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黒猫と白猫の亜人44

浮竹と京楽は、白哉の代わりに貧民街の孤児院の視察に訪れていた。

ちょっと前に市場で盗みを働いて折檻されそうになっていた、シャーリーという名の少女を助け、他の孤児たちと一緒に孤児院に送った。

どうしているのか見たかったからだ。

白哉の運営する孤児院は3つあり、今78人が所属している。

シャーリーの仲間で、孤児院に連れて行くといってさらわれた3人がいたが、騎士団の捜索のおかげで人攫いたちも捕まり、奴隷として売られていった子供たち3人が救出された。

浮竹と京楽は、お菓子をたくさんもって1つめのシャーリーのいる孤児院にいった。

「わぁ、お菓子だ!」

「お兄さん、あの時のお兄さんだ!」

シャーリーが近寄ってきて、浮竹に抱きつく。

「浮竹お兄さん、将来私を側室にしてね」

シャーリーはそんなことを言うが、浮竹は首を横に振る。

「俺には京楽がいるから。その約束はできない」

「えー、けちー」

シャーリーは年の割にはませた少女だった。

浮竹のお嫁さんになるとか最初は言っていたのだが、浮竹が京楽と結婚していることを知っているので、結婚ではなく妾である側室になると言い出していた。

「ほら、お菓子いっぱいあるから好きなのをとれ」

「わーい」

シャーリーも子供だ。お菓子が大好きだった。

何気に浮竹もお菓子を食べていた。

「浮竹、孤児たちの分だよ。何も今食べなくても」

「チョコレートがあるからいけないんだ。チョコが俺に食ってくれと囁いている」

浮竹は甘いチョコレートが好きだった。

お菓子はアイテムポケットにもいっぱい入っているので、京楽もまぁいいかと思った。

黙って見ていたのだが、浮竹がたくさんチョコ菓子を食うものだから、京楽が止める。

「こら、浮竹。ダメでしょ、このお菓子は子供たちのものなんだから」

「むうう」

かわいいと、京楽は思った。

浮竹と京楽は、猫の姿になると子供たちは驚いたがすぐに寄ってくる。

「猫ちゃんだー」

「猫だー」

「にゃんこだ」

元が浮竹と京楽であるということも忘れ、猫になった二人を抱っこしたり、撫でたりする。

浮竹がそっと猫じゃらしをくわえると、シャーリーがそれを浮竹の前で振った。

「にゃ!」

本能のせいで、反応してしまう。

京楽も浮竹と一緒になって、猫じゃらしで遊んだ。

満足した浮竹と京楽は、人の姿に戻る。

「お兄さん、猫になれるんだね」

シャーリーが、浮竹の毛並みのいい尻尾を撫でながら、にっこり笑う。

「今日は来てくれてありがとう!とっても楽しかったわ。また、遊びにきてね」

浮竹と京楽は、その調子であと2つの孤児院を訪れて、子供たちが健やかに成長していることを確認してから、白哉の元に戻る。

「子供たちは、みんな伸び伸び元気に過ごしてたよ。最近入ったばかりの子たちは文字と算数を学んでるみたい」

「シャーリーという子が、最近入った子のリーダーだ。いい子だぞ」

「そうか。視察、ご苦労であった。特別なチュールを用意しておるゆえ、猫の姿で存分に味わってくれ」

「わーい、チュールだ」

「浮竹はチュールに弱いね。まぁ、ボクもなんだけど」

二人は猫の姿になると、白哉の手からチュールをもらって、そのおいしさに夢中になる。

「うむ、孤児院の視察ご苦労であった。我の分のチュールもよこせ」

サタンがやってきて、何もしてないのに白哉からチュールをもらう。

「サタン君、君なにもしてないじゃない」

「そ、そんなことないぞ。お前たちの留守を守っておったのだ」

万年発情期のサタンは、前にいた3匹の夫人以外にも2匹の夫人をめとり、ハーレムを築いていた。

「まぁ、君の子供は貴族にもらわれていくから、好きなだけしっぽりすればいいんじゃない?」

「我が子がもらわれていくと、なかなかもう会えないので少し悲しいのだ」

サタンは、それは嘘ではないようで、子供がもらわれていくたびにうおおんと大泣きを繰り返す。

すでに20匹はもらわれていった。

サタンのせいで、5匹の夫人の猫たちも万年発情期で、子はいくらでもできる。

今のところ、子をもらう予約まであるので、白哉は避妊しろとは言わなかった。

「サタン君って、しっぽりしすぎじゃない?」

「お前に言われたくないぞ、京楽。浮竹、そうだろうが」

「確かに、京楽もしっぽりしすぎだ。付き合わされる俺の身にもなってくれ」

「ふふ、嫌じゃないくせに」

耳元で囁かれて、浮竹は頬を赤くする。



「んあっ」

その日の夜、浮竹は京楽に抱かれていた。

「ああ、だめぇぇえ」

浮竹のものを舐めあげて、手で全体をしごいて精液を出すように促していたら、浮竹は身をくねらせて京楽の口の中に精液を出す。

「あああ!」

そのあまりの快感に、浮竹の頭が真っ白になる。

「ボクの番。いいよね?」

「あ、早くう」

浮竹に急かされて、ろくに慣らしもせずにいれると、浮竹は少し痛みを感じて涙を流すが、京楽のものには潤滑油がたくさん塗られていたので、よく京楽のものを受け止めるそこは、案外素直に京楽のものを受け入れて、締め付ける。

「浮竹、体から力ぬいて。いっちゃいそう」

「いってしまえ」

「んっ」

わざと京楽を締め付けると、京楽は浅い部分で浮竹の中に精液を出す。

「さぁ、お前の子種を胎の奥にくれ」

自分の秘所を、くぱぁと開いて誘ってくる浮竹に、京楽はごくりと唾を飲み込んで、再び突き入れた。

「ひあああん、奥にきたああぁぁぁ」

最奥を穿ち、抉ると浮竹はドライのオーガズムでいっていた。

「ああん、いくの止まらないいいぃぃ」

京楽の手が、浮竹のものをしごく。

両方でいくのは、浮竹は好きだが体力をけっこう消耗する。

「ひあああ、いくううう」

「ボクも君の中でいくよ?子種いっぱいあげるから、孕んでね?」

「いあああああ!」

びゅるびゅると濃い精子を結腸で受け止めて、浮竹はびくんを背をしならせて精液を出してから、潮をふいていた。

「ああん、潮でちゃううう」

「気持ちいい証拠でしょ?好きなだけ出しちゃいなよ」

「だめええええ」

浮竹は、結局京楽の子種を5回受け止めて、ぐったりとなった。

「浮竹、意識ある?」

「ある。相変わらず絶倫か、お前は」

「でも、君は最初は初めのほうで気を失ってたじゃない。最近は、最後まで付き合ってくれてる」

「お前の性欲の強さに慣れてきたからだ」

「うん、いいことだね」

「どこがだ」

ぽかりと京楽の頭を殴り、浮竹は濡れたタオルをもってきた京楽の前で、くぱぁと秘所を広げて、中に出されたものをかき出そうとして、京楽に止められた。

「ごめん、したくなった。もう一発やらせて」

「はぁ!?」

驚く浮竹の濡れてしまった蕾に猛ってしまったものをあてがい、貫く。

「ひあああん!!!」

びくびくっと、浮竹は体を反応させてオーガズムでいっていた。

京楽は、前立腺をこすりあげながら、浮竹の浅い部分で子種を出す。

「はぁ‥‥‥‥気持ちよかった」

「ばかぁ」

浮竹はぐったりとなって、後始末を京楽に任せるのであった。





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