午睡(3期)
柔らかな日差しが、窓辺から差し込んでくる。
ふわりとカーテンが風に揺れて、まるで生きているみたいだと、ロックオンは思った。
午睡していたティエリアは、隣にあるはずの温度がなくなっているのに気付いて、目を開けて、こすっている。
「ロックオン?」
「心配しなさんな。ちゃんと側にいるよ」
日差しが差し込むソファーの上で、ゆったりと、本を読んでいるらしかった。
「まだ眠い」
眠そうに大きく伸びをしてから、欠伸を一つする。
「寝ればいいさ。部屋にはちゃんといるから」
「そうする」
何を思ったのか、ティエリアは、寝台から降りるとロックオンの座っているソファーまでやってくると、彼の肩に体重を預けてまた目を閉じた。
「あなたの体温がないと寂しい」
ロックオンは、ティエリアの頭を撫でて、それから紫紺の髪を手ですいた。
サラサラと指の間からすり抜けていく、綺麗な髪はシャンプーのいい匂いがして、ロックオンからはお日様の匂いがする。
「ロックオン、お日様の匂いがする」
肩に摺り寄せた顔を、ロックオンの胸に埋める。
「ティエリアからはいい匂いがする」
二人して、いつの間にかまた午睡に入るのであった。
ふわりとカーテンが風に揺れて、まるで生きているみたいだと、ロックオンは思った。
午睡していたティエリアは、隣にあるはずの温度がなくなっているのに気付いて、目を開けて、こすっている。
「ロックオン?」
「心配しなさんな。ちゃんと側にいるよ」
日差しが差し込むソファーの上で、ゆったりと、本を読んでいるらしかった。
「まだ眠い」
眠そうに大きく伸びをしてから、欠伸を一つする。
「寝ればいいさ。部屋にはちゃんといるから」
「そうする」
何を思ったのか、ティエリアは、寝台から降りるとロックオンの座っているソファーまでやってくると、彼の肩に体重を預けてまた目を閉じた。
「あなたの体温がないと寂しい」
ロックオンは、ティエリアの頭を撫でて、それから紫紺の髪を手ですいた。
サラサラと指の間からすり抜けていく、綺麗な髪はシャンプーのいい匂いがして、ロックオンからはお日様の匂いがする。
「ロックオン、お日様の匂いがする」
肩に摺り寄せた顔を、ロックオンの胸に埋める。
「ティエリアからはいい匂いがする」
二人して、いつの間にかまた午睡に入るのであった。
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