更新
携帯サイト、姫の中身はおっさん
更新しました。
170Pまで加筆修正。
かいててじぶんではずかしくなる誤字脱字
人物のなまえまで間違ってるwwww
ストーリー忘れたので、加筆修正しながらうっていきます。
よければご一読ください。
イイネが2ばんめに多い作品です。
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赤い糸(2期)
甘い甘いスィーツよりも甘いティエリア。
その蜂蜜に溺れる、蝶か蜂のロックオン。
二人を結んだ赤い糸は、すでに切れてしまった。
「ロックオン・・・・・いない・・・・・」
ボロボロになったジャボテンダーを抱きしめて、ティエリアは大破したトレミーの、ロックオンの部屋だった空間にいた。
部屋の物は少ない。
すでに、大破したトレミーから出されて、新しく作られるというトレミーの二号機に移されている。衣装や日用雑貨などが、移された。
今度は制服を着ることになっている。
提案したのはティエリアだ。皆の意見を聞いてデザインした。
ティエリアが纏う色は紫。
髪の色と同じ、紫紺だ。
ロックオンは、緑色になる予定だった。ニール・ディランディは。
今はまだ、ピンクのカーディガンにズボンという、少し少女ちっくな色を取り入れた普段着の格好をしていた。
「いない・・・・・」
「いない、いない」
ハロが、ティエリアの周囲をはねている。
「なぜ・・・・・僕を置いていった?」
疑問にしかならない。
あの人が選んだ選択肢。それは、ティエリアにとって残酷なものだった。
恋人同士だったのに。彼は死を選んだ。
否、初めは死する危険があるとはいえ、生きて帰還することを望んでいたのだろう。
ティエリアの望みは叶わず、ロックオンは帰らぬ人となってしまった。
眼鏡を外して、カーディガンの裾でごしごしとふいた。
壁に亀裂の入った部屋は、もうどこにも人の生活臭というものがなかった。
涙はもう零れない。
あの人が帰ってこないことに、神経が麻痺してしまったのかのように、部屋を動けないでいた。
遺品は、柩にいれられて宇宙に葬られた。
ただ一つ、ハロだけが形見である。
形見を多く望んではいなかった。あればあるだけ、それに依存してしまいそうで。
彼がまたひょっこり帰ってくる。そんな気になりそうで。
「赤い糸か・・・・ふふ、僕らにはなかったな、そんなもの。本当にあるのなら、あなたはここにいるはずだ」
恋人同士の赤い糸があるのなら。
切れずに、まだ彼はここにいただろうか。
分からない。
これが運命というならば、受け入れるしかないのだ。
これが現実。
「さよなら」
やっと、重い足をひきずるように、部屋を出る。ハロを従えて。
ボロボロになったジャボテンダーをその部屋のベッドに置いていった。すでに新しいジャボテンターを買い込んでいる。
さよならの証のように。
花を一輪だけ室内の床に添えた。
せめてもの、レクイエム。
眠れない魂となってしまったあなたへの、鎮魂歌。
せめて、静かに眠ってほしい。
「墓参りにいこう・・・・あなたはそこにいるか?」
せめて、魂がディランディ家の墓に還っていることを望んで。
墓参りにいくのは、辛い。
だが、あなたがいないことを認める証でもある。
これからのソレスタルビーイングを導くのは自分しかいない現状、いつまでも過去のことを引きずってはいられない。
前を向いて歩かなければ。
でも。
でも、せめて少しだけあなたがいたことを思い出させてほしい。
あなたがなしえなかったことを、成し遂げてそして世界を変革へと導く。
扮装のない社会へ。
あなたが憎んだテロも起きない世界へ、導いていくのを、見守っていてほしい。
赤い糸はもうないけれど。
見えない絆がある。
あなたはもういないけれど。
あなたといた記憶がある。
あなたに毒されすぎたな、僕は。
仕方ない。
「行こうハロ。未来へ」
あなたと一緒に過ごした時間、記憶、感触。何もかも、忘れない。
だから、あなたも忘れないで。
たとえ赤い糸がなくても。もう切れていても。
忘れないで。
あなたには、僕がいたということを。
そして、これからも僕は生きて、あなたと共に歩んでいくことを。
その蜂蜜に溺れる、蝶か蜂のロックオン。
二人を結んだ赤い糸は、すでに切れてしまった。
「ロックオン・・・・・いない・・・・・」
ボロボロになったジャボテンダーを抱きしめて、ティエリアは大破したトレミーの、ロックオンの部屋だった空間にいた。
部屋の物は少ない。
すでに、大破したトレミーから出されて、新しく作られるというトレミーの二号機に移されている。衣装や日用雑貨などが、移された。
今度は制服を着ることになっている。
提案したのはティエリアだ。皆の意見を聞いてデザインした。
ティエリアが纏う色は紫。
髪の色と同じ、紫紺だ。
ロックオンは、緑色になる予定だった。ニール・ディランディは。
今はまだ、ピンクのカーディガンにズボンという、少し少女ちっくな色を取り入れた普段着の格好をしていた。
「いない・・・・・」
「いない、いない」
ハロが、ティエリアの周囲をはねている。
「なぜ・・・・・僕を置いていった?」
疑問にしかならない。
あの人が選んだ選択肢。それは、ティエリアにとって残酷なものだった。
恋人同士だったのに。彼は死を選んだ。
否、初めは死する危険があるとはいえ、生きて帰還することを望んでいたのだろう。
ティエリアの望みは叶わず、ロックオンは帰らぬ人となってしまった。
眼鏡を外して、カーディガンの裾でごしごしとふいた。
壁に亀裂の入った部屋は、もうどこにも人の生活臭というものがなかった。
涙はもう零れない。
あの人が帰ってこないことに、神経が麻痺してしまったのかのように、部屋を動けないでいた。
遺品は、柩にいれられて宇宙に葬られた。
ただ一つ、ハロだけが形見である。
形見を多く望んではいなかった。あればあるだけ、それに依存してしまいそうで。
彼がまたひょっこり帰ってくる。そんな気になりそうで。
「赤い糸か・・・・ふふ、僕らにはなかったな、そんなもの。本当にあるのなら、あなたはここにいるはずだ」
恋人同士の赤い糸があるのなら。
切れずに、まだ彼はここにいただろうか。
分からない。
これが運命というならば、受け入れるしかないのだ。
これが現実。
「さよなら」
やっと、重い足をひきずるように、部屋を出る。ハロを従えて。
ボロボロになったジャボテンダーをその部屋のベッドに置いていった。すでに新しいジャボテンターを買い込んでいる。
さよならの証のように。
花を一輪だけ室内の床に添えた。
せめてもの、レクイエム。
眠れない魂となってしまったあなたへの、鎮魂歌。
せめて、静かに眠ってほしい。
「墓参りにいこう・・・・あなたはそこにいるか?」
せめて、魂がディランディ家の墓に還っていることを望んで。
墓参りにいくのは、辛い。
だが、あなたがいないことを認める証でもある。
これからのソレスタルビーイングを導くのは自分しかいない現状、いつまでも過去のことを引きずってはいられない。
前を向いて歩かなければ。
でも。
でも、せめて少しだけあなたがいたことを思い出させてほしい。
あなたがなしえなかったことを、成し遂げてそして世界を変革へと導く。
扮装のない社会へ。
あなたが憎んだテロも起きない世界へ、導いていくのを、見守っていてほしい。
赤い糸はもうないけれど。
見えない絆がある。
あなたはもういないけれど。
あなたといた記憶がある。
あなたに毒されすぎたな、僕は。
仕方ない。
「行こうハロ。未来へ」
あなたと一緒に過ごした時間、記憶、感触。何もかも、忘れない。
だから、あなたも忘れないで。
たとえ赤い糸がなくても。もう切れていても。
忘れないで。
あなたには、僕がいたということを。
そして、これからも僕は生きて、あなたと共に歩んでいくことを。
蜂蜜(1期)
キラン。
輝くプラチナ色。
歯の再生治療ができるようになる間、引っこ抜いた虫歯の歯のかわりに植え付けられたもの。
ティエリアの右奥歯に。
それはプラチナでできた歯だった。
銀歯や、金歯なら聞いたことがあるが、プラチナってどうなんだろうとロックオンは思った。
「銀歯も金歯もいやだ。ホワイトゴールドがいい」
そう言いだしたティエリアに、ホワイトゴールドの歯なんてあるかと怒ったドクター・モレノだったが、なぜかプラチナの歯が最近地球では流行っていたので、プラチナの歯でどうだと打診したところ、ティエリアが快諾した。
銀歯と金歯以外ならいいらしい。
歯にファッションしても、普段見えないから関係ないだろうにと思うが、何か重要な意味があるらしい。多分。
「ジャボテンダーさんの虫歯も見てください」
ドクター・モレノにジャボテンダーをぐいぐい押しつける、いつものティエリアを見て、ロックオンは苦笑いした。
「おいおい、ドクター・モレノをあんまり困らせるなよ」
「困らせてなどいない。ジャボテンダーさんは前歯が虫歯なのだ」
不思議生物のティエリアには、ジャボテンダーは歯が生えている設定らしい。
あまりにもぐいぐいとジャボテンダーを押し付けるものだから、ドクター・モレノは顔にジャボテンダーの顔を押し付けられて息もできないでいる。
それを見ていたロックオンは、まずはため息を一つ吐いた。
どもまでも不思議生物になったティエリアの腰に手を伸ばし、ジャボテンダーをドクター・モレノに押し付けると、ロックオンはいきなりティエリアにキスをした。
「ん・・・・・ふっ・・・・」
角度を変えて何度も口づけする。
舌で、もう虫歯がないことを確認するように、歯をまさぐった。
「ロックオ・・・・・見てる・・・・からぁ・・・・」
涙目になるティエリア。
ピンクのカーディガンを脱がせて、その下のシャツに手を差し入れ、薄い胸に手を伸ばすと、ティエリアは頬を染めてロックオンとドクター・モレノを交互に見た。
「見てるからぁ、だめぇ」
甘い声は、けれどロックオンの行為を加速させるにすぎない。
ロックオンは、もう一度ティエリアに口づけをする。
薄い胸を撫であげて、脇腹から腰の輪郭を確かめるように手を伸ばすと、ティエリアはロックオンの手にすでに陥落していた。
「見てる・・・・のに・・・」
「おう、診てるぞ。お前らの頭を診てやろうか!」
