「いってくるよ、浮竹」<br />
<br />
京楽は、浮竹の頭を撫でて、別れを告げるように浮竹と京楽は違う方向へと歩き出す。<br />
<br />
「はっはっは、頼むぞ、総隊長」<br />
<br />
浮竹が大切だった。<br />
<br />
世界のためとはいえ、贄にしたくなかった。<br />
<br />
それでも、浮竹は神掛けを行い、自分の命と引き換えに、己に宿る霊王の右手を解放する。<br />
<br />
昔の京楽なら、止めていたであろう。<br />
<br />
ああ、浮竹。<br />
<br />
君の声を聞くのは、これが最後かな。<br />
<br />
愛しい浮竹。ボクの愛する人。<br />
<br />
さようなら。<br />
<br />
<br />
<br />
京楽はゆっくりと目を覚ます。<br />
<br />
副官である七緒に膝枕をしてもらっていた。<br />
<br />
浮竹はもういない。<br />
<br />
京楽の心の中に霊子としてまざえりこみ、溶けてしまった。<br />
<br />
「行こうか、七緒ちゃん」<br />
<br />
京楽は、浮竹を失うことに大きな痛みを感じながらも、まだ絶望していない。<br />
<br />
居楽は、七緒の手をかりて起き上がった。<br />
<br />
さぁ、戦いの続きだ。<br />
<br />
まだ、決着はついていない。<br />
<br />
浮竹。<br />
<br />
君の守ろうとした世界は、こんなにも美しいが儚い。<br />
<br />
さぁ、いこう。<br />
<br />
死のまつ果てに。<br />
<br />
先に辿り着いたら、迎えにきておくれ。<br />
<br />
ボクはいつまでもまっているからね。<br />
<br />
京楽は、くいっと笠をかぶり直して、動き出す。<br />
<br />
世界の滅亡か、ユーハバッハの死か。<br />
<br />
道は、２つに１つであった。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
]]>
    </description>
    <category>未選択</category>
    <link>https://arialira.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%EF%BC%94%EF%BC%97%E8%A9%B1%E8%A3%9C%E5%AE%8C%E5%B0%8F%E8%AA%AC%E3%80%82</link>
    <pubDate>Fri, 18 Sep 2026 05:22:30 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>寝言が告白だった。</title>
    <description>
    <![CDATA[一護はいつものように、ルキアを抱きかかえるようにして眠っていた。<br />
<br />
ルキアも慣れたもので、一護に背中を向けて寝ていた。<br />
<br />
ユーハバッハとの戦いが終わり、一護の我儘で、高校卒業までの間、ルキアを現世に留めてくれという無理難題は、尸魂界の英雄である一護のたっての望みでもあり、許された。<br />
<br />
ルキアと一緒に過ごせる時間は、あと半年もない。<br />
<br />
「んー‥‥‥‥」<br />
<br />
一護は、浅い夢を見ているらしくむにゃむにゃ言っていた。<br />
<br />
ルキアもうとうとと眠っていたのだが、腰に回された腕がきつくなったので、意識が浮上した。<br />
<br />
「んー‥‥‥‥ルキア、好き、だ」<br />
<br />
「え？」<br />
<br />
ルキアは、一護の言葉にびっくりして、一護の方を向く。<br />
<br />
一護はむにゃむにゃ言っている。<br />
<br />
「寝言か‥‥‥‥私を好きななどと、冗談もほどほどにせよ」<br />
<br />
ルキアは分かっていなかった。<br />
<br />
なぜ、一護がルキアの現世行きを伸ばしたのか。<br />
<br />
一護は、ルキアが好きだった。井上のことは嫌いではないが、ルキアのほうが好きだ。<br />
<br />
「全く、学校でからかってやろう」<br />
<br />
ルキアは、そうほくそえんで目を閉じてまた一護の腕の中で眠りについていった。<br />
<br />
<br />
<br />
朝は、寝坊してしまった。<br />
<br />
急いで制服に着替え、顔を洗って歯を磨いて、朝ごはんはぬきで学校に自転車で向かう。<br />
<br />
１限目の半ばくらいで登校できた。<br />
<br />
「一護が悪いのだぞ。変なことを言うから、眠りが浅くて長くなった」<br />
<br />
「なんだよそれ。ルキアだって悪いんだぞ。抱き心地がいいから」<br />
<br />
はたから見れば痴話げんかにしか見えない二人。<br />
<br />
二人そろって遅刻で登校すると、担任から怒られた。<br />
<br />
大学試験の控えた大切な時期である。もうすぐクリスマスだ。<br />
<br />
ルキアは尸魂界に戻るので、進路先は自営業の手伝いということになっていた。<br />
<br />
一護は、ドイツ語の翻訳家になりたいので、語学に力を入れている大学の推薦が決まっていた。<br />
<br />
二人して、受験とは程遠いところにいる、<br />
<br />
昼休みになって、皆で屋上で弁当やらパンを食べているとき、ルキアは笑ってこう言った。<br />
<br />
「一護のやつな、寝ぼけて私を好きだなどとぬかしおった。そうとう悪夢を見ていたに違いない」<br />
<br />
「え。俺、そんなことお前に言っちまったのか？」<br />
<br />
「そうだぞ」<br />
<br />
「あちゃー」<br />
<br />
「黒崎君、ファイト！」<br />
<br />
井上の声援を受けて、一護はルキアの右手をとって立ち上がらせると、皆の前で堂々と宣言した。<br />
<br />
「ルキア、お前のことが大好きで愛している。俺と付き合ってくれ」<br />
<br />
「へ？」<br />
<br />
ルキアは鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしていた。<br />
<br />
それから、ボンと赤くなって、一護と距離をとる。<br />
<br />
そして、その場から逃げ出した。<br />
<br />
「おい、ルキア！」<br />
<br />
「し、知らぬ！」<br />
<br />
一護は、ルキアを追いかけた。<br />
<br />
クリスマスムードの町を、ルキアはさ迷い歩く。<br />
<br />
やがて夜になって、イルミネーションが綺麗に瞬きだした。<br />
<br />
ルキアは、気配を探って一護を避けている。<br />
<br />
だが、虚が現れた。<br />
<br />
ルキアは義骸だし、一護がやってきて、倒してしまった。<br />
<br />
「ルキア‥‥‥」<br />
<br />
「い、一護、私は死神で貴様は人間だ。その差は埋まらない。貴様が老いても私は若いままだ。それでも、私を好きだと言うのか？」<br />
<br />
「ああ、好きだ。種族なんてくそくらえだ。寿命終えたらどうせ本当の死神になるんだろうし、一緒の時間を過ごしてくれ、ルキア。恋人同士になろう」<br />
<br />
ルキアは真っ赤になって、湯焼け空を見あげていた。<br />
<br />
「だめか？」<br />
<br />
「少し、考えさせてくれ」<br />
<br />
「ああ。尸魂界に戻る前に、返事をくれ」<br />
<br />
<br />
<br />
それから、ルキアは一護と一緒のベッドで眠るのをやめた。<br />
<br />
床に布団をしいて、そこで寝るようにした。<br />
<br />
本当は押し入れがよかったのだが、却下された。<br />
<br />
<br />
恋人同士でもない男女が抱き合って眠るほうが、おかしかったのだ。<br />
<br />
クリスマスがやってきた。<br />
<br />
サンタの恰好をした店員が、ケーキを売っている。<br />
<br />
ケーキを買いに、ルキアと一護は繁華街を訪れる。<br />
<br />
無事ケーキを買って家に戻り、クリスマスパーティーをした後で、一護はルキアにプレゼントがあると、ルキアと一緒に自室にまで戻った。<br />
<br />
「なんだ。マフラーか？耳当てか？セーターか？」<br />
<br />
「ちげーよ。これ‥‥‥」<br />
<br />
一護が取り出したのは、チェーンにぶら下げられた、アメジストの指輪だった。<br />
<br />
「こんな高そうなもの‥‥‥‥」<br />
<br />
「バイト頑張って貯めたんだ。もらってくれ。俺の彼女になってください」<br />
<br />
「う‥‥‥‥卑怯だぞ。こんなものまで渡してくるとは‥‥‥‥‥幸せにしなきゃ、別れるからな！」<br />
<br />
一護が顔をあげる。<br />
<br />
「じゃあ」<br />
<br />
「一護、私も貴様を好きで愛しているんだろうな。このプレゼントが心から嬉しい。また同じベッドで寝たい」<br />
<br />
「よしゃあああああ」<br />
<br />
告白の返事はＯＫということで。<br />
