実は虫に弱い
朝起きると、フルチンで体操をしている京楽がいた。
最近はパンツをはいていたので、久しぶりにいやなものを見て浮竹は見なかったことにして二度寝しようとした。
「ああ、浮竹ぇ!ボクとマッパで体操して、そのままベッドでも‥‥‥おぶ」
浮竹は、京楽の顔に枕を投げた。
「ああん、愛を感じるよ!」
もそもそと、浮竹のベッドに入ってきたので、浮竹は京楽の股間を思い切り蹴った。
「んがああああああ」
「せめてパンツをはけ!」
「パンツ、全部洗濯しちゃったんだよね」
「じゃあ服だけでも着ろ!」
「パンツないと服きたくないんだよね」
浮竹は大きなため息をついて、まだ使っていない新しいパンツを出すと、京楽の顔に拳と共にめりこませた。
「(*´Д`)ハァハァ。浮竹のパンツ」
「言っとくが、新品だぞ」
「ボク、中古がいいなぁ。浮竹が今はいてるパンツでいいよ?」
「誰がそんな変態行為をするかああああ!」
京楽の頭をグーで殴り、なんとかパンツをはかせた。
京楽は、浮竹のコレクションのパンツを取り出して、スーハースーハーを匂いをかいでから頭にかぶった。
「ああ‥‥やっぱ、こいつもうだめだ」
「今日は休みだね!一緒に朝からにゃんにゃんしよう」
「一人でしとけ。俺は、病のせいでしばらく休んでいたから、補習がある」
「浮竹が出るならボクも行く」
「お前が受けても意味がないだろう」
「いや、浮竹がいないからさぼってたらボクも補習受けろって」
「何をしているんだお前は!」
浮竹が呆れた声を出す。
「だって浮竹がいないんだよ?授業に出てもつまらないじゃない」
「だからって、さぼるな。ちゃんと授業に出ろ」
「浮竹が一緒ならね」
「はぁ‥‥‥‥」
浮竹派大きなため息をついて、京楽に院生服を着させる。頭にかぶっていた浮竹のパンツは没収してゴミ箱いきにした。
「ああ、ボクの神器が!」
「なんで俺のパンツが神器なんだ。ほら、遅れるなよ。一緒に登校するぞ」
「うん♡」
京楽は、浮竹の手を繋いだ。
浮竹は何も言わず、京楽と手を繋いだまま登校する。
「(*´Д`)ハァハァ‥‥‥浮竹とずっと手をはなしたくない」
「いい加減はなせ。お前の手が汗ばんでていやだ」
「京楽汁だよ!さぁ、なめていいよ?」
「なめるかあああ!」
鞄で京楽の頭を殴って手をはなして、浮竹は目を回して倒れた京楽の首根っこを引きずって、教室に向かう。
「ああん、浮竹激しい。夜は寝かせないよ」
「起きてるなら自分で歩け!」
「いやん」
「はぁ‥‥‥」
まだ、残暑も厳しい。
夏は暦の上では終わりだが、30度をこえる日が続いていた。
「暑いな」
「ボクのハートも熱いよ!」
「ああそうか、よかったな。あ、蝉が飛んできた」
ジジジジと鳴く蝉が、開け放った窓から入ってきて、浮竹の肩にとまった。
「ぎやああああああああああああああああああああ」
京楽が、青い顔をして後ずさる。
「ひいいいい、くるなあああ」
「京楽‥‥‥‥お前、虫だめなのか?」
「う、浮竹、はやく窓の外に捨てて!」
「へぇ。虫だめなのか。くくくく‥‥‥」
浮竹は悪役の顔になって、蝉を手に取ると京楽の顔面前までもってくる。
「もぎゃあああああああああ」
結果、京楽は失神した。
「ふむ。京楽が虫が弱いとは‥‥使えるな、これは」
京楽が気づいた時には蝉はもういなくて、補習がはじまっていた。
浮竹と京楽の他にも、授業をばっくれていた生徒も数人混じっていた。
補習が終わって、帰り道になり京楽がべたべたひっつこうとしてくると、浮竹は。
「夏も終わりだが、鈴虫でも飼おうか。いい音色で鳴いてくれる」
「ぎゅああああああ!だめ、絶対だめ!!!」
鈴虫を想像するだけで、京楽はもだえるのであった。
