血と聖水と名において4
自分の館にやってきた人物を見て、浮竹はぽかんとしていた。
そしてハリセンでぼこぼこにした京楽を、ある程度の大きさにしたフェンリルに運んでもらう。
「俺は浮竹十四郎。見ての通りのヴァンピールだが、同胞を狩るようにヴァンパイアハンターをしている。さっきのアホが京楽春水で、俺のヴァンパイアとしての花嫁で、契約者だ。不老で、もう契約して10年になる」
『へぇ、そうなんだ』
「ウィキティの町には、長旅で寄っただけだそうだな。この呪符をやろう」
『これは?』
ドラゴンサモナーの浮竹が聞くと、浮竹はクスリと笑う。
「転移の魔法呪符を知らないのか」
『うん。ボク、記憶喪失なんだよ』
「そうか。大変だな。まぁパートナードラゴンがいいやつみたいだから、心配はなさそうだが。あげたのは、どこからでもこのウィキティと行き来できる転移の魔法陣がでるやつだ。それがあれば、旅の先からこのウィキティの町にいつでもこれる」
「きゅるるる!(ありがとう、とても助かるよ)」
ドラゴンサモナーのパートナードラゴンの京楽は、早速外に出て少し遠くまでドラゴンサモナーの浮竹をのせて移動すると、転移の魔法呪符を使い、魔法陣に乗ると、浮竹と京楽の住む大きな洋館に戻っていた。
『これはすごい!旅先からも帰れるなんて、野宿せずにすむ!』
「ああ。これも何かの縁だ。泊まるところがなかった日は、俺たちの洋館で泊まっていけ」
「浮竹、酷いよ。気絶するまでボコボコにすることないじゃない!」
そこに、移動したはずの京楽がやってくる。
頭にでかいたんこぶをいくつもこさえて、京楽は自分にヒールを使った。
「あ、遊びにきてくれたんだね。今、紅茶と茶菓子を用意するから」
『いや、気にしないでくれ』
「そういうわけにもいかないよ。この洋館に3年ぶりのお客さんだからね」
京楽は、アッサムの高級茶葉の紅茶をだして、ラズペリーケーキを出した。
『きゅるるるる!(おいしい!)』
『ああ、京楽の言う通りうまいな。こんなのごちそうになって、すまんな』
「気にするな。友人になろう。これも何かの縁だ。ああ、あと俺たちはよくヴァンパイアハンター退治で家を空けることが多いから、もしもウィキティのこの館に帰ってきて誰もいなかったら、俺の血で作り出したメイドが1体いるので、それに食事やらを任せて気軽に泊まるといい」
『いや、さすがに悪い』
「この洋館に客は久しぶりだからな。気にするな」
『じゃあ、お言葉に甘えようかな』
『きゅるるるる!!(そうだよ、そうしようよ)』
「京楽にも、パートナードラゴンの京楽が何を言っているのかわかるように古代魔法をかけてやろう。もう失われた魔法だ。父から習ったんだがな」
浮竹の父親である、偉大なるヴァンパイアマスターは、今は行方知れずだった。
ヴァンパイアハンターに殺されていないことだけは、確実であるが。
浮竹は幼い頃に聖女であった母をなくし、ヴァンパイアマスターである父親が作ったメイドに育てられた。
今、そのメイドは浮竹が引き継いでいた。
『きゅるるるう』
「あ、今、ボクの言葉分かる?って言ったね」
『正解だよ』
パートナードラゴンの京楽の言葉を、京楽は聞き取れるようになっていた。
「今日は時間も襲いし、泊まっていけ。ゲストルームを掃除させるから」
『いいのか』
「ああ、いいとも」
浮竹は、笑顔を浮かべた。
「えええ、じゃあ今日のしっぽりは?」
「お前はそれしか頭にないのか!」
ハリセンで思い切り頭を殴られる京楽を、客人のドラゴンサモナーの浮竹とパートナードラゴンの京楽は、痛そうだなぁとみているのであった。
