奴隷竜とSランク冒険者45
「浮竹さん、京楽さん、助けてくれ」
一護が、浮竹と京楽のところにやってきた。
なんでも、ルキアが魔族に誘拐されたらしい。条件は、勇者パーティーメンバー候補濃厚な、朽木白哉の首。
そんなこととてもできなくて、でもルキアに危害を加えられるのがいやで、自分の力だけではどうしようもなくて、浮竹と京楽を頼ってきた。
白哉と恋次はSランクダンジョンにこもっていて、今連絡がとれない。
なので、今一護が頼れるのは浮竹と京楽だった。
「いい機会だ。一護君、ドラゴンとして覚醒するんだ。そうすれば、ルキアちゃんも絶対に救いだせる」
「でも俺・・・・サンシャインレイドラゴンだけど、精霊族に擬態して・・・・・・」
「俺が魔法で解いてやろう」
浮竹が魔法を唱えると、一護は精霊族ではなくなり、ドラゴンの人化した姿になっていた。見た目の差はあまりないが、精霊族である透明な羽が消えてなくなっていた。
「あ、羽がない!」
「元にドラゴンに戻したからね。浮竹、彼を覚醒させるんでしょ」
「ああ。魔王藍染のいる浮島の結界を突破するには、サンシャインドラゴン、フルムーンドラゴン、それにインフェルノドラゴンが必要だ」
「あの、俺はサンシャインレイドラゴンで、サンシャインドラゴンじゃないんすけど」
「今から、なりにいくんだ。サンシャインドラゴンに。サンシャインドラゴンの会得できる魔法、レイグラビディを覚えると、サンシャインドラゴンになれる」
「そうなんすか。それになれば、俺の力でもルキアを取り戻せるんすか」
一護は必死だった。
愛する妻の命がかかっているかもしれないのだ。
「とりあえず、サンシャインドラゴンになれる聖地にいこう。こんなこともあるだろうと、ワープポータルで場所をメモしておいた」
「お願いします、浮竹さん、京楽さん。俺、サンシャインドラゴンになります!」
「君ならそう言うと思ったよ」
京楽は、一護をまずは落ち着かせた。
ワープポータルの魔法で、やってきたのは枯れ木ばかりの森。
「この奥に、サンシャインドラゴンになれるためのドラゴンの聖地と洞窟があるはずだ」
「でも、なんでこの森こんなに枯れてるんすか」
「太陽だ。太陽を司る力が強すぎて、植物を枯らしてしまうんだ。魔力とのバランスがとれていない。一護君、君がサンシャインドラゴンになったら、魔力も順調に流れてこの森も蘇るだろう」
「がんばります!」
枯れ木の森を歩くこと2時間。
ドラゴンの聖地だった場所と、洞窟が見えてきた。
「さぁ、あの洞窟の奥にレイグラビディの魔法がある。覚えて、覚醒して、サンシャインドラゴンになっておいで」
「はい、がんばってきます!」
--------------------------------------------------
『愛しい我が一番目の子。レイグラビディの呪文を授けましょう。今、世界は魔王の手により危機にあります。さぁ、サンシャインドラゴンに覚醒するのです』
扉の奥で、サンシャインドラゴンになる者しか入れない扉をぬけた一護に、優しいマザードラゴンの声が降ってくる。
「うわああああああ!!」
一護は、まずサンシャインレイドラゴンになったが、長い間ドラゴンの姿をとっていなかったため、魔力の巡りが無茶苦茶で、ドラゴンの姿を維持するのに必死だった。
「ルキアを、助けるんだ、俺は!」
マザードラゴンの声を聞きながら、壁に描かれている魔法の文字を読む。
「これが・・・・レイグラビティ。太陽とその闇の重力の魔法・・・・・・・・」
気づくと、一護は50メートルはあるであろう超巨大なドラゴンになっていた。
「これがサンシャインドラゴン・・・・すげぇ、力がわきあがってくる」
『もう大丈夫ですね、愛しい我が子。長い間ドラゴンでなかったので心配でしたが、杞憂に終わりましたね』
「待ってくれ、マザードラゴン!なんで、俺をサンシャインドラゴンとして生み出したんだ!」
もう、マザードラゴンの声は聞こえなかった。
一護は、人化してきた道を戻る。
「浮竹さん、京楽さん、サンシャインドラゴンになりました。レイグラビティって魔法覚えました」
「そうか、うまくいったか」
「よかったよ」
「今から、ルキア攫った魔族のところにいってきて、そいつらぶっ殺してルキア助けに行ってきます」
「場所は分かってるの?」
京楽の問いに、一護は頷く。
「廃墟の城を根城にしてる魔族どもだ。俺一人だと、ルキアが危ないかもしれないから浮竹さんと京楽さんに助け求めたけど、妻の一人も守れないなんて男じゃねぇ。一人で行きます」
「そうかい。じゃあ、近くまでドラゴンの姿で飛んでいくといい。魔族やつらも、腰を抜かすだろう」
「あと、念のために、ボクたちの宿屋に転移するスクロール渡しておくね。ルキアちゃんを救出したら、まずは手当てしないといけないだろうし」
「ありがとございます、京楽さん」
