黒猫と白猫の亜人51
浮竹は、実家(魔王城)に来ていた。
また家出をしたのだ。
魔王の浮竹が理由を聞いてみると、ぷんぷん怒りながら、浮竹は言う。
「あいつ、他の猫の風呂場のぞいてたんだ!それにこりずに、白哉の風呂ものぞいてた!俺の風呂ものぞいてた!あんな変態は俺の夫じゃない」
『でも、結婚したままなんだろう?』
「知らん」
つーんと、浮竹はあらぬ方角を向く。
『何か理由があったんじゃないのか?』
「あいつ、またたびで酔ってた。猫用のまたたびでだぞ」
魔王の浮竹は、浮竹の頭を撫でる。
『お前も黒猫の京楽も、猫の亜人なだけあって、猫の姿の時はまたたびが効くのかもな?』
「俺には効かないぞ」
『でも、黒猫の京楽はまたたびに酔ってたんだろう?変な行動おこしても不思議じゃないだろう?』
優しく魔王の浮竹に諭されて、浮竹は自分も悪かったかもと思い、魔王の浮竹に礼を言って、自分の家まで戻っていった。
戻った先で見たものは、雌猫としっぽり中の黒猫姿の京楽だった。
「ああ、ごめん浮竹、またたびでむらむらしてたのに君がいないから!」
「実家(魔王城)へ帰らせていただきます」
京楽を人の姿で頭をゴンと殴り、身の回りのものを整えて、荷物を作って、浮竹は魔王城に家出しにいった。
「あいつ、また雌猫に浮気してた。前もうしないって約束したのに!」
浮竹は、荷物をほどくと、当分の着替えや自分用のエサ入れの皿、おもちゃなどを客間に広げる。
『浮気ねぇ。今回は、黒猫のボクが悪いね』
「そうだろう?当分帰ってやらないんだからな」
ぷんぷん怒る浮竹。
「こうなったら、俺も浮気してやる」
『誰と?』
「魔王の俺と!」
『ええ、そうなの?』
浮竹は、猫の姿になり、魔王の浮竹の元にいくとにゃーにゃーいって求婚行動をする。
「にゃーにゃー」
『どうしたんだ、白猫の俺は』
『君を口説きたいらしいよ』
『ぶっ』
「む、俺は本気だぞ。さぁ、猫の亜人族に伝わる求婚のこのダンスを見よ!」
にゃんにゃんいって、戦後左右に動いているだけだった。
「どうだ、俺に惚れただろう?俺のダンスはいけいけだからな。白哉のとこの猫も俺のダンスを見たら失神して惚れまくってくる」
『(ちょっと、これどういう反応したらいいんだ?)』
『(適当に、惚れたとか言っておけばいいんじゃない?)』
こそこそとやりとりをする魔王の浮竹と幽鬼の京楽を、浮竹は不思議そうに見ている。
『ほ、惚れた。俺はもうお前にめろめろだ』
「そうだろう。さぁ、チュールをくれ。愛のチュールを」
『はい、チュールだぞ』
「うにゃん」
浮竹は、チュールを食べる。食べ終わった後、猫の姿で魔王の浮竹の唇を舐める。
『舐められた』
「キスだ!」
『キスされた』
『はは、かわいい浮気だね?』
幽鬼の京楽は、にこにこしている。
「むう、でも魔王の俺に浮気したら、幽鬼の京楽が伴侶をなくすのか。それは嫌だなぁ」
『ほんとに、かわいいねぇ』
幽鬼の京楽は、浮竹の頭を撫でで喉を撫でてゴロゴロいわせる。
「むう」
浮竹は、うまくいかないと思案顔になる。
そこに、魔王の浮竹が最近雇いれた猫の亜人のミーアちゃんを連れてきた。
「激美人さん!タイプだにゃ!」
ミーアちゃんが、浮竹を見て赤くなる。
「あたし、ミーア。ミーアちゃんって呼んでね?」
「ミーアちゃん、結婚しよう」
「えー、美人でもいきなり結婚は無理にゃん。お付き合いからしましょ?」
「分かった。ミーアちゃん、中庭にお散歩に行こう」
ミーアちゃんと浮竹は、中庭に去っていく。
『よかったの、浮竹?』
『ないとは思うが、俺を本気で恋愛感情で好きになられたら、お互い困るし、どこかの幽鬼が、ボクのものだよって怒りそうだからな』
