始祖なる者、ヴァンパイアマスター52
「やあ、おはよう、女神アルテナ。いや、アルテナだった物体かな?」
(藍染・・・許さない)
「おや、まだ意識が残っているのかい。ゴキブリ並みだねぇ」
(あなただってしぶとさはゴキブリ並みよ!)
「今日は肉便器になった君のテストだ。オークの子供を孕んで産んでもらう」
(いやあああ!あんな下等な生き物!私ば高貴なる女神よ!?)
「女神だった肉便器だろうが」
藍染は、震えて動く肉塊を蹴り上げた。
(覚えてらっしゃい。このままで済むと思うなよ!)
「女神オリガ」
「はい、藍染様」
「オークの子種を、このアルテナの肉便器にいれてやれ」
「あは、アルテナ姉さま、オークの子供なんて産むんだ。あははははは」
壊れた女神オリガは、アルテナだった肉便器にオークの子種をたくさん注いだ。
「たくさん産んでね、アルテナ姉さま。神の胎から生まれたオーク。面白そうだわ」
---------------------------------------------------------
死神キララは、分かたれた半分の姿で、女神オリガに抱きしめられていた。
「いい子ね、キララ。アルテナ姉さまには、お金がたくさんかかるの。涙を流してちょうだい?」
キララは、言われた通りに涙を流した。
もう、自分はただ金を生み出すためにいるのだと、痛感した。
「ねぇ、ナウセル父様はどこ?」
その言葉に、女神オリガは表情を変えてキララの頬を殴り、腹を蹴った。
「あの死神の名は口にしないでちょうだい。私を助けてくれると言っておきなながら、命惜しさのために逃げ出した、あんな裏切者名前なんて、聞きたくもないわ!」
「ご、ごめんなさい。オリガ母様。もう名前を言わないから、許して」
「ええ、いいわよ」
ただ涙を零す。
それは宝石となって、かつんかつんと、地面に落ちた。
「わあ、エメラルドだわ。こっちはスターサファイア・・・・・そうね、藍染様に頼んで、装身具を作ってもらおうかしら。もちろん、キララ、あなたの分も」
キララの母である女神オリガは壊れていたが、時折普通に振る舞う。
「オリガ母様・・・・・」
母の腕に抱かれて、キララはますます涙を零すのであった。
--------------------------------------------------------------
浮竹と京楽は、アラルの町に買い出しに出ていた。
アラルの町を含めて、ガイア王国は疫病の終息から半年が経とうとしていた。
全ては、浮竹のお陰だった。
冒険者ギルドにいくと、ギルドマスターに2階に通された。
「よくきてくれたな。今回は本当に世話になった。これが残りの報酬金の白金貨100枚だ」
浮竹は中身を確かめて、アイテムポケットに入れた。
「実は、ガイア王国の国王であられる、女王陛下がお忍びでお前たちの住む古城に行くことになっているんだ」
「いつだ?」
「明日だ」
「はぁ!?」
京楽が目をむいた。急すぎた。
「女王陛下がどうしても、今回の疫病を終息に導いた錬金術士と会いたいと仰っていてな。お前たちを、Sランク冒険者の金持ちだと紹介しておいた」
「余計なことを・・・・」
京楽が苦虫を噛み潰した顔をした。
一方、浮竹は慌てていた。
「食料の買い出しにいかなくては!京楽、最高級のものを用意しておけ!戦闘メイドも出す。女王陛下とやらは、どうせ泊まるんだろう?」
「ああ、そうらしい。女王陛下の名は卯ノ花烈。とてもお優しい方だが、二面性があってな。罪人たちには容赦ないのに、民たちには優しいんだ」
「卯ノ花烈か・・・・覚えておこう」
冒険者ギルドを出て、浮竹と京楽は、戦闘メイドも交えて高級食材を買いあさり、明日の夕飯のフルコールのために、京楽と戦闘メイドは下ごしらえをするのであった。
次の日の、夕方近くに、女王卯ノ花を乗せた馬車が、古城の前についた。
馬車から降りてきたのは、優雅なドレスを纏った貴婦人の卯ノ花烈その人であった。
「女王陛下、よくぞおこしくださいました」
「陛下」
「あら、顔をあげてください、浮竹さん、京楽さん。それにこれは非公式のこと。口調は普通のままでいいです。私のことも、卯ノ花とお呼びください」
「では卯ノ花。何をしにここにきた」
「あら。今回の疫病を終息に導いたあなた方と会いたかったのです」
「本当に、それだけか?」
