浮竹が生きている世界線4
浮竹は、一度死んだ。
神掛けをして、ミミハギ様を手放して、そのまま亡くなった。
ちゃんとお葬式もして、大量の花がいれられた棺ごと、火で燃やされた。
京楽は、それをただ黙ってみていた。
浮竹がいなくなった日から、世界から色が消えたようだった。
浮竹の葬式が終わった日、一人で泣いた。涙が枯れるかと思うほどに。
そんな浮竹が、死んで10年経ったある日、院生時代の姿でひょっこりと現れた。
京楽は、再び世界が色づいて見えるようになった。
浮竹が蘇ったとなるといろいろ問題が出てややこしいので、浮竹の弟と暮らしているということにしていた。
「浮竹、朝だよ?」
「んー、あと10分‥‥‥」
「10分経ったら、起こすからね?起きないと、襲っちゃうからね?」
「わあああ、起きる、起きるから」
一度、そう言って本当に寝込みを襲われて、朝からえらい目にあったことがあったので、浮竹は飛び起きた。
「今日の予定は?」
「今日は非番なの。家でゆっくりする?」
「うーん、家でゆっくりとかいうと、お前が襲ってくる気がする」
「最近はそこまで飢えてないよ。浮竹とは毎週2回は睦み合ってるから」
浮竹は、真っ赤になって京楽の頭をはたく。
「何するのさ」
「お前が、恥ずかしいことを言うからだ」
「でも、本当でしょ?」
「うーん、まぁ、そうだな」
「他に誰かがいるわけでもなし、今日は家でごろごろ‥‥」
「現世にいきたい」
突然そう言い出した浮竹に、京楽は首を傾げる。
「現世のどこかに行きたいの?」
「パチンコに行きたい」
一護から昔聞かされた、現世の賭博のようことをしてみたかった。
「却下」
「なんで!」
「君は少年の姿なんだよ。義骸もないし、パチンコ店にも入るのに外見年齢が足りない」
「むう。仕方ない、川で釣りでもするか」
「パチンコからどこをどうとんだら、川の魚釣りになるのか知らないけど、それならいいよ。瞬歩は使えるよね?」
「当り前だ」
浮竹は、斬魄刀はないが、死神としての能力は十分にあった。
「じゃあ、ちょっと山奥の川に釣りにいこうか。釣り道具はめんどくさいから、買っていこう」
「買うのか。まぁいいが」
こうして、その日は浮竹と京楽は川に釣りに出かけることになった。
「むう、釣れない」
「ボクは3匹釣れたよ」
「お前の釣竿と交換しろ」
浮竹は、京楽が釣りをしている釣竿を自分のものと交換した。
「あ、また釣れた」
「なんで俺は釣れないんだあああああ」
「魚に嫌われてたりして」
京楽の冗談に、浮竹が噛みつく。
「俺の斬魄刀は双魚理だぞ。魚がついているんだぞ。そういえば、俺の斬魄刀ってどうなったんだ?」
「君の遺骨と一緒に、墓に埋葬したよ」
「むう。墓の中か。暴くわけもにもいかんから、斬魄刀は諦めるか」
京楽は、くすっと笑った。
「弟の設定の君が双魚理をもっていたら、騒ぎになるよ」
「ふむ。それもそうか。俺は浮竹十四郎ではなく、確か弟の浮竹実純だったな。実純は元気にしているだろうか。他の弟や妹たち、父上に母上は元気だろうか」
「今度、遠くから見にいく?元気にはしていたよ。君の死をとても悲しんでいたけれど、君の父上も母上も、君のことを誇りだと言っていたよ」
「ああ、会いたくなってしまうが、会うわけにはいかないな」
「ごめんね。君が蘇ったなんて、誰にも知られたくないから」
浮竹が蘇ったことを知っているのは、京楽だけだった。
「君はボクのものだから。誰にも教えない」
「京楽、お前俺を独り占めする気か?」
「そうだよ?」
「ふふ、そうか。お、かかった。釣れるな」
