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始祖なる者、ヴァンパイアマスター33

「必死ぶりやなぁ。俺や俺」

それは、星の精霊ドラゴン、平子真子であった。

古城の突然の訪問者に、浮竹と京楽はびっくりしながらも、快く招いてくれた。

「そちらの世界とこちらの世界の行き来が可能になったのか?」

「まあ、そんなもんやな。俺の他にもサーラの世界の神々も降りてきとる。まぁ、神様やしこっちのアビスの世界へは干渉しないから、ただの観光旅行にきたようなもんや」

「で、君も観光旅行にきたわけ?君から、浮竹の匂いがするんだけど、どういうことかな」

「あちゃー。もうばれとるんかいな。サーラの世界で創造神ルシエードが作った浮竹の残滓。いわば劣化コピーの人間。それがこっちに来とる。というか、あんたに会いたいうから連れてきた」

平子はそういうと、魔法陣を展開する。

魔法陣の中心には、浮竹が立っていた。

東洋の世界の浮竹とは全く違う、オリジナルの浮竹にどこまでも似せたコピーの人間だった。

「もう一人の俺か。創造神ルシエードが作ったんだな?」

「そうや。戦いになりそうなたったら、俺がとめるからな」

「サーラの世界の俺。俺に何の用だ?」

「浮竹十四郎。創造神ルシエードの子。俺はお前と一つになりにきた」

その言葉に浮竹が驚く。京楽は、もう一人の浮竹を見て、固まっていた。

「俺は、別にお前の存在なんていらない。サーラの世界へ帰れ」

「俺には、お前が必要だ。できそこないの俺には、本物の俺がいる」

「一つになって、お前に意識を乗っ取られたくない」

「大丈夫だ。お前がベースになる。俺は、お前を強くし、より完璧に神の寵児にするだけだ」

ぱぁぁぁぁと、サーラの世界の浮竹が輝いた。

それは、こちらの世界の元の浮竹の胸に吸い込まれていった。

「ちょっと待て、まだ承知したわけじゃないぞ」

すでに吸い込まれてしまった浮竹からの返答はなかった。

「一体なんなんだ」

「そうだよ。浮竹、変なところはない!?」

京楽がそう心配して尋ねてくるが、浮竹はどこにも以上を感じなかったので、頷いた。

「ああ、大丈夫のようだ」

「いきなり、違う浮竹に乗っ取られたりしないよね?」

「それは大丈夫ちゃうかな。さっきの子は、あんたを完璧に生みそこなった創造神ルシエードが、あんたのために用意した媒介みたいなもんや」

「だから、俺が必要だと・・・・」

「感じてみ?魔力があがっとるはずや」

「確かに、魔力があがってる・・・・」

「自由意思をもった、あんたの欠片みたいな存在やった。元の鞘におさまっただけや」

星の精霊ドラゴン平子の言葉を、浮竹も京楽も信じた。

「じゃあ、俺であり続けることに変わりはないんだな?」

「そうなるな。なんか変なことになりそうっやたら、俺の力でどうにかしてたから、大丈夫やろ。それより、この世界のダンジョンにもっかい行きたいねん。冒険者とやらになって。サーラの世界にはダンジョンなんてあらへんしな。こっちのアビスの世界が楽しくて仕方あらへんわ」

