ジャボテンダーさんの怪我
「ロックオン、ジャボテンダーさんが怪我しました」
おろおろおろ。
ティエリアは、破れたジャボテンダー抱き枕を抱えて、ロックオンの部屋を訪れるとおろおろしている。
「ロックオン!」
「ぐーぐー」
ロックオンは寝ていた。
「ジャボテンダーさんが怪我をしたのです!!」
ジャボテンダー抱き枕を振り上げて、思い切りロックオンの顔に何度もばしばしと当てる。
ブチっ。
音を立てて、新しい場所が裂けた。
「あああああ、またジャボテンダーさんが怪我をしたあああ!」
そんなに乱暴に扱うからだろ。
突っ込む相手はいない。
「んがー。どうした、ティエリア」
「ロックオン!」
ティエリアは、思い切りロックオンに抱きついた。
「ジャボテンダーさんが、ジャボテンダーさんが!」
かわいい顔に、うっすら涙をためて、ロックオンの首に抱きついて、ロックオンの首を絞める。
ゴン!という音を立てて、ロックオンは壁と頭をぶつけてうめいている。ついでに抱きつかれ首を絞められて、
ロックオンは苦しそうだった。
とりあえず、べりっとティエリアとひっぺがすと、黙らすために深く唇を重ねる。
「あふ」
すぐに、ティエリアはとろけてしまった。
「聞いてください。一大事なのです!」
「ジャボテンダーがどうしたって?」
「また怪我をしてしまったのです!」
「またかぁ?乱暴に扱いすぎじゃないのか」
「そんなことありません」
ぶんぶんと首を振る。一緒にジャボテンダー抱き枕もぶんぶんと首を振っていた。
「ほら、かしてみろ」
「はい、どうぞ」
ジャボテンダーさんをロックオンに渡すティエリア。
ロックオンは、棚の上から裁縫セットを取り出すと、器用に破れた部分を繕っていく。
「器用ですね」
「ティエリアも、やってみるか?」
「はい!」
ジャボテンダーさんを受け取って、破れたところに針を刺そうとして、自分の指にさした。
「痛い!」
「お前な。そういうお約束なことするなよな」
ロックオンが、血の滲んだティエリアの指の傷口の血を舐める。
「ほら、かしてみろ」
「はい、どうぞ」
チクチクチク。
ロックオンは、本当に器用に破れた部分を縫っていく。
「ほら、直ったぞ」
「ジャボテンダーさん、怪我が治ってよかったですね」
にっこり。
ジャボテンダーを抱きかかえる。
かわいい。
とにかくかわいい。
ティエリアは果てしなく乙女で、子供っぽく、とてもかわいらしい。
「あーもう。お前、かわいいなぁ」
なでなで。
ティエリアの頭を撫でる。
「僕は、かわいいのではなく、かっこいいのです!」
そう断言するティエリア。
確かに、仕事をしていたり、戦闘の時はかっこいい。
だけど、ロックオンの前にいるときは果てしなく乙女でとてもかわいらしい。
氷の華の美貌は、今日も満開だ。
「ロックオン、ペアリングしてくれているのですね。嬉しいです」
ぎゅーっ。
ティエリアが、ロックオンを抱きしめる。
ロックオンも、ティエリアを抱きしめる。
「愛しています。愛しすぎてもうだめです、僕」
「ティエリア」
「ロックオンにメロメロなのです」
「メロメロって、お前なぁ」
ペアリングをした手を撫でる。
ティエリアの頬に手を当てる。白い肌は雪のように、あるは白磁のように白く、肌は滑らかですべすべだ。
そのまま、少し上を向かせて、ロックオンはティエリアに口付けた。
「愛している」
「僕も、愛しています。ジャボテンダーさんも愛しているそうです」
「そういえば、このまえの戦闘データの解析だけど」
「解析がどうかしましたか」
ティエリアの顔つきが変わる。
電源の入れられたパソコンを、食い入るように見つめるティエリア。
「ああ、まだこの解析は終わっていないのですね。僕がします」
そのまま、カタカタとキーボードを尋常じゃない速さで打っていく。
「ティエリア、俺は?」
「邪魔です。ジャボテンダーの抱き枕とでも戯れといてください」
仕事のことになると、ティエリアは人が変わったようにかっこよくなる。
「ここが・・・・そうか、なるほど」
真面目な表情で、データの解析にかかる。
「とほほ」
放置されたロックオンは、ジャボテンダー抱き枕を抱きしめて、ひたすらティエリアのデータ解析が終わるのを待っていた。
「終わりました」
「お、お疲れ」
「あー、ジャボテンダーさんと浮気してる!ロックオンの浮気者!」
頬を膨らませるティエリア。
この変わりようは一体、なんなんだろう。
「浮気なんかしてねーよ。俺は、一番ティエリアのこと愛してるぜ?」
ティエリアの頬にキスをする。
「僕も愛しています」
二人は、互いを抱きしめあって、ベッドに寝転ぶのであった。
--------------------------------
タチバナ様へ。
はわわわわわわ。
素敵イラスト描いてくださったお礼に・・・・。
甘くてアホなロクティエ・・・・。
ラブファントム、ユダの2つの長編が痛い系なので。。。
かわいくほのぼの目指して沈没。
おろおろおろ。