------------------------------------------------
一護は、手に入れた力と魔法で、レイグラビティの魔法を、ルキアと自分にだけ結界をはって使った。
古城そのものが、おしつぶされて、魔族どもは皆死んでいた。
「一護・・・・その姿は・・・・ドラゴン化したのか」
「ああ。ルキア、すまねぇ。俺がいながら、ルキアが攫われた。ああ、やっぱ大人しくしてなかったんだな。殴られたんだろ」
「これくらい、傷のうちに入らぬ」
「だめだ。浮竹さんのとこにいって、治してもらおう」
ルキアの頬は青黒くはれていて、他にもけられたりしたような傷も見受けられた。
「じゃあ、転移するぞ。スクロール、オープン!」
ぱぁぁと光が輝き、ルキアと一護は気づけば浮竹と京楽の泊まっている高級ホテルの、浴室に移動していた。
「ぬわあああ」
「のああああああ」
お湯でびしゃびしゃになった二人に、浮竹と京楽が急いで駆けつける。
「ああ、スクロール使ったんだね。どの部屋とまでは指定していなかったから、お風呂場にでちゃったのか」
広い湯船から出て、ルキアと一護はバスタオルをもらい、念のためもっていたアイテムポケットからかわりの服をだして、着替えた。
「浮竹さん、ルキアの傷の治療頼めますか」
「お安いごようだ。おいで、ルキアちゃん」
「はい」
「フルムーンキュア!」
浮竹は、状態異常無効化以外に、傷も癒せるその魔法を使った。
「すごい・・・・ヒールよりきいてます」
「まぁ、俺のフルムーンドラゴンだけが使える覚醒のための魔法だからな」
「俺、決めました。もう、精霊族に擬態するの辞めます。ドラゴン族としてやっていこうって思います」
「うん、それがいいね。その巨大な力を、冒険者として使うといいよ」
京楽は納得し、浮竹は少し困ったような表情をする。
「一護君のドラゴン姿は巨大すぎるから、あまり軽々しくドラゴンにならないように。ドラゴンになるときはサイズを調整するといい」
「はい、がんばってみます!」
こうして、一護はサンシャインレイドラゴンから、サンシャインドラゴンになった。
藍染のいる、浮島障壁を三大真竜でである、サンシャインドラゴンの一護、フルムーンドラゴンの浮竹、インフェルノドラゴンである京楽で、突破できるのだった。
さてはて、藍染がどういう行動にでるのかは、まだ不明であった。
一護が、浮竹と京楽のところにやってきた。
なんでも、ルキアが魔族に誘拐されたらしい。条件は、勇者パーティーメンバー候補濃厚な、朽木白哉の首。
そんなこととてもできなくて、でもルキアに危害を加えられるのがいやで、自分の力だけではどうしようもなくて、浮竹と京楽を頼ってきた。
白哉と恋次はSランクダンジョンにこもっていて、今連絡がとれない。
なので、今一護が頼れるのは浮竹と京楽だった。
「いい機会だ。一護君、ドラゴンとして覚醒するんだ。そうすれば、ルキアちゃんも絶対に救いだせる」
「でも俺・・・・サンシャインレイドラゴンだけど、精霊族に擬態して・・・・・・」
「俺が魔法で解いてやろう」
浮竹が魔法を唱えると、一護は精霊族ではなくなり、ドラゴンの人化した姿になっていた。見た目の差はあまりないが、精霊族である透明な羽が消えてなくなっていた。
「あ、羽がない!」
「元にドラゴンに戻したからね。浮竹、彼を覚醒させるんでしょ」
「ああ。魔王藍染のいる浮島の結界を突破するには、サンシャインドラゴン、フルムーンドラゴン、それにインフェルノドラゴンが必要だ」
「あの、俺はサンシャインレイドラゴンで、サンシャインドラゴンじゃないんすけど」
「今から、なりにいくんだ。サンシャインドラゴンに。サンシャインドラゴンの会得できる魔法、レイグラビディを覚えると、サンシャインドラゴンになれる」
「そうなんすか。それになれば、俺の力でもルキアを取り戻せるんすか」
一護は必死だった。
愛する妻の命がかかっているかもしれないのだ。
「とりあえず、サンシャインドラゴンになれる聖地にいこう。こんなこともあるだろうと、ワープポータルで場所をメモしておいた」
「お願いします、浮竹さん、京楽さん。俺、サンシャインドラゴンになります!」
「君ならそう言うと思ったよ」
京楽は、一護をまずは落ち着かせた。
ワープポータルの魔法で、やってきたのは枯れ木ばかりの森。
「この奥に、サンシャインドラゴンになれるためのドラゴンの聖地と洞窟があるはずだ」
「でも、なんでこの森こんなに枯れてるんすか」
「太陽だ。太陽を司る力が強すぎて、植物を枯らしてしまうんだ。魔力とのバランスがとれていない。一護君、君がサンシャインドラゴンになったら、魔力も順調に流れてこの森も蘇るだろう」
「がんばります!」
枯れ木の森を歩くこと2時間。
ドラゴンの聖地だった場所と、洞窟が見えてきた。