「君、神様なのに遊びにきたんだね?」

「まあ、そうなるな。せっかくアビスの世界と繋がったんや。こなきゃ勿体ないやろ」

「この世界は、アビスというのだな」

浮竹は、自分の住んでいる世界が神々になんと呼ばれているのかを知った。

ぐううぅぅ~~~~。

その時、浮竹の腹がなった。

「な、これは!さっき昼食を食べたばかりだぞ!?」

「あんたに吸収された、媒介の浮竹は水も食料もとらずに生きとったからな。いきなり食べ物を必要とするあんたの体に支配されて、空腹を訴えとるんやろ」

京楽は、少し困ったような顔をしながらも、食事の用意をしにキッチンに向かおうとする。

「戦闘人形に作ってもらうけど、平子クン、君の食べたいものはあるかい?」

「ピザが食いたいな。あっちの世界じゃあらへん食べ物や。あと、ポテトフライも食いたいねん」

「はいはい。戦闘メイドに頼んでくるよ。僕はデザートを作ってくるね」

京楽は、キッチンに行ってしまった。

「なんや、浮竹あんたえらい強なったな。前の魔力も桁違いやったけど、今じゃ神を自称してもいい感じやで」

「大袈裟だな」

「いや、まじやて。魂に神格がないのが不思議なくらいや。創造神ルシエード、あんたの父はあんたを神にしたかったんとちゃうか」

「それはないだろう。俺がざ神になる気はないし、父も神にさせる気はないと、同じこのアビスの世界にいたころ、そういう会話をしたことがある」

「創造神ルシエードもこじれたやっちゃなぁ。わざわざ後からあんたに足りないものまで補って。愛されとるねんね」

「俺の魂には、愛の不死の呪いがある。愛されているからこそ、死ねない呪いだ」

「死にたいと思ったことはあらへんの?」

「何回でもあった。でも死ねないから、代わりに休眠に入った。でも、自分に何かあれば目覚める、そんな休眠だった」

「ヴァンパイアって便利やね。俺なんて休眠して、次おきたら人間どもに毛皮はぎとられかかってたんやで。みんなぶち殺したけど。人間なんか、大嫌いや」

「奇遇だな。俺も人間が大嫌いだ」

「そういうわりには、血族の京楽は元人間なんやね」

「京楽を血族にしたのは、寂しさを癒すためだった。今じゃ、俺になくてはならない、かげがえのない大切な存在だ」

頬を染めてそんなことを言うものだから、平子はごちそうさまと言った。

「再度、昼食の用意ができたよ。僕はもうお腹いっぱいだから、デザートだけ食べるね」

ダイニングテーブルに、ジャンクフードでもある熱々のピザと、ポテトフライが用意されてあった。デザートは苺のシャーベットだった。

「うまそうやな。さっそく、食ってもええか?」

「好きなようにするといいよ。浮竹も腹がへってるんでしょ?遠慮なく食べて」

平子はたくさん食べた。浮竹も負けずと食べた。

3人前は用意してあったのに、二人はそれを平らげてしまった。

「やあ、うまいわ。やっぱ浮竹んとこの料理が一番やね」

「俺の戦闘人形は、家事がなんでもできるからな。便利だろう」

「その能力俺も欲しいわ」

「これは俺の血の魔法だから。天性のものだ。他の魔法のように、覚えさせることはできない」

「残念やわ~。神様いうたかて、万能じゃあらへんからな。お、この苺のシャーベットもうまいわ」

「ありがとう。僕の好きなスィーツだよ。苺が好きなんだ」

「うまいわぁ」

「うまいな。この口の中で溶けていくかんじがなんともえない」

「僕も食べよっと」

3人で、デザートを口にして、その美味しさに酔いしれた。

京楽は、自分で自分の腕を褒めていた。

「我ながらいい出来だったよ」

「ごちそうさまや」

「ごちそうさま」

「お粗末さまだよ」

そんな感じで昼食をとって、その日は平子のいるサーラの世界について語ってもらい、夜になって夕食をとり、風呂に入って就寝した。

平子は3階のゲストルームに泊まった。

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次の日になって、浮竹たちが起きてくると、平子の髪が爆発していて、浮竹も京楽も笑った。

「俺専用のシャンプーじゃないと、俺の髪爆発するん忘れとったわ。なんとかならへん?」

それに浮竹は、民間魔法の髪をキューティクルにする魔法をかけた。

「お、元に戻っとる。俺の自慢の髪のままや」

平子の髪は金髪の肩まであるストレートだった。

「その魔法、俺でも覚えれるかいな?」

「覚えれると思うぞ。民間魔法だから、魔力があれば誰にでも使える」

平子は、その髪をキューティクルにするという魔法を覚えて、ご機嫌だった。

「これで、違うシャンプーも使えるわ。おおきにな、浮竹」

「浮竹、今日はダンジョンに潜るのかい?」

「ああ、そのつもりだ」

「ダンジョン!魅惑の響きやね」

3人分のテント、寝袋、食用と水を用意して、S級ダンジョンに潜ることにしたのだが、その場所まで遠く、どう移動しようかと迷っている間に、平子が竜化した。

10メートルはあろうかという、白い羽毛の毛皮に覆われたドラゴンが姿を現す。

「俺の背中にのっけてやろやないか。地図の位置、覚えたから1日もあれば到着するやろ」

1日をかけて、馬車だと10日以上かかる距離を飛んだ。

ダンジョンに着くころには、夜もすっかりふけていた。

とりあえず、一番近い街まで引き返して、宿をとった。

宿は高級の宿をとったので、冒険者の荒くれ者がいるような、普通の酒場兼宿屋をかねた物騒な場所ではなく、3人とも安心して休息した。

「朝やで~。起きや」

「んー、あと3時間・・・」

「そんなに待ってられへん。起きなこちょこちょしちゃうで」

平子は、起きない浮竹の脇腹をくすぐった。

「あはははは、こしょばゆい」

「お、起きたんか」

「平子君?僕の浮竹の上に乗って、何してるのかな?」

「いや、違う、これは誤解やて。ぎゃああああああ」

京楽は、平子に浮竹のアイテムポケットにあったハリセンで頭を一回殴った。

「神様である俺をハリセンで殴るなんて、あんたくいらやわ」

頭にできた小さなたんこぶをさすりながら、それぞれ起きて朝食を宿でとった。

「あんたら、Sクラス冒険者かい?」

「ん、そうだが」

宿屋の女将が声をかけてきた。

「気をつけなさいよ。最近、あのS級ダンジョンに挑んだパーティーが帰ってこなくてねぇ。唯一の生き残りも、手当てのかいなく死んじゃってね。なんでも、下層にレッドドラゴンの巣があるとかいってたよ」

