魔王と勇者と10
京楽の魔王城があるところは、ククル魔王国という。
はじめは王国だったのだが、京楽が魔王として君臨してから王国制度は廃止され、京楽が国で一番偉い人になり、魔王国と改名した。
「さて、南のガリア帝国が我が魔王軍に戦線布告したが、魔王京楽様が兵士を倒して僅か3日で停戦にもちこんだ。よって、慰謝料は星金貨1万枚ですまそうと思うのだが」
「低すぎる。我が魔王軍に矛先を向けたのだぞ。星金貨10万枚はいただかなくては」
「いや、別に慰謝料なんていらないから」
京楽がそう口にすると、軍師や執務大事たちがこぞって意見を述べ合い、結局慰謝料星金貨8千枚で落ち着いた。
10万にも及ぶ大軍を、京楽一人で倒したのだ。
ガリア帝国は前々から魔王領に侵攻していたが、今回は大軍を率いての挙兵であったが、兵士を集める時間がなく、魔王京楽自らの手で鎮圧させた。
「それにして京楽様はすばらしい。我がククル魔王国は安泰だ」
「そうだそうだ」
そんな意見を、京楽の伴侶として出席していた浮竹は、あくびを噛み殺しながらほとんど聞いていなかった。
「勇者浮竹様はどう思われますか?」
「え、あ、いいんじゃないか?」
「そうですか!やはり魔王軍の旗は黒で決まりですね!」
「浮竹、半分寝てたね?」
「だって、興味ないしつまらないから」
会議室を後にして、浮竹と京楽は寝室に戻る。
「暇だから寝る」
浮竹は、モンスター退治を朝に終わらせて、暇だった。
暇なら会議に参加するかと聞かれて参加したのはいいが、ちんぷんかんぷんで興味のない話ばかりでつまらなく、舟をこいでいた。
「ねぇ、結婚して1か月経ったよね?もう、君を抱いていいかな」
「まだだめ。あと半月待て」
それは、浮竹の心の準備ができていないからであった。
「ボクはいつでも待つよ。君を愛してるから、無理やりはしない」
「当り前だ。夫婦(?)間にも、愛があるからって無理やりだなんて離婚問題だ」
「離婚されたくないからね」
京楽は、浮竹とまだ新婚である。
結婚して1か月しか経っていない。
「そういえば知ってるかい。17代目の聖女であり女神であるアナスタシアが子を産んだらしい。父親は、なんと先代魔王の藍染だってさ」
「聖女教は魔王排斥なんじゃなかったのか?」
「曰く、魔王をやめたから排斥の対象じゃないんだそうだ」
「いい加減だな。藍染が魔王の時代は民も飢えていたんだろう?」
浮竹が聞くと、京楽は頷いた。
「うん、酷いものだったよ。復興するのに3年かかった」
「でも、僅か3年で魔王領をここまで広げるなんて、さすが京楽だな」
「ふふ、改めて言われると照れるね」
浮竹は京楽と一緒に昼食をとると、暇なので仮眠をする。
京楽は魔王としての執務の仕事があるので、今日は浮竹にあまりかまってやれない。
「愛してるよ、浮竹」
「俺も愛してる、京楽」
すれ違いの時間は多いが、仕方のないことだった。
やがて半月が過ぎた。
「ねえ、浮竹‥‥」
「分かっている。今日が、初夜だ。準備とか、出来てるんだろうな?」
「もちろんだよ」
「じゃあ、抱け。好きなようにしろ」
「抱くけど、浮竹にも気持ちよくなってもらうからね?ボクなしじゃ生きていけない体にしてあげる」
「ああああ、やああああ」
浮竹は、もう何度目になるかも分からない京楽の熱を、胎の奥で受け止めた。
「やだ、やあ、はじめてなのに」
「ボクはずっと我慢してたんだよ。少しくらいがっついても、いいでしょ?」
「ひああああ!」
奥をごりごりと抉られて、浮竹は大きく中いきをする。
「あ、もっとそこ。そこいい」
「ここかい?」
「もっとぐりぐりしてぇ」
言葉通りにすると、浮竹は精液を吐き出して、中いきもしながら2重でいっていた。
「あああ、もうだめぇ」
「今日はこの辺で終わっておこうか。また、明日抱くよ」
「やああ、毎日なんて壊れる」
「大丈夫だよ。加減するし、毎日抱くわけじゃないから。ただ、明日も抱きたい」
「ひあん、そこやぁ」
「奥、好きだね?」
最後に浮竹の奥を貫いて、京楽も果てた。
「はじめてだったのに」
次の日、浮竹はぷんぷん怒っていた。
「ごめんって。でも、1カ月半お預け食らってたんだよ?」
「う、それは‥‥‥」
「君の心の準備ができるまで、待ったんだから」
「す、すまん」
「だから、今日も抱くからね?」
「加減しろよ!」
「うん」
結局、浮竹は京楽が満足するすまで抱かれて、次の日口を利いてあげないのだった。
