オメガバース恋白読み切り短編
「好きだ」
「へあ?」
恋次は、固まった。
執務時間中に、急に白哉からそんな言葉をかけられて、固まる。
「まぁよい、茶でも飲め」
「あ、はぁ」
緑茶をいれてもらって、それをすする。
「お前に、めちゃくちゃんにされてもよいと思えるほど、好きなのだ」
「ぶばっ」
恋次は、口の中に入っていた茶を全部、白哉の顔にふきだしていた。
「タオル」
「あ、すんません!これ、新しいタオルです」
恋次は真っ赤になって、タオルをあわあわと白哉に渡す。
「その、隊長は俺とその、深い仲になってもいいと」
「ふふふ、ひっかかたな。今日は4月1日。エイプリルフールの日だ。黒崎一護が教えてくれた」
「一護おおおおおおおお」
恋次は、今度一護に会ったら顔面にパンチをお見舞いしてやろうと決める。
「まぁ、好きなのは本当だ。隠してはいたが、私はオメガだ」
「え、隊長がオメガ!?」
「お前はアルファであろう、恋次。私と番になれ」
「ええっ」
白哉ほどの身分のオメガなら、同じ四大貴族の中からアルファを選びたい放題だろうに、白哉は恋次がよいという。
「あの、本気っすか?俺確かにアルファっすけど、貴族でもなんでもない、流魂街出身っすよ?」
「身分など関係ない。私はお前と番になりたいのだ、恋次」
「番になるってことは、その、ごにょごにょを・・・・・あ、またエイプリルフールだから!?」
「違う」
強い眼差しで見られて、恋次は自然と白哉を抱き寄せる。
白哉のことが前々から好きであったが、同性だし上官であるので思いを隠していた、その反動が一気に出た。
「痛い」
「す、すんません」
力の加減をミスして、恋次は白哉を思い切り抱きしめてしまっていた。
「その、番になるってことは、夜のごにょごにょも・・・・・・」
「心得ている。強い抑制剤を使ってヒートに耐えてきたが、もう限界だ。この前、四楓院家の男にレイプされそうになった。番にならないかと」
「そいつ、ぶっ殺す」
「千本桜で、半殺しにしておいた」
「おおう・・・・」
白哉は、腰の千本桜を撫でる。
「で、どうなのだ。私と番のなるのか、ならないのか。お前がいやなのであれば、他のアルファを探す」
「いやです!」
「そうか、ならば無理強いはすまい。他のアルファを・・・・・」
「違います!あんたが、他の男と番になるのがいやなんです!」
「では、私と番になると?言っておくが、私と番になればお前は朽木家の者になる」
貴族の作法など、厳しいものが待っている。
「それでも、隊長と番になりたいです。あんたと一緒にいたい。あんたを、他の誰にもあげたくないんです」
「ふふ、情熱的な口説き文句だな?」
「あ、あんたが相手だからっす!」
恋次は、赤くなりながらまくしたてる。
「では、今日の夜、別邸を用意してある。そこで、番になろう」
「ええええ、そんなにすぐっすか?」
「ヒート期間なのだ。薬でおさえいるが、番がいないときつい」
「今日はもう、仕事休んでください!」
「だが、重要書類が」
「そんなの、今週中にどうにかすればいい話でしょう!俺がやっときますから!」
「そうか。言葉に甘える。隊首室で、少し横になってくる」
そう言って、白哉は執務室をあとにした。
夜になり、別邸に恋次は白哉と共にやってきた。
「花街にいき、色子から話を聞いて知識だけはもっている」
「はああああ!?隊長が花街!?」
「騒がれぬよう、顔は隠していた」
「当り前っすよ!朽木家の当主が花街にいるってばれたら、どんな相手が寄ってくるか分かったもんじゃない!危険な真似しないでください」
「ふふ、恋次は過保護だな」
「そりゃ、好きな隊長の身に何か起きたらいけないから」
「もう一度、言ってくれぬか」
白哉は、甘えた声を出す。
「隊長、好きです。世界中で一番好きで愛してます」
「恋次」
白哉は、隊長羽織も死覇装も脱いで、普通の高級な着物を着ていたのだが、艶やかな柄で白哉にとても似合っていた。
「ああ、なんか脱がすのおしいな」
「お前は、服をきたままするのが好みなのか?」
「違います!隊長に、その着物似合ってるから」
「清家のおすすめの服だそうだ」
「めっちゃ似合ってます。風呂、入りましょうか?」
白夜の手を引いて、共に風呂に入り、お互い長い髪を乾かして、夕餉をとり、酒も少し飲んだ。
「じゃあ、抱きますよ?」
「私は経験がないゆえ」
「それは俺も同じっす!女すら、まだ抱いたことないんすよ」
「なんだ、童貞か」
白哉が、少しだけ笑う。
「あーもう!そういうのは、ほんとに好きな相手としたかったからです」
「それが私か」
「そうです。あーもう、今日の隊長は積極的な上によくしゃべりますね」
「ふ・・・・・・」