「貴族の爵位を用意してあります。あと、謝礼金も」
浮竹は首を横に振った。
「貴族の爵位はいらない。金はもらうが」
「騎士団長、お金をここへ」
「はっ!」
騎士団長はぶるぶる震えていた。もっている金額が金額だけに。
「いくらだ」
「白金貨5千枚です。この王国の税金の全ての1年分に相当します。足りませんか?」
「いや、十分だ。いただいておく」
浮竹は中身を確かめもせず、アイテムポケットに入れてしまった。
「女王陛下って綺麗な人だね」
食い入るように見つめる京楽の足を踏みつけた。
「俺より女王のほがいいか?」
「まさか!浮竹が一番だよ!!」
京楽が声を張り上げるものだから、近衛騎士などがなんだ視線を集中させてきた。
「あら、あなたたちは伴侶なのですね。貴族になっていたら、いい縁談があったのですが」
卯ノ花が微笑む。
「こちらへ」
ダインングルームに通して、最高級のワインをふるまった。
「あら、おいしい。値段がするものですね」
「今夜はフルコースを用意している。風呂もあるし、着替えも用意している。ゲストルームに泊まっていけ」
「あら、嬉しい。では、お言葉に甘えますね」
京楽は、近衛騎士たちの分までフルコースの料理をふるまった。
「こんなフルコースも、久しぶりだな」
当たり前のように、浮竹も食べて味わった。
「浮竹の分くらいなら、毎日でも用意するよ」
「いや、やめておく。太りそうだ」
「浮竹、スイーツいっぱい食べるのに太らないじゃない」
「そういう体質なんだ」
京楽が去っていった合間をぬって、卯ノ花が近くにやってくる。
「どうです?私と一晩の逢瀬を」
「やめておく」
「あら。私には子が3人いますがどれで出来が悪い。ヴァンパイアマスターの子ならあるい
はとおもったのですが」
偶然、その言葉を聞いていた京楽に、ぎりっと腕を摑まれた。
「浮竹。後でお仕置きだよ?」
にっこりと微笑む京楽に、浮竹は声をあげていた。
「京楽、誤解だ!!」
卯ノ花は、まだ浮竹に未練があるようで、浮竹に最高級のワインを飲ませた。
「くそ、京楽の奴・・・・・・」
「あら、伴侶に怒られてしまいましたね」
「誰のせいだと思っている」
「私のせいです」
卯ノ花は詫びもせず、ワインを飲んでいくのだった。
-------------------------------------------
「ああああ!」
浮竹は、京楽に勃ちあがった前を紐で戒められていた。
「いやああ」
精液を出したいのに出せなくて、もどかしく体を動かしていた。
「やああ、これとってええええ」
「僕が満足したらね」
「あああ!!」
京楽は、浮竹の蕾をローションで解すことなく、自身にローションをかけただけで、浮竹を貫いた。
「やああ、痛い」
「お仕置きだからね」
「違う、卯ノ花とはなんでもない・・・・ひあ!」
ごりっと奥を抉られて、浮竹は自分の戒められていた紐をとろうとする。
すると、京楽が今度は浮竹の手を後ろで戒めた。
「やあああ、いきたい」
浮竹のものを舐めてしごくが、浮竹は先走りの蜜をダラダラ零すだけで、射精を許されななった。
「ひあああ!」
敏感に反応し、ドライのオーガズムで浮竹はいっていた。
「ひあうう!」
ごりっごりっと奥を抉られて、浮竹は京楽の熱が自分の中で弾けるのを感じていた。
「あああ・・・・・・」
京楽は一度ひきぬくと、何度も浮竹を犯した。
「ほら、胎の奥に注ぐよ?」
浮竹の胎の奥にまで侵入し、そこで精液をぶちまけていた。
浮竹の前を戒めていた紐をとってやると、びゅるるると、濃い精子が弾け飛んだ。
「あああああ!!!」
京楽は、浮竹の肩に噛みついて、吸血してやった。
いってる最中に吸血されて、浮竹はいきっぱなしだった。
「ああああああ!こわれるうう」
「何回でも、いかせてあげる」
一度精液を出したが、浮竹のものはまだ硬かった。
京楽は浮竹の奥を突きあげながら、片手で浮竹のものをしごきあげる。
「いやあああああ!!」
浮竹はまた精液を吐き出していた。
同時に、オーガズムでもいっていた。
「吸血、してあげるからね?」
「だめえええ!!」
浮竹の太ももに牙をあてて、皮膚を斬り裂き流れ出る血を飲む。
「あ”あ”あ”!!!」
浮竹はいきまくって壊れた人形のようにびくんびくんと体をはねさせて、意識を失った。
「ごめんね、十四郎」