「レッドドラゴンか。素材になりそうだ」

「浮竹、ドラゴンを金として見るのはやめようね?」

「なんや、レッドドラゴンかいな。何度か相手したことあるけど、そんなに用心することもないやろ」

そんな会話を繰り広げるSランクの冒険者に、宿の女将を開いた口が塞がらなかった。

「ほんとに、気をつけるんだよ」

しばらくて、女将にそう言われて、出発するのだった。

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120階層まである、最近新しくできたS級ダンジョンだった。

まだ30階層までしか踏破されていないらしい。

ダンジョンに入るなり、宝箱を見つけて、浮竹は目を輝かせた。

「宝箱だ!」

「ちょっと、浮竹、それ絶対ミミック・・・・・」

「暗いよ~狭いよ~怖いよ~息苦しいよ~」

「何やっとんの、あれ」

平子が、浮竹を指さす。

「ああ、浮竹はミミックに噛まれる趣味をもっているから」

「変な趣味やな。まぁ人それぞれやけど」

京楽は、浮竹を救出した。

「ファイア」

魔法の初級呪文を唱えると、ボンと火花が散った。

「浮竹、本当に魔力があがってるね。威力を抑えたほうがいいよ」

「ああ、分かった」

ミミックを倒した後には、聖なる石板が残されていた。

「何々・・・・この石板を全て集めた者に、究極の魔法を授ける。よし、京楽、平子、宝箱という宝箱を片っ端からあけるぞ!」

意気込む浮竹に、京楽と平子は天を仰ぐのだった。

1日で、30階層まで降りてきた。

出てきたボスはジャイアントケルベロス。巨大なケルベロスだった。

浮竹が氷の矢を放つと、それを溶かそうとジャイアントケルベロスは炎のブレスを吐く。

しかし、浮竹の氷の矢は溶けずに、ジャイアントケルベロスの右目に刺さった。

「ぎゃおおおおおおおお」

叫びわめくジャイアントケルベロスを、平子がどこからか取り出し刀で、一刀両断してしまった。

京楽の出番はなかった。

「君ら、強すぎ」

「敵が弱すぎなだけだろ」

「そうやな。敵が弱すぎる」

京楽一人でもジャイアントケルベロスくらいは倒せるが、オーバーキルにような状態にはならないだろう。

財宝の間が開く。

そこにあったのは、聖なる石板の欠片たちと、魔法書であった。

「魔法書は古城に戻ってからゆっくり読むとして・・・聖なる石板はこれで全て集まった。意外と早かった」

「30層までしか踏破されていないことを踏まえての、ダンジョンマスターの意思じゃないかな」

ダンジョンには、ダンジョンマスターという管理者がいる。主に古代のエルフで、ダンジョンのモンスターや宝箱の配置を行っていた。

「ええと・・・古代の太陽が出て月が姿を消す。サンライトメテオ・・・・?」

「なんやそれ。俺の世界の魔法の禁呪やんけ」

「え、そうなのか?」

「ああ、そうや。消費魔力が高すぎて、誰も覚えんかった魔法や」

「威力はすごいのか?」

「究極の魔法と書いてあったし、凄いんじゃないの?」

「確かにすごいけど、消費魔力が高すぎるから連発には向かんな。今の浮竹なら、それでも4回くらいは使えるやろ」

「4回か。覚えておこう」

こうして、浮竹はサインライトメテオを習得した。

ちなみに平子は使えないからと、覚えれるのに覚えなかった。

30階層の財宝の間で、一晩を明かした。

次の日は、65階層まで降りた。

60階層のボスはまたジャイアントケルベロスで、群れで襲ってきて、浮竹は魔法を唱えた。

「サンライトメテオ!」

巨大な隕石が降ってきた。ぐしゃりぐしゃりと、ジャイアントケルベロスをつぶしていく。

ぞれは、浮竹と京楽と平子もつぶそうとした。

「ウィンドシールド!」

「ウォーターバリア!」

平子と浮竹がシールドの魔法を使い、京楽がそれの補助をして、なんとか生き残った。

「なんだこの魔法。味方も巻き込むのか。使えないな。それに消費魔力も多いし」

「そやろ。だから、誰も使わんから、究極の魔法とか言われるようになったんや」

「浮竹、今後は使わないでね。シールド展開するのに必死にならないと、本当にこっちまで潰れちゃうよ」

「ああ、分かった。封印する」

浮竹は、一度覚えたその魔法を削除した。

