始祖なる者、ヴァンパイアマスター外伝
ヨーロッパの、その城に観光で西洋の浮竹と京楽は訪れていた。
東洋の浮竹と京楽も一緒だった。
エリザベート・バートリー。
中世でも有名な、肌が白く見えるからと、少女たちを拷問にかけて、生き血を浴びた、まさに魔女のような存在いたこのとある城だった。
(いるね。確かに、エリザベート・バートリーの生贄にされた少女の霊だ)
すでに、浮竹の顔は青く、今にも倒れそうだった。
「東洋の俺。西洋の霊は、やはり東洋のやり方では、成仏させれないのか?」
(うーん、どうだろう。こればかりは、やってみないと分からないな)
「浮竹、これはそもそも僕らに依頼された内容なんだよ」
「幽霊はいやだああああ!!!」
西洋の浮竹は、東洋の浮竹の背後に隠れた。
西洋の歴史にある魔女が存在する世界で、彷徨う少女の霊が哀れだと、血の帝国を介して西洋の浮竹と京楽の元に、どうか少女の霊を成仏させてほしいという依頼があった。
東洋に、退治屋の知り合いがいるとのことで、西洋の浮竹と京楽も、退治屋をしていると勘違いされたのだ。
断ろうにも、相手はすでに事故で死去していた。
ならば無視すればいいだろうに、浮竹はいやだいやだといいながら、西洋の京楽と東洋の浮竹と京楽と共に、生贄になった少女の霊が現れる城にやってきていた。
(これは夜を待つしかないかなぁ。人目もあるし)
「よ、夜まで幽霊と・・・・」
(ああ、しっかり、西洋の俺!)
西洋の浮竹は、眩暈を起こした。
「浮竹、しっかりして。今日の一晩で終わるから」
「う、うむ・・・・・・」
こうして、4人は夜を待った。
夜になると、その少女の幽霊は、よりはっきりと見えた。
「ようこそ、お越しくださいました、お客様」
少女は、自分がまだ生きているのだと思っていた。
「今、主を呼んで参ります」
(待って)
「はい?」
(キミ、気づいてないの。キミはもう死んでるんだよ。エリザベート・バートリーの手にかかり、拷問を受けて血を抜き取られて死んじゃったんだよ)
「私はちゃんと生きていますよ?」
少女はにこにこしていた。
(だめだ。負の感情がない。成仏させられるかどうか・・・・)
「えいえいえいえい!!」
西洋の浮竹は、やけになって聖女ルキアの聖水を少女の霊に向かって投げまくった。
「ぎゃあああ!!」
霊ではあるので、聖水はきいた。
「あああ、殺してやる。殺してやる!私を笑いながら殺したあの女のように!」
一気に負の感情が爆発して、4人は怯んだ。
「どうせいくなら、あなたも道連れにしてやる・・・・」
西洋の浮竹は、足を幽霊に触られて、泣きかけていた。
「ひあああ!霊が、霊に、足を、足をおおお」
(しっかりしてくれ、西洋の俺!今除霊するから!)
「おーい浮竹、お札で成仏させてみたら?」
「あ、東洋の俺からもらった浄化のお札があったんだ。えい」
お札を霊に向かって掲げると、明るい光に満ちた。
「ああ・・。お父さん、お母さん、お兄ちゃん・・・私もそこへ行くわ!」
光が消える頃には、少女の幽霊の姿は消えていた。
(あ、お札でも除霊できたんだ)
(そうみたいだね。わざわざボクらが出向く必要はなかったってことかな?)
