うつった
インフルエンザは、結局ティエリアにうつってしまった。
熱が高くなり、解熱剤では下がらなかったので注射をうけることになった。
ティエリアは、朦朧とした意識のまま、ロックオンを蹴って逃げ出した。
「注射は・・・・いやです。注射はこわいです。注射は・・・駐車は・・・中社は・・・注射は兵器だ!」
トレミーの廊下をよろよろと壁伝いに歩いて、力つきてダウンした。
「ティエリア。大人しくしていろ」
刹那に発見されて、そのまま刹那、アレルヤ、ロックオンに連れられてドクター・モレノの診察室に運ばれた。
ドクター・モレノは凄く嬉しそうに注射の用意をする。
ティエリアはガクガクと震え出した。
「お願いです、逃がしてください」
熱に潤んだ瞳で懇願されて、三人ともうっときたが、逃がすわけにはいかない。
ドクター・モレノがティエリアの右腕をアルコールで消毒して、注射器を取り出す。
「うわーん」
ティエリアは大泣きした。
苦手なものが注射なのは、ロックオンとおそろいだ。
ロックオンも、アレルヤに連れられて逃げ出そうとするのを羽交い絞めにされて無理やり注射を受けた。
「変なところでロックオンに似てるんだね」
「ティエリア、大人しく・・・・」
泣きまくるティエリアの腕に、注射器が迫る。
そのまま、注射を受けた。
「あれ?いたくない」
ティエリアは、目をきょとんとした。
「ええ!俺の時すげぇ痛かったぞ!このやぶ医者ー!!」
ドクター・モレノをつかんでガクガク揺するロックオン。
「お、おちついてロックオン」
「そりゃ、鎮痛剤飲ませたから」
ドクター・モレノはティエリアに暴れられると大変だと分かっているので、真相を話す。
「そんなもの飲ますな!たかが注射だろうが!」
「だって、ティエリアにこの前ワクチン接種したとき、頭蹴られた上に腕かじられて、鳩尾蹴られて、股間蹴られた。股間、10回蹴られた」
その壮絶な言葉に、一同沈黙する。
男たる者、少々のことでは動揺しないが、流石に股間を十回も蹴られたら・・・・起き上がれないだろう。
「恐るべし、注射嫌いのティエリア!」
刹那はライバルを見つけたように言う。
「怖いね・・・かわいいのにこわいよティエリア!加減ないもの!」
「そうだぜぇ。いつもジャボテンダーで殴られてるけど、加減なんて全然ないぜ!」
ロックオンは、注射の中に含まれていた麻酔成分が利いて、眠りに落ちていく、凶暴なかわいい天使を抱き上げるのであった。
ちなみに、ロックオンだけでなく刹那、アレルヤも股間を蹴られたことは一度や二度ではない。
怒るとティエリアは、急所を狙う。
それが股間なのは、まぁ男の急所だからだろう。
悶える羽目になるのは目に見えているので、ティエリアが怒っても暴れるようなほど怒らせないのが、自分のためになるというものだ。ちなみに、酒癖の悪いミス・スメラギに酒を飲まされて股間を蹴られることもある。
ティエリアに男の一物などない。この中性は、股間を蹴られたらどんなに凄まじいものなのか知らないのだろう。ああ、知らないって恐ろしい。
熱が高くなり、解熱剤では下がらなかったので注射をうけることになった。
ティエリアは、朦朧とした意識のまま、ロックオンを蹴って逃げ出した。
「注射は・・・・いやです。注射はこわいです。注射は・・・駐車は・・・中社は・・・注射は兵器だ!」
トレミーの廊下をよろよろと壁伝いに歩いて、力つきてダウンした。
「ティエリア。大人しくしていろ」
刹那に発見されて、そのまま刹那、アレルヤ、ロックオンに連れられてドクター・モレノの診察室に運ばれた。
ドクター・モレノは凄く嬉しそうに注射の用意をする。
ティエリアはガクガクと震え出した。
「お願いです、逃がしてください」
熱に潤んだ瞳で懇願されて、三人ともうっときたが、逃がすわけにはいかない。
ドクター・モレノがティエリアの右腕をアルコールで消毒して、注射器を取り出す。
「うわーん」
ティエリアは大泣きした。
苦手なものが注射なのは、ロックオンとおそろいだ。
ロックオンも、アレルヤに連れられて逃げ出そうとするのを羽交い絞めにされて無理やり注射を受けた。
「変なところでロックオンに似てるんだね」
「ティエリア、大人しく・・・・」
泣きまくるティエリアの腕に、注射器が迫る。
そのまま、注射を受けた。
「あれ?いたくない」
ティエリアは、目をきょとんとした。
「ええ!俺の時すげぇ痛かったぞ!このやぶ医者ー!!」
ドクター・モレノをつかんでガクガク揺するロックオン。
「お、おちついてロックオン」
「そりゃ、鎮痛剤飲ませたから」
ドクター・モレノはティエリアに暴れられると大変だと分かっているので、真相を話す。
「そんなもの飲ますな!たかが注射だろうが!」
「だって、ティエリアにこの前ワクチン接種したとき、頭蹴られた上に腕かじられて、鳩尾蹴られて、股間蹴られた。股間、10回蹴られた」
その壮絶な言葉に、一同沈黙する。
男たる者、少々のことでは動揺しないが、流石に股間を十回も蹴られたら・・・・起き上がれないだろう。
「恐るべし、注射嫌いのティエリア!」
刹那はライバルを見つけたように言う。
「怖いね・・・かわいいのにこわいよティエリア!加減ないもの!」
「そうだぜぇ。いつもジャボテンダーで殴られてるけど、加減なんて全然ないぜ!」
ロックオンは、注射の中に含まれていた麻酔成分が利いて、眠りに落ちていく、凶暴なかわいい天使を抱き上げるのであった。
ちなみに、ロックオンだけでなく刹那、アレルヤも股間を蹴られたことは一度や二度ではない。
怒るとティエリアは、急所を狙う。
それが股間なのは、まぁ男の急所だからだろう。
悶える羽目になるのは目に見えているので、ティエリアが怒っても暴れるようなほど怒らせないのが、自分のためになるというものだ。ちなみに、酒癖の悪いミス・スメラギに酒を飲まされて股間を蹴られることもある。
ティエリアに男の一物などない。この中性は、股間を蹴られたらどんなに凄まじいものなのか知らないのだろう。ああ、知らないって恐ろしい。
PR
- トラックバックURLはこちら