血と聖水と名において19
京楽と浮竹は、ヴァンパイアハンターをしながら、ウィキティの館に住んでいる。
館を競り落とした時にできた負債は全て返済し、京楽にかけられた悪魔王ディアブロの死の呪いも、京楽が一度死んで蘇ることでなんとかなった。
今、世界でライフの精霊神を使役できるのは、浮竹だけだ。
京楽の呪いが解けたことを知った、浮竹の父であるレイモンドは、ブラッディア帝国の皇帝になっることを決め、力でソアラこと、息子の浮竹十四郎を操ろうとしていた。
今、ブラッディア帝国は荒れていた。
皇帝になるために、藍染が世界各地から貧民を奴隷として集め、自分の手ごまである悪魔召喚をおこなっていた。
「ははは、私こそが皇帝にふさわしい」
「ふさわしいのは、藍染様です」
「藍染様こそふさわしい」
「そうだそうだ。レイモンドがなんだ!」
召喚された悪魔たちは、ある程度は藍染の言うことを聞くが、絶対服従ではなかった。悪魔はヴァンパイアと同等の存在であり、格上ではないので召喚されても従う義務はない。
だが、召喚されることで、魔戒から人間界にこれて、悪魔たちは喜んでいた。
悪魔の力でブラッディア帝国の住民たちを洗脳して、藍染は自分が皇帝になろうとしていた。
だが、あと一歩のところで、レイモンドに邪魔をされた。
レイモンドの二つ名は、悪魔王ディアブロ。悪魔王ディアブロの加護をもっている。召喚された普通の悪魔たちは、その存在に恐怖して魔界に帰っていく。
「おのれ、あと少しのところで!」
「殺しても復活するだろうが、とりあえず死ね」
レイモンドは、躊躇もなく藍染を殺す。灰となるが、その灰の中から小さなコウモリが無数に生まれて四方八方に散っていく。
「ふむ。皇帝になろうというのさえ、分身体か」
こうして、血の帝国ブラッディアの、第35代目の皇帝は、レイモンド・シュタットフェルト・ブラッディに決まった。
レイモンドは、早速まだ残っていた藍染の悪魔を自分のものにして、息子であるソアラこと浮竹に、血の帝国ブラッディアにくるように命令した。
従わない場合、周囲の者を殺すように命じておいた。
「私たちは、レイモンド様の悪魔。ソアラ様、レイモンド様が皇帝となられました。ソアラ様を血の帝国にお連れするよう、言い使っております」
「俺はいかない」
「ボクは行ってもいいけどね?」
「京楽、何を言っているんだ」
「会って、はっきりさせるべきだよ。ブリュンヒルデの魂は傷つきすぎて、昔に死んでしまったので蘇生できないって」
「ああ、そうかもしれないな。でも、そうなるとレイモンドは違う要求をしてくる。多分、俺にブリュンヒルデの器になれと」
「なんだって!」
「レイモンドは、そのためにも俺を生かしている。俺の中に、ブリュンヒルデの、母様の面影を見て」
「従わなかった場合、周囲の住民を殺せとも言われております。拒絶されたので、ウィキティの住民の3分の1を処分いたしま・・・・・ぐぎゃああああああ」
浮竹の水銀入りの血を浴びて、その悪魔は灰になった。
「なぜか、悪魔によく効くんだよな、俺の血」
「ひいいい」
「逃げろおお」
「京楽!」
「うん、分かってる!」
京楽は、悪魔たちを捕縛する。呪いをへて魔力が宿り、ヴァンパイアへの蘇りの復活を果たして、京楽の魔力はすごいことになっていた。
自分のオリジナルの魔法で、悪魔たちをがんじがらめにして捕縛する。
そこに、浮竹は水銀を含んだ自分の血をかけると、悪魔たちは灰となって消えてしまった。
「何してるんだ」
床をぺろぺろしてる変態に、浮竹が問いかける、
「だって、浮竹の血がもったいない」
「血くらい、俺から飲め」
「いいの!?」
「ただし、加減しろよ!前みたいに、一気に大量に飲むなよ」
「うん」
京楽は、浮竹の首筋に牙をつきたてて、何よりも甘く感じる浮竹の血を飲んでいく。
「ふう、ごちそうさま」
浮竹は、失血のせいで蒼くなっていた。
「人工血液もってこい、このだアホ!」
「きゃいん!今もってきます!」
京楽にはちょっとでも、浮竹には大量であった。