浮竹は、続けて3匹釣り上げた。
鮎が釣れた。
そのまま枯れ葉と枝を集め、串焼きにして火であぶって食べた。
「うん、とれたてはうまいな」
「そうだね」
京楽は、ペロリと4匹の焼いた鮎を食べ終わった浮竹に、自分の分をあげた。
「いいのか?」
「うん。ボクはその気になれば、金があるからいくらでも食べれるから」
「じゃあ遠慮なく」
京楽の分の2匹をもらって、浮竹はよく食べた。
肺の病もなく、病弱でもなくなっていた。
「帰ろうか」
「ああ」
京樂の屋敷に帰宅すると、京楽が覆いかぶさってきた。
「おい、京楽」
「春水って呼んで?」
「春水、俺はきっとお前のために生き返ったんだ」
「うん。そうだね」
口づけしあいながら、お互いの衣服を脱がせていく。
「春水、そこばっかやだぁ」
胸の先端ばかりをいじる京楽に、浮竹が身をよじる。
「ふふ、言ってごらん?」
「あ、下も触って。俺を犯して、俺の奥で子種をちょうだい」
「幼い姿なのに、淫乱な言葉ばっかり覚えてるね?」
「中身は死ぬ間際の俺だからな」
京楽は、浮竹のものをしごいてから口にふくみ、浮竹はあっけなく精液を出してしまう。
「若いねぇ」
「そういうお前は、それなりに年とってるくせに、性欲おおせいだな?俺が死ぬ前と全然変わってない」
京楽は、悲しそうな顔をした。
「君がいなくなって、誰も抱いてなかったからね」
「え。遊女とかは?」
「遊郭での遊びは、院生時代に終わらせてるからね。君のことを思って、時おり一人で処理してた」
「春水、今日は好きに抱いていいぞ」
「ふふ、同情?」
「それもある。だが、お前を残して逝ってしまったのは、俺のせいだから」
「十四郎、大好きだよ。戻ってきてくれて、ありがとう」
「春水、ただいま‥‥」
二人は肌を重ね合う。
「ひあああんん」
京楽のものが、浮竹の最奥を抉り、そこに直接子種を注ぎ込む。
「やあああん、春水、もっとおお」
「幼い姿なのに、淫乱だねぇ」
「好きで院生時代の姿でいるわけじゃない‥‥あああ、そこ、もっとおおお」
「十四郎は、昔から奥が好きだったもんね?」
「ああああ!」
京楽は、浮竹の最奥に何度も突き上げて、何度目になるかも分からない子種を注いだ。
「ひああ、もうだめええええ」
浮竹は、何もオーガズムでいきながら、意識を手放した。
「十四郎、朝だよ」
「んー、あと10分」
「今日は仕事があるから、寝坊はだめだよ。それとも、睦み合った次の日まで、ボクに襲われたい?」
「うぎゃあああああ、起きるうううううう」
京楽の手が衣服の中に入ってきたので、浮竹は飛び起きて京楽の手をはらう。
「あれだけしといて、まだ足りないっていうのか?」
「そんなことはないよ。でも抱こうと思えば抱けるね」
「性欲おおせいすぎるだろ」
「そうかもね?愛しい誰かが、帰ってきてくれたおかげでね?」
浮竹は赤くなりながら、素早く着替えて顔を洗いにいった。
ちゃんと、朝食は食べていく。
「あら浮竹さん、今日は早いんですね?」
「七緒ちゃん、浮竹はちょっと疲れてるから、午前中はボク一人で仕事するよ」
京楽の言葉に、七緒が眼鏡をかけなおす。
「京楽総隊長、まさかとは思いますが、浮竹さんに、その‥‥」
「ふふ、それは秘密だよ」
「京楽総隊長!すみません、浮竹さん、隊長があなたに浮竹隊長を重ねていることは、つらいでしょうが‥‥」
「いや、俺は平気だぞ?」
「そ、そうですか‥‥」
京楽が、浮竹の弟にめろめろだと、その次の日には噂がちょっとだけ出ているのだった。
浮竹十四郎が蘇ったことは、京楽だけの秘密であるのだった。