ロックオンは、ジャボテンダーの魔の手からドクター・モレノを救い出そうと思ったのだが、ティエリアの反応が可愛すぎて、もうどうでもよくなっていた。
「じゃ戻るわ。ジャボテンダーの虫歯治しておいてやってくれ」
ティエリアを抱き上げて、振り向くロックオンに、聴診器をもったドクター・モレノはロックオンの頭に聴診器を当てた。
「ふむ。むふむふ病だな」
「だろ。我慢きかないから戻る」
むふむふ病。それは治らない不治の病である。
よくカップルがいいムードになった時におきる病・・・・ってそんなものあるか、ぼけ。
誰かがその場にいたら、そう突っ込んだだろう。
ティエリアが歯を抜かれて再生治療を受けるまで禁欲生活を過ごそうと思っていたが、すでに我慢を2か月も強いられていたので、ロックオンは不思議生物ティエリアが可愛すぎて、禁欲のことも忘れ去ろうとしていた。
人前でいちゃいちゃを堂々とする二人だが、流石に過度の、肌と肌が触れ合うような行為はしないのだが、ドクター・モレノは例外らしい。
ティエリアの体の構造も知っているし、裸だって何度も見ている。
ティエリアは特別だ。
イノベイターであり、人間ではない。科学が生み出した結晶体だ。その体に性別はなく、ティエリアは中性であった。
ロックオンのせいで、肉体的には女性的な変化が起こり始めているものの、性別のないティエリアを抱くという背徳感に、ロックオンは苛まれることがある。それでも、ティエリアを抱きたくなってしまうのは、男として生まれてしまったせいだろうか。
恋人同士になって、初めは一緒にいるだけで良かった。
だが、一度蜜の味を知ってしまうと、もうだめだ。
ティエリアは甘い甘い蜂蜜だ。ロックオンだけの。
「続き・・・・・する?」
ロックオンとティエリアが同棲する部屋のベッドに横たえられて、ティエリアは潤んだ柘榴の瞳でロックオンを見つめた。
すでに着衣は乱れている。
ロックオンは無言で明りを落とした。
「ジャボテンダーさんの虫歯、治るでしょうか?」
ティエリアは特別だ。不思議生物でもある。
「治るさ」
何度も啄むような優しいキスを繰り返すロックオン。
「そうですね。治るといいな」
優しいキスに応えながら、時間は過ぎていく。
その頃、医務室ではベッドにジャボテンダーを横たえて、ジャボテンダーのカルテをかいているドクター・モレノの姿があったそうな。
ティエリアは蜂蜜だ。
不思議で神聖で天使だ。
性別のない、きっと天使だ。
ティエリアという名の蜂蜜は、ロックオンしか摂取することを許されていない。
何もかも、特別。
ロックオンは、華奢なティエリアを組み敷く。ティエリアはロックオンの背中に爪をたてる。
そんな関係も特別。
ロックオンは思う。ティエリアと関係をもったことが間違いではないと。それがいつか壊れてしまうことを知らない今はまだ、ロックオンとティエリアは幸せに包まれていた。
いつか、壊れてしまうことを、彼らはまだ知らない。
輝くプラチナ色。
歯の再生治療ができるようになる間、引っこ抜いた虫歯の歯のかわりに植え付けられたもの。
ティエリアの右奥歯に。
それはプラチナでできた歯だった。
銀歯や、金歯なら聞いたことがあるが、プラチナってどうなんだろうとロックオンは思った。
「銀歯も金歯もいやだ。ホワイトゴールドがいい」
そう言いだしたティエリアに、ホワイトゴールドの歯なんてあるかと怒ったドクター・モレノだったが、なぜかプラチナの歯が最近地球では流行っていたので、プラチナの歯でどうだと打診したところ、ティエリアが快諾した。
銀歯と金歯以外ならいいらしい。
歯にファッションしても、普段見えないから関係ないだろうにと思うが、何か重要な意味があるらしい。多分。
「ジャボテンダーさんの虫歯も見てください」
ドクター・モレノにジャボテンダーをぐいぐい押しつける、いつものティエリアを見て、ロックオンは苦笑いした。
「おいおい、ドクター・モレノをあんまり困らせるなよ」
「困らせてなどいない。ジャボテンダーさんは前歯が虫歯なのだ」
不思議生物のティエリアには、ジャボテンダーは歯が生えている設定らしい。
あまりにもぐいぐいとジャボテンダーを押し付けるものだから、ドクター・モレノは顔にジャボテンダーの顔を押し付けられて息もできないでいる。
それを見ていたロックオンは、まずはため息を一つ吐いた。
どもまでも不思議生物になったティエリアの腰に手を伸ばし、ジャボテンダーをドクター・モレノに押し付けると、ロックオンはいきなりティエリアにキスをした。
「ん・・・・・ふっ・・・・」
角度を変えて何度も口づけする。
舌で、もう虫歯がないことを確認するように、歯をまさぐった。
「ロックオ・・・・・見てる・・・・からぁ・・・・」
涙目になるティエリア。
ピンクのカーディガンを脱がせて、その下のシャツに手を差し入れ、薄い胸に手を伸ばすと、ティエリアは頬を染めてロックオンとドクター・モレノを交互に見た。
「見てるからぁ、だめぇ」
甘い声は、けれどロックオンの行為を加速させるにすぎない。
ロックオンは、もう一度ティエリアに口づけをする。
薄い胸を撫であげて、脇腹から腰の輪郭を確かめるように手を伸ばすと、ティエリアはロックオンの手にすでに陥落していた。
「見てる・・・・のに・・・」
「おう、診てるぞ。お前らの頭を診てやろうか!」
ロックオンは、ジャボテンダーの魔の手からドクター・モレノを救い出そうと思ったのだが、ティエリアの反応が可愛すぎて、もうどうでもよくなっていた。
「じゃ戻るわ。ジャボテンダーの虫歯治しておいてやってくれ」
ティエリアを抱き上げて、振り向くロックオンに、聴診器をもったドクター・モレノはロックオンの頭に聴診器を当てた。
「ふむ。むふむふ病だな」
「だろ。我慢きかないから戻る」
むふむふ病。それは治らない不治の病である。
よくカップルがいいムードになった時におきる病・・・・ってそんなものあるか、ぼけ。
誰かがその場にいたら、そう突っ込んだだろう。
ティエリアが歯を抜かれて再生治療を受けるまで禁欲生活を過ごそうと思っていたが、すでに我慢を2か月も強いられていたので、ロックオンは不思議生物ティエリアが可愛すぎて、禁欲のことも忘れ去ろうとしていた。
人前でいちゃいちゃを堂々とする二人だが、流石に過度の、肌と肌が触れ合うような行為はしないのだが、ドクター・モレノは例外らしい。
ティエリアの体の構造も知っているし、裸だって何度も見ている。
ティエリアは特別だ。
イノベイターであり、人間ではない。科学が生み出した結晶体だ。その体に性別はなく、ティエリアは中性であった。
ロックオンのせいで、肉体的には女性的な変化が起こり始めているものの、性別のないティエリアを抱くという背徳感に、ロックオンは苛まれることがある。それでも、ティエリアを抱きたくなってしまうのは、男として生まれてしまったせいだろうか。
恋人同士になって、初めは一緒にいるだけで良かった。
だが、一度蜜の味を知ってしまうと、もうだめだ。
ティエリアは甘い甘い蜂蜜だ。ロックオンだけの。
「続き・・・・・する?」
ロックオンとティエリアが同棲する部屋のベッドに横たえられて、ティエリアは潤んだ柘榴の瞳でロックオンを見つめた。
すでに着衣は乱れている。
ロックオンは無言で明りを落とした。
「ジャボテンダーさんの虫歯、治るでしょうか?」
ティエリアは特別だ。不思議生物でもある。
「治るさ」
何度も啄むような優しいキスを繰り返すロックオン。
「そうですね。治るといいな」
優しいキスに応えながら、時間は過ぎていく。
その頃、医務室ではベッドにジャボテンダーを横たえて、ジャボテンダーのカルテをかいているドクター・モレノの姿があったそうな。
ティエリアは蜂蜜だ。
不思議で神聖で天使だ。
性別のない、きっと天使だ。
ティエリアという名の蜂蜜は、ロックオンしか摂取することを許されていない。
何もかも、特別。
ロックオンは、華奢なティエリアを組み敷く。ティエリアはロックオンの背中に爪をたてる。
そんな関係も特別。
ロックオンは思う。ティエリアと関係をもったことが間違いではないと。それがいつか壊れてしまうことを知らない今はまだ、ロックオンとティエリアは幸せに包まれていた。
いつか、壊れてしまうことを、彼らはまだ知らない。
虫歯(1期)
「痛い」
「何処がだ?」
ティエリアが、右の頬に手をあてて、ロックオンを睨んでいた。
「虫歯・・・・かもしれない。あなたの虫歯がうつったのかもしれない」
「おいおいおい勘弁してくれよ。俺の虫歯は半年前に治ったぞ」
人間、歯を磨いていても完璧じゃありません。磨いていても虫歯になる時はなるのです。
ティエリアはここ数日じくじくと痛み、熱いものや冷たいものを摂取すると染みる右奥歯が、虫歯ではないかと思い始めていた。
「ドクター・モレノは虫歯の治療もできるだろうか?」
「いや、それより地上におりて歯医者いけって」
「いやだ」
「お前さんの地上嫌いはほんと難儀だなあ」
ロックオンは、がしがしとティエリアの紫紺の髪を撫でてから、ベッドに腰かけた。膝の上にティエリアを乗せる。それに無言で従うティエリア。
もうべったべたに甘いので、過剰なスキンシップにも慣れていた。
「ちょっと見せてみろ。はいあーん」
「あーん」
言葉に素直に従うティエリアが可愛くて仕方なくて、ロックオンはついキスをしそうになったが、自重した。
ティエリアの歯は綺麗な白で、歯並びもいい。しかし、確かに右奥歯には虫歯らしき影が見えた。
「あー。けっこうでかいな。こりゃ痛いだろう。俺も降りるから、一緒に歯医者に・・・・」
「嫌だ。地上に降りるなんて嫌だ。まして歯医者にいくなんてもっと嫌だ!」
あのウィーンと歯を削る音と消毒の匂いを想像しただけで、ティエリアの脳裏に、ロックオンの歯の治療につきそっていった光景が蘇る。
ロックオンは叫んでいた。
「痛ぇーーー」
と。
その時どれほどの痛みなのか分からなかったが、麻酔をうけるほどに痛いと聞いて、歯医者になど行きたくないとティエリアは思った。
現在の医学では、歯の再生治療もできるため、重症の虫歯は抜くのが普通である。
歯をぬかれる・・・・想像しただけでも余計に右の奥歯が痛くなってきた。
「ドクター・モレノに歯の再生治療を頼む!」
ティエリアは、そう決断した。
専用器具などないので、地上で歯を抜いてもらったほうが安全なのに、ティエリアは盲目的にドクター・モレノの腕を信じていた。
