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ドラゴン族の子とミミック9

「んっ」

満月の夜は、竜人族の血が騒ぐ。

浮竹は、京楽に口づけをされていた。

京楽もだが、浮竹も欲をもつ。それを解消するのはセックスだ。簡単なことだった。

「んあっ」

京楽に奥を穿たれて、浮竹は濡れた声をあげる。

「んんっ、ンあ、ひあ、やあ」

「いやじゃないよね?奥好きだもんね?」

「はぁ、もっとお」

浮竹は濡れた瞳で京楽を見上げる。

ぺろりと唇を舐めて、浮竹は京楽の背に手を回す。

「もっともっと、俺にお前を刻みこんでくれ」

「うん」

京楽は、出し入れを繰り返す。

秘所はぐちゃぐちゃと濡れた音を立てた。

「んあああ、いい。もっとお」

「浮竹は、欲張りだね」

「だって、気持ちいいんだもの」

「僕も気持ちいいよ。浮竹の中は最高だね」

「ひあっ、深いぃぃ」

京楽が、浮竹の片足を肩に抱え上げて、深く挿入するとびくんと浮竹は背をしならせてオーガズムでいっていた。

「んあっ」

「深い場所、好きだもんね?」

「あ、好き」

「ボクのことも好き?」

「好き。ミミックと同じくらい好きだ」

「そこは、ミミックより好きだっていってくれないと」

ずちゅっと、音を立てて奥を抉られて、浮竹は射精しながオーガズムでいっていた。

「ん、もうだめぇええ」

京楽は、浮竹の胎の奥に子種をどくんどくんと大量に注ぎこむ。

「満月の夜は、そういえば霊刀のボクは精霊の姿をしているんだっけ。まぁ、今はどうでもいいけど」

「はぁ、やあああ、もう無理」

「まだまだいけるでしょ?ボクはまだ1回出しただけだよ」

「ひあっ」

挿入れられたままやや乱暴に揺すぶられて、浮竹は涙を滲ませる。

「やあ、気持ち良すぎて変になるうう」

浮竹の涙を吸い取って、京楽は浮竹の中にまた子種を注ぐのだった。



「疲れた」

「まぁ、そりゃね。でも、君もいきまくってたじゃない」

「や、言うな」

浮竹は赤くなって、京楽の頭をハリセンで殴った。

「昨日もしたのに、今日もとか、満月の夜を忘れていた」

「まぁ、お互い気持ちよくなっただけだし」

「俺は腰が痛いぞ」

「魔法でどうにかなるでしょ」

「まぁ、そうなんだが」

浮竹は、湯あみを終えて情事の後を洗い流して眠ってしまった。

「君が、ボクだけのものならいいのにね?」

浮竹はミミックが好きで、保護活動にも力を入れていた。ミミックに対する愛情が全部自分に向いていればいいのにと思う京楽だった。



「いい朝だな。今日はこの前行った、Aランク上位ダンジョンのカスミスのダンジョンに行くぞ。サリーにも会いたいしな」

「また、数日かかるね」

「この前よりは1日は早くクリアしたい。強くなってるなら、可能なはずだ」

カスミスでエンシェントミミックからもらったアルティメットノヴァの魔法を、この短時間で浮竹は使えるようになっていた。

一度、誰もいない森の奥で使ってみたのだが、森が消し飛んだ。

禁忌の魔法は威力がすごすぎる。その中でも、かなり威力のある魔法だった。

浮竹も京楽も、禁忌の魔法は知っているし、一部は使えるが威力が強すぎるので、よほどのことがない限り使わない。

例えば、フロアボスやラスボス相手には使う。

雑魚でも、あまりに手強い相手なら使った。

中にはダンジョンの地形を変えてしまうものがあるので、そうするとダンジョンマスターに呼ばれて数日の攻略禁止、最悪な結果出禁を食らうので、浮竹も京楽も、ボス以外では禁忌の魔法は使わないようにしていた。

カスミスのダンジョンは、古代魔法文明の遺跡が見つかったことで、その奥にSランクの新しいダンジョンが見つかり、今賑わっていた。

「人が多いな」

「31階層までだよ。Sランクの冒険者が多いのは。新しいSランクダンジョン目当てだろうね」

40階層まで1日でもぐれて、フロアボスのヴァンパイアクイーンを倒して、財宝の間で一夜を過ごすことにした。

3日目には60階層に到達し、今回のラスボスは今までよりも一番強力なヒュドラだった。

「くそ、攻撃していく間に再生されるね」

「京楽、どいてろ」

「もしかして、あの魔法使う気?」

「こんな時のためにあるんだろう。アルティメットノヴァ!!!」

「わああああ」

京楽は、浮竹の分までシールドを張った。

焼野原となったフィールドで、下半身だけになってしまったヒュドラが息絶えてごおおんと音をたてて倒れる。

「ヒュドラって、普通Sランクダンジョンのボスでしょ?なんでまた、カスミスのAランクダンジョンにヒュドラが‥‥‥って、浮竹よく倒せたね」

「アルティメットノヴァの魔法のお陰だ」

財宝の間が開く。

「ぎしぎしぎいいい」

エンシェントミミックのサリーが現れた。

「サリー!」

「ぎしぎし!」

浮竹は嬉しそうにサリーに甘噛みされて、悦に浸るのであった。

「浮竹、ねぇ浮竹」

「はっ!あやうく極楽のあまり昇天しかかっていた」

「エンシェントミミックにかじられながら昇天とか、笑える死にかただよ」

「ぎししししし」

サリーは、京楽を挑発するかのように笑う。

「サリー!宝よこしなさい!」

「ぎしししいぃぃ」

やだよー。

サリーはそう言っているのだが、分かるのは浮竹だけだ。

「そうそう、大人しく宝をドロップ‥‥‥‥って、穴のあいたブーツ!?」

「ぎしししし」

「してやったり。そう言ってる」

「こらぁ!」

「ぎししし」

サリーは浮竹の前にきて、京楽にあっかんべーをして、浮竹の背後に隠れて本当の宝をドロップする。

オリハルコン製のブーツだった。

「サリー、ありがとな。さぁ、この財宝の類をアイテムポケットにいれて、家に帰ろう」

「ちょっと待って浮竹。何、サリーをアイテムポケットに入れようとしてるの」

「き、気のせいだ!」

「だめだからね!エンシェントミミックでなくても、これ以上ミミックを増やすのはダメだからね」

「ケチ」

「ケチでけっこう」

サリーは、京楽に噛みついた。

「暗いよ~息苦しいよ~~~~」

「ぎししししし」

酸欠で倒れた京楽を仕方なくずるずる引きずって、浮竹はスクロールを使ってダンジョンの外にでて、リターンの魔法で家の前に戻る。

「おい、京楽」

声をかけてみたが、起きそうにない。

「ミミック牧場にでもおいていくか。きっと、天国のような寝心地だろうから」

それは浮竹だけだろう。しかしつっこむ人はそこにいなかった。

浮竹は、気絶した京楽をミミック牧場の真ん中に放置して、家に戻る。

京楽は、ペロリと頬をなめられて、声を出す。

「うーん、浮竹ってば大胆だね」

がじがじ。足をかじられて、京楽は何かがおかしいなと思って目をあける。

そこに飛び込んできたのは、大量のミミックだった。

「もぎゃあああああああ」

京楽の悲鳴は、夕焼けに吸い込まれていくのであった。

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