<br />
<br />
その日、ルキアと一護はまた前のように、ルキアを後ろから抱く姿勢で一護はルキアと一緒に同じベッドで寝た。<br />
<br />
クリスマス当日、仲間たちと集まって、ささやかなパーティーを開いた。<br />
<br />
「黒崎君、進展は？」<br />
<br />
井上が早速聞いてきた。<br />
<br />
「ＯＫもらった。ルキアが俺の彼女」<br />
<br />
その言葉に、ルキアが顔を赤くする。<br />
<br />
「おめでとう、黒崎」<br />
<br />
雨竜が、一護に声をかける。<br />
<br />
茶虎もおめでとうと言ってくれた。<br />
<br />
もう学校は冬休みだ。<br />
<br />
来年には試験が控えているので、皆で集まってわちゃわちゃするのも年内はこれが最後だろう。<br />
<br />
「わたし、黒崎君のことがずっと好きだったの。でも、朽木さんのことが好きだって、ふられちゃった」<br />
<br />
井上は、炭酸ジュースのキャップをあけるとごくごくと飲み干していく。<br />
<br />
「ぷはーーー。二人とも、幸せでいてね！」<br />
<br />
「分かっている、井上。貴様の分まで、一護を愛する」<br />
<br />
ルキアの首には、チェーンがあり、指にはアメジストの指輪がはめられていた。<br />
<br />
「ルキア」<br />
<br />
一護は、ルキアをずっと見つめていた。<br />
<br />
「な、そんなに見るな。恥ずかしくなるであろうが」<br />
<br />
「ルキア、好きだ。俺の彼女になってくれて、ありがとな」<br />
<br />
「ふ、ふん。仕方なくだ」<br />
<br />
「またまた、朽木さんも素直になれないね」<br />
<br />
雨竜がそう言うと、みんな笑った。<br />
<br />
<br />
帰り道、一護はルキアと手を繋いで歩いて帰っていく。<br />
<br />
ふと、コンビニの前で一護が立ち止まった。<br />
<br />
「一護？」<br />
<br />
一護は、オレンジ色の夕焼けに包まれて、こんな少年が本当にユーハバッハを倒したのかと思うほどに、どこか不思議なかんじがあった。<br />
<br />
「ちょい背伸びしてくれ、ルキア」<br />
<br />
「？」<br />
<br />
一護はかがんで、ルキアに唇に唇を重ねる。<br />
<br />
「んう」<br />
<br />
舌を甘噛みされた。<br />
<br />
ルキアはプチパニックになっている。<br />
<br />
「い、一護、貴様こんな場所で！」<br />
<br />
「家ならいいのか？」<br />
<br />
「たわけ、そういう問題ではない！」<br />
<br />
「いずれ、全部いただくんだから、別にいいだろ？」<br />
<br />
つまりは処女をよこせということだ。<br />
<br />
真赤にまたなったルキアを、夕焼けが照らす。<br />
<br />
「ああもう、私はなんでこんな男を好きになってしまったのだ。兄さまや恋次もいるのに！」<br />
<br />
「いや、恋次なら分かるけど白哉は無理だろ。義兄だし」<br />
<br />
「ふ、ふん」<br />
<br />
ルキアはそっぽを向いて家に向かって歩き始める。<br />
<br />
一護も、静かにその後を追いかける。<br />
<br />
追いついて、また自然と手をつなぐ。一護の手は暖かかった。ルキアの手は冷たい。斬魄刀が氷系統なせいか、体温が若干低めなルキア。<br />
<br />
クリスマスが終わり、正月を迎え、卒業式の日がやってきた。<br />
<br />
一護は、大学に通いながら、週に一度は尸魂界を訪れた。、<br />
<br />
ルキアも週に一度は現世の一護の家にやってくる。<br />
<br />
ずっと一緒にはいられないが、メールやラインでやりとりできるので、寂しさは不思議とない。<br />
<br />
「さて、ルキアの大事な兄さまに、結婚の許可もらわねぇとな」<br />
<br />
大学１年生夏。<br />
<br />
ルキアと一護は、結婚した。<br />
<br />
付き合いだしてからスピード結婚になるが、二人は幸せだった。<br />
<br />
ルキアは１３番隊の隊長になり、一護はドイツ語の翻訳家として働いている。<br />
<br />
やがて、一護は年老いて老衰した。最後までルキアが傍にいた。<br />
<br />
魂魄として抜け出た一護は、小年時代の姿をしていた。死神代行をしていた、高校生くらいの外見だった。<br />
<br />
「迎えにきたぞ」<br />
<br />
ルキアが、魂葬のために一護にぺたんとはんこを押す。<br />
<br />
一護は、過去の記憶をもったまま、尸魂界にたどりつく。<br />
<br />
「さぁ。第二の人生のはじまりだ、一護」<br />
<br />
「おう。とりあえず、また結婚しなおすか？」<br />
<br />
「ふふ、どちらでもよい」<br />
<br />
ルキアは穏やかに微笑んだ。<br />
<br />
愛する人だけが年老いて弱っていく姿しか見れなかったが、今は一護も本当の死神で、立場は対等である。<br />
<br />
護廷十三隊で、一護の行き先で喧嘩になるだろう。<br />
<br />
「とりあえず、白哉にまたよろしくとでも挨拶にいくか」<br />
<br />
「子供は多い方がいいな」<br />
<br />
「ぶばっ」<br />
<br />
ルキアの言葉に、竹でできた水稲から水を飲んでいた一護は吹き出した。<br />
<br />
「汚いな」<br />
<br />
「子供か。そうだな。死神同士ならできるだろうし‥‥‥まぁ、はじめ一人作って世話できそうなら二人目作ればいいんじゃないか」<br />
<br />
ルキアと一護は、尸魂界で二度目の結婚式を挙げた。<br />
<br />
そして苺花という娘をもうけ、その次に一勇という息子をもうけた。<br />
<br />
一護は、結局ルキアの元で仕事を覚えるまで席官ということで落ち着いた。<br />
<br />
大きな戦争やら諍いやら、虚退治の遠征やらには、一護は遊軍的な扱いで参加させられるが、それなりに刺激のある楽しい毎日を送っている。<br />
<br />
ルキアも１３番隊隊長として、日々の責務を全うして、たまに席官をしている一護をからかう。<br />
<br />
好きだと告白して、１００年以上経過したが、関係は良好で、二人は子育てに追われながらも尸魂界で幸せに暮らすのだった。<br />
<br />
<br />
<br />
]]>
    </description>
    <category>未選択</category>
    <link>https://arialira.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E5%AF%9D%E8%A8%80%E3%81%8C%E5%91%8A%E7%99%BD%E3%81%A0%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%80%82</link>
    <pubDate>Thu, 17 Sep 2026 23:49:14 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>にゃんとわんだふる</title>
    <description>
    <![CDATA[恋次は、白哉が残していった隊長羽織に顔を埋めて、匂いをかいでいた。<br />
<br />
白哉は、緊急の要件ができたと執務を切り上げて朽木邸に帰ってしまった。<br />
<br />
追いかけたかったが、仕事が残っているし、どうやら貴族関連の揉め事に巻き込まれているらしくて、恋次は白哉が早く自分の元に戻ってこないかとか嘆きながら、隊長羽織を残していった白哉を悲し気に思った。<br />
<br />
<br />
次の日、白哉は執務室にこなかった。<br />
<br />
欠席だった。<br />
<br />
理由は見合い。<br />
<br />
<br />
恋次は頭の中が真っ白になった。<br />
<br />
まさか、白哉が恋次と恋人同士であるのに、見合いなど受けないと思っていたからだ。<br />
<br />
２日、白哉は欠席した。<br />
<br />
恋次の不安といら立ちは募りばかりだ。<br />
<br />
３日目に白哉が執務室にやってきた時、後ろからきつく抱きしめた。<br />
<br />
「恋次？」<br />
<br />
「俺は強い死神じゃない。あんたが嫁をとるなら、その嫁を酷い目に合わせてあんたとの婚礼を取り消しにしてやる」<br />
<br />
「待て、恋次」<br />
<br />
「隊長、愛してます。見合いなんてしないでください」<br />
<br />
やや乱暴に口づけられて、白哉は恋次を優しく抱きとめた。<br />
<br />
「私と同じ、４大貴族の姫君との見合いだったのだ。断ったが、無理やりおしかけてこられた。だが、結婚はしない。見合いももうしない」<br />
<br />
「本当ですか」<br />
<br />
「ああ、本当だ」<br />
<br />
「じゃあ、俺に黙って見合いした罰、受けてくださいね」<br />
<br />
「恋次？」<br />
<br />
「これ飲んでください」<br />