最近はパンツをはいていたので、久しぶりにいやなものを見て浮竹は見なかったことにして二度寝しようとした。
「ああ、浮竹ぇ!ボクとマッパで体操して、そのままベッドでも‥‥‥おぶ」
浮竹は、京楽の顔に枕を投げた。
「ああん、愛を感じるよ!」
もそもそと、浮竹のベッドに入ってきたので、浮竹は京楽の股間を思い切り蹴った。
「んがああああああ」
「せめてパンツをはけ!」
「パンツ、全部洗濯しちゃったんだよね」
「じゃあ服だけでも着ろ!」
「パンツないと服きたくないんだよね」
浮竹は大きなため息をついて、まだ使っていない新しいパンツを出すと、京楽の顔に拳と共にめりこませた。
「(*´Д`)ハァハァ。浮竹のパンツ」
「言っとくが、新品だぞ」
「ボク、中古がいいなぁ。浮竹が今はいてるパンツでいいよ?」
「誰がそんな変態行為をするかああああ!」
京楽の頭をグーで殴り、なんとかパンツをはかせた。
京楽は、浮竹のコレクションのパンツを取り出して、スーハースーハーを匂いをかいでから頭にかぶった。
「ああ‥‥やっぱ、こいつもうだめだ」
「今日は休みだね!一緒に朝からにゃんにゃんしよう」
「一人でしとけ。俺は、病のせいでしばらく休んでいたから、補習がある」
「浮竹が出るならボクも行く」
「お前が受けても意味がないだろう」
「いや、浮竹がいないからさぼってたらボクも補習受けろって」
「何をしているんだお前は!」
浮竹が呆れた声を出す。
「だって浮竹がいないんだよ?授業に出てもつまらないじゃない」
「だからって、さぼるな。ちゃんと授業に出ろ」
「浮竹が一緒ならね」
「はぁ‥‥‥‥」
浮竹派大きなため息をついて、京楽に院生服を着させる。頭にかぶっていた浮竹のパンツは没収してゴミ箱いきにした。
「ああ、ボクの神器が!」
「なんで俺のパンツが神器なんだ。ほら、遅れるなよ。一緒に登校するぞ」
「うん♡」
京楽は、浮竹の手を繋いだ。
浮竹は何も言わず、京楽と手を繋いだまま登校する。
「(*´Д`)ハァハァ‥‥‥浮竹とずっと手をはなしたくない」
「いい加減はなせ。お前の手が汗ばんでていやだ」
「京楽汁だよ!さぁ、なめていいよ?」
「なめるかあああ!」
鞄で京楽の頭を殴って手をはなして、浮竹は目を回して倒れた京楽の首根っこを引きずって、教室に向かう。
「ああん、浮竹激しい。夜は寝かせないよ」
「起きてるなら自分で歩け!」
「いやん」
「はぁ‥‥‥」
まだ、残暑も厳しい。
夏は暦の上では終わりだが、30度をこえる日が続いていた。
「暑いな」
「ボクのハートも熱いよ!」
「ああそうか、よかったな。あ、蝉が飛んできた」
ジジジジと鳴く蝉が、開け放った窓から入ってきて、浮竹の肩にとまった。
「ぎやああああああああああああああああああああ」
京楽が、青い顔をして後ずさる。
「ひいいいい、くるなあああ」
「京楽‥‥‥‥お前、虫だめなのか?」
「う、浮竹、はやく窓の外に捨てて!」
「へぇ。虫だめなのか。くくくく‥‥‥」
浮竹は悪役の顔になって、蝉を手に取ると京楽の顔面前までもってくる。
「もぎゃあああああああああ」
結果、京楽は失神した。
「ふむ。京楽が虫が弱いとは‥‥使えるな、これは」
京楽が気づいた時には蝉はもういなくて、補習がはじまっていた。
浮竹と京楽の他にも、授業をばっくれていた生徒も数人混じっていた。
補習が終わって、帰り道になり京楽がべたべたひっつこうとしてくると、浮竹は。
「夏も終わりだが、鈴虫でも飼おうか。いい音色で鳴いてくれる」
「ぎゅああああああ!だめ、絶対だめ!!!」
鈴虫を想像するだけで、京楽はもだえるのであった。
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