「全く、駄犬が」
人工血液の高級品を持ってきた京楽の手から、奪い取って接種してすぐに、水銀を含んだ自分の血に変換した。
「まだあるんだよね、人工血液。もっかい、飲ませて?」
「仕方ないやつだな。今度こそ、加減しろよ」
「うん」
血を吸われるのは、すごい快感を伴うので、浮竹は我慢するがつい声がもれてしうまう。
「あっ」
「感じてるの?かわいいね。しっぽりしようよ」
「禁欲半月残っているだろう・・・・ああ、俺のほうが限界だ。血を飲ませろ」
「へ?」
「花嫁のお前の血を吸ってこなかったが、それはお前がヴァンパイア化するのを防ぐためだった。ヴァンパイアとなったお前に、遠慮する必要はもうないというわけだ」
「のわきゃあああああああああ」
浮竹に血を吸われて、京楽は床でしくしく泣いていた。
「まずいな。人工血液のほうが数倍ましだ」
「酷い!ボクをもてあそんでおいて!」
「血を吸っただけだろう」
「ボクの純潔が汚された!」
「どこがだ!」
ハリセンではたかれて、京楽は床に沈む。
「このド変態が!」
「ぐへへっへ、浮竹の足~~~。ぺろぺろ」
「ぎゃああああああああ」
浮竹は悲鳴をあげて、容赦なく京楽にハリセンをお見舞いする。でも、京楽はヴァンパイア化したせいで、あまり意味はなかった。
「血と聖水の名において、アーメン!」
「ぎゃああああああああ、殺されるうううううう」
銀の短剣で刺されたが、特殊個体のため傷はすぐに再生する。、
「京楽、お前どうしたら死ぬんだ?」
「んー?浮竹が死んだ時かなぁ。花嫁になった時、そんな契約を交わした」
「そうだっけ?」
「ひどい!忘れてるなんてあんまりだ!」
本気で泣き出す居楽を、浮竹が宥める。
「悪かった。今日しっぽりしていいから」
「言ったね!?約束だからね!」
「な、ウソ泣きか!」
「ふふふ、しっぽりのためならプライドも捨てるよボクは!さぁ、今からしっぽりするよ!さぁさぁ」
「ぎゃあああああああああああああ」
浮竹の悲鳴が、館中に響くのであった、
館を競り落とした時にできた負債は全て返済し、京楽にかけられた悪魔王ディアブロの死の呪いも、京楽が一度死んで蘇ることでなんとかなった。
今、世界でライフの精霊神を使役できるのは、浮竹だけだ。
京楽の呪いが解けたことを知った、浮竹の父であるレイモンドは、ブラッディア帝国の皇帝になっることを決め、力でソアラこと、息子の浮竹十四郎を操ろうとしていた。
今、ブラッディア帝国は荒れていた。
皇帝になるために、藍染が世界各地から貧民を奴隷として集め、自分の手ごまである悪魔召喚をおこなっていた。
「ははは、私こそが皇帝にふさわしい」
「ふさわしいのは、藍染様です」
「藍染様こそふさわしい」
「そうだそうだ。レイモンドがなんだ!」
召喚された悪魔たちは、ある程度は藍染の言うことを聞くが、絶対服従ではなかった。悪魔はヴァンパイアと同等の存在であり、格上ではないので召喚されても従う義務はない。
だが、召喚されることで、魔戒から人間界にこれて、悪魔たちは喜んでいた。
悪魔の力でブラッディア帝国の住民たちを洗脳して、藍染は自分が皇帝になろうとしていた。
だが、あと一歩のところで、レイモンドに邪魔をされた。
レイモンドの二つ名は、悪魔王ディアブロ。悪魔王ディアブロの加護をもっている。召喚された普通の悪魔たちは、その存在に恐怖して魔界に帰っていく。
「おのれ、あと少しのところで!」
「殺しても復活するだろうが、とりあえず死ね」
レイモンドは、躊躇もなく藍染を殺す。灰となるが、その灰の中から小さなコウモリが無数に生まれて四方八方に散っていく。
「ふむ。皇帝になろうというのさえ、分身体か」
こうして、血の帝国ブラッディアの、第35代目の皇帝は、レイモンド・シュタットフェルト・ブラッディに決まった。
レイモンドは、早速まだ残っていた藍染の悪魔を自分のものにして、息子であるソアラこと浮竹に、血の帝国ブラッディアにくるように命令した。
従わない場合、周囲の者を殺すように命じておいた。