<br />
恋次が出してきたのは、淡い紫に輝く小瓶だった。<br />
<br />
「何かの薬か‥‥‥‥嫌だが、見合いをした罰だと思って飲んでやろう」<br />
<br />
白哉が小瓶の中身を飲み干すと、白哉に黒い猫の耳と尻尾が生えた上に、発情期らしくとても今すぐ恋次にめちゃくちゃにされたいという衝動にかられた。<br />
<br />
「れ、恋次、これは？」<br />
<br />
「涅隊長に作らせたちょっとした薬です。１日で効果なくなるから、安心してください」<br />
<br />
「恋次、あああ、欲しい。早く、こい」<br />
<br />
白哉は理性を捨てて、自分から死覇装を脱いでしまう。<br />
<br />
「あ、全部脱がないでください。中途半端なほうが刺激が強くてあんたを蹂躙してるのは俺だって分かっていい」<br />
<br />
「恋次、恋次」<br />
<br />
「たっぷり、愛してあげますからね？」<br />
<br />
恋次は死覇装を自分も脱ぎ捨てて、白哉を隊首室のベッドにやや乱暴に寝かせると、まずは黒い猫耳を触った。<br />
<br />
「ん‥‥‥」<br />
<br />
ゆらりと、黒い猫の尻尾が揺れる。<br />
<br />
それを手で掴むと、びくんと白哉の体が強張った。<br />
<br />
「感度いいっすね」<br />
<br />
「あ、つらい」<br />
<br />
恋次は、白哉の舌を絡めとりながらディープキスをして、死覇装から僅かに見えた胸の先端をかりかりとひっかいてやる。<br />
<br />
「あ、あ」<br />
<br />
「こっち、もうこんなに濡れてる」<br />
<br />
恋次は、白哉のすでにたちあがって蜜を垂らしているものを手でしごきあげる。<br />
<br />
「ああああ！！！」<br />
<br />
白哉は、あっけなく精を吐き出してしまった。<br />
<br />
恋次は黒い猫耳と尻尾が性感帯であるのを確認したうえで、蕾をローションでぬらして、指をうめていく。<br />
<br />
「うあっ」<br />
<br />
右のほうの猫耳をかじりながら、前立腺のところでぐっと指を折り曲げる。<br />
<br />
何度か指でこすりあげると、白哉はまた透明な蜜をだらだらと零す。<br />
<br />
「いきますよ？」<br />
<br />
「あ、恋次、私は兄だけを愛している。たとえこの先何があろうとも、兄だけを‥‥‥」<br />
<br />
くちゅりと音をたてて、恋次の肉の塊が白哉の蕾を引き裂いていく。<br />
<br />
「ひああああ」<br />
<br />
いつまでたっても、最初はなれない。<br />
<br />
しばらく大きさに慣らせるために、あえて動かない。<br />
<br />
「あ、動いてくれ」<br />
<br />
白哉が、我慢できなさそうに、足を自分から広げる。<br />
<br />
淫靡な姿に、くらくらする。<br />
<br />
ずちゅりずちゅりと音をたてて、挿入を繰り返す。<br />
<br />
「いあああ！！！」<br />
<br />
ちゅどんと奥を貫かれて、白哉は中いきをしながら、精液を吐き出していた。<br />
<br />
恋次も、白哉の胎の奥で子種を弾けさせる。<br />
<br />
ゆらりと猫の尻尾が揺れて、恋次の足にからみつく。<br />
<br />
「もっと、もっと欲しい」<br />
<br />
発情期なだけあって、白哉はまだまだものたりないのだと、恋次のものを締め付ける。<br />
<br />
「あーもう、あんた綺麗なのに淫乱でかわいい」<br />
<br />
「恋次、兄だけを愛している」<br />
<br />
「俺も、隊長だけを愛してます」<br />
<br />
くちゃ、くちゃっと音をたてて、結合部から精液が逆流してきて、白哉の太ももを伝い落ちる。<br />
<br />
恋次は、死覇装が体液まみれになるのもおかまいなしに、白哉を上にして騎乗位で抱いた。<br />
<br />
「あ、あ、あ」<br />
<br />
とんとんと、リズムをつけて突き上げられる。<br />
<br />
白哉の猫の耳がぴくりと動き、白哉は一度大きくのけぞって中いきすると、自分から腰を動かし、深くつながり、浅くしてまた深く繋がる行動をゆっくりする。<br />
<br />
「きもちいい‥‥‥恋次、もっと」<br />
<br />
「あー、薬飲ませて正解かも。隊長、こんなに求めてくれるのってあんまないっすからね」<br />
<br />
「恋次」<br />
<br />
「隊長、愛してます。俺だけのものだ」<br />
<br />
「私は、兄だけのものだ‥‥‥」<br />
<br />
ぐちゅぐちゅと結合部は卑猥な音をたてて、泡立っていた。<br />
<br />
そのままぐりっと抉る位置をかえて、白哉を正常位で犯す。<br />
<br />
「もっとめちゃめちゃにしていい」<br />
<br />
「隊長‥‥‥‥最高っす」<br />
<br />
恋次は、白哉の胎の奥に子種を弾けさせて、また何度も求めあった。<br />
<br />
変な薬を飲まされたせいで、普段が性欲に淡泊である白哉が何度もと求めてくる。<br />
<br />
４回ほど白哉の胎の奥に子種を注ぎ込んで、白哉もその後３回は精液を放って、お互い力尽きた。<br />
<br />
「ふふ‥‥‥‥」<br />
<br />
白哉は、ゆらりと猫の尻尾を恋次の腕にまきつける。<br />
<br />
「まだ足りないんすか？」<br />
<br />
「いや、私とてこれ以上は無理だ」<br />
<br />
「俺もっす」<br />
<br />
「それにしても、耳が２つあると言うのは変な気分だ。尻尾だけでも変な気分になるのに」<br />
<br />
「え、エッチな気分になるってことっすか？」<br />
<br />
「たわけ」<br />
<br />
白哉は猫の尻尾で恋次の体を何度かはたく。<br />
<br />
「四楓院夜一の気分が少しだけわかった気がしないでもない。中途半端な猫の姿だが、またたびとかつおぶしとチュールが欲しい」<br />
<br />
「今度同じ薬用意した時、買ってきます」<br />
<br />
「たわけ。もう薬など飲まぬ」<br />
<br />
「ええー」<br />
<br />
「兄と体を重ねると、こっちの身がもたぬのだ。理解せよ」<br />
<br />
「性欲ありまくりですんません」<br />
<br />
「うむ」<br />
<br />
<br />
<br />
薬の効果が切れるまであと数時間はあるので、白哉を置いて恋次は買い物にでかけて、チュールはさすがに無理だったが、かつおぶしとまたたびを買ってきた。<br />
<br />
「にゃあ」<br />
<br />
ちゃんと身を清めて衣服をきた白哉が、猫の耳と尻尾をはやしたまま、またたびによってごろんごろんと布団の上を転がる。<br />
<br />
とどめにかつおぶしを食べた。<br />
<br />
「にゃーん」<br />
<br />
白哉の体が縮んでいく。<br />
<br />
本当に黒い猫になってしまった。<br />
<br />
恋次は驚き、次に慌てて涅マユリに連絡をとり、薬の効果は３日続いて２～３日は猫の姿のままになるが、自然と元に姿に戻ると聞いて、安心した。そして、もふりまくった。<br />
<br />
「にゃあ、涅マユリから解毒剤をもらってこい」<br />
<br />
「あ、はい、すんません、行ってきます。っていうか、一緒にいきましょう‥‥‥ああ、でも涅隊長が隊長に興味もって解剖とか実験とかいいかねないな。ちょい時間かかりますが、待っててくださいね」<br />
<br />
結局、解毒剤はないとのことだった。<br />
<br />
猫の姿にまで進行したら、３日ほどで治るといわれていた。白哉は仕方なく３日猫の姿のままいることにした。<br />
<br />
恋次だけでなく、ルキアにまでもふられまくったのは、いたしかたないことだろう。<br />
<br />
「にゃああ」<br />
<br />
猫の鳴き声しかできなくなって、ほんとに治るのか心配したが、３日後にはちゃんと元の白哉の、死神の姿に戻っていた。<br />
<br />
「恋次」<br />
<br />
「はい」<br />
<br />
白哉は、恋次に淡い透明な緑色の液体を口移しで飲ませた。<br />
<br />
「えええええええ！？」<br />
<br />
恋次の頭には、犬の耳、腰には犬の尻尾があった。<br />
<br />
「仕返しだ。１日たてば完全な犬になり、３日経てば元に戻る」<br />
<br />
「隊長、簡便してくださいよ」<br />
<br />
「ふん、私に猫になる薬を飲ませた復讐だ」<br />
<br />
「反省してます」<br />
<br />
「全然そんな風に見えないが。お座り」<br />
<br />
「わん」<br />
<br />
「お手」<br />
<br />
「わん」<br />
<br />
「ふ、犬だな。まだ人の姿を保っているが、中身はほぼ犬か」<br />
<br />
「隊長ーーーーーーーー。うおおおおおんん」<br />
<br />
獣人の姿で恋次が白哉を押し倒してきたので、白哉は投げ飛ばした。<br />
<br />
「あああ、愛が遠いワン」<br />
<br />
恋次は言葉がしゃべれる間、語尾にワンをつける謎の生物となり、２日３日は完全な犬の、柴犬の姿になって、事件は幕を下ろすのであった。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