「歯医者いけって・・・・・」
「ドクター・モレノがいる!」
「まあドクター・モレノでもなんとかしてくれるかもしれないけどなぁ・・・」
ロックオンは、ティエリアのさらさらの髪を指ですきながら、思案する。
ティエリアの地上嫌いは今に始まったことではない。だが、専用器具がないことを考えると、地上の歯医者にいくのが安全であった。
今は任務が休暇中であるため、時間もある。
「ドクター・モレノのところにいってくる!」
ティエリアは、ジャボテンダーさんをぶんと振り回した。毎回のようにロックオンの顔にあたる。
「はいはい。ついていけばいいんでしょうお姫様」
「そうだ」
ロックオンは、ティエリアの手をとってベッドから立ち上がった。二人は、この後同じく休暇中でバカンスに出ていこうとしていたドクター・モレノを捕まえて、無理やり歯の治療を頼み込み、専用機器をドクター・モレノは集める羽目になった。
これで、いつ虫歯になっても安心である。
何気にジャンクフードばかり食べて、お菓子も食べている刹那の歯もやばいかもしれないとか、ロックオンは麻酔されてるのに痛い痛いを連発するティエリアの姿を見て思った。
歯は・・・・・5分くらいきちんとしっかり磨こうね。
良い子のみんな。
磨きましょう。
「何処がだ?」
ティエリアが、右の頬に手をあてて、ロックオンを睨んでいた。
「虫歯・・・・かもしれない。あなたの虫歯がうつったのかもしれない」
「おいおいおい勘弁してくれよ。俺の虫歯は半年前に治ったぞ」
人間、歯を磨いていても完璧じゃありません。磨いていても虫歯になる時はなるのです。
ティエリアはここ数日じくじくと痛み、熱いものや冷たいものを摂取すると染みる右奥歯が、虫歯ではないかと思い始めていた。
「ドクター・モレノは虫歯の治療もできるだろうか?」
「いや、それより地上におりて歯医者いけって」
「いやだ」
「お前さんの地上嫌いはほんと難儀だなあ」
ロックオンは、がしがしとティエリアの紫紺の髪を撫でてから、ベッドに腰かけた。膝の上にティエリアを乗せる。それに無言で従うティエリア。
もうべったべたに甘いので、過剰なスキンシップにも慣れていた。
「ちょっと見せてみろ。はいあーん」
「あーん」
言葉に素直に従うティエリアが可愛くて仕方なくて、ロックオンはついキスをしそうになったが、自重した。
ティエリアの歯は綺麗な白で、歯並びもいい。しかし、確かに右奥歯には虫歯らしき影が見えた。
「あー。けっこうでかいな。こりゃ痛いだろう。俺も降りるから、一緒に歯医者に・・・・」
「嫌だ。地上に降りるなんて嫌だ。まして歯医者にいくなんてもっと嫌だ!」
あのウィーンと歯を削る音と消毒の匂いを想像しただけで、ティエリアの脳裏に、ロックオンの歯の治療につきそっていった光景が蘇る。
ロックオンは叫んでいた。
「痛ぇーーー」
と。
その時どれほどの痛みなのか分からなかったが、麻酔をうけるほどに痛いと聞いて、歯医者になど行きたくないとティエリアは思った。
現在の医学では、歯の再生治療もできるため、重症の虫歯は抜くのが普通である。
歯をぬかれる・・・・想像しただけでも余計に右の奥歯が痛くなってきた。
「ドクター・モレノに歯の再生治療を頼む!」
ティエリアは、そう決断した。
専用器具などないので、地上で歯を抜いてもらったほうが安全なのに、ティエリアは盲目的にドクター・モレノの腕を信じていた。
「歯医者いけって・・・・・」
「ドクター・モレノがいる!」
「まあドクター・モレノでもなんとかしてくれるかもしれないけどなぁ・・・」
ロックオンは、ティエリアのさらさらの髪を指ですきながら、思案する。
ティエリアの地上嫌いは今に始まったことではない。だが、専用器具がないことを考えると、地上の歯医者にいくのが安全であった。
今は任務が休暇中であるため、時間もある。
「ドクター・モレノのところにいってくる!」
ティエリアは、ジャボテンダーさんをぶんと振り回した。毎回のようにロックオンの顔にあたる。
「はいはい。ついていけばいいんでしょうお姫様」
「そうだ」
ロックオンは、ティエリアの手をとってベッドから立ち上がった。二人は、この後同じく休暇中でバカンスに出ていこうとしていたドクター・モレノを捕まえて、無理やり歯の治療を頼み込み、専用機器をドクター・モレノは集める羽目になった。
これで、いつ虫歯になっても安心である。
何気にジャンクフードばかり食べて、お菓子も食べている刹那の歯もやばいかもしれないとか、ロックオンは麻酔されてるのに痛い痛いを連発するティエリアの姿を見て思った。
歯は・・・・・5分くらいきちんとしっかり磨こうね。
良い子のみんな。
磨きましょう。
虫歯
はいお久しぶりです。
ROではアリーシェルと名乗っています。
RO=ラグナロクオンラインね。
こればっかやってます。お金が14,5G突破しました。
装備へちょいです。お金ためる商売が好きですw
冬葉マサヤ、更新もしないでMMORPGばかりしています。
そして最近歯医者にいきました。歯をみがくのをさぼっていたので、虫歯がいっぱいあると言われました。
右奥歯治療中。前歯にも虫歯が・・・・・
んで左奥歯が痛かったので急遽治療してもらうことに
歯医者に2~3か月は通わないといけないかんじです。
かかったお金は返してもらえるそうですが、まとめての返済なのでお金がへっていきます。
治療代3000円くらいの時もあれば、300円のときもあります。
まだ右奥歯が、銀歯をつめる作業にまでいっていません。
やっとレントゲンとったとこ。
一気に銀歯までいかないんですねぇ。
ところで今日は・・・・・・・・・・・
2時間半しかねてません
今6時ですw
3時から起きてます
9時頃にまた寝れたらいいんですけどね。
軽くOOの小説でもうちますか。
ROではアリーシェルと名乗っています。
RO=ラグナロクオンラインね。
こればっかやってます。お金が14,5G突破しました。
装備へちょいです。お金ためる商売が好きですw
冬葉マサヤ、更新もしないでMMORPGばかりしています。
そして最近歯医者にいきました。歯をみがくのをさぼっていたので、虫歯がいっぱいあると言われました。
右奥歯治療中。前歯にも虫歯が・・・・・
んで左奥歯が痛かったので急遽治療してもらうことに
歯医者に2~3か月は通わないといけないかんじです。
かかったお金は返してもらえるそうですが、まとめての返済なのでお金がへっていきます。
治療代3000円くらいの時もあれば、300円のときもあります。
まだ右奥歯が、銀歯をつめる作業にまでいっていません。
やっとレントゲンとったとこ。
一気に銀歯までいかないんですねぇ。
ところで今日は・・・・・・・・・・・
2時間半しかねてません
今6時ですw
3時から起きてます
9時頃にまた寝れたらいいんですけどね。
軽くOOの小説でもうちますか。
更新
一人でw
一人でガンダムOO10周年記念更新祭りをしています。
むなしいものがありますけど。読んでくれてる人いるのかなwww
当時の創作意欲はないので1日3SSが限界ですが気まぐれに今年は更新していこうかと。
オリジナル小説の続きも書かないとなー。
最近はフールージャパンと再契約して、ボーンズ~骨は語る~を再度1話から見ています。
4年くらい前に一度見た作品なんですけど、ファイナルシーズンが配信されているらしく、見直そうと思って契約しました。
3日に1回程度の割合でみてます。
1ヵ月で20話はみないと、DVDを借りたほうがお得になってしまうので、時間があれば見ているかんじですかね。
むなしいものがありますけど。読んでくれてる人いるのかなwww
当時の創作意欲はないので1日3SSが限界ですが気まぐれに今年は更新していこうかと。
オリジナル小説の続きも書かないとなー。
最近はフールージャパンと再契約して、ボーンズ~骨は語る~を再度1話から見ています。
4年くらい前に一度見た作品なんですけど、ファイナルシーズンが配信されているらしく、見直そうと思って契約しました。
3日に1回程度の割合でみてます。
1ヵ月で20話はみないと、DVDを借りたほうがお得になってしまうので、時間があれば見ているかんじですかね。
制服
「どうだ?刹那は青のイメージが強かったから、青を基調とした制服にしてみたんだが。背丈は思伸びると予想して、昔より大きめのサイズにしてみた」
「ああ、ぴったりだ」
「そうか。ならよかった」
ティエリアはほっとした。
やっと邂逅できた刹那は、この5年で大人になり、ティエリアよりも背丈が高くなり、そして頼れる存在となっていた。
男としての野性味もましており、魅力的な存在に見えた。
「アレルヤはサイズが少し小さすぎるようだった。ライルはぴったりだったが」
ガンダムマイスターに新しく選ばれたライルの存在は、ティエリアには衝撃的だった。ニ-ルと同じ顔、同じ声。
でも仕草の一つ一つが違う。
違和感でいっぱいだった。
ティエリアはもう、ニールとの婚約指輪をつけていない。この5年で、想いは昇華した。
今でも愛しているが、もうニールとの愛は思い出の中だ。
彼がなしえなかったこと。争いの根絶を、ティエリアは願っていた。ニールのかわりに、刹那やティエリアが変わって、彼の想いを継いでいくのだ。
「また朝食をぬいたそうだな」
「食欲がなかっただけだ」
「食事はちゃんととれ」
命令形だった。でも、不快には思わない。
「ティエリア。俺では、ニールの代わりにはなれないか?」
「え」
突然だった。
「お前のことが大切なんだ」
強い力で抱き寄せられて、触れるだけのキスをされた。
「僕は・・・・・・・・・・」
「すまない、性急すぎたか」
「・・・・・・・・少し、考えさせてくれないか」
「お前が今でもニールのことを想っているのは知っている。だが、代わりというのも変だが、お前を大切にしたい」
「ありがとう、刹那」
その気持ちだけで、十分だった。
ティエリアは変わる。刹那と出会い、比翼の鳥になり、互いにお互いを必要とする存在へと変化していく。
ライルではなく、刹那を選ぶことになるのは、まだ先のお話。ただ、肉体関係はない。本当に、おままごとのような清い交際だ。
それは、ティエリアがニールを忘れることができないから。
刹那を代わりとして見たくないから。