石板は粉々にして、もう覚える者も出ないようにした。

財宝の間は10階層ごとのボスを倒した後に出る。

60階層の財宝は金銀財宝で、興味をなくした浮竹はそれの回収を京楽と平子に任せてしまった。

「ほんと、あんたとこの浮竹はミミックと魔法書しか目に入らんのやな」

「まあ、そうなんだけどね。でも、そこがまたかわいいところでもあるんだよ」

「こんな場所でのろけても、つっこまへんで」

「え、つっこんでよ!」

「京楽、あんた俺を誰やと思とるねん」

「ツッコミ役の冒険者C」

「なんでやねん!」

平子は、思わずつっこんでいた。

「あかん、つっこんでもうたわ。いかんいかん、冷静にせな。ドラゴンブレス吐きそうになったわ」

「えええ!つっこまれてドラゴンブレス吐かれたら、焦げちゃうよ」

「京楽の丸焼きのできあがりやな」

おいしくなさそうだと、平子は笑った。

「京楽、平子、65回層まで進んだが、今日はこの60階層の財宝の間で夜を明かそう。財宝の間なら、モンスターは襲ってこないから、寝ずの番をしなくていい」

「そうやな。雑魚でも、眠り邪魔されると鬱陶しいもんな」

「そうだね。財宝の間はモンスターが来ないし、安心して寝れるよ」

3人は、もちこんだ食材でシチューを作り、それを食べて就寝した。

次の日は、90階層まできた。

宿屋の女将が言っていた通り、レッドドラゴンの巣があった。

15匹くらいのレッドドラゴンに囲まれて、京楽はブレスを防ぐシールドを張った。

「平子、行ってこい」

「おや、俺に譲ってくれるんか。おおきにな」

そう言って、平子は真っ白な羽毛をもつドラゴンになると、レッドドラゴンを食いちぎっては投げた。

「まずい。こっちの世界でもレッドドラゴンの味はかわらんのやな」

「平子君、これって共食いになるんじゃ・・・・・・」

「食っとらへんわ。トドメさすのに、首にかみついただけやで」

「ドラゴンの血が流れてる。勿体ないから集めよう」

浮竹は、自分の血を操る要領で、ドラゴンたつが流した血を透明な巨大な瓶に入れると、封をしてアイテムポケットにしまった。

京楽が、ドラゴンの体をアイテムポケットにしまっていく。

「ドラゴン、そういえば素材になるねんあ」

「爪も牙も鱗も血も肉も目玉も骨も、何もかも素材になるからな。金銭に変えるには、一番てっとり早い」

こうして、一向はレッドドラゴンの巣を壊滅させて、財宝の間にきた。

ドラゴンの素材で作られた、高そうな武器防具が置いてあった。

「なんだ、また魔法書はないのか。つまらん」

浮竹の目がきらりと光った。

財宝の間の奥の奥に、宝箱があったのだ。

「宝箱だ!」

「だから、ミミックだってば!」

「暗いよ~狭いよ~怖いよ~息苦しいよ~」

「だから、言わんこっちゃない・・・・・・」

救出しようとした京楽は、浮竹が血を流しているのにびっくりして、ミミックから救出する前にミミックを倒してしまった。

「人食いミミックやな。古代の遺跡とかで稀に出てくるミミックや」

「浮竹、怪我は?」

「かじられたところからちょっと血が出たくらいだ」

傷は、高い自己再生能力で、すぐに塞がった。

「魔法書の代わりに、古代の魔法の石板か・・・・・」

浮竹は魔法関係のコレクターでもあるので、古代の魔法の石板を、自分のアイテムポケットに入れた。

「ちょっと待って。さっきの石板、よく見せてぇな」

「ほら」

平子にそれを渡すと、平子はわなわなと震えた。

「これはあかん。人の手に触れたらあかんことが書かれてる石板の欠片や。粉々にしてええか?」

「別にいいが」

「これは、人が神になるための方法を記した古文書のある場所を示した石板の欠片や」

そう言って、平子は古代の魔法の石板を粉々にした。

「人の手に渡ってはいかんものや。普通の人間でも、神になれてしまう」

「そんな大層な代物が、なんでこんなS級ダンジョンになんてあるんだろうね?」

京楽の質問に、全くだと平子は頷いた。

「こんな石板の欠片、冒険者が出入りする場所に置くもんやないで。ここのダンジョンマスターは、ひねくれとるんやろな」

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