「私たちは、レイモンド様の悪魔。ソアラ様、レイモンド様が皇帝となられました。ソアラ様を血の帝国にお連れするよう、言い使っております」
「俺はいかない」
「ボクは行ってもいいけどね?」
「京楽、何を言っているんだ」
「会って、はっきりさせるべきだよ。ブリュンヒルデの魂は傷つきすぎて、昔に死んでしまったので蘇生できないって」
「ああ、そうかもしれないな。でも、そうなるとレイモンドは違う要求をしてくる。多分、俺にブリュンヒルデの器になれと」
「なんだって!」
「レイモンドは、そのためにも俺を生かしている。俺の中に、ブリュンヒルデの、母様の面影を見て」
「従わなかった場合、周囲の住民を殺せとも言われております。拒絶されたので、ウィキティの住民の3分の1を処分いたしま・・・・・ぐぎゃああああああ」
浮竹の水銀入りの血を浴びて、その悪魔は灰になった。
「なぜか、悪魔によく効くんだよな、俺の血」
「ひいいい」
「逃げろおお」
「京楽!」
「うん、分かってる!」
京楽は、悪魔たちを捕縛する。呪いをへて魔力が宿り、ヴァンパイアへの蘇りの復活を果たして、京楽の魔力はすごいことになっていた。
自分のオリジナルの魔法で、悪魔たちをがんじがらめにして捕縛する。
そこに、浮竹は水銀を含んだ自分の血をかけると、悪魔たちは灰となって消えてしまった。
「何してるんだ」
床をぺろぺろしてる変態に、浮竹が問いかける、
「だって、浮竹の血がもったいない」
「血くらい、俺から飲め」
「いいの!?」
「ただし、加減しろよ!前みたいに、一気に大量に飲むなよ」
「うん」
京楽は、浮竹の首筋に牙をつきたてて、何よりも甘く感じる浮竹の血を飲んでいく。
「ふう、ごちそうさま」
浮竹は、失血のせいで蒼くなっていた。
「人工血液もってこい、このだアホ!」
「きゃいん!今もってきます!」
京楽にはちょっとでも、浮竹には大量であった。
「全く、駄犬が」
人工血液の高級品を持ってきた京楽の手から、奪い取って接種してすぐに、水銀を含んだ自分の血に変換した。
「まだあるんだよね、人工血液。もっかい、飲ませて?」
「仕方ないやつだな。今度こそ、加減しろよ」
「うん」
血を吸われるのは、すごい快感を伴うので、浮竹は我慢するがつい声がもれてしうまう。
「あっ」
「感じてるの?かわいいね。しっぽりしようよ」
「禁欲半月残っているだろう・・・・ああ、俺のほうが限界だ。血を飲ませろ」
「へ?」
「花嫁のお前の血を吸ってこなかったが、それはお前がヴァンパイア化するのを防ぐためだった。ヴァンパイアとなったお前に、遠慮する必要はもうないというわけだ」
「のわきゃあああああああああ」
浮竹に血を吸われて、京楽は床でしくしく泣いていた。
「まずいな。人工血液のほうが数倍ましだ」
「酷い!ボクをもてあそんでおいて!」
「血を吸っただけだろう」
「ボクの純潔が汚された!」
「どこがだ!」
ハリセンではたかれて、京楽は床に沈む。
「このド変態が!」
「ぐへへっへ、浮竹の足~~~。ぺろぺろ」
「ぎゃああああああああ」
浮竹は悲鳴をあげて、容赦なく京楽にハリセンをお見舞いする。でも、京楽はヴァンパイア化したせいで、あまり意味はなかった。
「血と聖水の名において、アーメン!」
「ぎゃああああああああ、殺されるうううううう」
銀の短剣で刺されたが、特殊個体のため傷はすぐに再生する。、
「京楽、お前どうしたら死ぬんだ?」
「んー?浮竹が死んだ時かなぁ。花嫁になった時、そんな契約を交わした」
「そうだっけ?」
「ひどい!忘れてるなんてあんまりだ!」
本気で泣き出す居楽を、浮竹が宥める。
「悪かった。今日しっぽりしていいから」
「言ったね!?約束だからね!」
「な、ウソ泣きか!」
「ふふふ、しっぽりのためならプライドも捨てるよボクは!さぁ、今からしっぽりするよ!さぁさぁ」
「ぎゃあああああああああああああ」
浮竹の悲鳴が、館中に響くのであった、
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