ティエリアは人間だった。
イノベイターでも人間だった。
世界は変わる。ティエリアも刹那も変わっていく。
比翼の鳥は、一羽では生きていけない。二羽揃って、はじめて生きていけるのだ。それを、今のティエリアはまだ知らなかった。
「ああ、ぴったりだ」
「そうか。ならよかった」
ティエリアはほっとした。
やっと邂逅できた刹那は、この5年で大人になり、ティエリアよりも背丈が高くなり、そして頼れる存在となっていた。
男としての野性味もましており、魅力的な存在に見えた。
「アレルヤはサイズが少し小さすぎるようだった。ライルはぴったりだったが」
ガンダムマイスターに新しく選ばれたライルの存在は、ティエリアには衝撃的だった。ニ-ルと同じ顔、同じ声。
でも仕草の一つ一つが違う。
違和感でいっぱいだった。
ティエリアはもう、ニールとの婚約指輪をつけていない。この5年で、想いは昇華した。
今でも愛しているが、もうニールとの愛は思い出の中だ。
彼がなしえなかったこと。争いの根絶を、ティエリアは願っていた。ニールのかわりに、刹那やティエリアが変わって、彼の想いを継いでいくのだ。
「また朝食をぬいたそうだな」
「食欲がなかっただけだ」
「食事はちゃんととれ」
命令形だった。でも、不快には思わない。
「ティエリア。俺では、ニールの代わりにはなれないか?」
「え」
突然だった。
「お前のことが大切なんだ」
強い力で抱き寄せられて、触れるだけのキスをされた。
「僕は・・・・・・・・・・」
「すまない、性急すぎたか」
「・・・・・・・・少し、考えさせてくれないか」
「お前が今でもニールのことを想っているのは知っている。だが、代わりというのも変だが、お前を大切にしたい」
「ありがとう、刹那」
その気持ちだけで、十分だった。
ティエリアは変わる。刹那と出会い、比翼の鳥になり、互いにお互いを必要とする存在へと変化していく。
ライルではなく、刹那を選ぶことになるのは、まだ先のお話。ただ、肉体関係はない。本当に、おままごとのような清い交際だ。
それは、ティエリアがニールを忘れることができないから。
刹那を代わりとして見たくないから。
ティエリアは人間だった。
イノベイターでも人間だった。
世界は変わる。ティエリアも刹那も変わっていく。
比翼の鳥は、一羽では生きていけない。二羽揃って、はじめて生きていけるのだ。それを、今のティエリアはまだ知らなかった。
嘘つき
「ロックオン、ドコニモイナイ。ロックオン、ドコニモイナイ」
いつも自由に飛び跳ねているハロを抱えて、ティエリアは血が滲むほど唇を噛みしめていた。
「嘘つき」
「ティエリア、ナイテル?ナイテル?」
「泣いてなんかいない」
ティエリアはそう言うけれど、瞳は充血して、涙を何度も流したことを物語っていた。
もう、涙を流しすぎて、流れる水分さえない気がする。
「アイルランドに、一緒に住もうって約束したのに!」
約束をした。ロックオンと。
ロックオンの生家のあるアイルランドで、結婚して一緒に骨を埋めようと。
けれど、彼はその約束を破った。
元を正せば、負傷したティエリアが悪いのかもしれない。でも、それを庇って目を負傷し、再生治療も拒否して、ティエリアとの未来ではなく、家族の仇をとることを選んだのはロックオン自身だ。
「嘘つき・・・・・」
現実は、悲しいもので残酷だった。
ハロに、生きて戻るからと録音を託し、ロックオンは宇宙に散った。
もう、戻ってこないロックオン。声をかけてくれない。手を握ってくれない。頭を撫でてくれない。笑ってくれない。抱きしめてくれない。
何もかも、ロックオンが嘘をついたから。
「僕は貴方を・・・・・・」
憎めたらいいのにね。
愛しているからこそ、憎めない。憎める筈がない。
「嘘つき・・・・」
ロックオンの嘘は、残酷だった。
生きて戻ると、互いに誓いあったのに。婚約の指輪ももらった。ティエリアは、その指輪を外すと、放り投げた。
カラーン。
乾いた音がして、婚約指輪は何処かへいってしまった。
これから、クルーたちを支えていかなければならない。ティエリアは長い昏睡状態から目覚めてまだ間もない。
CBは壊滅的な打撃をうけ、マイスターであるアレルヤと刹那の居場所はようとして知れない。
そんな中、ティエリアは生き残ったガンダムマイスターとして、生き残ったクルーたちをまとめあげていかなければならない。
悲しみに浸っている暇はないのだ。感傷は捨て去れ。
そう言われた。
あの人の元にいけると思った。
戦いの最後、負傷して意識を失い、ロックオンの元にいけると思った。宇宙で散ったロックオン。ティエリアはトレミーに帰還したとき、ロックオンを必死で探した。機体のハッチをあけてそこにいたのは、ロックオンではなくハロだけだった。
彼は嘘をついたのだ。
ティエリアは、投げ捨てた婚約指輪を探し始めた。一時の感情で投げ捨てたとはいえ、大切なものだった。彼がくれた最後のものだ。
やがて数時間さがして見つけると、ほっとしてハロを抱きしめ直す。
「あなたは、嘘つきだ。それでも愛している。どうにもならないくらいに。いっそ、この身が八つ裂きにされてしまえばいいと思う。それくらい苦しい。この想いをどうすればいい?」
もういなくなったロックオンに語りかける。ティエリアは、意識を戻してすぐに宇宙に花束を流した。
ロックオンと住んでいた部屋にあったものは、トレミーが大破したことでほとんどがぐちゃぐちゃになっていたけれど、遺品はなんとか手に入れられた。
だが、ティエリアはそれを身近に置かなかった。処分した。
後ろを向いてはいられないのだ。
まずは他のマイスターたちを見つけなければいけない。
「嘘つきでも、まだ愛している」
この気持ちをどうすればいい?
分からない。
分からないから、振り返らずにがむしゃらに前に進むしかない。
愛と憎しみは紙一重。
この愛がいっそ憎しみに変わればどんなに救われることだろう。
でも、ティエリアにはできない。
愛してると何千回も互いに囁いた。記憶を切り取れるなら、それを選んだかもしれない。
どうしようもないくらいに愛している。でも、もう愛せない。
一方的に愛を囁いても、死者は語り返してくれない。
苦しい。
ただ、苦しかった。
嘘つきの愛しい人は、果たして天国にいけただろうか。それとも輪廻の環に入っただろうか。
いつか、アイルランドに行こう。
そして、ロックオンの・・・ニール・ディランディとして生きてきた彼の軌跡をたどって、墓参りに行こう。
強く決意する。その時は赤い薔薇をそえよう。墓に。服は黒の喪服のスーツだ。
「前を向かなければ・・・・・・・」
指にはめ直した、婚約指輪を握りしめて、彼は悲しみを振り切っていく。
これからまた人が死んでいくだろう。
それでも前を向いて歩いていかなければならない。
ただ一つ、確実に言えること。
きっと、もう二度と人を愛さないだろう。けれど、それは刹那と出会って変わる。刹那と邂逅し、痛みを分け合っているうちに比翼の鳥となる。
ロックオンとは違う、愛しい存在。
今のティエリアは知らない。まだ、自分には未来があるということを。
いつも自由に飛び跳ねているハロを抱えて、ティエリアは血が滲むほど唇を噛みしめていた。
「嘘つき」
「ティエリア、ナイテル?ナイテル?」
「泣いてなんかいない」
ティエリアはそう言うけれど、瞳は充血して、涙を何度も流したことを物語っていた。
もう、涙を流しすぎて、流れる水分さえない気がする。
「アイルランドに、一緒に住もうって約束したのに!」
約束をした。ロックオンと。
ロックオンの生家のあるアイルランドで、結婚して一緒に骨を埋めようと。
けれど、彼はその約束を破った。
元を正せば、負傷したティエリアが悪いのかもしれない。でも、それを庇って目を負傷し、再生治療も拒否して、ティエリアとの未来ではなく、家族の仇をとることを選んだのはロックオン自身だ。
「嘘つき・・・・・」
現実は、悲しいもので残酷だった。
ハロに、生きて戻るからと録音を託し、ロックオンは宇宙に散った。
もう、戻ってこないロックオン。声をかけてくれない。手を握ってくれない。頭を撫でてくれない。笑ってくれない。抱きしめてくれない。
何もかも、ロックオンが嘘をついたから。
「僕は貴方を・・・・・・」
憎めたらいいのにね。
愛しているからこそ、憎めない。憎める筈がない。
「嘘つき・・・・」
ロックオンの嘘は、残酷だった。
生きて戻ると、互いに誓いあったのに。婚約の指輪ももらった。ティエリアは、その指輪を外すと、放り投げた。
カラーン。
乾いた音がして、婚約指輪は何処かへいってしまった。
これから、クルーたちを支えていかなければならない。ティエリアは長い昏睡状態から目覚めてまだ間もない。
CBは壊滅的な打撃をうけ、マイスターであるアレルヤと刹那の居場所はようとして知れない。
そんな中、ティエリアは生き残ったガンダムマイスターとして、生き残ったクルーたちをまとめあげていかなければならない。
悲しみに浸っている暇はないのだ。感傷は捨て去れ。
そう言われた。
あの人の元にいけると思った。
戦いの最後、負傷して意識を失い、ロックオンの元にいけると思った。宇宙で散ったロックオン。ティエリアはトレミーに帰還したとき、ロックオンを必死で探した。機体のハッチをあけてそこにいたのは、ロックオンではなくハロだけだった。
彼は嘘をついたのだ。
ティエリアは、投げ捨てた婚約指輪を探し始めた。一時の感情で投げ捨てたとはいえ、大切なものだった。彼がくれた最後のものだ。
やがて数時間さがして見つけると、ほっとしてハロを抱きしめ直す。
「あなたは、嘘つきだ。それでも愛している。どうにもならないくらいに。いっそ、この身が八つ裂きにされてしまえばいいと思う。それくらい苦しい。この想いをどうすればいい?」
もういなくなったロックオンに語りかける。ティエリアは、意識を戻してすぐに宇宙に花束を流した。
ロックオンと住んでいた部屋にあったものは、トレミーが大破したことでほとんどがぐちゃぐちゃになっていたけれど、遺品はなんとか手に入れられた。
だが、ティエリアはそれを身近に置かなかった。処分した。
後ろを向いてはいられないのだ。
まずは他のマイスターたちを見つけなければいけない。
「嘘つきでも、まだ愛している」
この気持ちをどうすればいい?