そしてハリセンでぼこぼこにした京楽を、ある程度の大きさにしたフェンリルに運んでもらう。
「俺は浮竹十四郎。見ての通りのヴァンピールだが、同胞を狩るようにヴァンパイアハンターをしている。さっきのアホが京楽春水で、俺のヴァンパイアとしての花嫁で、契約者だ。不老で、もう契約して10年になる」
『へぇ、そうなんだ』
「ウィキティの町には、長旅で寄っただけだそうだな。この呪符をやろう」
『これは?』
ドラゴンサモナーの浮竹が聞くと、浮竹はクスリと笑う。
「転移の魔法呪符を知らないのか」
『うん。ボク、記憶喪失なんだよ』
「そうか。大変だな。まぁパートナードラゴンがいいやつみたいだから、心配はなさそうだが。あげたのは、どこからでもこのウィキティと行き来できる転移の魔法陣がでるやつだ。それがあれば、旅の先からこのウィキティの町にいつでもこれる」
「きゅるるる!(ありがとう、とても助かるよ)」
ドラゴンサモナーのパートナードラゴンの京楽は、早速外に出て少し遠くまでドラゴンサモナーの浮竹をのせて移動すると、転移の魔法呪符を使い、魔法陣に乗ると、浮竹と京楽の住む大きな洋館に戻っていた。
『これはすごい!旅先からも帰れるなんて、野宿せずにすむ!』
「ああ。これも何かの縁だ。泊まるところがなかった日は、俺たちの洋館で泊まっていけ」
「浮竹、酷いよ。気絶するまでボコボコにすることないじゃない!」
そこに、移動したはずの京楽がやってくる。
頭にでかいたんこぶをいくつもこさえて、京楽は自分にヒールを使った。
「あ、遊びにきてくれたんだね。今、紅茶と茶菓子を用意するから」
『いや、気にしないでくれ』
「そういうわけにもいかないよ。この洋館に3年ぶりのお客さんだからね」
京楽は、アッサムの高級茶葉の紅茶をだして、ラズペリーケーキを出した。
『きゅるるるる!(おいしい!)』
『ああ、京楽の言う通りうまいな。こんなのごちそうになって、すまんな』
「気にするな。友人になろう。これも何かの縁だ。ああ、あと俺たちはよくヴァンパイアハンター退治で家を空けることが多いから、もしもウィキティのこの館に帰ってきて誰もいなかったら、俺の血で作り出したメイドが1体いるので、それに食事やらを任せて気軽に泊まるといい」
『いや、さすがに悪い』
「この洋館に客は久しぶりだからな。気にするな」
『じゃあ、お言葉に甘えようかな』
『きゅるるるる!!(そうだよ、そうしようよ)』
「京楽にも、パートナードラゴンの京楽が何を言っているのかわかるように古代魔法をかけてやろう。もう失われた魔法だ。父から習ったんだがな」
浮竹の父親である、偉大なるヴァンパイアマスターは、今は行方知れずだった。
ヴァンパイアハンターに殺されていないことだけは、確実であるが。
浮竹は幼い頃に聖女であった母をなくし、ヴァンパイアマスターである父親が作ったメイドに育てられた。
今、そのメイドは浮竹が引き継いでいた。
『きゅるるるう』
「あ、今、ボクの言葉分かる?って言ったね」
『正解だよ』
パートナードラゴンの京楽の言葉を、京楽は聞き取れるようになっていた。
「今日は時間も襲いし、泊まっていけ。ゲストルームを掃除させるから」
『いいのか』
「ああ、いいとも」
浮竹は、笑顔を浮かべた。
「えええ、じゃあ今日のしっぽりは?」
「お前はそれしか頭にないのか!」
ハリセンで思い切り頭を殴られる京楽を、客人のドラゴンサモナーの浮竹とパートナードラゴンの京楽は、痛そうだなぁとみているのであった。
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