『ふふ、白猫の浮竹は本気で恋愛感情で君を好きになることはないと思うけどね?』
『分からんぞ?俺が受け入れたら、不倫は成功だろうが』
『まぁ、そうなんだけど』
浮竹はミーアちゃんと中庭で遊んで、魔王の浮竹からチュールをもらう。
ミーアちゃんはかしこまるが、浮竹が気にすることはないと、堂々とチュールをもらうものだから、ミーアちゃんもチュールをもらう。
「ミーアちゃん、しっぽりしよう」
「えー。子猫できちゃうから、だめぇ」
「がっくり」
浮竹は、それでもミーアちゃんが気に入ったというか、他に猫の亜人がいないので、ミーアちゃんといろいろ遊んだ。
それを影ながら見ていた京楽は。
「浮竹の浮気者おおおおおおおおおおお」
涙を出して、去っていく。
「あ、京楽!にゃん、ミーアちゃん、今までありがとう!俺、京楽と結婚してるんだ!不倫しようと思ってたけどやめた!」
「あら、つまんない」
「魔王の俺、家に戻る。京楽が家出するかもしれないから」
浮竹は、白哉の家にある一軒家の自分たちの家に戻る。
そこには、浮竹のダッチワイフとしっぽり中の京楽がいた。
「なんだこれ?」
「な、なんでもないの!」
「なんで裸なんだ?」
「汗、汗かいたから着替えようかなって」
「なんでフルチンなんだ?下着も汗で濡れたのか?」
「う、うん、そうなの」
浮竹は、ダッチワイフをなんだか知らない。
浮竹は、ふーんと言って、ダッチワイフの周りをうろうろして、衣服を身に着けた京楽に、人の姿になって抱きついた。
「今回だけ、許してやる。もう、浮気はするなよ?俺もまた浮気しちゃうからな!」
「浮竹けええええ」
京楽は、浮竹を押し倒す。
そのまま、おいしくいただかれるのであった。
また家出をしたのだ。
魔王の浮竹が理由を聞いてみると、ぷんぷん怒りながら、浮竹は言う。
「あいつ、他の猫の風呂場のぞいてたんだ!それにこりずに、白哉の風呂ものぞいてた!俺の風呂ものぞいてた!あんな変態は俺の夫じゃない」
『でも、結婚したままなんだろう?』
「知らん」
つーんと、浮竹はあらぬ方角を向く。
『何か理由があったんじゃないのか?』
「あいつ、またたびで酔ってた。猫用のまたたびでだぞ」
魔王の浮竹は、浮竹の頭を撫でる。
『お前も黒猫の京楽も、猫の亜人なだけあって、猫の姿の時はまたたびが効くのかもな?』
「俺には効かないぞ」
『でも、黒猫の京楽はまたたびに酔ってたんだろう?変な行動おこしても不思議じゃないだろう?』
優しく魔王の浮竹に諭されて、浮竹は自分も悪かったかもと思い、魔王の浮竹に礼を言って、自分の家まで戻っていった。
戻った先で見たものは、雌猫としっぽり中の黒猫姿の京楽だった。
「ああ、ごめん浮竹、またたびでむらむらしてたのに君がいないから!」
「実家(魔王城)へ帰らせていただきます」
京楽を人の姿で頭をゴンと殴り、身の回りのものを整えて、荷物を作って、浮竹は魔王城に家出しにいった。
「あいつ、また雌猫に浮気してた。前もうしないって約束したのに!」
浮竹は、荷物をほどくと、当分の着替えや自分用のエサ入れの皿、おもちゃなどを客間に広げる。
『浮気ねぇ。今回は、黒猫のボクが悪いね』
「そうだろう?当分帰ってやらないんだからな」
ぷんぷん怒る浮竹。
「こうなったら、俺も浮気してやる」
『誰と?』
「魔王の俺と!」
『ええ、そうなの?』
浮竹は、猫の姿になり、魔王の浮竹の元にいくとにゃーにゃーいって求婚行動をする。
「にゃーにゃー」
『どうしたんだ、白猫の俺は』
『君を口説きたいらしいよ』
『ぶっ』