はじめは王国だったのだが、京楽が魔王として君臨してから王国制度は廃止され、京楽が国で一番偉い人になり、魔王国と改名した。
「さて、南のガリア帝国が我が魔王軍に戦線布告したが、魔王京楽様が兵士を倒して僅か3日で停戦にもちこんだ。よって、慰謝料は星金貨1万枚ですまそうと思うのだが」
「低すぎる。我が魔王軍に矛先を向けたのだぞ。星金貨10万枚はいただかなくては」
「いや、別に慰謝料なんていらないから」
京楽がそう口にすると、軍師や執務大事たちがこぞって意見を述べ合い、結局慰謝料星金貨8千枚で落ち着いた。
10万にも及ぶ大軍を、京楽一人で倒したのだ。
ガリア帝国は前々から魔王領に侵攻していたが、今回は大軍を率いての挙兵であったが、兵士を集める時間がなく、魔王京楽自らの手で鎮圧させた。
「それにして京楽様はすばらしい。我がククル魔王国は安泰だ」
「そうだそうだ」
そんな意見を、京楽の伴侶として出席していた浮竹は、あくびを噛み殺しながらほとんど聞いていなかった。
「勇者浮竹様はどう思われますか?」
「え、あ、いいんじゃないか?」
「そうですか!やはり魔王軍の旗は黒で決まりですね!」
「浮竹、半分寝てたね?」
「だって、興味ないしつまらないから」
会議室を後にして、浮竹と京楽は寝室に戻る。
「暇だから寝る」
浮竹は、モンスター退治を朝に終わらせて、暇だった。
暇なら会議に参加するかと聞かれて参加したのはいいが、ちんぷんかんぷんで興味のない話ばかりでつまらなく、舟をこいでいた。
「ねぇ、結婚して1か月経ったよね?もう、君を抱いていいかな」
「まだだめ。あと半月待て」
それは、浮竹の心の準備ができていないからであった。
「ボクはいつでも待つよ。君を愛してるから、無理やりはしない」
「当り前だ。夫婦(?)間にも、愛があるからって無理やりだなんて離婚問題だ」
「離婚されたくないからね」
京楽は、浮竹とまだ新婚である。
結婚して1か月しか経っていない。
「そういえば知ってるかい。17代目の聖女であり女神であるアナスタシアが子を産んだらしい。父親は、なんと先代魔王の藍染だってさ」
「聖女教は魔王排斥なんじゃなかったのか?」
「曰く、魔王をやめたから排斥の対象じゃないんだそうだ」
「いい加減だな。藍染が魔王の時代は民も飢えていたんだろう?」
浮竹が聞くと、京楽は頷いた。
「うん、酷いものだったよ。復興するのに3年かかった」
「でも、僅か3年で魔王領をここまで広げるなんて、さすが京楽だな」
「ふふ、改めて言われると照れるね」
浮竹は京楽と一緒に昼食をとると、暇なので仮眠をする。
京楽は魔王としての執務の仕事があるので、今日は浮竹にあまりかまってやれない。
「愛してるよ、浮竹」
「俺も愛してる、京楽」
すれ違いの時間は多いが、仕方のないことだった。
やがて半月が過ぎた。
「ねえ、浮竹‥‥」
「分かっている。今日が、初夜だ。準備とか、出来てるんだろうな?」
「もちろんだよ」
「じゃあ、抱け。好きなようにしろ」
「抱くけど、浮竹にも気持ちよくなってもらうからね?ボクなしじゃ生きていけない体にしてあげる」
「ああああ、やああああ」
浮竹は、もう何度目になるかも分からない京楽の熱を、胎の奥で受け止めた。
「やだ、やあ、はじめてなのに」
「ボクはずっと我慢してたんだよ。少しくらいがっついても、いいでしょ?」
「ひああああ!」
奥をごりごりと抉られて、浮竹は大きく中いきをする。
「あ、もっとそこ。そこいい」
「ここかい?」
「もっとぐりぐりしてぇ」
言葉通りにすると、浮竹は精液を吐き出して、中いきもしながら2重でいっていた。
「あああ、もうだめぇ」
「今日はこの辺で終わっておこうか。また、明日抱くよ」
「やああ、毎日なんて壊れる」
「大丈夫だよ。加減するし、毎日抱くわけじゃないから。ただ、明日も抱きたい」
「ひあん、そこやぁ」
「奥、好きだね?」
最後に浮竹の奥を貫いて、京楽も果てた。
「はじめてだったのに」
次の日、浮竹はぷんぷん怒っていた。
「ごめんって。でも、1カ月半お預け食らってたんだよ?」
「う、それは‥‥‥」
「君の心の準備ができるまで、待ったんだから」
「す、すまん」
「だから、今日も抱くからね?」
「加減しろよ!」
「うん」
結局、浮竹は京楽が満足するすまで抱かれて、次の日口を利いてあげないのだった。
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