]]>
    </description>
    <category>未選択</category>
    <link>https://arialira.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E3%81%AB%E3%82%83%E3%82%93%E3%81%A8%E3%82%8F%E3%82%93%E3%81%A0%E3%81%B5%E3%82%8B</link>
    <pubDate>Thu, 17 Sep 2026 21:56:47 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>駄犬</title>
    <description>
    <![CDATA[その日は、白哉は意識をなくすまで酒におぼれた。<br />
<br />
高級居酒屋で、個室をとって、白哉は恋次と酒を飲み料理を食べていた。<br />
<br />
恋次は酒に強く飲むのも早くて、白哉が一口飲む間に３口は飲んでいた。<br />
<br />
白哉は果実酒ばかりを飲んでいると、恋次においしいからと、恋次が飲んでいた酒をすすめられた。<br />
<br />
「ここの料理うまいっすね。この酒もおいしいんで、飲んでみてください」<br />
<br />
「うむ」<br />
<br />
白哉は、盃に恋次が飲んでいた酒をついでもらった。<br />
<br />
かっと、喉が焼ける感覚がした。<br />
<br />
少し辛くて、白哉はその酒を気に入った。<br />
<br />
「もっともらえぬか」<br />
<br />
「あ、じゃあ追加注文しますね」<br />
<br />
追加でもってこられた酒を、恋次と飲みかわす。<br />
<br />
白哉は下戸ではないし、酒に弱いわけでもない。<br />
<br />
ただ、恋次のように強い酒精の酒を飲んでいくと、酔いがまわってきた。<br />
<br />
「恋次、もっと傍にこい」<br />
<br />
「隊長？酔ってるんすか？」<br />
<br />
「酔ってなどいない」<br />
<br />
白哉の目は酒を飲みすぎたせいかとろんとしていて、明らかに酔っていた、<br />
<br />
恋次は、白哉の酒を奪って、白哉の傍にきた。<br />
<br />
「んっ」<br />
<br />
酒のかわりに水を口移しで飲まされて、白哉が恋次の頭をはたく。<br />
<br />
「盛るな」<br />
<br />
「隊長、かわいい。このままお持ち帰りしたいっす」<br />
<br />
「私はものではないのだぞ」<br />
<br />
「分かってます」<br />
<br />
白哉は、長い黒髪をかきあげる。<br />
<br />
さらさらと音をたてて、髪が舞う。<br />
<br />
昔と違って、服装をかえた白哉は鎖骨が見える。<br />
<br />
恋次は、そこにキスマークを残したくなった。<br />
<br />
「隊長、ちょっとだけいいっすか」<br />
<br />
「なんだ」<br />
<br />
「目を閉じててください」<br />
<br />
白哉は目を閉じる。<br />
<br />
もそもそと恋次が動く気配がして、鎖骨にぴりりと感触が走り、キスマークを残されたのだと理解して、白哉は潤んだ瞳で恋次の頭をはたいた。<br />
<br />
「いきなり何をする」<br />
<br />
「いや、隊長は俺のものだなって」<br />
<br />
「私は誰のものでもない」<br />
<br />
「はは、まぁそうっすね。でも、褥では俺だけのものっすよ」<br />
<br />
「恥ずかしいことを‥‥‥‥」<br />
<br />
白哉は、恋次に奪われた盃を取り返して、また酒精の強い酒を飲む。<br />
<br />
「隊長、ほどほどにしないと酔いつぶれますよ」<br />
<br />
「たまにはよいであろう。介護はしてくれるのであろう？」<br />
<br />
「送り狼状態になってもいいなら」<br />
<br />
「‥‥‥‥‥」<br />
<br />
白哉は何も言わず、酒を飲んだ。<br />
<br />
そして、バタンと倒れた。<br />
<br />
「隊長！？」<br />
<br />
恋次が慌てて、白哉を抱き起す。<br />
<br />
白哉は酒の飲みすぎで酔いつぶれて、静かに眠っていた。<br />
<br />
「あーもう、言わんこっちゃない」<br />
<br />
料理の金と酒代を、白哉の財布から勝手に出して清算して、眠ってしまった白哉をお姫様抱っこして外に出る。<br />
<br />
「朽木邸は遠いし、深夜だし‥‥‥‥宿でも取るか」<br />
<br />
恋次は、居酒屋が並ぶ場所から少し離れた、中級の宿屋で部屋を１つ借りた。<br />
<br />
白哉の隊長羽織を脱がせて、布団に横にさせて薄い毛布をかけた。<br />
<br />
暑い残暑も、名残おしくなってきた季節だ。<br />
<br />
もう蝉の鳴く声はせず、草むらからは鈴虫やらのいい音色が聞こえる季節。<br />
<br />
暑いか寒いかでいうと、ちょうどいい気温の季節だ。<br />
<br />
雨が続いていたので、仕事以外にあまり外に出なかった白哉は、久しぶりに恋次と酒を飲んだのだが、酔いつぶれるまで白哉が飲むとは思わなかった。<br />
<br />
「ん‥‥‥恋次」<br />
<br />
「隊長、起きたんすか？」<br />
<br />
「からだが熱い。抱け」<br />
<br />
まさかの白哉からの誘いに、恋次が息をのむ。<br />
<br />
潤んだ瞳と、ほんりの上気した頬がなまめかしい。<br />
<br />
「じゃあ、遠慮なく」<br />
<br />
恋次は服を脱ぎ捨てて、白哉に覆いかぶさる。<br />
<br />
「んっ」<br />
<br />
白哉は恋次の口づけを受けて、そして目を瞬かせて、目を閉じた。<br />
<br />
「え、隊長？」<br />
<br />
すーっと、静かな息だけが聞こえる。<br />
<br />
「隊長、こりゃないっすよ。据え膳ですか！」<br />
<br />
「すー‥‥‥‥‥」<br />
<br />
深い眠りに入ってしまった白哉に無理強いはできない。<br />
<br />
恋次は、白哉の鎖骨から首にかけてキスマークを残して、鎖骨には歯形もつけた。<br />
<br />
それでも白哉は起きない。<br />
<br />
「寝るか‥‥‥&hellip;」<br />
<br />
白哉の布団の横に布団をしいて、眠くなるまで白哉の顔を見ていた。<br />
<br />
３０分ほど経つと、眠気が押し寄せてきて、恋次も眠ってしまった。<br />
<br />
<br />
<br />
「恋次、兄は私に何をした！」<br />
<br />
朝起きると、白哉が乱れた衣服で鏡の前に立ち、鏡うにうつっているキスマークに怒っていた。<br />
<br />
「隊長が抱けっていったのに、寝ちまうから仕返しです。鎖骨までキスマークありますからね」<br />
<br />
「く、この駄犬が。目に見えるところにキスマークをつけるなど‥‥」<br />
<br />
白哉は思い切り恋次の頭をはたいた。<br />
<br />
「あいた！」<br />
<br />
「この駄犬が！」<br />
<br />
「きゃいん！」<br />
<br />
白哉に頭をはたかれつつも、恋次はどこか嬉し気であった。<br />
<br />
体は重ねていないが、同じ部屋で寝るのは久しぶりだった。白哉の穏やかな眠り顔をたっぷり堪能できた。<br />
<br />
白哉は回道でキスマークと歯形を消す。<br />
<br />
「ああ、隊長は俺のものだって証が！」<br />
<br />
「このような痕を残して、執務できるものか」<br />
<br />
「けちー」<br />
<br />
「燃やすぞ」<br />
<br />
「嘘です、ごめんなさい」<br />
<br />
恋次の足を踏んで、白哉は恋次を連れて自分の屋敷までいくと、湯あみをして衣服を整えた。恋次も、白哉の館によく泊まりにくるので、かえの服などがおいてあり、違う湯殿に入り、着替えた。<br />
<br />
今日は、二人とも非番ではなく、仕事がある。<br />
<br />
朝餉を白哉と恋次と、ルキアとでとった。<br />
<br />
「なぜ貴様がここにいるのだ、恋次。兄様をまさか毒牙にかけたわけではあるまいな？」<br />
<br />
ルキアがなぜか朽木家の食卓にいる恋次を睨む。<br />
<br />
「かけてねぇよ」<br />
<br />
「信じられん」<br />
<br />
性欲がおおい恋次に付き合わされる白哉は、月に数度しか恋次の相手をしない。<br />
<br />
恋次はもっと白哉を抱きたいのだが、性欲をぶつけすぎて気絶させてしまうのがおちなので、いつもセーブしていた。<br />
<br />
ああ、今度の非番は二人一緒なので、その日を逢瀬にしようと恋次は考える。<br />
<br />
風呂上がりである白哉は、めっちゃいい匂いがして、朝食を食べながら、別の意味で白哉を食べたいと思った。<br />
<br />
「執務時間前だ。隊舎に行くぞ、恋次」<br />
<br />
「あ、はい」<br />
<br />