分からない。
分からないから、振り返らずにがむしゃらに前に進むしかない。
愛と憎しみは紙一重。
この愛がいっそ憎しみに変わればどんなに救われることだろう。
でも、ティエリアにはできない。
愛してると何千回も互いに囁いた。記憶を切り取れるなら、それを選んだかもしれない。
どうしようもないくらいに愛している。でも、もう愛せない。
一方的に愛を囁いても、死者は語り返してくれない。
苦しい。
ただ、苦しかった。
嘘つきの愛しい人は、果たして天国にいけただろうか。それとも輪廻の環に入っただろうか。
いつか、アイルランドに行こう。
そして、ロックオンの・・・ニール・ディランディとして生きてきた彼の軌跡をたどって、墓参りに行こう。
強く決意する。その時は赤い薔薇をそえよう。墓に。服は黒の喪服のスーツだ。
「前を向かなければ・・・・・・・」
指にはめ直した、婚約指輪を握りしめて、彼は悲しみを振り切っていく。
これからまた人が死んでいくだろう。
それでも前を向いて歩いていかなければならない。
ただ一つ、確実に言えること。
きっと、もう二度と人を愛さないだろう。けれど、それは刹那と出会って変わる。刹那と邂逅し、痛みを分け合っているうちに比翼の鳥となる。
ロックオンとは違う、愛しい存在。
今のティエリアは知らない。まだ、自分には未来があるということを。
風に揺られて
「あ~~あ~~~」
風に揺られて高いソプラノの声が流れてくる。
「あ~~~~~~~」
時にそれは少年の綺麗なボーイズソプラノへと変わる。
「あ~~~~~~~」
「また歌ってるのか?」
「あ~~~」
ティエリアは、風に紫紺の髪をなびかせながら、デッキでうなる風に流される髪を右手で押さえて、ロックオンの方を見た。
歌の名前もない、即興のただの音を辿るような歌だった。
綺麗なボーイズソプラノと少女のソプラノの声が交じり合う。
まるで全身を風に揺られている錯覚を、ティエリアは覚えていた。肩まである少し長めの髪を、流れる風にさらわれながら、ロックオンに捧げるように歌う。
中性の天使は、美声の持ち主だった。
ティエリア・アーデ。少年とCBでは位置づけられてはいるが、他のクルーもマイスターたちも知っている、特殊な性別だ。少年よりであったが、今では少女よりになりかけている中性体。
少女になりかけているのは、ロックオンという恋人の存在のせいだ。
彼と真剣に付き合い、時には体を繋げるティエリアは少女よりの中性になっていった。
それでも少年の仕草や、性格は少年のものを残す。
自我を築いた時、少年として作られ生まれ落ちて、少年として過ごしてきた。
「あ~~~~~~~~~」
にこりと笑って、ロックオンのほうに手を伸ばす。
ロックオンはその手をとって、風に揺れるティエリアの髪を撫でながら、彼の手にキスをした。
「あなたも歌いませんか」
「いや、俺は歌は聞くだけでいい。お前さんの声を聞いていたい」
「そうですか。らららら~~~~~~~~」
ソレスタルビーイングの中で、歌姫と名高いティエリアの声は綺麗だ。透明な風のようで。
古い時代の本当の歌姫の曲を好んでよく歌う。
デッキで、こうして歌を歌うのは日常茶飯事。誰にも迷惑をかけているわけでもなく、むしろその声をききたげにクルーたちは、ティエリアが歌っていると、デッキの近くに集まりその綺麗なボーイズソプラノと、少女のソプラノの声をいききする音程に酔う。
「ロックオン。今日は風が強いですね」
「そうだな」
歌うのをやめたティエリアの声をもっと聞きたげに、小鳥がデッキで首をかしげていた。
渡り鳥も混じっている。ティエリアはまた歌いだした。
IQ180を超える頭脳は、何か国もの言語を操る。巧みにロシア語のポールシュカポーレを歌い上げて、ロックオンをつないだ手をそのままに、ロックオンに捧げるように歌った。
「ポールシュカポーレ」
「正解」
にこりと、ティエリアは花が綻ぶような笑みをこぼす。
それにつられて、ロックオンも笑みを浮かべてティエリアを抱き寄せる。
「あの。みんな見てますが」
開いたままのデッキの扉の向こうでは、クルーたちがティエリアの歌声に聞きほれたようにまたは野次馬のように集まっていた。
「気にしなさんな」
抱き寄せられて、慣れているのでティエリアは拒絶もしない。素直なものだ。
機嫌の悪い時はパンチが飛ぶが。
二人は、しばし抱き合ったまま空を見上げていた。今日は快晴だ。ここ数日は嵐で、外に出たくても出れない天気が続いていた。
綺麗な空の色にティエリアが見いっていると、ロックオンはふとこんなことを言い出した。
「空を全部丸ごと、お前さんにプレゼントしてやりたい。この流れる風も」
「いりません」
拒絶されて、ロックオンは笑う。
そう言うと思っていたのだ。
空は空であるが故に美しいのだ。時刻によって色を変えていく。風は風であるが故に心地よいのだ。誰にも捕らわれない。自由だ。
そう、彼らはつかの間の自由を満喫していた。
敵との戦闘はここ数日の嵐でないのだが、いつまた戦闘がおこるか分からない。
だから、歌う。
自分たちが自由である証のように。
CBが世界を革命していく証のように。
何故そんな気持ちになるのか、ティエリアにもよく分からない。ただ、時折歌いたくなる。ちなみにいつものジャボテンダーさんは、デッキの上でロープに洗濯バサミでとめられて揺れていた。
洗濯したのだ。湿気ていたのがティエリアには不愉快だったらしい。
「らら~~~~」
ロックオンから離れ、ティエリアは風に揺られて歌いだす。
CBの未来が明るいことを祈るように。讃美歌のような歌に、クルーたちは二人の邪魔をしてはいけないと、少しずつ減っていく。
大切な時間を邪魔してはいけないと。彼らは、恋人同士なのだ。
ガンダムマイスターである以上、自由の時間は限られている。それを知っているクルーたちは、手を振って一人また一人と解散して、観客は0人になった。
ロックオンはそれを確認してから、ティエリアを再び抱き寄せ、その唇に重ねるだけのキスをした。ティエリアは少し微笑み、自分からもキスをする。
「少し唇がかさついていますね。リップクリーム使いますか?」
「お前さんが塗ってくれるなら」
ティエリアは少し困った顔をして、それから愛用している色のついていないリップクリームをポケットから取り出すと、ロックオンの唇に塗った。
「さんきゅ」
ティエリアは微笑む。風に揺られる忘れな草のように可憐に。
マイスターたちは限られた自由時間をこうして過ごしていく。二人は恋人同士。寝泊まりする部屋も一緒のほぼ同棲状態。
他のマイスターであるアレルヤと刹那は何も言わないが、きっとこの二人の関係を心の奥底では推奨していないだろう。
戦闘中に恋人を庇う行動を、この前ティエリアがとった。
それに何も言わないが、いつかこの関係が壊れてしまう時がくるのかもしれない。そんな時がこないように、ティエリアとロックオンは祈るしかない。
互いに生き残れるように。この戦争を、終わらせるために。
生きて生きて生きて、幸せをいつか掴み取るんだ。それが二人の願いであった。
風がまた流れる。ロックオンの柔らかな茶色の髪が、流れていく。ティエリアの紫紺の髪も流れていく。
風のように自由に生きれればいいのにと、ふと思う。
いつか、ティエリアはロックオンの生家のあるアイルランドの地を踏むことを、ロックオンと約束していた。
その約束が果たされる時がくるように、二人は祈るしかなかった。
風に揺られて高いソプラノの声が流れてくる。
「あ~~~~~~~」
時にそれは少年の綺麗なボーイズソプラノへと変わる。
「あ~~~~~~~」
「また歌ってるのか?」
「あ~~~」
ティエリアは、風に紫紺の髪をなびかせながら、デッキでうなる風に流される髪を右手で押さえて、ロックオンの方を見た。
歌の名前もない、即興のただの音を辿るような歌だった。
綺麗なボーイズソプラノと少女のソプラノの声が交じり合う。
まるで全身を風に揺られている錯覚を、ティエリアは覚えていた。肩まである少し長めの髪を、流れる風にさらわれながら、ロックオンに捧げるように歌う。
中性の天使は、美声の持ち主だった。
ティエリア・アーデ。少年とCBでは位置づけられてはいるが、他のクルーもマイスターたちも知っている、特殊な性別だ。少年よりであったが、今では少女よりになりかけている中性体。
少女になりかけているのは、ロックオンという恋人の存在のせいだ。
彼と真剣に付き合い、時には体を繋げるティエリアは少女よりの中性になっていった。
それでも少年の仕草や、性格は少年のものを残す。
自我を築いた時、少年として作られ生まれ落ちて、少年として過ごしてきた。
「あ~~~~~~~~~」
にこりと笑って、ロックオンのほうに手を伸ばす。
ロックオンはその手をとって、風に揺れるティエリアの髪を撫でながら、彼の手にキスをした。
「あなたも歌いませんか」
「いや、俺は歌は聞くだけでいい。お前さんの声を聞いていたい」
「そうですか。らららら~~~~~~~~」
ソレスタルビーイングの中で、歌姫と名高いティエリアの声は綺麗だ。透明な風のようで。
古い時代の本当の歌姫の曲を好んでよく歌う。
デッキで、こうして歌を歌うのは日常茶飯事。誰にも迷惑をかけているわけでもなく、むしろその声をききたげにクルーたちは、ティエリアが歌っていると、デッキの近くに集まりその綺麗なボーイズソプラノと、少女のソプラノの声をいききする音程に酔う。
「ロックオン。今日は風が強いですね」
「そうだな」
歌うのをやめたティエリアの声をもっと聞きたげに、小鳥がデッキで首をかしげていた。
渡り鳥も混じっている。ティエリアはまた歌いだした。
IQ180を超える頭脳は、何か国もの言語を操る。巧みにロシア語のポールシュカポーレを歌い上げて、ロックオンをつないだ手をそのままに、ロックオンに捧げるように歌った。
「ポールシュカポーレ」
「正解」
にこりと、ティエリアは花が綻ぶような笑みをこぼす。
それにつられて、ロックオンも笑みを浮かべてティエリアを抱き寄せる。
「あの。みんな見てますが」
開いたままのデッキの扉の向こうでは、クルーたちがティエリアの歌声に聞きほれたようにまたは野次馬のように集まっていた。
「気にしなさんな」
抱き寄せられて、慣れているのでティエリアは拒絶もしない。素直なものだ。
機嫌の悪い時はパンチが飛ぶが。
二人は、しばし抱き合ったまま空を見上げていた。今日は快晴だ。ここ数日は嵐で、外に出たくても出れない天気が続いていた。
綺麗な空の色にティエリアが見いっていると、ロックオンはふとこんなことを言い出した。
「空を全部丸ごと、お前さんにプレゼントしてやりたい。この流れる風も」
「いりません」
拒絶されて、ロックオンは笑う。
そう言うと思っていたのだ。
空は空であるが故に美しいのだ。時刻によって色を変えていく。風は風であるが故に心地よいのだ。誰にも捕らわれない。自由だ。
そう、彼らはつかの間の自由を満喫していた。
敵との戦闘はここ数日の嵐でないのだが、いつまた戦闘がおこるか分からない。
だから、歌う。
自分たちが自由である証のように。
CBが世界を革命していく証のように。
何故そんな気持ちになるのか、ティエリアにもよく分からない。ただ、時折歌いたくなる。ちなみにいつものジャボテンダーさんは、デッキの上でロープに洗濯バサミでとめられて揺れていた。
洗濯したのだ。湿気ていたのがティエリアには不愉快だったらしい。
「らら~~~~」