「それが・・・少女の霊があと15体・・・ばらばらの場所に・・・・」
浮竹は、思い出したとばかりに口にする。
「次は、東棟にいる少女の霊だよ」
西洋の京楽に引きずられながら、西洋の浮竹は浄化のお札で有無を言わせず霊たちを成仏させていった。
(はぁ。足が痛い)
(ちょっと、何も一晩で終わらせることなかたんじゃない?もう夜明けだよ)
「あと、最後の一体が残ってるよ」
洋館の中にいた少女は、年端もいかないようで、ゴーストと化していた。
「ははは、たかがゴーストの一匹!ホーリーランス!!」
聖属性の攻撃をされて、少女のゴーストは倒されてしまった。
「浮竹・・・ゴーストだと、平気なんだね」
「ゴーストと幽霊は違うんだぞ!幽霊には魔法は効かないが、ゴーストには効く!」
「はいはい。とりあえず、帰って仮眠とってそれから昼食にでもしようか」
4人は、引っ越したばかりの古城にきていた。
4人はそれぞれペアに別れて、寝室とゲストルームで5時間ほど仮眠をとった。
最初に起きだしたのは、東洋の浮竹だった。
時計が昼の2時をさしていたので、急いで西洋の浮竹と京楽を起こす。東洋の京楽は、東洋の浮竹が起きた時点で起きていた。
(うわぁ、ダイニングルーム広い。おまけにホワイトタイガーの毛皮まである。ソファもふかふかだし、テーブルや椅子も高そうだ)
「一級品ばかりかったからな」
「浮竹、こういうことには金かけるんだよね」
(玄関の黄金のハニワは相変わらずだけどね)
東洋の京楽の指摘に、西洋の浮竹が自慢する。
「いい丁度品だろう。骨董屋で見つけた、純金のハニワとそれを複製して作った黄金のハニワの群れだ」
(感想は、あえて言わないでおくよ)
「あ、浮竹、背後霊が・・・・」
「ぎにゃあ!!」
変な声を出して、西洋の浮竹は固まった。それから真っ赤になって東洋の浮竹の背後に隠れる。
「お前とは、今日一日口きいてやんない」
「えー、ただのジョークだよ」
「知るか」
「浮竹~」
そんな二人を見ながら、苦笑して東洋の京楽は昼食を4人分作り、東洋の浮竹は配膳係をするのであった。
東洋の浮竹と京楽も一緒だった。
エリザベート・バートリー。
中世でも有名な、肌が白く見えるからと、少女たちを拷問にかけて、生き血を浴びた、まさに魔女のような存在いたこのとある城だった。
(いるね。確かに、エリザベート・バートリーの生贄にされた少女の霊だ)
すでに、浮竹の顔は青く、今にも倒れそうだった。
「東洋の俺。西洋の霊は、やはり東洋のやり方では、成仏させれないのか?」
(うーん、どうだろう。こればかりは、やってみないと分からないな)
「浮竹、これはそもそも僕らに依頼された内容なんだよ」
「幽霊はいやだああああ!!!」
西洋の浮竹は、東洋の浮竹の背後に隠れた。
西洋の歴史にある魔女が存在する世界で、彷徨う少女の霊が哀れだと、血の帝国を介して西洋の浮竹と京楽の元に、どうか少女の霊を成仏させてほしいという依頼があった。
東洋に、退治屋の知り合いがいるとのことで、西洋の浮竹と京楽も、退治屋をしていると勘違いされたのだ。
断ろうにも、相手はすでに事故で死去していた。
ならば無視すればいいだろうに、浮竹はいやだいやだといいながら、西洋の京楽と東洋の浮竹と京楽と共に、生贄になった少女の霊が現れる城にやってきていた。
(これは夜を待つしかないかなぁ。人目もあるし)
「よ、夜まで幽霊と・・・・」
(ああ、しっかり、西洋の俺!)