神掛けをして、ミミハギ様を手放して、そのまま亡くなった。
ちゃんとお葬式もして、大量の花がいれられた棺ごと、火で燃やされた。
京楽は、それをただ黙ってみていた。
浮竹がいなくなった日から、世界から色が消えたようだった。
浮竹の葬式が終わった日、一人で泣いた。涙が枯れるかと思うほどに。
そんな浮竹が、死んで10年経ったある日、院生時代の姿でひょっこりと現れた。
京楽は、再び世界が色づいて見えるようになった。
浮竹が蘇ったとなるといろいろ問題が出てややこしいので、浮竹の弟と暮らしているということにしていた。
「浮竹、朝だよ?」
「んー、あと10分‥‥‥」
「10分経ったら、起こすからね?起きないと、襲っちゃうからね?」
「わあああ、起きる、起きるから」
一度、そう言って本当に寝込みを襲われて、朝からえらい目にあったことがあったので、浮竹は飛び起きた。
「今日の予定は?」
「今日は非番なの。家でゆっくりする?」
「うーん、家でゆっくりとかいうと、お前が襲ってくる気がする」
「最近はそこまで飢えてないよ。浮竹とは毎週2回は睦み合ってるから」
浮竹は、真っ赤になって京楽の頭をはたく。
「何するのさ」
「お前が、恥ずかしいことを言うからだ」
「でも、本当でしょ?」
「うーん、まぁ、そうだな」
「他に誰かがいるわけでもなし、今日は家でごろごろ‥‥」
「現世にいきたい」
突然そう言い出した浮竹に、京楽は首を傾げる。
「現世のどこかに行きたいの?」
「パチンコに行きたい」
一護から昔聞かされた、現世の賭博のようことをしてみたかった。
「却下」
「なんで!」
「君は少年の姿なんだよ。義骸もないし、パチンコ店にも入るのに外見年齢が足りない」
「むう。仕方ない、川で釣りでもするか」
「パチンコからどこをどうとんだら、川の魚釣りになるのか知らないけど、それならいいよ。瞬歩は使えるよね?」
「当り前だ」
浮竹は、斬魄刀はないが、死神としての能力は十分にあった。
「じゃあ、ちょっと山奥の川に釣りにいこうか。釣り道具はめんどくさいから、買っていこう」
「買うのか。まぁいいが」
こうして、その日は浮竹と京楽は川に釣りに出かけることになった。
「むう、釣れない」
「ボクは3匹釣れたよ」
「お前の釣竿と交換しろ」
浮竹は、京楽が釣りをしている釣竿を自分のものと交換した。
「あ、また釣れた」
「なんで俺は釣れないんだあああああ」
「魚に嫌われてたりして」
京楽の冗談に、浮竹が噛みつく。
「俺の斬魄刀は双魚理だぞ。魚がついているんだぞ。そういえば、俺の斬魄刀ってどうなったんだ?」
「君の遺骨と一緒に、墓に埋葬したよ」
「むう。墓の中か。暴くわけもにもいかんから、斬魄刀は諦めるか」
京楽は、くすっと笑った。
「弟の設定の君が双魚理をもっていたら、騒ぎになるよ」
「ふむ。それもそうか。俺は浮竹十四郎ではなく、確か弟の浮竹実純だったな。実純は元気にしているだろうか。他の弟や妹たち、父上に母上は元気だろうか」
「今度、遠くから見にいく?元気にはしていたよ。君の死をとても悲しんでいたけれど、君の父上も母上も、君のことを誇りだと言っていたよ」
「ああ、会いたくなってしまうが、会うわけにはいかないな」
「ごめんね。君が蘇ったなんて、誰にも知られたくないから」
浮竹が蘇ったことを知っているのは、京楽だけだった。
「君はボクのものだから。誰にも教えない」
「京楽、お前俺を独り占めする気か?」
「そうだよ?」
「ふふ、そうか。お、かかった。釣れるな」
浮竹は、続けて3匹釣り上げた。
鮎が釣れた。
そのまま枯れ葉と枝を集め、串焼きにして火であぶって食べた。
