黒猫と白猫の亜人50
浮竹は、料理の腕はけっこう壊滅的である。
7割の確率でダークマターを生む。ダークマターの処分先は、幽鬼の京楽が平気なので彼か、平気でないけど京楽いきかだった。浮竹本人も食べるが、ダークマターは平気なのか塩をいれすぎたとか、砂糖が少なかったとか、細かいとこに気づく。
ダークマターになる前に気づけよって、みんなにつっこまれたのだが、それでも浮竹は今日もその壊滅的な料理の腕をなんとかするべく、魔王の浮竹の作る手順で習って、簡単にオムライスを作ることにした。
『オムライスは、まずごはんをだな』
「ごはんに塩を投入か?」
『違う!ごはんを炊いて、具をまずは油で炒めて、そこにご飯を投入してトマトケチャップを入れて混ぜて、皿にもる。卵をふんわりする程度に焼いて、上にのせてトマトケチャップをかけてできあがりだ。分かったか?』
「分かった」
浮竹は、油に塩を入れて、さやえんどうをいれて黒毛和牛の脂身をいれて、七味をいれて、ホタテとイカを入れて炒める。
それから、卵を丸ごと鍋にいれてぐちゃああと炒めて、それにご飯をぶっかけて全部を炒めた。そこに黒い液体とごぽごぽいってるソースをぶっかける。
青いソースの、ぼこぼこいうダークマターができあがった。
「できたぞ」
『どこをどうしたらそうなるんだああああ』
魔王の浮竹は、なかなか手強いを弟子をもってしまった。
「ふうむ。もう一度作る」
10回作って、5回成功するようになってきた。
さらに10回つくると、8回成功になった。というか、どれも成功してるように見えたのだが、食べてみると2個がダークマターの味だったのだ。
食べてみないと、ダークマターかどうかが分からない。
まるでロシアンルーレットだ。
10皿できたオムライスを、幽鬼の京楽と京楽に全部ではないが食べてもらう。
『うん、どれもおいしいよ?』
「どれもおいし‥‥‥‥うぎゃぴかえぞおおお」
変な悲鳴をあげて、京楽が白目をむく。
「あれ?」
浮竹が食べてみると、ダークマターだった。
『やっぱり、ダークマター混じっていたか。白猫の俺の作る料理の8割は成功だが2割は成功と見せかけてダークマターだ』
京楽は気絶したままだ。
「秘伝のタレの黒い液体は使っていないのにな?なぜダークマターになるんだろう」
それはある意味才能である。
普通の材料でダークマターを生みだす。魔王の浮竹が作る手順にきちんと真似て作るのに、10個に2個はダークマターだった。
おやつでも、同じできだった。
2割がダークマターになる。
もう、2割のダークマターはどうにもならないので、とりあえず魔王の浮竹から8割は合格になれたと褒められた。
「京楽、魔王の俺に褒められた」
「胃薬胃薬‥‥‥ほぎゃあああ、胃が痛いぃぃぃ」
京楽はそれどころではなさそうで。
「幽鬼の京楽、魔王の俺に8割合格になれたと褒められた」
『そう。よかったね』
幽鬼の京楽は、浮竹の頭を撫でる。
喉をなでられて、ゴロゴロと言ってしまい、はっとなって猫の姿になる。
「ひ、人の姿をしている時に喉をなでるのは反則だぞ!」
『え、そうなの?』
『白猫の俺、黒猫の京楽が気絶しているがいいのか』
「回復ポーション飲ませておいたから、そのうち起きるだろ」
その日は、魔王の浮竹が作ったハンバーグ定食を食べた。
浮竹も作ろうとしたのだが、今日は魔王の浮竹が作ることにした。浮竹や京楽がいない日は、たまにお菓子を作るくらいで、いつもの食事はシェフに任せて豪華なものを食べているが、たまには手料理の素朴な味も欲しくなる。
