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ココアで


ティエリアから刹那はわりと甘党だときいたフェルトはココアを入れてみた。それは食堂での出来事。

「刹那、ココア飲む?」
「ああ、もらう」

刹那はココアを飲んで、そしてため息をつくと昇天した。

「ええ、また!?」
「かしてみろ、フェルト」
驚くフェルトに、ティエリアが残ったココアを口にする。チーン。
こっちもナムった。

「ちょっとライル、これ飲んでみて!」
決して自分で飲もうとしないフェルト。
ライルは屍となったティエリアと刹那を見て、ごくりと喉をならしてそのココアを口にする。

「甘すぎ・・・なんじゃこりゃあ!?そこのほうに砂糖のかたまりがあるじゃないか!」
「だって、刹那甘党だっていうから」
「限度ってものを知れ!」
じわりと、フェルトの瞳に涙が浮かぶ。

うわ、いいすぎた。
やべぇ。俺やべぇ。

そこにアレルヤがやってきた。

「最低だよライル!」
泣いてしまったフェルトを宥めながら、屍となった刹那とティエリアを片手で軽々と持ち上げて、食堂を後にするアレルヤ。
「みんなを落とすだけじゃなく、フェルトにまで毒牙をかけるなんて!ロリコン!」

いや、落とすってなんだ?
あれか?
女の子を落とすってやつか?
ティエリアは中性だから分かるとして、刹那は男だぞ、おい!
このトレミーの人間関係どうなってんの?
兄さんよくこんな場所にいれたな。つか、俺をみる刹那やティエリアやフェルトの視線、あきらかに兄さんを何処かに探してやがる。
兄さん、ロリコンでショタコンだったのか。刹那にも手を出したのかな?


ライルは一人黄昏がれながら、コーヒーを啜った。

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