「うん、とれたてはうまいな」
「そうだね」
京楽は、ペロリと4匹の焼いた鮎を食べ終わった浮竹に、自分の分をあげた。
「いいのか?」
「うん。ボクはその気になれば、金があるからいくらでも食べれるから」
「じゃあ遠慮なく」
京楽の分の2匹をもらって、浮竹はよく食べた。
肺の病もなく、病弱でもなくなっていた。
「帰ろうか」
「ああ」
京樂の屋敷に帰宅すると、京楽が覆いかぶさってきた。
「おい、京楽」
「春水って呼んで?」
「春水、俺はきっとお前のために生き返ったんだ」
「うん。そうだね」
口づけしあいながら、お互いの衣服を脱がせていく。
「春水、そこばっかやだぁ」
胸の先端ばかりをいじる京楽に、浮竹が身をよじる。
「ふふ、言ってごらん?」
「あ、下も触って。俺を犯して、俺の奥で子種をちょうだい」
「幼い姿なのに、淫乱な言葉ばっかり覚えてるね?」
「中身は死ぬ間際の俺だからな」
京楽は、浮竹のものをしごいてから口にふくみ、浮竹はあっけなく精液を出してしまう。
「若いねぇ」
「そういうお前は、それなりに年とってるくせに、性欲おおせいだな?俺が死ぬ前と全然変わってない」
京楽は、悲しそうな顔をした。
「君がいなくなって、誰も抱いてなかったからね」
「え。遊女とかは?」
「遊郭での遊びは、院生時代に終わらせてるからね。君のことを思って、時おり一人で処理してた」
「春水、今日は好きに抱いていいぞ」
「ふふ、同情?」
「それもある。だが、お前を残して逝ってしまったのは、俺のせいだから」
「十四郎、大好きだよ。戻ってきてくれて、ありがとう」
「春水、ただいま‥‥」
二人は肌を重ね合う。
「ひあああんん」
京楽のものが、浮竹の最奥を抉り、そこに直接子種を注ぎ込む。
「やあああん、春水、もっとおお」
「幼い姿なのに、淫乱だねぇ」
「好きで院生時代の姿でいるわけじゃない‥‥あああ、そこ、もっとおおお」
「十四郎は、昔から奥が好きだったもんね?」
「ああああ!」
京楽は、浮竹の最奥に何度も突き上げて、何度目になるかも分からない子種を注いだ。
「ひああ、もうだめええええ」
浮竹は、何もオーガズムでいきながら、意識を手放した。
「十四郎、朝だよ」
「んー、あと10分」
「今日は仕事があるから、寝坊はだめだよ。それとも、睦み合った次の日まで、ボクに襲われたい?」
「うぎゃあああああ、起きるうううううう」
京楽の手が衣服の中に入ってきたので、浮竹は飛び起きて京楽の手をはらう。
「あれだけしといて、まだ足りないっていうのか?」
「そんなことはないよ。でも抱こうと思えば抱けるね」
「性欲おおせいすぎるだろ」
「そうかもね?愛しい誰かが、帰ってきてくれたおかげでね?」
浮竹は赤くなりながら、素早く着替えて顔を洗いにいった。
ちゃんと、朝食は食べていく。
「あら浮竹さん、今日は早いんですね?」
「七緒ちゃん、浮竹はちょっと疲れてるから、午前中はボク一人で仕事するよ」
京楽の言葉に、七緒が眼鏡をかけなおす。
「京楽総隊長、まさかとは思いますが、浮竹さんに、その‥‥」
「ふふ、それは秘密だよ」
「京楽総隊長!すみません、浮竹さん、隊長があなたに浮竹隊長を重ねていることは、つらいでしょうが‥‥」
「いや、俺は平気だぞ?」
「そ、そうですか‥‥」
京楽が、浮竹の弟にめろめろだと、その次の日には噂がちょっとだけ出ているのだった。
浮竹十四郎が蘇ったことは、京楽だけの秘密であるのだった。
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