ロックオンから離れ、ティエリアは風に揺られて歌いだす。
CBの未来が明るいことを祈るように。讃美歌のような歌に、クルーたちは二人の邪魔をしてはいけないと、少しずつ減っていく。
大切な時間を邪魔してはいけないと。彼らは、恋人同士なのだ。
ガンダムマイスターである以上、自由の時間は限られている。それを知っているクルーたちは、手を振って一人また一人と解散して、観客は0人になった。
ロックオンはそれを確認してから、ティエリアを再び抱き寄せ、その唇に重ねるだけのキスをした。ティエリアは少し微笑み、自分からもキスをする。
「少し唇がかさついていますね。リップクリーム使いますか?」
「お前さんが塗ってくれるなら」
ティエリアは少し困った顔をして、それから愛用している色のついていないリップクリームをポケットから取り出すと、ロックオンの唇に塗った。
「さんきゅ」
ティエリアは微笑む。風に揺られる忘れな草のように可憐に。
マイスターたちは限られた自由時間をこうして過ごしていく。二人は恋人同士。寝泊まりする部屋も一緒のほぼ同棲状態。
他のマイスターであるアレルヤと刹那は何も言わないが、きっとこの二人の関係を心の奥底では推奨していないだろう。
戦闘中に恋人を庇う行動を、この前ティエリアがとった。
それに何も言わないが、いつかこの関係が壊れてしまう時がくるのかもしれない。そんな時がこないように、ティエリアとロックオンは祈るしかない。
互いに生き残れるように。この戦争を、終わらせるために。
生きて生きて生きて、幸せをいつか掴み取るんだ。それが二人の願いであった。
風がまた流れる。ロックオンの柔らかな茶色の髪が、流れていく。ティエリアの紫紺の髪も流れていく。
風のように自由に生きれればいいのにと、ふと思う。
いつか、ティエリアはロックオンの生家のあるアイルランドの地を踏むことを、ロックオンと約束していた。
その約束が果たされる時がくるように、二人は祈るしかなかった。
GV
今日はラグナロクオンラインのほうでGVをやってきました。
毎週日曜にあるギルドVSギルドの対人戦です。私のキャラはLV165(カンスト)のAB
INTとVITが120あとはバランス型。
VIT型といってもいいようなABです。
毎回蒸発していくので回復剤はもちません。
宿にとまればSPもHPも全快になるのですが、経費を申請ほとんどしないのでSPが0にならない限りとまりません。
GV中の回復はヒールで。
ベースでヒールして自己支援していざ砦へ。
今日は宿無しでした。
親父のPCをぶっ壊してしまい、3PCが現在できない状況です。
いつも3PCで狩り、買取り、売りをしていたのですが、売りのPCが壊れたため急きょ買い直すことに。
近いうちに俺専用の4PC目を買ってくれるそうです。
それまでは親父のPCを触ってもいいとのこと。
ラグナロクオンラインを知らない人には?なきじですねw
さてOO小説でもちょっと打ちますか。
毎週日曜にあるギルドVSギルドの対人戦です。私のキャラはLV165(カンスト)のAB
INTとVITが120あとはバランス型。
VIT型といってもいいようなABです。
毎回蒸発していくので回復剤はもちません。
宿にとまればSPもHPも全快になるのですが、経費を申請ほとんどしないのでSPが0にならない限りとまりません。
GV中の回復はヒールで。
ベースでヒールして自己支援していざ砦へ。
今日は宿無しでした。
親父のPCをぶっ壊してしまい、3PCが現在できない状況です。
いつも3PCで狩り、買取り、売りをしていたのですが、売りのPCが壊れたため急きょ買い直すことに。
近いうちに俺専用の4PC目を買ってくれるそうです。
それまでは親父のPCを触ってもいいとのこと。
ラグナロクオンラインを知らない人には?なきじですねw
さてOO小説でもちょっと打ちますか。
棺(2期)
その棺の中は空洞になっている。
中に入っているのは、花束と、彼が好んでつけていた手袋に、彼の衣服。
形見は、持たないことにした。
そうしないと、悲しみで支配されて戻ってこれそうにないから。
「さよなら・・・・・・」
ティエリアは泣いていた。いつもは感情を見せない整いすぎた、少女と見まごう容姿の中性の少年は、泣いていた。
泣き疲れて、もう涙などでないと思っていたのに、頬を流れる銀の波は止まりそうにない。
彼は、もうこの世界の何処にもいないのだ。
どんなに泣いても、昔のように、優しく頭を撫でてくれることはない。優しい声をかけてくれることもない。
泣きすぎて、記憶にある彼の顔の輪郭が鈍ってきている。
「もういいか?」
刹那に問われて、ティエリアは頷いた。
花束を手にもって、それを棺の上に乗せた。
「本当にこれで気がすむのか?もう一人で泣いたりしないか?」
刹那は優しい。
ロックオンが死んだと知って、ティエリアを支えてくれている。まだ集まったマイスターはティエリアと刹那だけだ。
二人だけで、やっていかなければならない。他のクルーたちを支えて。
青を意識した制服に身を包んだ刹那の側にいるティエリアは、刹那が知っている頃から全く時を刻んでいなかった。
今では、刹那のほうが背が上になっている。
イノベイターであるティエリアが、人のように時を刻むことはないのだ。時を刻まないように遺伝子操作されている。
それが新人類と呼ばれる存在故だろうか。
ティエリアは、涙をハンカチでふきとると、刹那に支えられて花束を棺の中に入れた。
「さよなら・・・・・」
別れの時だ。
ロックオン・ストラトス・・・・・・ニール・ディランディとの。
棺を宇宙に流したいといいだしたのは、刹那のほうだった。あまりにも、ティエリアがロックオンに固執しているのを見た刹那が、それを断ち切る手段として、彼の葬式をすると決めたのだ。
ティエリアは否とは言わなかった。
それでティエリアの気が少しでも紛れるのならと、刹那は思った。
「今度、地球に降りよう。ディランディ家の墓にも花を添えよう。一緒にいくな、ティエリア?」
「ああ・・・・・分かった」
悲しみを断ち切るには、ディランディ家の墓にも花束を添える必要があると、刹那は思っていた。すでに、何度もティエリアがディランディ家の墓参りに行っていると知ってのことだった。
死者へ花束を贈るのは、生きている者の自己満足かもしれない。
それでも、死している者の心が少しでも安らぐのであればと、人は死者に花を手向ける。
死は始まりに過ぎない。人は死して、巡り巡り命の輪をたどって、また違う形となる。
その環(わ)の中に、ロックオン・ストラトスがいるこを祈って。
「さようなら・・・・また、何処かで会いましょう」
ティエリアは、流れていく棺に向かって手を振った。
小さくなっていく棺。
宇宙に散っていく花束たち。
火葬もされず、永遠に宇宙を彷徨い続ける棺。
ロックオン・ストラトスの棺は流れ続ける。宇宙の何処かで、彼らの歩み出す一歩一歩を見守りながら。
中に入っているのは、花束と、彼が好んでつけていた手袋に、彼の衣服。
形見は、持たないことにした。
そうしないと、悲しみで支配されて戻ってこれそうにないから。
「さよなら・・・・・・」
ティエリアは泣いていた。いつもは感情を見せない整いすぎた、少女と見まごう容姿の中性の少年は、泣いていた。
泣き疲れて、もう涙などでないと思っていたのに、頬を流れる銀の波は止まりそうにない。
彼は、もうこの世界の何処にもいないのだ。
どんなに泣いても、昔のように、優しく頭を撫でてくれることはない。優しい声をかけてくれることもない。
泣きすぎて、記憶にある彼の顔の輪郭が鈍ってきている。
「もういいか?」
刹那に問われて、ティエリアは頷いた。
花束を手にもって、それを棺の上に乗せた。
「本当にこれで気がすむのか?もう一人で泣いたりしないか?」
刹那は優しい。
ロックオンが死んだと知って、ティエリアを支えてくれている。まだ集まったマイスターはティエリアと刹那だけだ。
二人だけで、やっていかなければならない。他のクルーたちを支えて。
青を意識した制服に身を包んだ刹那の側にいるティエリアは、刹那が知っている頃から全く時を刻んでいなかった。
今では、刹那のほうが背が上になっている。
イノベイターであるティエリアが、人のように時を刻むことはないのだ。時を刻まないように遺伝子操作されている。
それが新人類と呼ばれる存在故だろうか。
ティエリアは、涙をハンカチでふきとると、刹那に支えられて花束を棺の中に入れた。
「さよなら・・・・・」
別れの時だ。
ロックオン・ストラトス・・・・・・ニール・ディランディとの。
棺を宇宙に流したいといいだしたのは、刹那のほうだった。あまりにも、ティエリアがロックオンに固執しているのを見た刹那が、それを断ち切る手段として、彼の葬式をすると決めたのだ。
ティエリアは否とは言わなかった。
それでティエリアの気が少しでも紛れるのならと、刹那は思った。
「今度、地球に降りよう。ディランディ家の墓にも花を添えよう。一緒にいくな、ティエリア?」
「ああ・・・・・分かった」
悲しみを断ち切るには、ディランディ家の墓にも花束を添える必要があると、刹那は思っていた。すでに、何度もティエリアがディランディ家の墓参りに行っていると知ってのことだった。
死者へ花束を贈るのは、生きている者の自己満足かもしれない。
それでも、死している者の心が少しでも安らぐのであればと、人は死者に花を手向ける。
死は始まりに過ぎない。人は死して、巡り巡り命の輪をたどって、また違う形となる。
その環(わ)の中に、ロックオン・ストラトスがいるこを祈って。
「さようなら・・・・また、何処かで会いましょう」
ティエリアは、流れていく棺に向かって手を振った。
小さくなっていく棺。
宇宙に散っていく花束たち。
火葬もされず、永遠に宇宙を彷徨い続ける棺。
ロックオン・ストラトスの棺は流れ続ける。宇宙の何処かで、彼らの歩み出す一歩一歩を見守りながら。
かめ(3期)
のそのそのそ。
のそのそかたごとかたかた。
「なんですか、これ」
「亀だ。ミドリガメ」
ティエリアのいる部屋はロックオンの部屋だ。ティエリアにも自分の部屋がある。だがしかし、ロックオンの部屋で寝泊まりをしているティエリアにとっては、ロックオンの部屋は自分の部屋にも等しかった。
そのティエリアが指さしているのは、床をのそのそと歩いている亀だった。
緑色なのでミドリガメだろう。そう大きくはない。小さい、まだ子供のような大きさだった。
「はぁ。なんでそんなものがこの部屋にいるんですか」
「拾ってきたんだ」
「はぁ。拾ってきた・・・・じゃない、犬か猫か!亀だろ!拾ってくるな!」
「ティエリアが切れた!」
「切れていない!徹夜でイライラしているだけだ!」
似たようなものだろうと、ロックオンは言葉を出すのを我慢した。
「アレルヤは留守で、刹那は亀になんか興味ないガンプラくれっていうし、他にいく場所がないんだよ、な、な、頼むから数日で飼い主になってくれる人見つけるから、我慢してくれ!」
「眠い。寝る」
「は?」
ティエリアは、紫紺の髪を翻していつの間にか新調されたキングサイズのベッドにぽふっとなる。
「おい、ティエリア」
揺り動かそうとして、やめる。
亀を触った手なのだ。ティエリアは生き物があまり好きではない。
小鳥やハムスター程度ならいけるし、犬猫もまぁ嫌いではないらしいのだが、とにかく人間と違う形をした生物・・・・・特に、それが食事に出てくるとなるとそれはそれは騒ぎとなるような悲鳴の上げ方を出す天才だった。
