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いかがわしいこと?いいえ。

「あっ、恋次」

「隊長、いいですか?」

「ああ、もっと」

「ここっすか?」

「あ、そこ。もっと激しく」

「隊長‥‥」

「恋次‥‥」


「恋次、貴様、兄様になにをいかがわしいことをしておるのだ!」

朽木邸の白哉の寝室から聞こえてきた声に、ルキアは赤くなりながらも怒ってふすまをすぱんと開ける。

「ルキア?」

うつぶせになった白哉の腰をもんでいる恋次がいた。

白哉は、何がどうしたのかという顔で、ルキアを見る。

「ルキア、どうしたのだ」

「あ、その、兄様が恋次に無理やりいかがわしいことをされていると思ってしまい」

ルキアは真っ赤になって、謝る。

「すみません兄様!どうか、続きをしてください!」

ふすまをすぱんと閉めて、ルキアは長い廊下を走って行ってしまった。

「だ、そうですよ、隊長。せっかくだから、いかがわしいことします?」

「兄は、立場を弁えよ」

「ここがいいんですよね?」

恋次が、腰をもみほぐすと、白哉が声をあげる。

「あっ」

「あんたの声、閨のものと似てるから、ルキアが勘違いするのも分かります」

「閨など‥‥‥んんっ」

恋次も、むらむらしだしたのだが、今白哉に手を出したらきっと禁欲2週間とか言われそうなので、我慢する。

「ルキアには、後で説明しておく。早く続きをせぬか」

ああ、この人は。

恋次は、なんとか我慢の糸が切れないように、白哉の腰をもみ続ける。

「んああっ」

たまらん。

けしからん。

「恋次?」

「隊長!」

盛った恋次に押し倒されて、白哉はびっくりする。

それから、恋次の鳩尾に蹴りを入れた。

「ぬお‥‥‥」

「今日は、そういうことはせぬ」

今日じゃなかったらしていいのかと、恋次が期待の眼差しで見てくる。

白哉は、白皙の美貌でうつむいて。

しばしして。

「明後日の夜ならば、いい」

その答えを聞いて、恋次は見えない犬のしっぽを振って、白哉に抱きつくのであった。


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