「む、俺は本気だぞ。さぁ、猫の亜人族に伝わる求婚のこのダンスを見よ!」
にゃんにゃんいって、戦後左右に動いているだけだった。
「どうだ、俺に惚れただろう?俺のダンスはいけいけだからな。白哉のとこの猫も俺のダンスを見たら失神して惚れまくってくる」
『(ちょっと、これどういう反応したらいいんだ?)』
『(適当に、惚れたとか言っておけばいいんじゃない?)』
こそこそとやりとりをする魔王の浮竹と幽鬼の京楽を、浮竹は不思議そうに見ている。
『ほ、惚れた。俺はもうお前にめろめろだ』
「そうだろう。さぁ、チュールをくれ。愛のチュールを」
『はい、チュールだぞ』
「うにゃん」
浮竹は、チュールを食べる。食べ終わった後、猫の姿で魔王の浮竹の唇を舐める。
『舐められた』
「キスだ!」
『キスされた』
『はは、かわいい浮気だね?』
幽鬼の京楽は、にこにこしている。
「むう、でも魔王の俺に浮気したら、幽鬼の京楽が伴侶をなくすのか。それは嫌だなぁ」
『ほんとに、かわいいねぇ』
幽鬼の京楽は、浮竹の頭を撫でで喉を撫でてゴロゴロいわせる。
「むう」
浮竹は、うまくいかないと思案顔になる。
そこに、魔王の浮竹が最近雇いれた猫の亜人のミーアちゃんを連れてきた。
「激美人さん!タイプだにゃ!」
ミーアちゃんが、浮竹を見て赤くなる。
「あたし、ミーア。ミーアちゃんって呼んでね?」
「ミーアちゃん、結婚しよう」
「えー、美人でもいきなり結婚は無理にゃん。お付き合いからしましょ?」
「分かった。ミーアちゃん、中庭にお散歩に行こう」
ミーアちゃんと浮竹は、中庭に去っていく。
『よかったの、浮竹?』
『ないとは思うが、俺を本気で恋愛感情で好きになられたら、お互い困るし、どこかの幽鬼が、ボクのものだよって怒りそうだからな』
『ふふ、白猫の浮竹は本気で恋愛感情で君を好きになることはないと思うけどね?』
『分からんぞ?俺が受け入れたら、不倫は成功だろうが』
『まぁ、そうなんだけど』
浮竹はミーアちゃんと中庭で遊んで、魔王の浮竹からチュールをもらう。
ミーアちゃんはかしこまるが、浮竹が気にすることはないと、堂々とチュールをもらうものだから、ミーアちゃんもチュールをもらう。
「ミーアちゃん、しっぽりしよう」
「えー。子猫できちゃうから、だめぇ」
「がっくり」
浮竹は、それでもミーアちゃんが気に入ったというか、他に猫の亜人がいないので、ミーアちゃんといろいろ遊んだ。
それを影ながら見ていた京楽は。
「浮竹の浮気者おおおおおおおおおおお」
涙を出して、去っていく。
「あ、京楽!にゃん、ミーアちゃん、今までありがとう!俺、京楽と結婚してるんだ!不倫しようと思ってたけどやめた!」
「あら、つまんない」
「魔王の俺、家に戻る。京楽が家出するかもしれないから」
浮竹は、白哉の家にある一軒家の自分たちの家に戻る。
そこには、浮竹のダッチワイフとしっぽり中の京楽がいた。
「なんだこれ?」
「な、なんでもないの!」
「なんで裸なんだ?」
「汗、汗かいたから着替えようかなって」
「なんでフルチンなんだ?下着も汗で濡れたのか?」
「う、うん、そうなの」
浮竹は、ダッチワイフをなんだか知らない。
浮竹は、ふーんと言って、ダッチワイフの周りをうろうろして、衣服を身に着けた京楽に、人の姿になって抱きついた。
「今回だけ、許してやる。もう、浮気はするなよ?俺もまた浮気しちゃうからな!」
「浮竹けええええ」
京楽は、浮竹を押し倒す。
そのまま、おいしくいただかれるのであった。
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