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浮竹死んだけど幽霊です憑いてます22 精強剤

この前、大浴場で買った「超健康、ビタミンカルシウムたっぷり健康エナジードリンクスーパーZ」という名の精強剤を、飲んでみた。

あそこがビンビンになった。

「浮竹・・・・・・」

「京楽のアホーーーーー」

実体化していた浮竹は、月の2回ある睦みあう日のために実体化していたのだが、精強剤を口にした京楽を見て、その頭を殴った。

「年のくせにただでさえ性欲旺盛なのに、何精強剤飲んでやがる!」

「まぁまぁ。浮竹も飲みなよ」

「俺はいら・・・・むがー」

無理やり、口移しで飲まされた。

その味がまた、眩暈がしそうなほどにまずいのだ。

吐きだすわけにもいかず、嚥下してしまった。

「あ・・・・・」

浮竹までビンビンになった。

「あほ、俺に精強剤飲ませてどうする」

「いく回数が増えれて、いいじゃない」

「どうせドライのオーガズムでもいくんだ。あまり変わらない」

「でも、出したときのほうが快感は高いでしょ?」

「まぁ、それは・・・・・」

「ということで、いただきまーす」

「ぎゃあああああああああ」

---------------------------------------------

「んあ・・・・・・」

もう何度めになるかも分からない熱を体内に放たれて、浮竹はぼんやりとしながらそれを受け止めた。

浮竹自身、もう4回以上いっている。

超健康、ビタミンカルシウムたっぷり健康エナジードリンクスーパーZなる精強剤を、大浴場でのぼせた浮竹に水分をとらせるために適当にかった飲料がそれだった。

なんで自販機に精強剤が売っているのかは不思議だったが、とにかく普通の精強剤より効いた。
それこそ、涅マユリが作った精強剤のように。

っていうか、ドリンクの後ろによく見たら、涅製薬と書いてあった。

「こんなもの、普通の自販機で売るなよな・・・あああ!」

ズチュリと中を犯されて、疲弊しているはずの体は、それでも喜んだ。

「んあああああ!」

前立腺を刺激して、突き上げられる。

「ああ!」

もう何度目かも分からない熱を、浮竹は吐きだした。

「浮竹もいきまくりだね。この精強剤、けっこういいかも」

「ああああ、疲れるから・・・・・あんま、飲むな・・・・んんんっ」

舌が絡まるキスをされる。

「浮竹もきもちよさそうじゃない・・・・・」

「ばか、やり過ぎられると、疲れる・・・・・」

「ここはそうでもないみたいだけど?」

まだたちあがっている花茎は、だらだらと先走りの蜜を垂らせていた。

「んあああ!」

京楽の手で直接いじられて、浮竹はびくんと体を痙攣させる。

また、いってしまった。

少し効果がきついようだった。

しかし、流石にもう吐き出すものがなくなって、透明な蜜だけをとろとろと零すようになっていた。

「ひああああ・・・・ああ・・・・・・んあ」

京楽のものは、まだ硬度を保っていた。

「ひあああ、もう、早くいけ・・・・・」

下肢に力をこめると、京楽もその締め付けに我慢できず、精液を浮竹の腹の奥にぶちまけた。

「んあああ!!」

じんわりと広がっている熱にも、体は反応した。

最後のあたりは、ドライのオーガズムでいっていた。

ぬきとられると、こぽりと京楽が出したものが逆流してぼとぼととシーツの上に漏れ出す。

「あ、出ちゃう・・・・」

京楽は、濡れたタオルでそれをぬぐうが、出した回数のせいか、いつもの2倍くらいの質量で、溢れてきた。

「ん・・・・風呂に、入りたい」

「大丈夫?まだ実体化していられる?」

「あと、20分くらいなら可能だ・・・3時間あったのに、残り20分か。お前、俺を抱きすぎだ」

「いやあ、この精強剤すごいね。また使いたいくらいだ」

浮竹にジト目で睨まれた。

「今度それを飲んで俺を抱いたら、2カ月の禁欲を言い渡す」

「そんなぁ」

京楽は、心底残念そうだった。

「浮竹も気持ちよくなれたのに?」

「限度ってものがあるだろう!回数が多すぎると、疲れるんだ。もう指も動かしたくない・・・・」

そんな浮竹を抱き上げて、風呂場までいって、中に出したものをかき出した。

1番隊の新しい建築にあたって、専用の少し広めの湯殿を建築させておいて正解だったと、京楽は思う。

まさか、死んだはずの浮竹とこうして睦みあい、その処理に使うとは思っていなかったが。

「はぁ・・・・・・」

体と髪を洗い、湯船に浸かる。

浮竹は、腰が痛そうだった。

風呂からあがっても、立ち上がれないでいた。

「ちょっと、やりすぎちゃったね」

「これがちょっとか!いつもの2倍はしておいて!」

「まぁまぁ」

浮竹の髪の水分をバスタオルで吸い取って、死覇装と白いだけの羽織を着せていく。

髪を結い上げようとしたところで時間切れになって、浮竹の体は透けていった。

仕方ないので、霊体を触れる手袋をして、髪を結い上げて、翡翠の髪飾りで留めた。

翡翠の髪飾りは、浮竹の一部となって透けてしまった。

身に着けたものも透き通るが、実体化すると身に着けたいたものも普通の状態に戻る。

本当に、便利なのか不便なのか分からない体だった。

「いっそ、お前も幽霊になるか」

「僕はまだ生きていたいよ。総隊長としての役目もあるし。それが終わったら、幽霊になってもいいかな」

「ばか、冗談に決まっているだろう」

「僕はこのままゆっくり年老いていくけど、浮竹はどうなんだろうね?」

「多分、俺も年老いていくぞ。何せ、霊体なのに髪も爪も伸びる。幽霊なのにな」

浮竹は、シーツをかえたベッドの上で疲れたのか横になっていた。

霊体だから、浮いていてもいいのだが、腰が重い気がするのだ。

「ああ、君にキスしたいのにできない」

「それは諦めろ」

「こうなったら、この手袋で!」

全身をくすぐられて、浮竹は京楽から逃げた。

「まてー」

「京楽のアホー!あんなにやっておきながら、なんでそんなに元気なんだ!」

「さぁ、やっぱり一応健康ドリンクでもあるからじゃない?君も、あれだけ抱かれておきながら、そんなに活発に動くなんて元気だね」

浮竹は、拗ねて日番谷のところにいってしまった。

「ああ、もう使えないのかぁ。勿体ないなぁ」

超健康、ビタミンカルシウムたっぷり健康エナジードリンクスーパーZの残りの中身を捨てていく。

後日、また買おうとしたのだが、売り切れで普通のスポーツドリンクが売ってあった。

ネットで涅製薬を探してみたが、そんなもの存在しなくて、とにかく謎だらけのドリンクなのであった。


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