「魔王の俺に、浮竹一族に伝わる秘伝の黒い液体をあげよう」
『え、なんだそれ』
「ちょっぴり甘くて辛くてすっぱいんだ」
舐めてみると、甘さを感じたあと辛くなってすっぱくなった。
『うーん、使い道に困りそうだな。まぁ、もらっておく』
「京楽、京楽起きろ」
気絶している京楽をビンタしまくって、京楽が目覚める。
「う、胃が」
「胃に穴があいてようが、回復ポーションで治ってるだろうが。魔王の俺が作ったハンバーグ定食、食べないなら俺が食うぞ?」
「いや。ボクが食べるから!よかった、浮竹が作ったんじゃないんだね。胃に穴があかずにすむ」
その言葉に、浮竹がぷくーと頬を膨らませる。
「明日の朝食は俺が作る。味見係は京楽、お前だ」
「ぎゃあああああああ。助けてええええええ」
京楽は、逃げ出しそうな勢いだった。
浮竹のダークマターを、いつもなぜか引いてしまうのだ。
ダークマターを食べすぎて、胃に穴があいた。回復のポーションで無理やりふさがれたが、また胃に穴があくと京楽は浮竹の用意した朝食の味見役をマッハで逃走してなしにする。
「むう」
浮竹はぷんすか怒るが、その姿がかわいすぎて、魔王の浮竹は浮竹の頭を撫でる。その魔王の浮竹の頭を幽鬼の京楽が撫でる。
次の日になり、朝食を浮竹が作った。
見た目はまともな、スクランブルエッグとトーストとサタダだった。
幽鬼の京楽も、魔王の浮竹も平気な顔で食べている。
『うん、うまいぞ』
『おいしいね?』
「京楽、お前も食え」
「どうか、ダークマターじゃありませんように。ぴぎゃああああああああ」
「ああ、やっぱダークマターだったか。まぁ相手は京楽だし、まぁいっか」
京楽は、また胃に穴をあけて回復ポーションを飲む羽目になるのであった。
7割の確率でダークマターを生む。ダークマターの処分先は、幽鬼の京楽が平気なので彼か、平気でないけど京楽いきかだった。浮竹本人も食べるが、ダークマターは平気なのか塩をいれすぎたとか、砂糖が少なかったとか、細かいとこに気づく。
ダークマターになる前に気づけよって、みんなにつっこまれたのだが、それでも浮竹は今日もその壊滅的な料理の腕をなんとかするべく、魔王の浮竹の作る手順で習って、簡単にオムライスを作ることにした。
『オムライスは、まずごはんをだな』
「ごはんに塩を投入か?」
『違う!ごはんを炊いて、具をまずは油で炒めて、そこにご飯を投入してトマトケチャップを入れて混ぜて、皿にもる。卵をふんわりする程度に焼いて、上にのせてトマトケチャップをかけてできあがりだ。分かったか?』
「分かった」
浮竹は、油に塩を入れて、さやえんどうをいれて黒毛和牛の脂身をいれて、七味をいれて、ホタテとイカを入れて炒める。
それから、卵を丸ごと鍋にいれてぐちゃああと炒めて、それにご飯をぶっかけて全部を炒めた。そこに黒い液体とごぽごぽいってるソースをぶっかける。
青いソースの、ぼこぼこいうダークマターができあがった。
「できたぞ」
『どこをどうしたらそうなるんだああああ』
魔王の浮竹は、なかなか手強いを弟子をもってしまった。
「ふうむ。もう一度作る」
10回作って、5回成功するようになってきた。
さらに10回つくると、8回成功になった。というか、どれも成功してるように見えたのだが、食べてみると2個がダークマターの味だったのだ。
食べてみないと、ダークマターかどうかが分からない。
まるでロシアンルーレットだ。
10皿できたオムライスを、幽鬼の京楽と京楽に全部ではないが食べてもらう。
