奴隷竜とSランク冒険者57
「あけましておめでとう」
「あけましておめでとうだよ~」
浮竹と京楽は、ハイエルフ浮竹とインフェルノドラゴンの京楽のいる神殿(家)に来ていた。
ハイエルフの浮竹は元気そうだったが、インフェルノドラゴンの京楽はつい数日前にさらわれて、血をぬきとられたりしていたので、おとなしくベッドで横になっていた。
インフェルノドラゴンの京楽が寂しくないように、ハイエルフの浮竹はインフェルノドラゴンの京楽の寝室で寝泊まりをして、食事は作り置きしておいたものを食べたりしていた。
「インフェルノドラゴンのボクが臥せってると聞いて、冷凍した料理を数日分もってきたよ?」
『ありがとう。助かる。そろそろ作りおきの食事が尽きかけていたんだ。京楽に無理はさせられないし、俺は料理できないし、どこかの店で買ってくるしかないと思っていたところなんだ』
ハイエルフの浮竹は、冷凍された食事を受け取って、アイテムポケットの中に収納していく。
アイテムポケットの中では時間の流れが止まっており、入れられた食品などが溶けることも腐ることもなく、いれた状態のままを永遠と持続させる。
素材になるモンスターを入れたりできるので、容量も大きい。
浮竹など、京楽に隠れてフレイムバードのヒナやらケルベロスの子犬などを、アイテムポケットに入れて、飼っていた。
「ポチは元気かなぁ」
数日前、魔大陸に返したケルベロスのポチを思い出して、浮竹は思いをはせる。
『ポチって?』
インフェルノドラゴンの京楽が聞いてくると、京楽が答えた。
「浮竹ってば、ボクに内緒でケルベロスの子犬を拾って、アイテムポケットの中で飼ってたんだよ。テイムした状態になっていたけど、ボクには噛みついてくるし、炎のブレスを吐いてくるし・・・・・・・」
『テイムされた状態でそれは、ケルベロスの子犬になめられてたんだろね。自分より格下の相手だと思われてるよ、それって』
「ぬううう、ポチめ、エサをあげていたのに全然なつかないし!」
『ケルベロスをテイムか。なかなかやるな、フルムーンドラゴンの俺』
「ポチは迷子だったんだ。親とはぐれたみたいで、干し肉をちらつかせたら尻尾ふってやってきたから、テイムできた」
地獄の番犬と呼ばれるケルベロスは、魔大陸以外では、ダンジョンのボスとして存在している。
脅威度はAランク。
Sランク冒険者でも、舐めてかかると手傷を負わせられる相手だった。
『どこで迷子になってたんだ?』
「Sランクダンジョンの最下層の宝物庫にいた」
「ええ、そんな場所にいたの?」
「京楽に気づかれないように、ささっとアイテムポケットに入れたからな」
「それ、迷子になってたっていうより、成長して次のフロアボスになるのを待ってたんじゃ・・・・」
『でも、Sランクダンジョンの最下層ボスでしょ?それが脅威度Aランクのケルベロスってことはないんじゃないかな』
もっともなインフェルノドラゴンの京楽の言葉に、浮竹も頷く。
「多分、試練なんだと思う。どう扱うかによって、宝物庫から出られなくなったりしてたかもしれない。退治していれば、きっと宝物庫に閉じ込められていた」
「宝物庫は転移スクロールがきかないからね。もしも閉じ込められていたら、扉をぶち破るしかなかっただろうね。そうすると、ダンジョンを破壊したということでダンジョンマスターが出てきて、出禁を食らっただろうね」
そのポチは、今魔大陸で元気にやっていた。
『ポチの所持品はあるか?』
「ああ、テイムした証の首輪をまだ持っている」
『かして。今何しているか、映像をうつしだす魔法をかけてみよう』
浮竹が、ハイエルフの自分にポチのテイムした証の首輪を渡すと、映像が浮かんできた。
ノイズがまじっているが、どうやらモンスターに囲まれた人間を助けているようで、人間は冒険者のようで、見ているとポチをテイムしていた。
「ポチ、新しい主人ができたんだな。野生だとやっていけないと思って心配していたけど、テイムされたのなら安心だ」
「ワイバーンの群れに襲われていたみたいだね。見たところ、Aランク冒険者のようだし、ポチを使って戦力がアップするなら、うれしいね」
浮竹は、かわいいポチを思い出す。
「ああ、ポチ・・・できれば、もっと飼っていたかったかなぁ」
「簡便してよ。体長1メートル超えてたんだよ?もう立派な大人だよ」
