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黒猫と白猫の亜人15

幽鬼の京楽の紅茶クッキーはとてもおいしかった。

ありがとうという書状をしたためて、魔法で手紙だけを魔王城にワープさせる。

結界がはられているので、物はテレポートできても、人は許可なしにテレポートできないが、先日通行許可証とテレポート機能つきのお札をもらったので、自由に行き来が可能だった、


「今日は、恋次君の誕生日らしいよ。何贈ろうかな」

「俺はもう決めた。エロ本だ」

「う、浮竹、そのビジュアルでエロ本買いに行ったの?」

「え、なんか変だったか。そういや、客やら店主からじろじろ見られていたな」

「浮竹、今度からエロ本なんて買っちゃだめだよ」

「そういう京楽も、雑誌じゃないか」

享楽が恋次に贈ろうとしていた雑誌を、浮竹は少しだけ見てみる。

白哉が大きく映っていた。

「これは、恋次君が喜びそうだな」

「でしょ。政治の雑誌なんだけど、白哉君の特集があって、写真がいっぱいのってあるんだよ」

恋次は、猫の広場のキャットタワーの上で、赤猫姿のままでふて寝していた。

「恋次君、誕生日おめでとう」

「おめでとう」

ぴくぴく。

恋次の耳が動いて、猫から人の姿になる。

「京楽さんと浮竹さんくらいです・・・・・・俺の誕生日、祝ってくれるのは」

泣き出した恋次を勇気づけるように、浮竹が励ます。

「白哉が、夜は恋次と一緒にいると言っていたぞ」

「まじっすか!今から白哉さんのとこに行ってきます」

浮竹と京楽が慌てる。

「その前に、誕生日プレゼントをもらってくれ」

「そうだよ。せっかく用意したんだから」

「ありがとうございますううう」

恋次は、中身は見ようとせずに白哉のところへ行ってしまった。

それから、数分で恋次が戻ってきた。

頭には、大きなたんこぶをこさえて。

「白哉さんに、誕生日プレゼントくださいって押し倒したら、グーで思い切り殴られました」

「白哉君は、あくまで夜に君と一緒にいたいって言ってただけで、夜を共にするとまでは言ってなかったよ。まぁ、共にするつもりだったんだろうけど、肝心の恋次君がそんなじゃ、一緒に過ごしてもらえないよ?」

「しくしく‥‥‥」

恋次は感情表現が豊かだ。

あまり感情をあらわさない白哉に、分けてあげたいと思った。

「誕生日プレゼント、ありがとうございました。エロ本がなぜホモのマッチョなのか分からなかったけど、白哉さんの特集の雑誌は今度写真だけ切り抜きます」

「う、浮竹ぇ?」

「え、なんだ?」

「ただのエロ本じゃなかったの?」

京楽は、てっきり普通の女性のエロ本を恋次に贈ったものだと思っていた。

ホモのマッチョなエロ本‥‥‥多分、白哉とできているので、それを選んだのだろう。

「あ、でもホモのマッチョの裸には興味なかったすけど、付録でついてた黒い目隠しは興奮しました。今日の夜にでも使おうかと。あと、受けの感想がためになりした。あそこが気持ちいいなんて‥‥‥」

恋次に余計な知識が増え、目隠しとか今日の白哉と恋次のプレイは、ちょっと濃くなりそうだった。


「恋次、前が見えぬ」

「ふふ、白哉さん、見えないとなんか興奮しませんか?」

「ああっ」

恋次は、白哉のものを口で奉仕する。

「いやだ、恋次」

「ここは、そうは言ってないみたいっすよ?」

潤滑油で濡れた指を蕾にいれると、びくんと白哉の体がはねる。

「あっ」

「気持ちいいっすか?」

「あ、もっと‥‥‥早く来い、恋次」

白哉は、自ら足を開く。

恋次は喉をごくりと鳴らして、白哉の中にはいっていく。

「んあああ」

「あっちい・・・・・・とろけそうだ」

「あ、奥まで来い。奥で、お前の子種をたくさん私に注ぎ込め」

「はい」

恋次は、白哉のいいとこをすりあげながら、白哉の最奥まで穿つ。

「ひあ!」

「ここの、奥がいいんですよね?」

「やああっ」

「子種、いっぱいあげますからね?」

恋次はぐちゅぐちゅと結合部が水音を出して泡立つまで出し入れを繰り返す。

「やああ、何も見えぬ‥‥恋次、恋次」

「ここにいます」

「目隠しとってぇ」

「いいっすよ。代わりに、俺の子種、全部受け止めてくださいね?」

たくさんの子種を白哉の奥に注ぎこみながら、恋次は白哉の目隠しをとる。

白哉は、欲と快感で濡れた瞳で、恋次を見る。

「あ、すんません、もう一回させてください」

「やっ」

「白哉さんのそんな顔見てたら、我慢できないっす」

「あ、恋次」

「愛してます、白哉さん」

「恋次‥‥‥」



その頃、浮竹と京楽は、どうだったんだろうと、猫の姿で白哉の部屋の前にいたのだが、白哉の濡れた声を聴いて、赤くなって自分たちの家に戻った。

「恋次君、うまく白哉君を抱けたみたいだね。それにしても、白哉君があんなに乱れるとは」

「白哉の情事見てしまうの、これで二度目だ」

浮竹は赤い顔で、猫の姿から人の姿になる。

「なぁ、京楽‥‥‥」

「はいはい。したくなってきたんだね?」

「んっ、仕方ないだろう。白哉の声、腰にくるんだから」

「君も白哉君が好きだねぇ。ボクは白哉君の声聞いても、なにもかんじないけど」

「やああん」

京楽に体をひらかされていき、浮竹は快楽の海に沈んでいく。

「ああっ」

京楽に貫かれて、浮竹は京楽の背中に手を回す。

「俺は、お前を愛している」

「うん、知ってる」

二人の夜は、まだはじまったばかりであった。

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