白哉は、無理をしていたみたいで、とたんに静かになった。
「ああ、もう。抱きますよ?」
「好きにせよ」
「ああ!」
恋次貫かれて、白哉は啼く。
「ひあああ!」
奥をかき回されて、同時に前もいじられて、思考がぐちゃぐちゃになる。
「あ、いく」
白哉は、恋次の手の平に精液をはきだす。
それを、恋次は舐めとる。
「ひあう、奥はだめぇ」
白哉の奥を抉りながら貫くと、白哉は精液を出さすにオーガズムでいっていた。
「隊長、色子の素質でもあるんじゃないっすか」
「あ、意地悪なことを、言う、な」
「すんません」
快感で涙を流す白哉の涙を唇で吸い取って、前をしつようにいじりながら、最奥を穿つ。
「ひああああああ!!!!」
びくんと、白哉は背を弓なりにしならせて、いっていた。
「うなじ、噛みますよ?番になりますからね」
「あ、早く」
まだ意識のあるうちに、番になりたかった。
恋次が白哉と交わりながらうなじを噛むと、互いに電気が走るような衝撃がくる。
「これでもう、隊長は俺のものだ」
「ひあああ、恋次と、番に・・・・・もうだめだ、後始末は任せる」
白夜の意識はそこで途絶えた。
「え。俺、まだいき足りないんすけど。まだ2回しかしてないっすよ?」
ぺちぺちと白哉の頬を叩いても、反応はない。
「仕方ないっすね。初めてだし」
恋次は、白哉の顔を見ながら自虐して、2回ほど精液を出すとティシュでぬぐってゴミ箱に捨てた。それから、濡れたタオルをもってきて、白哉を清めて、中に出したものもかきだす。
「ああ、アフターピル忘れるところだった」
白哉はヒート期間中なので、子ができやすい体質になっている。
白湯を口に含み、アフターピルを口移しで飲ませると、恋次はあどけない顔で眠る白哉のさらさらの絹のような髪を撫でる。
「あんたと番になれるなんて、ほんとに夢みたいだ」
手のひらから伝わる体温が、これが夢ではないと教えてくれる。
こうして、白哉と恋次は番になった。白哉はオメガであることを公表し、番の恋次を朽木家に婿入り養子とさせた。
恋次は、はじめ貴族の作法とかにうんざりしていたが、隣に白哉がいるので弱音は吐かなかった。
「愛してます、隊長」
「私も愛している、恋次」
番になり、後継者問題などがあるが、今のところ二人は仲睦まじく、普通のオメガとアルファとして生きていくのであった。
「へあ?」
恋次は、固まった。
執務時間中に、急に白哉からそんな言葉をかけられて、固まる。
「まぁよい、茶でも飲め」
「あ、はぁ」
緑茶をいれてもらって、それをすする。
「お前に、めちゃくちゃんにされてもよいと思えるほど、好きなのだ」
「ぶばっ」
恋次は、口の中に入っていた茶を全部、白哉の顔にふきだしていた。
「タオル」
「あ、すんません!これ、新しいタオルです」
恋次は真っ赤になって、タオルをあわあわと白哉に渡す。
「その、隊長は俺とその、深い仲になってもいいと」
「ふふふ、ひっかかたな。今日は4月1日。エイプリルフールの日だ。黒崎一護が教えてくれた」
「一護おおおおおおおお」
恋次は、今度一護に会ったら顔面にパンチをお見舞いしてやろうと決める。
「まぁ、好きなのは本当だ。隠してはいたが、私はオメガだ」
「え、隊長がオメガ!?」
「お前はアルファであろう、恋次。私と番になれ」
「ええっ」
白哉ほどの身分のオメガなら、同じ四大貴族の中からアルファを選びたい放題だろうに、白哉は恋次がよいという。
「あの、本気っすか?俺確かにアルファっすけど、貴族でもなんでもない、流魂街出身っすよ?」
「身分など関係ない。私はお前と番になりたいのだ、恋次」
「番になるってことは、その、ごにょごにょを・・・・・あ、またエイプリルフールだから!?」
「違う」
強い眼差しで見られて、恋次は自然と白哉を抱き寄せる。
白哉のことが前々から好きであったが、同性だし上官であるので思いを隠していた、その反動が一気に出た。
「痛い」
「す、すんません」
力の加減をミスして、恋次は白哉を思い切り抱きしめてしまっていた。
「その、番になるってことは、夜のごにょごにょも・・・・・・」
「心得ている。強い抑制剤を使ってヒートに耐えてきたが、もう限界だ。この前、四楓院家の男にレイプされそうになった。番にならないかと」
「そいつ、ぶっ殺す」
「千本桜で、半殺しにしておいた」
「おおう・・・・」
白哉は、腰の千本桜を撫でる。
「で、どうなのだ。私と番のなるのか、ならないのか。お前がいやなのであれば、他のアルファを探す」
「いやです!」
「そうか、ならば無理強いはすまい。他のアルファを・・・・・」
「違います!あんたが、他の男と番になるのがいやなんです!」
「では、私と番になると?言っておくが、私と番になればお前は朽木家の者になる」