「兄様、この駄犬に気をつけてください！」<br />
<br />
「分かっている。駄犬だからな」<br />
<br />
「ひでぇ」<br />
<br />
とか言いつつ、駄犬呼ばわりされるのも慣れた。<br />
<br />
恋次は見えない尻尾をばっさばっさと振って、白哉の後をついていく。<br />
<br />
ああ、きっとこいつは前世は犬だったんだろうと思う白哉とルキアであった。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
]]>
    </description>
    <category>未選択</category>
    <link>https://arialira.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E9%A7%84%E7%8A%AC</link>
    <pubDate>Thu, 17 Sep 2026 20:31:32 GMT</pubDate>
    <guid isPermaLink="false">arialira.blog.shinobi.jp://entry/4097</guid>
  </item>
    <item>
    <title>愛されないと消えてしまう世界。</title>
    <description>
    <![CDATA[その世界では、緑の瞳をもって生まれた者は、誰かに深く愛されないと、体が溶けていって消えてしまうという世界だった。<br />
<br />
浮竹十四郎は、はじめは瞳の色は青だった。<br />
<br />
年つきがいくごとに緑に変わっていき、思春期を迎える頃には見事な翡翠色の瞳になっていた。<br />
<br />
美貌も整っていたし、浮竹を愛そうとする者はいたが、浮竹がそれを拒否した。<br />
<br />
男性からばかり愛されそうになって、女性に普通に愛されたい浮竹は、少しずつ消えていく輪郭をやっとのことで保ちながら、自分の嫁になってくれる相手を探していた。<br />
<br />
「いやぁ、ボクに選ばれるなんて君はついてるねぇ」<br />
<br />
京楽という、浮名を流す同い年くらいの青年に、浮竹は口説かれていた。<br />
<br />
「いやいやいや。もじゃひげの男に愛されたいなんて思わないぞ。俺は綺麗じゃなくてもいいから女性に愛されたいんだ」<br />
<br />
「無理だよ。その美貌でしょ。比べられる女性がかわいそうだしねぇ」<br />
<br />
「いやいやいや。どこかにきっと、俺を愛してくれる女性がいる」<br />
<br />
もう、何人目かになるか分からない女性に求婚し、浮竹はことごとくふられていた。<br />
<br />
自分より美人な男の恋人にはなりたくないというのが、女性たちの共通点だった。<br />
<br />
翡翠の瞳になって、けっこう経つので輪郭が大分危うくなり、浮竹はどうしたものかと思う。<br />
<br />
「まぁ、このまま消えるのも仕方ないか」<br />
<br />
「仕方ないかじゃないよ。ボクが君を愛するから、生きて？」<br />
<br />
「いやいやいや。男に愛されたくないし」<br />
<br />
「そう言わずに」<br />
<br />
押しに弱い浮竹は、京楽に言いくるめられて、京楽と付き合うということになってしまった。<br />
<br />
「俺は男だぞ？」<br />
<br />
「知ってるよ。君が青い瞳の頃から知ってた。ボクを覚えてない？春水だよ」<br />
<br />
「え」<br />
<br />
春水と聞いて、浮竹は目を見開く。<br />
<br />
幼い頃、少女のようにかわいい春水という名の少年とよく遊んだものだ。<br />
<br />
浮竹は病弱で、よく春水が家に遊びにきた。<br />
<br />
「お前、春水なのか？」<br />
<br />
「そうだよ。君は浮竹十四郎。ボクの初恋の相手」<br />
<br />
「いやいやいや。初恋って‥‥‥」<br />
<br />
「初恋は初恋だよ。誰かに愛されなきゃ、君はこのまま溶けて世界から消えてしまうよ？」<br />
<br />
「それも嫌だが、でもなぁ」<br />
<br />
「まぁまぁ。とりあえず、付き合ってみようよ」<br />
<br />
こうして、幼い頃の友人だった相手と浮竹は交際を開始して、すぐに春水にベろべろに愛された。<br />
<br />
プラトニックな愛を半年。<br />
<br />
浮竹の輪郭は少しはっきりしていて、溶けるのには時間がかかりそうにはなっていた。<br />
<br />
「そろそろいいかな」<br />
<br />
「何がだ」<br />
<br />
「君に手を出しても」<br />
<br />
「いやいやいや」<br />
<br />
「まぁまぁ、そう言わず。ボクの伴侶なんだから」<br />
<br />
「いつからそうなった！？」<br />
<br />
浮竹はつっこみたいことがたくさんあった。<br />
<br />
付き合って半年の間に、京楽は浮竹との婚姻届けを提出してしまっていた。<br />
<br />
それを浮竹は知らなかった。<br />
<br />
京楽に怒っても、相手はにこにこしてどこ吹く風。<br />
<br />
「はぁ。疲れた」<br />
<br />
浮竹はソファーに腰かけて、翡翠の瞳をもつ自分を鏡で見る。<br />
<br />
男に口説かれそうな容姿は相変わらずだった。<br />
<br />
京楽は浮竹を抱くことで、骨の髄まで愛して世界から溶けて消えることはなくそうとしていた。<br />
<br />
「今夜、君を抱くよ」<br />
<br />
「うーむ」<br />
<br />
世界から消えてもいいと思っていたが、家族もいて本当は消えてしまいたくない。<br />
<br />
長く悩んだ末に、浮竹は京楽を受け入れることにした。<br />
<br />
「俺を一生愛せるか？」<br />
<br />
「愚問だね。死ぬまで愛せるよ」<br />
<br />
「あっ」<br />
<br />
キスをされたが、嫌ではなかった。<br />
<br />
そのまま抱擁されて、いつものようにスキンシップをとるのだと思ったのだが、服を脱がされる。<br />
<br />
「待て待て」<br />
<br />
「これ飲んで？」<br />
<br />
口移しで、何かを飲まされて、浮竹はかっと体の熱さを感じた。<br />
<br />
「何を、飲ませた？」<br />
<br />
「媚薬」<br />
<br />
「お前というやつは」<br />
<br />
「でも、痛いより気持ちいいほういがいいでしょ？」<br />
<br />
そう言われて、浮竹はどろどろと思考が溶けていくのを感じながら、京楽の腕の中にいた。<br />
<br />
「優しくするから」<br />
<br />
抱擁とキスを繰り返されて、ぐちゃぐちゃに愛された。<br />
<br />
「最後までするよ？」<br />
<br />
「あう」<br />
<br />
軽い愛撫を何度も受けて、浮竹は意識がすでにとろけている。<br />
<br />
「大好きだよ、十四郎」<br />
<br />
「しゅん、すい‥‥‥‥」<br />
<br />
浮竹を、実家の屋敷の寝室に連れていき、ベッドに横たえて、その衣服をはいでいく。<br />
<br />
雪のように真っ白な肌だった。<br />
<br />
髪の色も同じ白で、まるで雪だと思った。<br />
<br />
「愛してるよ」<br />
<br />
「あ、春水」<br />
<br />
裸身にされて、ひざを割られて、浮竹は京楽に己のものを口に含まれて、経験したこともない快楽の上にいた。<br />
<br />
「やあああ」<br />
<br />
「気持ちいい？」<br />
<br />
「あ、いいから、出させてぇ」<br />
<br />
根本を手で戒められて、出したくても出せない。<br />
<br />
「もっとおねだりして？」<br />
<br />
「あ、俺を愛して」<br />
<br />
「よくできました」<br />
<br />
「んああああ」<br />
<br />
びゅるびゅると、濃い精液がシーツに零れ落ちる。<br />
<br />
「大分たまってたね？一人でしたことない？」<br />
<br />
「そんな、恥ずかしい行為、できるわけがない」<br />
<br />
「じゃあ、もうボクなしではダメな体にしてあげる」<br />
<br />
京楽は、何度も浮竹のものを舐めたりしごいたりして、精液を吐き出させた。<br />
<br />
「あ、体の奥が熱い」<br />
<br />
「抱くよ？」<br />
<br />
「春水‥‥‥‥」<br />
<br />
ローションに濡れた指を、浮竹は受入れさせられるが、媚薬の効果で頭はぐずぐずの快感に溶けている。<br />
<br />
「あ！」<br />
<br />
こりっと、前立腺を刺激されて、浮竹が反応する。<br />
<br />
本当なら射精したいところだが、もう出るものはなくて、透明な蜜をだらだらと零した。<br />
<br />
「いれるからね」<br />
<br />
「ひあああああ！」<br />
<br />
指とは比べ物にならないものを、そんな場所に使う器官でない場所に侵入されて、痛みと熱と快感がごちゃ混ぜになった。<br />
<br />
「あう」<br />
<br />
ずちゅずちゅと、前立腺を刺激されると、ドライでいくことを覚えた。<br />