昨日の夕飯の魚の煮物には、形が丸わかりの魚が入っていて、食べようとした直後に固まって、アレルヤと一緒に、固まったティエリアにハンバーグ定食のBランチを与えて正気に戻るのを待ったものだ。
ぎゃあああと悲鳴をあげるならまだかわいい。
周囲のものを投げだし、ジャボテンダーさんで周囲の人間をどつきまくるのだ。一番被害にあっているのはロックオンのはずなのだが、何故かアレルヤの被害が酷い。
明らかに、ロックオンはアレルヤを盾代わりに扱っていた。まぁ、友情あればこそ?なのでアレルヤもジャボテンダータックルを受けて笑っているから平気だろう。
「飼い主は明日みつけろ」
命令形できた。
「昆虫ケースに入れて廊下に置いておけ」
また命令系できた。
ロックオンに対しては、いつも丁寧語で対応しているティエリアにしては珍しかった。
「はい・・・・・」
しゅんとうなだれてしまったロックオン。
チクリと、胸が痛んだが、ここは譲れない。
ティエリアは爬虫類が特に苦手だった。ロックオンとは、水族館でデートしたこともある。生きている姿を見るのはいい。ただ、その生物が食卓にそのままの形であがるのが苦手なのだ。
だから、貝など貝殻を取り除いておかないと食べない。
亀もスッポンなどが食用として知られている。しつこいようだが、ティエリアは爬虫類は苦手・・・というか、大嫌いである。
とかげもワニも蛇も無理だ。
亀程度ならいけるだろうと、拾ってきたロックオンの誤算だった。
「寝る。亀とたわむれるつもりなら出ていけ」
「ティエリア~。そんな冷たいこというなよ、言う通りにするからさ」
「そうか。ならばまずは手を洗って来い」
「はぁ・・・・・」
ロックオンは亀を昆虫ケースにいれて水をいれて石を置くと、ごめんなと謝ってから、廊下に出した。
亀は、その日のうちにクルーの誰かに拾われていった。
ロックオンは、ティエリアのご機嫌を直すのに3日かかったそうだ。余談であるが。
のそのそかたごとかたかた。
「なんですか、これ」
「亀だ。ミドリガメ」
ティエリアのいる部屋はロックオンの部屋だ。ティエリアにも自分の部屋がある。だがしかし、ロックオンの部屋で寝泊まりをしているティエリアにとっては、ロックオンの部屋は自分の部屋にも等しかった。
そのティエリアが指さしているのは、床をのそのそと歩いている亀だった。
緑色なのでミドリガメだろう。そう大きくはない。小さい、まだ子供のような大きさだった。
「はぁ。なんでそんなものがこの部屋にいるんですか」
「拾ってきたんだ」
「はぁ。拾ってきた・・・・じゃない、犬か猫か!亀だろ!拾ってくるな!」
「ティエリアが切れた!」
「切れていない!徹夜でイライラしているだけだ!」
似たようなものだろうと、ロックオンは言葉を出すのを我慢した。
「アレルヤは留守で、刹那は亀になんか興味ないガンプラくれっていうし、他にいく場所がないんだよ、な、な、頼むから数日で飼い主になってくれる人見つけるから、我慢してくれ!」
「眠い。寝る」
「は?」
ティエリアは、紫紺の髪を翻していつの間にか新調されたキングサイズのベッドにぽふっとなる。
「おい、ティエリア」
揺り動かそうとして、やめる。
亀を触った手なのだ。ティエリアは生き物があまり好きではない。
小鳥やハムスター程度ならいけるし、犬猫もまぁ嫌いではないらしいのだが、とにかく人間と違う形をした生物・・・・・特に、それが食事に出てくるとなるとそれはそれは騒ぎとなるような悲鳴の上げ方を出す天才だった。
昨日の夕飯の魚の煮物には、形が丸わかりの魚が入っていて、食べようとした直後に固まって、アレルヤと一緒に、固まったティエリアにハンバーグ定食のBランチを与えて正気に戻るのを待ったものだ。
ぎゃあああと悲鳴をあげるならまだかわいい。
周囲のものを投げだし、ジャボテンダーさんで周囲の人間をどつきまくるのだ。一番被害にあっているのはロックオンのはずなのだが、何故かアレルヤの被害が酷い。
明らかに、ロックオンはアレルヤを盾代わりに扱っていた。まぁ、友情あればこそ?なのでアレルヤもジャボテンダータックルを受けて笑っているから平気だろう。
「飼い主は明日みつけろ」
命令形できた。
「昆虫ケースに入れて廊下に置いておけ」
また命令系できた。
ロックオンに対しては、いつも丁寧語で対応しているティエリアにしては珍しかった。
「はい・・・・・」
しゅんとうなだれてしまったロックオン。
チクリと、胸が痛んだが、ここは譲れない。
ティエリアは爬虫類が特に苦手だった。ロックオンとは、水族館でデートしたこともある。生きている姿を見るのはいい。ただ、その生物が食卓にそのままの形であがるのが苦手なのだ。
だから、貝など貝殻を取り除いておかないと食べない。
亀もスッポンなどが食用として知られている。しつこいようだが、ティエリアは爬虫類は苦手・・・というか、大嫌いである。
とかげもワニも蛇も無理だ。
亀程度ならいけるだろうと、拾ってきたロックオンの誤算だった。
「寝る。亀とたわむれるつもりなら出ていけ」
「ティエリア~。そんな冷たいこというなよ、言う通りにするからさ」
「そうか。ならばまずは手を洗って来い」
「はぁ・・・・・」
ロックオンは亀を昆虫ケースにいれて水をいれて石を置くと、ごめんなと謝ってから、廊下に出した。
亀は、その日のうちにクルーの誰かに拾われていった。
ロックオンは、ティエリアのご機嫌を直すのに3日かかったそうだ。余談であるが。
ナンバリング(3期)
「ほら」
チリン。
鈴が小さく鳴った。
「はい?」
可愛らしく首をかしげる。サラリと猫毛の濃い紫の青みがかった髪が、光に弾ける。サラサラと、肩から零れ落ちていく。
「いや、なんだ、あのさ」
「はっきりしてください」
言葉を濁すロックオンに、ティエリアは冷たく言い放った。カタカタと、顔はロックオンのほうを向いているが、今現在はコンピューターを使って、先日スメラギからもらった戦術の復習のようなものをしている。復習というか、変えるに値する場所があるかどうかの真価を、戦術を使う方の目から見てどうかというものだった。そういう点で、スメラギから頼られていることは誇りでもあった。
カタカタカタカタ。
無機質な音が部屋の中で、響いた。
「だから、さ。お返し」
「なんの」
ティエリアは、溜息をつくと、コンピューターの電源を落とした。きちんとセーブして、データをDVDに焼き付けている。
ティエリアにとって、仕事中にこうやって声をかけられるのはあまり好まないのだが、仕事のコンピューターを、自分の部屋でもなく、一緒に寝起きしているロックオンの部屋に置いている時点で、ロックオンと話すことになるとなるべく電源を切るようにしていた。
そうしないと、話が成り立たないからだ。
ミススメラギからもらった仕事も、急ぎではない。
「なんなんだ急に」
いつもは愛らしい天然も、仕事中だったということもあり、なりを潜めている。
「んー、そういうとこも好きだぜ」
後ろから抱き付かれて、ティエリアは目の前でなる鈴を受け取った。
「あなたはいつもそうですね。そうやってごまかす」
「いや、ごまかしてなんかない。ちゃんと仕事終わらせて、俺の相手してくれるティエリアのことが大好きだぜ?」
好きだと耳元で囁かれて、ティエリアは頬をかすかに薄く桃色に染めた。
「なんなんですか、これは?」
「こうすると、かわいいだろ?」
「あ・・・・」
ティエリアの手の中にあった鈴を、ロックオンは一房ティリアの髪を手ですくいとって、それにシャツの中から出してきた髪ゴムと一緒に、ティエリアの髪にくくりつけた。
チリン、チリン。
「もしかしてバレンタインのお返しのつもり?」
「そうだといったら?」
「お返しはすでにもらっていますが」
ティエリアの首には、純銀でできており、ティエリアの髪の紫色と同じアメジストがペンダントトップになっているペンダントをしていた。それが、ロックオンからもらったバレンタインのお返しだった。
たかがチョコレートをあげただけなのに、貴金属の類をもらうのは、相応ではないと辞退したのだが、ロックオンにせがまれて結局もらうような形になってしまった。
バレンタインのお返しは、3倍以上のものでもうもらってしまっている。それ以上の品物を受け取る気などさらさらなかったのだが、こうやって好きだと言われてこうやって、ロックオンの手でつけられてしまうと、自分ではとれなくなってしまう。
「このペンダントで十分なのに・・・・・」
「いいんだよ。あげるのは俺が好きでやってるんだから」
個人口座にかなりの額のお金があるが、こういった形で消耗するのはティエリアはあまり好まない。
それを知っていても、せっかくあるお金なんだしと、ロックオンは暇があればティエリアに花束や貴金属を買ってあげていた。
いつの間にか、ティエリア専用の宝石箱ができてしまったほどだ。
もらっても、それをいつも身に着けているわけでもなく、デートの時などにしか身に着けてくれないとロックオンも知っている。
デートの時に身に着けてもらえるだけで十分だと、ロックオンも思っているようだった。
「かわいいだろ?音がティエリアみたいだ」
チリンチリンとなる鈴は、明らかに金でできていた。
「またこんなものにお金をかけて・・・・・少しは、自分のために使ってはどうですか」
「いいんだよ、俺は。ティエリアに似合うんだから、買いたくなるのは仕方ないだろ?」
「僕に似合う?」
チリン。
鈴が鳴る。
こんな、小さくて可愛い存在じゃないと、ティエリアは知っている。自分というイノベーターがどんなに汚れているのかも。何故、自分なのだろうと問うた時もあった。
ティエリア・アーデは、一度好きなロックオン・ストラトスことニール・ディランディを失ってしまっている。いや、失ってしまっていたと認識すべきか。
そして、ここにいるティエリアは、ニールが愛したティエリアではなかった。本来のティエリアはすでに死亡しており、宇宙に棺が流された。見送ったのは刹那だ。
本来、ロックオンに好きだと抱きしめられる価値もない。しょせん、ナンバリングで選ばれただけの存在だ。
ティエリアの代わりは、ティエリアと同じ容姿、声をもったティエリアが他にも今も眠っているのだ。
「またそんな顔をする。お前さんは、ティエリアだ。それ以外の何者でもない」
チリン。鈴が鳴った。
「あ・・・・・」
唇が重なる。
少しかさついたロックオンの唇の感触に、ティエリアは目を閉じた。
自然と、涙が滲み出てきた。
ロックオンは、今のティエリアがかつて愛したティエリアでないと知っても、こうして同じに扱ってくれる。
それが愛しくて、そして哀しくもあった。
「ロックオン・・・・」
ニールと呼ぶよりも、ロックオンと呼ぶのに慣れすぎてしまっているティエリア。
記憶も意識も感情も、何もかも前のティエリアと同じものを刷り込まされているせいで、ティエリアはどのティエリアが本当の、ニール・ディランディに愛されているティエリアなのか分からなくなってくる。
「泣くなよ。離せなくなるだろ」
「僕は、あなたのティエリアになれているだろうか?」
「バーカ。お前はもう俺のティエリアだ。離すもんか、もう二度と」
先に、ティエリアを死という形で手放したのはロックオンである。結局は生き残り、こうしてまた抱き合ったり体温を共有することができるが。