西洋の浮竹は、眩暈を起こした。
「浮竹、しっかりして。今日の一晩で終わるから」
「う、うむ・・・・・・」
こうして、4人は夜を待った。
夜になると、その少女の幽霊は、よりはっきりと見えた。
「ようこそ、お越しくださいました、お客様」
少女は、自分がまだ生きているのだと思っていた。
「今、主を呼んで参ります」
(待って)
「はい?」
(キミ、気づいてないの。キミはもう死んでるんだよ。エリザベート・バートリーの手にかかり、拷問を受けて血を抜き取られて死んじゃったんだよ)
「私はちゃんと生きていますよ?」
少女はにこにこしていた。
(だめだ。負の感情がない。成仏させられるかどうか・・・・)
「えいえいえいえい!!」
西洋の浮竹は、やけになって聖女ルキアの聖水を少女の霊に向かって投げまくった。
「ぎゃあああ!!」
霊ではあるので、聖水はきいた。
「あああ、殺してやる。殺してやる!私を笑いながら殺したあの女のように!」
一気に負の感情が爆発して、4人は怯んだ。
「どうせいくなら、あなたも道連れにしてやる・・・・」
西洋の浮竹は、足を幽霊に触られて、泣きかけていた。
「ひあああ!霊が、霊に、足を、足をおおお」
(しっかりしてくれ、西洋の俺!今除霊するから!)
「おーい浮竹、お札で成仏させてみたら?」
「あ、東洋の俺からもらった浄化のお札があったんだ。えい」
お札を霊に向かって掲げると、明るい光に満ちた。
「ああ・・。お父さん、お母さん、お兄ちゃん・・・私もそこへ行くわ!」
光が消える頃には、少女の幽霊の姿は消えていた。
(あ、お札でも除霊できたんだ)
(そうみたいだね。わざわざボクらが出向く必要はなかったってことかな?)
「それが・・・少女の霊があと15体・・・ばらばらの場所に・・・・」
浮竹は、思い出したとばかりに口にする。
「次は、東棟にいる少女の霊だよ」
西洋の京楽に引きずられながら、西洋の浮竹は浄化のお札で有無を言わせず霊たちを成仏させていった。
(はぁ。足が痛い)
(ちょっと、何も一晩で終わらせることなかたんじゃない?もう夜明けだよ)
「あと、最後の一体が残ってるよ」
洋館の中にいた少女は、年端もいかないようで、ゴーストと化していた。
「ははは、たかがゴーストの一匹!ホーリーランス!!」
聖属性の攻撃をされて、少女のゴーストは倒されてしまった。
「浮竹・・・ゴーストだと、平気なんだね」
「ゴーストと幽霊は違うんだぞ!幽霊には魔法は効かないが、ゴーストには効く!」
「はいはい。とりあえず、帰って仮眠とってそれから昼食にでもしようか」
4人は、引っ越したばかりの古城にきていた。
4人はそれぞれペアに別れて、寝室とゲストルームで5時間ほど仮眠をとった。
最初に起きだしたのは、東洋の浮竹だった。
時計が昼の2時をさしていたので、急いで西洋の浮竹と京楽を起こす。東洋の京楽は、東洋の浮竹が起きた時点で起きていた。
(うわぁ、ダイニングルーム広い。おまけにホワイトタイガーの毛皮まである。ソファもふかふかだし、テーブルや椅子も高そうだ)
「一級品ばかりかったからな」
「浮竹、こういうことには金かけるんだよね」
(玄関の黄金のハニワは相変わらずだけどね)
東洋の京楽の指摘に、西洋の浮竹が自慢する。
「いい丁度品だろう。骨董屋で見つけた、純金のハニワとそれを複製して作った黄金のハニワの群れだ」
(感想は、あえて言わないでおくよ)
「あ、浮竹、背後霊が・・・・」
「ぎにゃあ!!」
変な声を出して、西洋の浮竹は固まった。それから真っ赤になって東洋の浮竹の背後に隠れる。
「お前とは、今日一日口きいてやんない」
「えー、ただのジョークだよ」
「知るか」
「浮竹~」
そんな二人を見ながら、苦笑して東洋の京楽は昼食を4人分作り、東洋の浮竹は配膳係をするのであった。
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