「さぁ、あの洞窟の奥にレイグラビディの魔法がある。覚えて、覚醒して、サンシャインドラゴンになっておいで」
「はい、がんばってきます!」
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『愛しい我が一番目の子。レイグラビディの呪文を授けましょう。今、世界は魔王の手により危機にあります。さぁ、サンシャインドラゴンに覚醒するのです』
扉の奥で、サンシャインドラゴンになる者しか入れない扉をぬけた一護に、優しいマザードラゴンの声が降ってくる。
「うわああああああ!!」
一護は、まずサンシャインレイドラゴンになったが、長い間ドラゴンの姿をとっていなかったため、魔力の巡りが無茶苦茶で、ドラゴンの姿を維持するのに必死だった。
「ルキアを、助けるんだ、俺は!」
マザードラゴンの声を聞きながら、壁に描かれている魔法の文字を読む。
「これが・・・・レイグラビティ。太陽とその闇の重力の魔法・・・・・・・・」
気づくと、一護は50メートルはあるであろう超巨大なドラゴンになっていた。
「これがサンシャインドラゴン・・・・すげぇ、力がわきあがってくる」
『もう大丈夫ですね、愛しい我が子。長い間ドラゴンでなかったので心配でしたが、杞憂に終わりましたね』
「待ってくれ、マザードラゴン!なんで、俺をサンシャインドラゴンとして生み出したんだ!」
もう、マザードラゴンの声は聞こえなかった。
一護は、人化してきた道を戻る。
「浮竹さん、京楽さん、サンシャインドラゴンになりました。レイグラビティって魔法覚えました」
「そうか、うまくいったか」
「よかったよ」
「今から、ルキア攫った魔族のところにいってきて、そいつらぶっ殺してルキア助けに行ってきます」
「場所は分かってるの?」
京楽の問いに、一護は頷く。
「廃墟の城を根城にしてる魔族どもだ。俺一人だと、ルキアが危ないかもしれないから浮竹さんと京楽さんに助け求めたけど、妻の一人も守れないなんて男じゃねぇ。一人で行きます」
「そうかい。じゃあ、近くまでドラゴンの姿で飛んでいくといい。魔族やつらも、腰を抜かすだろう」
「あと、念のために、ボクたちの宿屋に転移するスクロール渡しておくね。ルキアちゃんを救出したら、まずは手当てしないといけないだろうし」
「ありがとございます、京楽さん」
------------------------------------------------
一護は、手に入れた力と魔法で、レイグラビティの魔法を、ルキアと自分にだけ結界をはって使った。
古城そのものが、おしつぶされて、魔族どもは皆死んでいた。
「一護・・・・その姿は・・・・ドラゴン化したのか」
「ああ。ルキア、すまねぇ。俺がいながら、ルキアが攫われた。ああ、やっぱ大人しくしてなかったんだな。殴られたんだろ」
「これくらい、傷のうちに入らぬ」
「だめだ。浮竹さんのとこにいって、治してもらおう」
ルキアの頬は青黒くはれていて、他にもけられたりしたような傷も見受けられた。
「じゃあ、転移するぞ。スクロール、オープン!」
ぱぁぁと光が輝き、ルキアと一護は気づけば浮竹と京楽の泊まっている高級ホテルの、浴室に移動していた。
「ぬわあああ」
「のああああああ」
お湯でびしゃびしゃになった二人に、浮竹と京楽が急いで駆けつける。
「ああ、スクロール使ったんだね。どの部屋とまでは指定していなかったから、お風呂場にでちゃったのか」
広い湯船から出て、ルキアと一護はバスタオルをもらい、念のためもっていたアイテムポケットからかわりの服をだして、着替えた。
「浮竹さん、ルキアの傷の治療頼めますか」
「お安いごようだ。おいで、ルキアちゃん」
「はい」
「フルムーンキュア!」
浮竹は、状態異常無効化以外に、傷も癒せるその魔法を使った。
「すごい・・・・ヒールよりきいてます」
「まぁ、俺のフルムーンドラゴンだけが使える覚醒のための魔法だからな」
「俺、決めました。もう、精霊族に擬態するの辞めます。ドラゴン族としてやっていこうって思います」
「うん、それがいいね。その巨大な力を、冒険者として使うといいよ」
京楽は納得し、浮竹は少し困ったような表情をする。
「一護君のドラゴン姿は巨大すぎるから、あまり軽々しくドラゴンにならないように。ドラゴンになるときはサイズを調整するといい」
「はい、がんばってみます!」
こうして、一護はサンシャインレイドラゴンから、サンシャインドラゴンになった。
藍染のいる、浮島障壁を三大真竜でである、サンシャインドラゴンの一護、フルムーンドラゴンの浮竹、インフェルノドラゴンである京楽で、突破できるのだった。
さてはて、藍染がどういう行動にでるのかは、まだ不明であった。
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