ロックオンは今も後悔している。ティエリアを置いて、仇をとることを選んだ自分に。しかし、あの時はその選択肢しかなかったのだ。ティエリアよりも大切なことがあった。だから、ロックオンことニール・ディランディは死が先にあると知りながらもその未来を選んだ。
結局家族の仇は取れず、リジェネの手によって助けられ、再生された。
そして知った真実。
イノベイターという存在。
愛しくてたまらなかったティエリアの死。
葛藤しなかったといったら嘘になる。初めて、目覚めて間もないティエリアと対峙した時のことは今でも記憶に焼き付いている。
ティエリアは、ロックオンが愛したティエリアの声で、態度で、感情で、全てで包み込んできた。
このティエリアは、「代わり」なんかじゃないとロックオンは悟った。
「お前さんは、お前さんかもしれない。でも、もう俺にはお前さんしかいないんだよ」
ロックオンの腕に力がこもる。
ティエリアは、涙をぬぐって、ロックオンの手に手を重ねた。
チリン。
不安定な形で、髪に結われていた金の鈴が床に転がり落ちた。
その後を追うこともなく、二人の恋人は無言で抱きしめあい、体温を共有すると、ぎこちなく微笑んだ。
何度かキスを繰り返して、頬を染めたティエリアは、床に転がった金の鈴を手に取った。
「直しておきますね」
「ああ。それよりもっかいキスさせて」
ティエリアが宝石箱の中に金の鈴を入れたと同時に引き寄せられた。力強い、抗いがたい腕だった。
「ロックオン・・・・好きです。もうどこにも行かないで」
「ああ。約束する。ティエリア、好きだ。お前さんこそ、何処にも行くなよ」
二人の恋人は、音もなく抱きしめあいながら、口づけを交わし続けた。
もう、二度と失わないように。
離さないように。
最後の時、死が二人を分かつまで、と祈るように。
チリン。
鈴が小さく鳴った。
「はい?」
可愛らしく首をかしげる。サラリと猫毛の濃い紫の青みがかった髪が、光に弾ける。サラサラと、肩から零れ落ちていく。
「いや、なんだ、あのさ」
「はっきりしてください」
言葉を濁すロックオンに、ティエリアは冷たく言い放った。カタカタと、顔はロックオンのほうを向いているが、今現在はコンピューターを使って、先日スメラギからもらった戦術の復習のようなものをしている。復習というか、変えるに値する場所があるかどうかの真価を、戦術を使う方の目から見てどうかというものだった。そういう点で、スメラギから頼られていることは誇りでもあった。
カタカタカタカタ。
無機質な音が部屋の中で、響いた。
「だから、さ。お返し」
「なんの」
ティエリアは、溜息をつくと、コンピューターの電源を落とした。きちんとセーブして、データをDVDに焼き付けている。
ティエリアにとって、仕事中にこうやって声をかけられるのはあまり好まないのだが、仕事のコンピューターを、自分の部屋でもなく、一緒に寝起きしているロックオンの部屋に置いている時点で、ロックオンと話すことになるとなるべく電源を切るようにしていた。
そうしないと、話が成り立たないからだ。
ミススメラギからもらった仕事も、急ぎではない。
「なんなんだ急に」
いつもは愛らしい天然も、仕事中だったということもあり、なりを潜めている。
「んー、そういうとこも好きだぜ」
後ろから抱き付かれて、ティエリアは目の前でなる鈴を受け取った。
「あなたはいつもそうですね。そうやってごまかす」
「いや、ごまかしてなんかない。ちゃんと仕事終わらせて、俺の相手してくれるティエリアのことが大好きだぜ?」
好きだと耳元で囁かれて、ティエリアは頬をかすかに薄く桃色に染めた。
「なんなんですか、これは?」
「こうすると、かわいいだろ?」
「あ・・・・」
ティエリアの手の中にあった鈴を、ロックオンは一房ティリアの髪を手ですくいとって、それにシャツの中から出してきた髪ゴムと一緒に、ティエリアの髪にくくりつけた。
チリン、チリン。
「もしかしてバレンタインのお返しのつもり?」
「そうだといったら?」
「お返しはすでにもらっていますが」
ティエリアの首には、純銀でできており、ティエリアの髪の紫色と同じアメジストがペンダントトップになっているペンダントをしていた。それが、ロックオンからもらったバレンタインのお返しだった。
たかがチョコレートをあげただけなのに、貴金属の類をもらうのは、相応ではないと辞退したのだが、ロックオンにせがまれて結局もらうような形になってしまった。
バレンタインのお返しは、3倍以上のものでもうもらってしまっている。それ以上の品物を受け取る気などさらさらなかったのだが、こうやって好きだと言われてこうやって、ロックオンの手でつけられてしまうと、自分ではとれなくなってしまう。
「このペンダントで十分なのに・・・・・」
「いいんだよ。あげるのは俺が好きでやってるんだから」
個人口座にかなりの額のお金があるが、こういった形で消耗するのはティエリアはあまり好まない。
それを知っていても、せっかくあるお金なんだしと、ロックオンは暇があればティエリアに花束や貴金属を買ってあげていた。
いつの間にか、ティエリア専用の宝石箱ができてしまったほどだ。
もらっても、それをいつも身に着けているわけでもなく、デートの時などにしか身に着けてくれないとロックオンも知っている。
デートの時に身に着けてもらえるだけで十分だと、ロックオンも思っているようだった。
「かわいいだろ?音がティエリアみたいだ」
チリンチリンとなる鈴は、明らかに金でできていた。
「またこんなものにお金をかけて・・・・・少しは、自分のために使ってはどうですか」
「いいんだよ、俺は。ティエリアに似合うんだから、買いたくなるのは仕方ないだろ?」
「僕に似合う?」
チリン。
鈴が鳴る。
こんな、小さくて可愛い存在じゃないと、ティエリアは知っている。自分というイノベーターがどんなに汚れているのかも。何故、自分なのだろうと問うた時もあった。
ティエリア・アーデは、一度好きなロックオン・ストラトスことニール・ディランディを失ってしまっている。いや、失ってしまっていたと認識すべきか。
そして、ここにいるティエリアは、ニールが愛したティエリアではなかった。本来のティエリアはすでに死亡しており、宇宙に棺が流された。見送ったのは刹那だ。
本来、ロックオンに好きだと抱きしめられる価値もない。しょせん、ナンバリングで選ばれただけの存在だ。
ティエリアの代わりは、ティエリアと同じ容姿、声をもったティエリアが他にも今も眠っているのだ。
「またそんな顔をする。お前さんは、ティエリアだ。それ以外の何者でもない」
チリン。鈴が鳴った。
「あ・・・・・」
唇が重なる。
少しかさついたロックオンの唇の感触に、ティエリアは目を閉じた。
自然と、涙が滲み出てきた。
ロックオンは、今のティエリアがかつて愛したティエリアでないと知っても、こうして同じに扱ってくれる。
それが愛しくて、そして哀しくもあった。
「ロックオン・・・・」
ニールと呼ぶよりも、ロックオンと呼ぶのに慣れすぎてしまっているティエリア。
記憶も意識も感情も、何もかも前のティエリアと同じものを刷り込まされているせいで、ティエリアはどのティエリアが本当の、ニール・ディランディに愛されているティエリアなのか分からなくなってくる。
「泣くなよ。離せなくなるだろ」
「僕は、あなたのティエリアになれているだろうか?」
「バーカ。お前はもう俺のティエリアだ。離すもんか、もう二度と」
先に、ティエリアを死という形で手放したのはロックオンである。結局は生き残り、こうしてまた抱き合ったり体温を共有することができるが。
ロックオンは今も後悔している。ティエリアを置いて、仇をとることを選んだ自分に。しかし、あの時はその選択肢しかなかったのだ。ティエリアよりも大切なことがあった。だから、ロックオンことニール・ディランディは死が先にあると知りながらもその未来を選んだ。
結局家族の仇は取れず、リジェネの手によって助けられ、再生された。
そして知った真実。
イノベイターという存在。
愛しくてたまらなかったティエリアの死。
葛藤しなかったといったら嘘になる。初めて、目覚めて間もないティエリアと対峙した時のことは今でも記憶に焼き付いている。
ティエリアは、ロックオンが愛したティエリアの声で、態度で、感情で、全てで包み込んできた。
このティエリアは、「代わり」なんかじゃないとロックオンは悟った。
「お前さんは、お前さんかもしれない。でも、もう俺にはお前さんしかいないんだよ」
ロックオンの腕に力がこもる。
ティエリアは、涙をぬぐって、ロックオンの手に手を重ねた。
チリン。
不安定な形で、髪に結われていた金の鈴が床に転がり落ちた。
その後を追うこともなく、二人の恋人は無言で抱きしめあい、体温を共有すると、ぎこちなく微笑んだ。
何度かキスを繰り返して、頬を染めたティエリアは、床に転がった金の鈴を手に取った。
「直しておきますね」
「ああ。それよりもっかいキスさせて」
ティエリアが宝石箱の中に金の鈴を入れたと同時に引き寄せられた。力強い、抗いがたい腕だった。
「ロックオン・・・・好きです。もうどこにも行かないで」
「ああ。約束する。ティエリア、好きだ。お前さんこそ、何処にも行くなよ」
二人の恋人は、音もなく抱きしめあいながら、口づけを交わし続けた。
もう、二度と失わないように。
離さないように。
最後の時、死が二人を分かつまで、と祈るように。
報告その2
リアル彼氏と別れました。
将来性の違いについて、むこうに引っ越すって決められてて、家を出たくなかったので話し合いの末に3年間つきあっていましたが、別れることになりました。
もともというほど好きじゃなかったし、依存はしていたけど別れて2か月になりますが、安定剤を飲まなきゃいけないとかの症状はありません。
依存も少なかったのかなぁ。
毎日スカイプでお話してましたが、別れる前あたりからあっちがTVゲームに夢中になって、全然話になってなくて繋いでるだけ。
こっちはこっちでラグナロクやってるので構ってませんでした。
別れる前にニンテンドー3DSを買ってもらってた。
これはΣ(・ω・ノ)ノ!ですね。
返さなくてもいいし、しかしゲームはソフトだけ増えてコンシューマープレイしてません。
ペルソナ5もかってクリアして叩きうって、PS4買ってFF15を買ってプレイする予定が、ペルソナ5途中で放り出してますwww
はてさて・・・・・
熱が覚める前に少しだけOOの小説でも打ちますか。
将来性の違いについて、むこうに引っ越すって決められてて、家を出たくなかったので話し合いの末に3年間つきあっていましたが、別れることになりました。
もともというほど好きじゃなかったし、依存はしていたけど別れて2か月になりますが、安定剤を飲まなきゃいけないとかの症状はありません。
依存も少なかったのかなぁ。
毎日スカイプでお話してましたが、別れる前あたりからあっちがTVゲームに夢中になって、全然話になってなくて繋いでるだけ。
こっちはこっちでラグナロクやってるので構ってませんでした。
別れる前にニンテンドー3DSを買ってもらってた。
これはΣ(・ω・ノ)ノ!ですね。
返さなくてもいいし、しかしゲームはソフトだけ増えてコンシューマープレイしてません。
ペルソナ5もかってクリアして叩きうって、PS4買ってFF15を買ってプレイする予定が、ペルソナ5途中で放り出してますwww
はてさて・・・・・
熱が覚める前に少しだけOOの小説でも打ちますか。