<br />
「十四郎、好きだよ」<br />
<br />
「あ‥‥‥‥」<br />
<br />
浮竹は、京楽のものを受け入れて、京楽の背中に爪をたてる。<br />
<br />
「かんでもいいよ」<br />
<br />
そう言われて、浮竹は京楽の肩に噛みついた。<br />
<br />
「ん、いきそう。中でだすよ？」<br />
<br />
「んあああ、あ、だめぇ」<br />
<br />
浮竹は嫌がるが、京楽は浮竹の最奥に子種を弾けさせた。<br />
<br />
「あ‥‥‥」<br />
<br />
じんわりと体内の奥で熱を感じて、浮竹はぼーっとした思考で京楽に懇願する。<br />
<br />
「もっと、きもちよくなりたい」<br />
<br />
「うん」<br />
<br />
浮竹を騎乗位で、下から突き上げると、浮竹は長い白髪を宙に舞わせて、京楽の視界が白に染まる。<br />
<br />
「愛してるよ、十四郎」<br />
<br />
「あ、春水‥‥‥もっと」<br />
<br />
騎乗位から、ごりっと音をたてて押し倒す。<br />
<br />
中のものが、最奥を抉りぬいて、浮竹はオーガズムでいっていた。<br />
<br />
「やああああ、変になるう。気持ちいいの、止まらない」<br />
<br />
「もっと気持ちよくさせてあげる」<br />
<br />
京楽は、浮竹の意識が飛ぶまで浮竹を抱いた。<br />
<br />
<br />
<br />
「ん‥‥‥‥」<br />
<br />
「気がついた？」<br />
<br />
「腰が痛い」<br />
<br />
「まぁ、そうなるよねぇ」<br />
<br />
浮竹の輪郭はしっかりしており、愛されたせいで世界に安全に存在できた。<br />
<br />
「君を愛してるよ。もう、世界から溶けて消えたりしないから」<br />
<br />
「俺は‥‥‥‥その、俺を選んでくれてありがとう」<br />
<br />
戸惑いがちにそう言うと、京楽に思い切り抱きつかれた。<br />
<br />
「幸せになろうね？」<br />
<br />
「う、うん‥‥‥‥」<br />
<br />
浮竹は、とまどいがちにはにかむ。<br />
<br />
子供の頃の友人と恋人同士になるのは、不思議な感覚であったが、悪くはなかった。<br />
<br />
京楽は本気で浮竹を愛してくれるし、浮竹も京楽を受け入れていた。<br />
<br />
翡翠の瞳は、輝きを増して、宝石のようだった。<br />
<br />
愛された緑の瞳を持つ者の瞳からは、涙が宝石になるらしい。<br />
<br />
ためしに捨てられたことを想像して泣いてみると、数滴の涙がサファイアとエメラルドをうんだ。<br />
<br />
「これ、俺は働かなくて生きていけそうだ」<br />
<br />
「何も、涙を流す必要ないよ。ボクは上流貴族だから、君くらい養うなんて簡単さ」<br />
<br />
「勝手に籍をいれてるしな」<br />
<br />
「あはは、事後承諾でごめんね？君を手放したくなかったから」<br />
<br />
浮竹は、京楽に愛されてもうこの世界では溶けることはないだろう。<br />
<br />
京楽は、浮竹を伴侶として、妻を迎えずにいた。<br />
<br />
この世界の住人は、寿命が長い。<br />
<br />
数百年に渡り、浮竹と京楽は、愛しあいながら、特別な世界の中で生きていくのだった。<br />
]]>
    </description>
    <category>未選択</category>
    <link>https://arialira.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E6%84%9B%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%A8%E6%B6%88%E3%81%88%E3%81%A6%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%86%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%80%82</link>
    <pubDate>Thu, 30 Jul 2026 08:28:20 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>恋白</title>
    <description>
    <![CDATA[ミーンミーン。<br />
<br />
遠くで蝉のなく声が聞こえる。<br />
<br />
「暑いっすね」<br />
<br />
恋次は、扇風機にあたりながら、夏の暑さを感じていた。<br />
<br />
「隊長は暑くないっすか？」<br />
<br />
「暑いと思わなければ、暑くなどない」<br />
<br />
「なんじゃそりゃああ」<br />
<br />
恋次はうちわも手にして、天井を仰ぐ。<br />
<br />
ここは白哉の別邸だ。白哉と恋次は、ヒート期間を過ごしていたのだが、ようやくおさまりかけていた。<br />
<br />
白哉はオメガだ。そして恋次はアルファ。<br />
<br />
二人は正式に次となり婚姻し、二人の間には恋夜（れんや）という幼い子供の男児がいた。<br />
<br />
二人の愛の結晶だった。<br />
<br />
「隊長‥‥‥」<br />
<br />
恋次が、白哉の長い黒髪を手に取る。<br />
<br />
「寝室いきませんか。ヒート期間も終わりだけど、まだあんたが欲しい」<br />
<br />
「‥‥‥」<br />
<br />
白哉はどうしたものかと思ったが、まだヒートの熱は完全に抜けきっていないし、恋次に求められるのは嫌いでないので、今はちょうど暑気休暇をとってあるので、恋次の誘いに乗った。<br />
<br />
<br />
<br />
「クーラー最高」<br />
<br />
白哉のもつ別邸の寝室には、現世の最新型のエアコンがあった。<br />
<br />
「シャワー浴びましょう」<br />
<br />
恋次に手を握られて、二人は広い浴室で水のシャワーを浴びる。<br />
<br />
同じシャンプーとボディソープで髪と体を洗った。<br />
<br />
「あー、あんたと一緒だと、どうにも我慢できない」<br />
<br />
恋次は、白哉に口づける。<br />
<br />
「ここでするのか？」<br />
<br />
「だめっすか？どうせベッドにいってもシーツがぐちゃぐちゃになって汚れるだけっすよ」<br />
<br />
「恋夜は‥‥」<br />
<br />
「乳母に任せてます。大丈夫ですよ」<br />
<br />
愛しい恋夜は、優秀な乳母をつけている。<br />
<br />
「あ」<br />
<br />
恋次が、背後から白哉に抱きついてきて、その細い体を抱擁した。<br />
<br />
「んっ」<br />
<br />
背中を舐められて、白哉が恋次の手に噛みつく。<br />
<br />
「あんたが欲しい」<br />
<br />
「れ、恋次」<br />
<br />
ぐちゃぐちゃと音をたてて、白哉のものに手を伸ばしてしごく。<br />
<br />
白哉のものはあっという間に精を弾けさせてしまった。<br />
<br />
「ああ！」<br />
<br />
「隊長、俺のも‥‥‥」<br />
<br />
「んっ」<br />
<br />
白哉は、戸惑い気味に恋次のものに手を伸ばして、拙ないが愛撫する。<br />
<br />
「ああ、最高っす」<br />
<br />
「ひあああ！」<br />
<br />
いきなり蕾に指をいれられて、白哉がびくんと反応する。<br />
<br />
オメガなので、すでに濡れていたそこは、貪欲に恋次の指をもっとと求めてくる。<br />
<br />
「いれますよ。いいっすか」<br />
<br />
「嫌だといっても、どうせ抱くのであろうが」<br />
<br />
「すんません、隊長がエロすぎてちょっとがっついてます」<br />
<br />
ぐちゅっと音をたてて、恋次のものが白哉の体の内側に入ってくる。<br />
<br />
「んっ」<br />
<br />
立ちながら、白哉の細い足を片方担ぎあげて、侵入する。<br />
<br />
「んあ、あ、あ」<br />
<br />
「ああ、あんたの中最高に気持ちいい」<br />
<br />
「ひあ、ん、あ」<br />
<br />
ぱんぱんと音を立てて、恋次は肉と肉をぶつけあう。<br />
<br />
「あっ」<br />
<br />
ごりごりと奥をえぐられて、白哉は快感のための涙を流す。<br />
<br />
「もっと？」<br />
<br />
「あ、もっとだ、恋次」<br />
<br />
「あんたが俺の傍で淫らになってくれるのが、未だにたまに信じられねぇ。本当に番になって結婚して、子供までいるのが夢か何かだと思ってしまいます」<br />
<br />
「恋次、愛している」<br />
<br />
「俺も愛してますよ、隊長」<br />
<br />
「ひああああ！」<br />
<br />
ぐりぐりと最奥を抉られて、白哉は白い精液を浴室のタイルに零す。<br />
<br />
「まだ終わりじゃないっすよ」<br />
<br />
「んう」<br />
<br />