『まぁ、宿屋で飼うために出すには、大きすぎるね』
「そういえば、インフェルノドラゴンの京楽は、具合は大丈夫なのか?」
『ああ、うん。安静にしてるから、数日で復帰できると思うよ』
京楽が空気を読んで、この前二人きりにしたことも理解できていない浮竹は、またハイエルフの浮竹を見る。
「どうして、二人きりになりたいんだ?」
「ちょ、浮竹!」
『いや、この前は二人きりになりたかったんだ。フルムーンドラゴンの俺でもあるだろう?京楽と二人きりになりたいことが」
「ああ、スケベなことされるから?」
『冒険者の京楽、まだこっちの俺はドラゴンでは子供であるということを・・・・』
「その辺は、ボクも理解してるよ!浮竹が嫌がるならしないけど、求められるからね」
『ふむ・・・・』
浮竹と京楽は、肉体関係がある。
京楽が、浮竹がドラゴンの年齢でいうと子供であると知ったのは、何十回も抱いた後のことだった。
『フルムーンドラゴンの俺、冒険者の京楽に抱かれたくなくなったら、俺に言うといい」
「どうしてだ?セックスはきもちいいから、好きだぞ?」
ハイエルフの浮竹は、頭を抱え込んだ。
『まぁ、それはそっちのボクとフルムーンドラゴンの浮竹の話なんだから、ボクたちが口だしする権利はないでしょ』
『でも、京楽・・・・こいつはまだ子供で・・・・・』
『ドラゴンとしてはね。人間の姿をすれば大人なんだから、別にいいんじゃないの』
『うぐっ』
浮竹のためを思っての言動だったが、とうの浮竹は自分が子供であると分かっていないようであった。
「俺は、ドラゴンでは子供かもしれないが、人間としてなら成人している。だから、大人として扱ってほしい」
『ほら、フルムーンドラゴンの彼もそう言ってることだし』
『冒険者の京楽!』
「はいいい」
『フルムーンドラゴンの俺を、エロで泣かせるのはいいが、それ以外で浮気したりして泣かせたりしないようにな!』
「大丈夫だよ。ボクは浮竹一筋だから」
「俺も、京楽一筋だぞ?」
何気にのろけあう二人を、ハイエルフの浮竹もインフェルノドラゴンの京楽も、おなかいっぱいですという表情で見るのであった。
「あけましておめでとうだよ~」
浮竹と京楽は、ハイエルフ浮竹とインフェルノドラゴンの京楽のいる神殿(家)に来ていた。
ハイエルフの浮竹は元気そうだったが、インフェルノドラゴンの京楽はつい数日前にさらわれて、血をぬきとられたりしていたので、おとなしくベッドで横になっていた。
インフェルノドラゴンの京楽が寂しくないように、ハイエルフの浮竹はインフェルノドラゴンの京楽の寝室で寝泊まりをして、食事は作り置きしておいたものを食べたりしていた。
「インフェルノドラゴンのボクが臥せってると聞いて、冷凍した料理を数日分もってきたよ?」
『ありがとう。助かる。そろそろ作りおきの食事が尽きかけていたんだ。京楽に無理はさせられないし、俺は料理できないし、どこかの店で買ってくるしかないと思っていたところなんだ』
ハイエルフの浮竹は、冷凍された食事を受け取って、アイテムポケットの中に収納していく。
アイテムポケットの中では時間の流れが止まっており、入れられた食品などが溶けることも腐ることもなく、いれた状態のままを永遠と持続させる。
素材になるモンスターを入れたりできるので、容量も大きい。
浮竹など、京楽に隠れてフレイムバードのヒナやらケルベロスの子犬などを、アイテムポケットに入れて、飼っていた。
「ポチは元気かなぁ」
数日前、魔大陸に返したケルベロスのポチを思い出して、浮竹は思いをはせる。
『ポチって?』
インフェルノドラゴンの京楽が聞いてくると、京楽が答えた。
「浮竹ってば、ボクに内緒でケルベロスの子犬を拾って、アイテムポケットの中で飼ってたんだよ。テイムした状態になっていたけど、ボクには噛みついてくるし、炎のブレスを吐いてくるし・・・・・・・」
『テイムされた状態でそれは、ケルベロスの子犬になめられてたんだろね。自分より格下の相手だと思われてるよ、それって』
「ぬううう、ポチめ、エサをあげていたのに全然なつかないし!」
『ケルベロスをテイムか。なかなかやるな、フルムーンドラゴンの俺』
「ポチは迷子だったんだ。親とはぐれたみたいで、干し肉をちらつかせたら尻尾ふってやってきたから、テイムできた」
