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奴隷竜とSランク冒険者28

月が弓張り付きになった。

浮竹は、朝からベッドの上でごそごそして、一向に起きてこない。

今日は冒険者稼業はついこの間、氷のSランクダンジョンを踏破したので、2週間ほど休養日をとることにした。

「おーい、浮竹、いい加減起きてきなよ。もうお昼の1時だよ?」

「京楽・・・・飯をもってきてくれ。俺は、今は動けない」

「ああ・・・・弓張り月の日は発情期か。苦しい?」

「う、うるさい。あっちに行け」

浮竹は、ベッドの中でごそごそと動いた。

布団を、京楽がひっぺがす。

「な、何をする!」

「発情期で辛いんでしょ?僕が愛してあげる」

「は、発情期はいつものことだ!薬をのんで寝ていればそのうち治まる」

「そんなもったいないこと、できないよ。発情期の浮竹ってエロいから」

「え、エロくなんかな・・・・んう」

唇を奪われて、浮竹は翡翠の目を見開いた。

すぐにトロンとした輝きになり、京楽の背中に手を回す。

「春水・・・・・抱いて、くれ」

「素直な十四郎はかわいいね」

「あ!」

ベッドに押し倒されて、いきなり服を脱がされて、浮竹のものに京楽は舌を這わす。

発情期のせいかすでに勃起していたものは、すぐに透明な先走りの蜜を零した後、白い液体を京楽の口の中に吐き出した。

それを、京楽は当たり前のように飲みこむ。

「な、飲むな・・・・あああ」

「知ってた?発情期の君の精液って、甘いんだよ。いつものも甘いけど、いつもの数倍甘い」

口づけを受けて、自分の精液を少しだけ流し込まれる。

確かに、花の蜜のようで甘かった。

「あ、春水・・・・俺を、めちゃくちゃにしてくれ」

「ふふふ、十四郎がいつもこうだったら、いいのにね?」

「春水・・・好きだ」

「僕も大好きだよ、十四郎」

お互い裸になって、肌を重ね合う。

ローションをとりだして、京楽は浮竹の蕾に指を三本入れた。

「あああ!」

「まだ、指だよ?」

「やあああ、そこだめええ」

「ここかい?ふふ、こここりこりってされるの好きだよね」

指で前立腺を刺激されながら、もう片方の手で浮竹のものをしごいて、中いきと同時に射精させた。

「んあああああああ!!」

「いい声で、啼くね?」

浮竹は、ペロリと自分の唇を舐めた。

「こい、春水」

「うわ、えっろ・・・・いれるよ?」

「ひあああああ!!」

指とは比べ物にならない質量の熱い熱に引き裂かれる。

「あああ、あ、あ」

一気に貫かれたが、その後は緩慢な動きだった。

「や、もっと激しく・・・・俺をめちゃくちゃにするくらいに、抱いてくれ」

また、ぺろりと唇をなめる。

浮竹は気づいていないのだろう。

その行動が、どれだけ京楽をあおっているのか。

「望み通り、めちゃくちゃにしてあげる」

一度引き抜いて、ぱちゅんと音がたつほどに挿入する。

「あ、あ!」

ぱちゅん、ぱちゅんと、挿入を繰り返されて、浮竹の太ももは京楽の精液で白いものが伝いおちていた。

すでに、いれた時に締め付けがすごくて、一度中に出していた。

「あ、ああ、お前の子種が欲しい。胎の奥にぶちまけろ」

「アフターピル飲まなきゃいけないから、嫌なんじゃないの?」

「奥にきて。ごりごりってして」

浮竹は、翡翠の瞳を情欲に輝かせていた。

「お望み通り、奥まで貫いてあげる」

ごりごりと、最奥まで侵入してきた京楽の熱は、何度も浮竹の胎の奥をごりごりと抉ってから、白い精液をぶちまけた。

ドクンドクンと自分の中に注がれる愛しい男の熱に、浮竹はうっとりとする。

「もっとくれ・・・もっと、お前がほしい」

「たくさんあげるから、孕んでも知らないよ?」

「あ、あ、孕んでもいいから、お前の子種ちょうだい」

京楽は、一度抜くと浮竹をベッドの上に立たせた。浮竹は壁に背中を預けて、前から立ったまた京楽に貫かれた。

「あああ!深い、やああああ」

「深く抉られるの、好きでしょ?」

「やあああ、おかしくなるうう」

「セックスでおかしくなったこと、ないでしょ?」

「やあああん」

「あおってるの?」

「あ、春水、春水」

浮竹は、京楽の背中に手をまわして爪を立てた。

ぴりっとした痛みを感じつつも、それさえ気持ちよく感じて、京楽は浮竹を穿ち、奥をごりごりと抉って、また精液を吐き出した。

「んああああ!!やあああ、もれる、もれる!」

「潮でしょ?」

ぷしゅわああと、透明な潮を浮竹は出していた。

「やあああ、いやあああ」

あまりの恥ずかしさに、浮竹は京楽の肩に噛みついた。

「春水・・・・・俺の、ものだ」

「そうだよ。僕は君のもの。そして、君は僕のものだ」

ベッドに四つん這いにさせて、背後から貫くと、浮竹は背をしならせた。

「ああああ!!」

もう出すものがないでの、中いき、オーガズムでいくばかりであった。

「十四郎、女の子みたい。かわいいね」

「やあ、春水のばかぁ」

体位を変えて、さらに何度か精液を胎の奥に注ぎ込まれて、浮竹は満足した。

京楽のほうが、こってりしぼられたかんじで、しおしおだった。

「もう、出すものがないよ」

「お陰ですっきりした。アフターピル飲んでくる」

浮竹は、タオルで太ももを伝い落ちる京楽の精液をふきながら、アフターピルを口にして飲む。

「なんだ、これくらいでしおしおなのか。いつものお前はどうした。俺を抱きつぶすようなお前が」

「いや、発情期の浮竹ってすごいから。もう、こっちは5回は出したんだよ?流石に疲れるよ」

「ふふふふ」

浮竹は、ペロリと唇をなめて、浮竹の首筋に吸い付いた。

「何してるの?」

「マーキング。お前がいつも俺にするのの、仕返しだ」

「わお、熱烈だね」

「お前のお陰で、発情期は乗り越えれる。感謝している」

「僕もいい思いさせてもらってるから、あおいこさ」

また、来月も発情期は訪れる。

発情期とか関係なしに混じりあっている二人には、発情期は浮竹が積極的になってエロくなりまくるだけの、少し特別な日であった。



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