ティエリアは、破れたジャボテンダー抱き枕を抱えて、ロックオンの部屋を訪れるとおろおろしている。
「ロックオン!」
「ぐーぐー」
ロックオンは寝ていた。
「ジャボテンダーさんが怪我をしたのです!!」
ジャボテンダー抱き枕を振り上げて、思い切りロックオンの顔に何度もばしばしと当てる。
ブチっ。
音を立てて、新しい場所が裂けた。
「あああああ、またジャボテンダーさんが怪我をしたあああ!」
そんなに乱暴に扱うからだろ。
突っ込む相手はいない。
「んがー。どうした、ティエリア」
「ロックオン!」
ティエリアは、思い切りロックオンに抱きついた。
「ジャボテンダーさんが、ジャボテンダーさんが!」
かわいい顔に、うっすら涙をためて、ロックオンの首に抱きついて、ロックオンの首を絞める。
ゴン!という音を立てて、ロックオンは壁と頭をぶつけてうめいている。ついでに抱きつかれ首を絞められて、
ロックオンは苦しそうだった。
とりあえず、べりっとティエリアとひっぺがすと、黙らすために深く唇を重ねる。
「あふ」
すぐに、ティエリアはとろけてしまった。
「聞いてください。一大事なのです!」
「ジャボテンダーがどうしたって?」
「また怪我をしてしまったのです!」
「またかぁ?乱暴に扱いすぎじゃないのか」
「そんなことありません」
ぶんぶんと首を振る。一緒にジャボテンダー抱き枕もぶんぶんと首を振っていた。
「ほら、かしてみろ」
「はい、どうぞ」
ジャボテンダーさんをロックオンに渡すティエリア。
ロックオンは、棚の上から裁縫セットを取り出すと、器用に破れた部分を繕っていく。
「器用ですね」
「ティエリアも、やってみるか?」
「はい!」
ジャボテンダーさんを受け取って、破れたところに針を刺そうとして、自分の指にさした。
「痛い!」
「お前な。そういうお約束なことするなよな」
ロックオンが、血の滲んだティエリアの指の傷口の血を舐める。
「ほら、かしてみろ」
「はい、どうぞ」
チクチクチク。
ロックオンは、本当に器用に破れた部分を縫っていく。
「ほら、直ったぞ」
「ジャボテンダーさん、怪我が治ってよかったですね」
にっこり。
ジャボテンダーを抱きかかえる。
かわいい。
とにかくかわいい。
ティエリアは果てしなく乙女で、子供っぽく、とてもかわいらしい。
「あーもう。お前、かわいいなぁ」
なでなで。
ティエリアの頭を撫でる。
「僕は、かわいいのではなく、かっこいいのです!」
そう断言するティエリア。
確かに、仕事をしていたり、戦闘の時はかっこいい。
だけど、ロックオンの前にいるときは果てしなく乙女でとてもかわいらしい。
氷の華の美貌は、今日も満開だ。
「ロックオン、ペアリングしてくれているのですね。嬉しいです」
ぎゅーっ。
ティエリアが、ロックオンを抱きしめる。
ロックオンも、ティエリアを抱きしめる。
「愛しています。愛しすぎてもうだめです、僕」
「ティエリア」
「ロックオンにメロメロなのです」
「メロメロって、お前なぁ」
ペアリングをした手を撫でる。
ティエリアの頬に手を当てる。白い肌は雪のように、あるは白磁のように白く、肌は滑らかですべすべだ。
そのまま、少し上を向かせて、ロックオンはティエリアに口付けた。
「愛している」
「僕も、愛しています。ジャボテンダーさんも愛しているそうです」
「そういえば、このまえの戦闘データの解析だけど」
「解析がどうかしましたか」
ティエリアの顔つきが変わる。
電源の入れられたパソコンを、食い入るように見つめるティエリア。
「ああ、まだこの解析は終わっていないのですね。僕がします」
そのまま、カタカタとキーボードを尋常じゃない速さで打っていく。
「ティエリア、俺は?」
「邪魔です。ジャボテンダーの抱き枕とでも戯れといてください」
仕事のことになると、ティエリアは人が変わったようにかっこよくなる。
「ここが・・・・そうか、なるほど」
真面目な表情で、データの解析にかかる。
「とほほ」
放置されたロックオンは、ジャボテンダー抱き枕を抱きしめて、ひたすらティエリアのデータ解析が終わるのを待っていた。
「終わりました」
「お、お疲れ」
「あー、ジャボテンダーさんと浮気してる!ロックオンの浮気者!」
頬を膨らませるティエリア。
この変わりようは一体、なんなんだろう。
「浮気なんかしてねーよ。俺は、一番ティエリアのこと愛してるぜ?」
ティエリアの頬にキスをする。
「僕も愛しています」
二人は、互いを抱きしめあって、ベッドに寝転ぶのであった。
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タチバナ様へ。
はわわわわわわ。
素敵イラスト描いてくださったお礼に・・・・。
甘くてアホなロクティエ・・・・。
ラブファントム、ユダの2つの長編が痛い系なので。。。
かわいくほのぼの目指して沈没。
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