地獄の番犬と呼ばれるケルベロスは、魔大陸以外では、ダンジョンのボスとして存在している。
脅威度はAランク。
Sランク冒険者でも、舐めてかかると手傷を負わせられる相手だった。
『どこで迷子になってたんだ?』
「Sランクダンジョンの最下層の宝物庫にいた」
「ええ、そんな場所にいたの?」
「京楽に気づかれないように、ささっとアイテムポケットに入れたからな」
「それ、迷子になってたっていうより、成長して次のフロアボスになるのを待ってたんじゃ・・・・」
『でも、Sランクダンジョンの最下層ボスでしょ?それが脅威度Aランクのケルベロスってことはないんじゃないかな』
もっともなインフェルノドラゴンの京楽の言葉に、浮竹も頷く。
「多分、試練なんだと思う。どう扱うかによって、宝物庫から出られなくなったりしてたかもしれない。退治していれば、きっと宝物庫に閉じ込められていた」
「宝物庫は転移スクロールがきかないからね。もしも閉じ込められていたら、扉をぶち破るしかなかっただろうね。そうすると、ダンジョンを破壊したということでダンジョンマスターが出てきて、出禁を食らっただろうね」
そのポチは、今魔大陸で元気にやっていた。
『ポチの所持品はあるか?』
「ああ、テイムした証の首輪をまだ持っている」
『かして。今何しているか、映像をうつしだす魔法をかけてみよう』
浮竹が、ハイエルフの自分にポチのテイムした証の首輪を渡すと、映像が浮かんできた。
ノイズがまじっているが、どうやらモンスターに囲まれた人間を助けているようで、人間は冒険者のようで、見ているとポチをテイムしていた。
「ポチ、新しい主人ができたんだな。野生だとやっていけないと思って心配していたけど、テイムされたのなら安心だ」
「ワイバーンの群れに襲われていたみたいだね。見たところ、Aランク冒険者のようだし、ポチを使って戦力がアップするなら、うれしいね」
浮竹は、かわいいポチを思い出す。
「ああ、ポチ・・・できれば、もっと飼っていたかったかなぁ」
「簡便してよ。体長1メートル超えてたんだよ?もう立派な大人だよ」
『まぁ、宿屋で飼うために出すには、大きすぎるね』
「そういえば、インフェルノドラゴンの京楽は、具合は大丈夫なのか?」
『ああ、うん。安静にしてるから、数日で復帰できると思うよ』
京楽が空気を読んで、この前二人きりにしたことも理解できていない浮竹は、またハイエルフの浮竹を見る。
「どうして、二人きりになりたいんだ?」
「ちょ、浮竹!」
『いや、この前は二人きりになりたかったんだ。フルムーンドラゴンの俺でもあるだろう?京楽と二人きりになりたいことが」
「ああ、スケベなことされるから?」
『冒険者の京楽、まだこっちの俺はドラゴンでは子供であるということを・・・・』
「その辺は、ボクも理解してるよ!浮竹が嫌がるならしないけど、求められるからね」
『ふむ・・・・』
浮竹と京楽は、肉体関係がある。
京楽が、浮竹がドラゴンの年齢でいうと子供であると知ったのは、何十回も抱いた後のことだった。
『フルムーンドラゴンの俺、冒険者の京楽に抱かれたくなくなったら、俺に言うといい」
「どうしてだ?セックスはきもちいいから、好きだぞ?」
ハイエルフの浮竹は、頭を抱え込んだ。
『まぁ、それはそっちのボクとフルムーンドラゴンの浮竹の話なんだから、ボクたちが口だしする権利はないでしょ』
『でも、京楽・・・・こいつはまだ子供で・・・・・』
『ドラゴンとしてはね。人間の姿をすれば大人なんだから、別にいいんじゃないの』
『うぐっ』
浮竹のためを思っての言動だったが、とうの浮竹は自分が子供であると分かっていないようであった。
「俺は、ドラゴンでは子供かもしれないが、人間としてなら成人している。だから、大人として扱ってほしい」
『ほら、フルムーンドラゴンの彼もそう言ってることだし』
『冒険者の京楽!』
「はいいい」
『フルムーンドラゴンの俺を、エロで泣かせるのはいいが、それ以外で浮気したりして泣かせたりしないようにな!』
「大丈夫だよ。ボクは浮竹一筋だから」
「俺も、京楽一筋だぞ?」
何気にのろけあう二人を、ハイエルフの浮竹もインフェルノドラゴンの京楽も、おなかいっぱいですという表情で見るのであった。
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