『うん、どれもおいしいよ?』
「どれもおいし‥‥‥‥うぎゃぴかえぞおおお」
変な悲鳴をあげて、京楽が白目をむく。
「あれ?」
浮竹が食べてみると、ダークマターだった。
『やっぱり、ダークマター混じっていたか。白猫の俺の作る料理の8割は成功だが2割は成功と見せかけてダークマターだ』
京楽は気絶したままだ。
「秘伝のタレの黒い液体は使っていないのにな?なぜダークマターになるんだろう」
それはある意味才能である。
普通の材料でダークマターを生みだす。魔王の浮竹が作る手順にきちんと真似て作るのに、10個に2個はダークマターだった。
おやつでも、同じできだった。
2割がダークマターになる。
もう、2割のダークマターはどうにもならないので、とりあえず魔王の浮竹から8割は合格になれたと褒められた。
「京楽、魔王の俺に褒められた」
「胃薬胃薬‥‥‥ほぎゃあああ、胃が痛いぃぃぃ」
京楽はそれどころではなさそうで。
「幽鬼の京楽、魔王の俺に8割合格になれたと褒められた」
『そう。よかったね』
幽鬼の京楽は、浮竹の頭を撫でる。
喉をなでられて、ゴロゴロと言ってしまい、はっとなって猫の姿になる。
「ひ、人の姿をしている時に喉をなでるのは反則だぞ!」
『え、そうなの?』
『白猫の俺、黒猫の京楽が気絶しているがいいのか』
「回復ポーション飲ませておいたから、そのうち起きるだろ」
その日は、魔王の浮竹が作ったハンバーグ定食を食べた。
浮竹も作ろうとしたのだが、今日は魔王の浮竹が作ることにした。浮竹や京楽がいない日は、たまにお菓子を作るくらいで、いつもの食事はシェフに任せて豪華なものを食べているが、たまには手料理の素朴な味も欲しくなる。
「魔王の俺に、浮竹一族に伝わる秘伝の黒い液体をあげよう」
『え、なんだそれ』
「ちょっぴり甘くて辛くてすっぱいんだ」
舐めてみると、甘さを感じたあと辛くなってすっぱくなった。
『うーん、使い道に困りそうだな。まぁ、もらっておく』
「京楽、京楽起きろ」
気絶している京楽をビンタしまくって、京楽が目覚める。
「う、胃が」
「胃に穴があいてようが、回復ポーションで治ってるだろうが。魔王の俺が作ったハンバーグ定食、食べないなら俺が食うぞ?」
「いや。ボクが食べるから!よかった、浮竹が作ったんじゃないんだね。胃に穴があかずにすむ」
その言葉に、浮竹がぷくーと頬を膨らませる。
「明日の朝食は俺が作る。味見係は京楽、お前だ」
「ぎゃあああああああ。助けてええええええ」
京楽は、逃げ出しそうな勢いだった。
浮竹のダークマターを、いつもなぜか引いてしまうのだ。
ダークマターを食べすぎて、胃に穴があいた。回復のポーションで無理やりふさがれたが、また胃に穴があくと京楽は浮竹の用意した朝食の味見役をマッハで逃走してなしにする。
「むう」
浮竹はぷんすか怒るが、その姿がかわいすぎて、魔王の浮竹は浮竹の頭を撫でる。その魔王の浮竹の頭を幽鬼の京楽が撫でる。
次の日になり、朝食を浮竹が作った。
見た目はまともな、スクランブルエッグとトーストとサタダだった。
幽鬼の京楽も、魔王の浮竹も平気な顔で食べている。
『うん、うまいぞ』
『おいしいね?』
「京楽、お前も食え」
「どうか、ダークマターじゃありませんように。ぴぎゃああああああああ」
「ああ、やっぱダークマターだったか。まぁ相手は京楽だし、まぁいっか」
京楽は、また胃に穴をあけて回復ポーションを飲む羽目になるのであった。
PR
- トラックバックURLはこちら