口づけをされながら、また恋次のものが入ってくる。<br />
<br />
「んん」<br />
<br />
「隊長の中、すっげぇうねってる」<br />
<br />
「あ、あ‥‥‥」<br />
<br />
恋次は、白哉の奥に子種を何度か弾けさせて、引き抜くと、ドロリと白い液体が逆流して白哉の太ももを伝う。<br />
<br />
「あ‥‥‥‥」<br />
<br />
「まだいけますよね？続きは寝室で」<br />
<br />
「れ、恋次」<br />
<br />
「エアコンきいてるんだし、寝室で」<br />
<br />
浴室では、柔らかい褥がないため、白哉の体に負担がかかる。<br />
<br />
恋次はバスタオルで白哉の水分をさっと取りのぞいて、腰にバスタオルを巻いて同じくバスタオルを巻いただけの白哉をお姫様抱っこして、寝室にいく。<br />
<br />
クーラーはほどよい気温で、外ではみーんみーんと蝉の声がうるさい。<br />
<br />
「隊長、愛してます。いつくもの夜を共にして、ますますあんたが愛しい」<br />
<br />
「恋次‥‥‥‥」<br />
<br />
今恋次と白哉のいる場所は、白哉の別邸で、洋室になっていた。<br />
<br />
ベッドにゆっくりと白哉を横にして、ギシリを音をたてて、恋次が覆いかぶさる。<br />
<br />
「ん」<br />
<br />
深く口づけられる。<br />
<br />
「あ」<br />
<br />
胸の先端をかりかりとひっかかれて、白哉はびくんと反応する。<br />
<br />
「ここ、好きっスよね」<br />
<br />
「やあ」<br />
<br />
胸ばかりをいじられて、白哉が濡れた声を出す。<br />
<br />
「あ、私を抱け」<br />
<br />
恋次は、白哉のものを口にふくんで愛撫した後、精液を飲み込みながら濡れた白哉の蕾に指をいれていく。<br />
<br />
１本２本と、指をたしていき、前立腺を刺激すると、白哉は涙を零していた。<br />
<br />
「んあああ」<br />
<br />
「いれますよ？」<br />
<br />
「早く、こい」<br />
<br />
白哉は、自分から足を開いて恋次を受け入れる。<br />
<br />
恋次はごくりと、淫靡な白哉に唾を飲み込みながら、ゆっくりと挿入する。<br />
<br />
「んあああ」<br />
<br />
ずちゅずちゅと音をたてて、すでに浴室で３回ほど交わったのだが、それでも物足りなくて今に至る。<br />
<br />
浅い挿入を繰り返して、奥にぐちゅりと侵入する。<br />
<br />
「あ、奥はだめぇ」<br />
<br />
「奥、ゴリゴリされるの好きでしょう？」<br />
<br />
「あうっ」<br />
<br />
「愛してますよ、隊長」<br />
<br />
「あ、恋次‥‥‥‥」<br />
<br />
白哉の弱い奥を攻めながら、恋次は今年の夏も暑そうだと思う。<br />
<br />
白哉の中のほうが暑いかもしれないとか考えながら、白哉の体をひらかせていく。<br />
<br />
「もっと足広げてください。もっとあげるから」<br />
<br />
「んあ、もっと‥‥‥」<br />
<br />
恋次は、優しく白哉を抱く。<br />
<br />
白哉は、涙を浮かべて恋次を締め上げる。<br />
<br />
「あ、そんなにしたらもたねぇ」<br />
<br />
「早く、中に注げ。恋次の子種が欲しい」<br />
<br />
「また、子供出来ても知りませんよ」<br />
<br />
「アフターピルを飲む。子はまだ恋夜だけでいい。んっ」<br />
<br />
白哉は、恋次の熱に翻弄されながら、瞼を閉じる。<br />
<br />
「愛してます、隊長」<br />
<br />
「愛している、恋次」<br />
<br />
ベッドで睦言を繰り返しながら、二人はお互いくたくたになるまで体を重ね合うのであった。<br />
<br />
]]>
    </description>
    <category>未選択</category>
    <link>https://arialira.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E6%81%8B%E7%99%BD</link>
    <pubDate>Thu, 30 Jul 2026 00:50:12 GMT</pubDate>
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  </item>
    <item>
    <title>誕生日</title>
    <description>
    <![CDATA[１２月２１日。<br />
<br />
クリスマスイブの３日前。それは浮竹十四郎の誕生日であった。<br />
<br />
海燕や清音、小椿が浮竹の知らない間にバースディ計画を進めていた。もちろん京楽もかんでいる。<br />
<br />
「やっぱ、プレゼントはボクだよね」<br />
<br />
「隊長やり殺す気ですか。あんたなんかいつもいてプレゼントになりません。むしろ存在が卑猥です。消えてください」<br />
<br />
「酷い！そこまで言う！？」<br />
<br />
「どうせ、媚薬とかでももってしっぽりする気なんでしょうが」<br />
<br />
「ぐ、ばれてた‥‥‥‥」<br />
<br />
海燕は、京楽が用意していた媚薬を没収すると池に投げ捨てた。<br />
<br />
「あ、高かったのに」<br />
<br />
「知りません。普通のプレゼントをあげてやってください」<br />
<br />
「んー。浮竹甘いもの好きだし、現世の有名な店でケーキでも買ってくるかな」<br />
<br />
京楽は、そう言って現世にいってしまった。<br />
<br />
浮竹は、休暇をもらっているので、寝ていた。<br />
<br />
病弱で寝込むことの多い浮竹の睡眠時間は長い。昨日９時には寝たはずなのに、朝の１０時になっても目覚めない。<br />
<br />
仕方なく、海燕は浮竹の布団と毛布をひっぺがした。<br />
<br />
「寒い！」<br />
<br />
浮竹が目覚めるが、毛布と布団を取り返してまた寝ようとする。<br />
<br />
「あんた、主役の日くらいちゃんと起きてください」<br />
<br />
「ん？主役？」<br />
<br />
「忘れたんですか。隊長、今日が誕生日でしょう」<br />
<br />
「えー今日２０日じゃないっけ」<br />
<br />
「２１日です。寝すぎて時差ボケでも起こしてるんですか」<br />
<br />
浮竹は、起き出して大きく伸びをすると、用意されてあったお湯のはられたたらいで顔を洗った。<br />
<br />
「そうか。今日は俺の誕生日か。まぁ毎年京楽が迫ってくるだけのいやな日だしな」<br />
<br />
<br />
<br />
「浮竹隊長、お誕生日おめでとうございます！」<br />
<br />
「おめでとうございます！」<br />
<br />
清音と小椿が入ってきて、クラッカーを鳴らす。<br />
<br />
海燕も、クラッカーを鳴らした。<br />
<br />
「おお。祝ってくれるのか」<br />
<br />
「毎年毎年、誕生日の日はいつも病気で臥せって祝ってあげれませんでしたからね。今年こそはって、皆で用意したんです」<br />
<br />
朝から、いつもより豪勢な食事が用意された。<br />
<br />
「プレゼントです」<br />
<br />
浮竹がよく行く甘味屋の無料引き換えクーポンだった。<br />
<br />
清音も小椿も同じものだった。<br />
<br />
「マフラーとか手袋とか‥‥‥‥‥みんなでいろいろ悩んだんですけど、隊長はすでに京楽隊長からもらったの持ってるだろうしってことで、無料引き換えクーポンにしました。あとおまけでおはぎ５個あります。午後のおやつにでも」<br />
<br />
「今食う」<br />
<br />
「朝食食べたばかりなのによく入りますね」<br />
<br />
「甘味は別腹なんだ」<br />
<br />
浮竹は、隊士たちから花をもらったりして、その日の機嫌はよかった。<br />
<br />
午後になって、京楽が帰ってくる。<br />
<br />
「ああ、きたのか。こなくていいのに」<br />
<br />
「酷い！せっかくケーキ買ってきたのに」<br />
<br />
「え、ケーキだと？」<br />
<br />
浮竹の顔色が変わる。<br />
<br />
京楽はいつも盛ってくる誕生日が当たり前だったので、浮竹は京楽が買ってきてくれたケーキを素直に喜んだ。<br />
<br />
「いろんな味のやつ買ってきたよ。ホールケーキもあるし、みんなで食べよう」<br />
<br />
「京楽、お前にしてはまともな祝いかただな。何か裏がありそうで怖い」<br />
<br />
「酷い！ボクは純粋の浮竹の誕生日を祝ってるだけなのに」<br />
<br />
海燕が、打ち明ける。<br />
<br />
「京楽隊長、媚薬の準備してましたよ。池に投げ捨てましたが」<br />
<br />
「グッジョブだ、海燕」<br />
<br />
「高かったのに」<br />
<br />
「そんなのいるか」<br />
<br />
ホールケーキを取り分けて、海燕、浮竹、京楽、清音と小椿も食べた。<br />