貴族の作法など、厳しいものが待っている。
「それでも、隊長と番になりたいです。あんたと一緒にいたい。あんたを、他の誰にもあげたくないんです」
「ふふ、情熱的な口説き文句だな?」
「あ、あんたが相手だからっす!」
恋次は、赤くなりながらまくしたてる。
「では、今日の夜、別邸を用意してある。そこで、番になろう」
「ええええ、そんなにすぐっすか?」
「ヒート期間なのだ。薬でおさえいるが、番がいないときつい」
「今日はもう、仕事休んでください!」
「だが、重要書類が」
「そんなの、今週中にどうにかすればいい話でしょう!俺がやっときますから!」
「そうか。言葉に甘える。隊首室で、少し横になってくる」
そう言って、白哉は執務室をあとにした。
夜になり、別邸に恋次は白哉と共にやってきた。
「花街にいき、色子から話を聞いて知識だけはもっている」
「はああああ!?隊長が花街!?」
「騒がれぬよう、顔は隠していた」
「当り前っすよ!朽木家の当主が花街にいるってばれたら、どんな相手が寄ってくるか分かったもんじゃない!危険な真似しないでください」
「ふふ、恋次は過保護だな」
「そりゃ、好きな隊長の身に何か起きたらいけないから」
「もう一度、言ってくれぬか」
白哉は、甘えた声を出す。
「隊長、好きです。世界中で一番好きで愛してます」
「恋次」
白哉は、隊長羽織も死覇装も脱いで、普通の高級な着物を着ていたのだが、艶やかな柄で白哉にとても似合っていた。
「ああ、なんか脱がすのおしいな」
「お前は、服をきたままするのが好みなのか?」
「違います!隊長に、その着物似合ってるから」
「清家のおすすめの服だそうだ」
「めっちゃ似合ってます。風呂、入りましょうか?」
白夜の手を引いて、共に風呂に入り、お互い長い髪を乾かして、夕餉をとり、酒も少し飲んだ。
「じゃあ、抱きますよ?」
「私は経験がないゆえ」
「それは俺も同じっす!女すら、まだ抱いたことないんすよ」
「なんだ、童貞か」
白哉が、少しだけ笑う。
「あーもう!そういうのは、ほんとに好きな相手としたかったからです」
「それが私か」
「そうです。あーもう、今日の隊長は積極的な上によくしゃべりますね」
「ふ・・・・・・」
白哉は、無理をしていたみたいで、とたんに静かになった。
「ああ、もう。抱きますよ?」
「好きにせよ」
「ああ!」
恋次貫かれて、白哉は啼く。
「ひあああ!」
奥をかき回されて、同時に前もいじられて、思考がぐちゃぐちゃになる。
「あ、いく」
白哉は、恋次の手の平に精液をはきだす。
それを、恋次は舐めとる。
「ひあう、奥はだめぇ」
白哉の奥を抉りながら貫くと、白哉は精液を出さすにオーガズムでいっていた。
「隊長、色子の素質でもあるんじゃないっすか」
「あ、意地悪なことを、言う、な」
「すんません」
快感で涙を流す白哉の涙を唇で吸い取って、前をしつようにいじりながら、最奥を穿つ。
「ひああああああ!!!!」
びくんと、白哉は背を弓なりにしならせて、いっていた。
「うなじ、噛みますよ?番になりますからね」
「あ、早く」
まだ意識のあるうちに、番になりたかった。
恋次が白哉と交わりながらうなじを噛むと、互いに電気が走るような衝撃がくる。
「これでもう、隊長は俺のものだ」
「ひあああ、恋次と、番に・・・・・もうだめだ、後始末は任せる」
白夜の意識はそこで途絶えた。
「え。俺、まだいき足りないんすけど。まだ2回しかしてないっすよ?」
ぺちぺちと白哉の頬を叩いても、反応はない。
「仕方ないっすね。初めてだし」
恋次は、白哉の顔を見ながら自虐して、2回ほど精液を出すとティシュでぬぐってゴミ箱に捨てた。それから、濡れたタオルをもってきて、白哉を清めて、中に出したものもかきだす。
「ああ、アフターピル忘れるところだった」
白哉はヒート期間中なので、子ができやすい体質になっている。
白湯を口に含み、アフターピルを口移しで飲ませると、恋次はあどけない顔で眠る白哉のさらさらの絹のような髪を撫でる。
「あんたと番になれるなんて、ほんとに夢みたいだ」
手のひらから伝わる体温が、これが夢ではないと教えてくれる。
こうして、白哉と恋次は番になった。白哉はオメガであることを公表し、番の恋次を朽木家に婿入り養子とさせた。
恋次は、はじめ貴族の作法とかにうんざりしていたが、隣に白哉がいるので弱音は吐かなかった。
「愛してます、隊長」
「私も愛している、恋次」
番になり、後継者問題などがあるが、今のところ二人は仲睦まじく、普通のオメガとアルファとして生きていくのであった。
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