<br />
浮竹は３人前はあるだろうかというケーキをペロリと平らげてしまった。<br />
<br />
「せっかく無料引き換えクーポンもらったんだ。おはぎに変えてくる」<br />
<br />
「あ、ボクも行くから」<br />
<br />
甘味屋にいく浮竹に、京楽がついていく。<br />
<br />
ついていったら、甘味屋で食事をされて、その代金は京楽が受け持つことになった。<br />
<br />
おはぎを大量に引き換えして、浮竹は雨乾堂に持ち帰る。<br />
<br />
「これで２日はもつかな」<br />
<br />
「また大量に一気に使い込みましたね」<br />
<br />
海燕が呆れたため息をつく。<br />
<br />
「もらってすぐに使わないと忘れそうだ。甘味屋には京楽の金でいつでも無料だからな」<br />
<br />
「くすん。ボクのお金‥‥‥」<br />
<br />
「京楽隊長は、浮竹隊長の傍で笑顔が見れるだけで幸せでしょうが」<br />
<br />
「うん、まぁそうなんだけど」<br />
<br />
海燕は、夫婦のように寄り添いあう浮竹と京楽を二人きりにして、清音と小椿も雨乾堂から去らせた。<br />
<br />
「あとは、お好きなようにしてください。しばらくの間近づきませんので」<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
「浮竹えええええええええ」<br />
<br />
「ぎゃああああああああ、盛ってくるなあああああああ」<br />
<br />
<br />
雨乾堂からかすかに聞こえる悲鳴を、またかと海燕はため息を零す。<br />
<br />
まぁ、誕生日だし好きなだけいちゃつかせてやろうと思うのだった。<br />
<br />
ちなみに、次の日は浮竹は不機嫌オーラで京楽を蹴っているのだった。<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
]]>
    </description>
    <category>未選択</category>
    <link>https://arialira.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E8%AA%95%E7%94%9F%E6%97%A5</link>
    <pubDate>Sat, 20 Dec 2025 02:31:26 GMT</pubDate>
    <guid isPermaLink="false">arialira.blog.shinobi.jp://entry/4094</guid>
  </item>
    <item>
    <title>サンタさん</title>
    <description>
    <![CDATA[「メリークリスマス！」<br />
<br />
「まだそんな季節じゃないんだが」<br />
<br />
「のんのん、細かいこと気にしちゃだめ。ボクからのクリスマスプレゼントはボクだよ！」<br />
<br />
フルチンになって襲い掛かってくる京楽を、浮竹はその顔面を蹴ってやった。<br />
<br />
「酷い！ボクとのことは遊びだったのね！」<br />
<br />
「ああ、そうだ、遊びだ」<br />
<br />
「酷い！」<br />
<br />
わんわん泣いて、近所迷惑になるからと、京楽にせめてパンツだけはかせて、浮竹は火鉢に近寄って、暖をとる。<br />
<br />
「今年も寒いな」<br />
<br />
「そうだね。でもボクはパンツいっちょでも元気だよ？風邪ひかないよ？」<br />
<br />
「バカは風邪ひかないと言うしな」<br />
<br />
「ボクはバカじゃないよ！ただの変態だよ！」<br />
<br />
自分で変態と認めても直そうとしないあたり重症だ。<br />
<br />
「今年のクリスマスプレゼントか‥‥‥‥お前にはこれで十分だな」<br />
<br />
浮竹は、洗濯した今まで盗まずにいられたパンツをちらつかせる。<br />
<br />
京楽は、パンツに興味津々で、パンツを目で追う。<br />
<br />
「ほら、とってこい」<br />
<br />
「わおん！」<br />
<br />
パンツ一丁の京楽は、浮竹の投げたパンツを頭にかぶり戻ってきた。<br />
<br />
「それが今年のクリスマスプレゼントだ」<br />
<br />
「わぁ、浮竹からパンツもらえるなんてボクは幸せ者だなぁ。お礼にボクを」<br />
<br />
「いらん」<br />
<br />
また顔を蹴られる京楽。<br />
<br />
頑丈にできているので、ちょっとやそっとのことじゃ動じない。<br />
<br />
「じゃあ、接吻を」<br />
<br />
「それもいらん」<br />
<br />
でも京楽は諦めない。<br />
<br />
「んっ」<br />
<br />
逃げ場を失った浮竹を抱きしめて、京楽は舌が絡み合うキスをしてくる。<br />
<br />
「何おったててるんだ。潰すぞ」<br />
<br />
京楽のものはパンツごしからも分かるようにビンビンだった。<br />
<br />
京楽の硬いものを踏みつぶして、浮竹は水を桶で組むと京楽をベランダに立たせて水をぶっかけた。<br />
<br />
「うーん、いい温度。火照った体には最高だね！」<br />
<br />
パンツをいそいそと脱ぎだすので、浮竹はベランダに鍵をかけた。<br />
<br />
「ノンノン、寒いよ浮竹」<br />
<br />
やっと本心を出した京楽を、罰だと３０分くらい放置してから部屋に入れてやる。<br />
<br />
ちなみに、濡れた体を頭にかぶっていた浮竹からもらったパンツでふいて、ベランダという狭い空間でスクワットしていたので、体は寒いというよりあったかくなっている。<br />
<br />
「ふう。やっぱ室内が落ち着くね」<br />
<br />
「パンツはいて服を着ろ」<br />
<br />
「うん」<br />
<br />
「やけに素直だな？」<br />
<br />
パンツをはいて院生の服を着る京楽に、浮竹が不信がる。<br />
<br />
「クリスマスにはサンタさんがくるんだよ！ボク、すごくエッチな浮竹が欲しいって頼んでおいた」<br />
<br />
ゴン。<br />
<br />
浮竹は、京楽の頭を殴る。<br />
<br />
「浮竹も、サンタさんにお願いしなよ」<br />
<br />
「サンタなんていない」<br />
<br />
「ええ！いるよ？毎年ボクのお願い聞いてくれるもの」<br />
<br />
「だとしても今年は無理だな」<br />
<br />
「サンタはいるんだから！」<br />
<br />
「あー、はいはい」<br />
<br />
京楽の願いがありふれた‥‥‥‥たとえば新しいマフラーが欲しいとか、そんなものだったら叶えてやろうと思っていた自分の甘さを痛感する浮竹。<br />
<br />
変態には、何もなしでいい。<br />
<br />
ふと、思い出して浮竹はごそごそと押し入れを漁る。<br />
<br />
「あった」<br />
<br />
それは、浮竹の両親が、夢見が悪い時に使えばいい夢が見れるともらった謎のきのこだった。<br />
<br />
妖しい色をしていたし、干からびているが、その日の夕食に京楽の分にだけ混ぜて食べさせた。<br />
<br />
「ああん、激しいよお、浮竹。アハン。イヤン」<br />
<br />
その日の夜、すごい声を出す京楽が嫌で、浮竹は京楽を簀巻きにしてベランダに放りだした。<br />
<br />
「いい夢見てるんだろうな」<br />
<br />
次の日、京楽は生き生きとしていた。<br />
<br />
ただし、頭にきのこが生えていた。<br />
<br />
浮竹は、つくづく両親からもらったきのこを食べなくて正解だと思った。<br />
<br />
「いやぁ、昨日の浮竹派激しかったねぇ。抜かずの５回だよ。いきまくりで」<br />
<br />
「それ、夢だからな」<br />
<br />
「いい夢だったなぁ。サンタさんはやっぱりいたんだ」<br />
<br />
「はぁ。もう好きにしろ」<br />
<br />
浮竹は、ため息をついて悦に浸っている京楽を放置して、朝食を食べに学院の方に行く。京楽がそれに気づいて、慌てて追いかけてくるのであった。<br />
<br />
<br />
<br />
]]>
    </description>
    <category>未選択</category>
    <link>https://arialira.blog.shinobi.jp/%E6%9C%AA%E9%81%B8%E6%8A%9E/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%81%95%E3%82%93</link>
    <pubDate>Tue, 11 Nov 2025 05:48:41 GMT</pubDate>
    <guid isPermaLink="false">arialira.blog.shinobi.jp://entry/4093</guid>
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    </channel>
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