京楽は、意識の失った浮竹の額にキスを落とす。
「君は僕のもので、君のものだ」
すうすうと疲れ果てて寝息を立てる浮竹の涙を吸い取って、京楽は逢瀬の後始末をして、浮竹を抱き寄せて眠るのだった。
------------------------------------------------------
やがて、朝になり卯ノ花が王宮に帰ることになった。
「あー、肩凝った。ついでに腰がいたい」
「僕も肩はこったね。昨日のは、お仕置きだから」
「何がお仕置きだ。このエロ魔神が。まぁ、卯ノ花は確かに綺麗な人だった」
「卯ノ花も綺麗だったけど、僕のエロくて妖艶な浮竹に比べれば・・・・・」
浮竹は、まだ護衛の騎士が残っていたので、京楽の鳩尾に拳を入れておいた。
「おぐ・・・鳩尾はきく・・・・」
そんなやりとりをしながら、卯ノ花が馬車にのって王宮に帰っていくのを眺めているのだった。
-------------------------------------------------
古城の森で、完全に卯ノ花が帰ったことを確認すると、浮竹が声をあげた。
「出てこい。そこに、いるんだろう?」
現れたのは、10体のオークだった。
でも、ただのオークではなかった。神の匂いをさせていた。
「おでら、肉便器アルテナ様の子供。京楽、浮竹、お前たちを食う」
その言葉に、浮竹が笑った。
「あははははは」
「何が、おかしい」
「女神アルテナが肉便器だって?ついに、藍染に見限られたか!」
「そりゃ傑作だ」
京楽も一緒になって、笑っていた。
「肉便器アルテナ様を馬鹿にするな!」
「あははは、だって肉便器だよ?あの女神アルテナが肉便器になって、オークの子供孕まされて・・・・・あはははは」
「ははははは、肉便器アルテナ様だって!肉便器に様つけてやがる」
怒ったオークたちは、浮竹と京楽を引き裂こうとした。
「ゴッドフェニックス!」
じゅわっ。
3匹のオークの上半身が蒸発した。
それでもオークは生きていた。さすがに女神アルテナの子だけあるのか、再生力が半端ではなかった。
「エターナルアイシクルワールド!」
京楽は、氷結の禁呪を使う。
オークたちは全部氷ついた。
「サンダーボルテックス!!」
それに、浮竹がトドメの雷の禁呪の呪文を放つと、オークたちは凍り付いた体を粉々にして、体を散らせていった。
溶けていく肉塊は蠢いて集まり、一つの肉の塊になった。
それは、女神アルテナの形をしていた。
「た・・・助けて」
「女神アルテナも、藍染のようにゴキブリ並みにしぶといな?」
浮竹の言葉に、京楽も賛同する。
「そんな姿になってまで生きたいのかい、女神アルテナ」
「いやあああああ。私の美しい肉体が、美貌が。こんなのいやあああ!!」
「ゴッドフェニックス、カイザーフェニックス、エターナルフェニックス・・・・トリプルファイアフェニックス!!」
炎の中でも、最高位の位置する禁呪を受けて、オークの肉の塊の女神アルテナは灰となった。
「さすがに灰となれば、復活しないだろう」
「うん、そうだね」
-------------------------------------------------------------------------------------
肉便器である女神アルテナだったものは、次の子を孕んでいた。
竜族の、真竜の子供だった。
父となるのはエンシェントドラゴン。
孕んで数日して、肉便器は神の匂いをまとった幼体のドラゴンを産んだ。
それは試験官の中に入れられて、残っていた邪神ディアブロの血を与えられた。
「しゃべれるかい?」
「はい、藍染様」
「君は神竜エルル。さぁ、目的は分かるね?」
「始祖の浮竹と、神喰らいの魔神京楽の始末、ですね?」
女神オリガは、京楽の傍でうっとりと、大きくなったお腹を撫でていた。
「あなたも、早く生まれてらしゃい。私と邪神ディアブロの血液のせいで、邪神化した藍染様との間の赤ちゃん・・・・・」
藍染は、神になっていた。
しかも、邪神だった。
「ふははははは!私はついに神になった!これからは、私の時代だ!」
邪神ディアブロの末路も知らずに、藍染は笑い続けるのだった。
(藍染・・・許さない)
「おや、まだ意識が残っているのかい。ゴキブリ並みだねぇ」
(あなただってしぶとさはゴキブリ並みよ!)
「今日は肉便器になった君のテストだ。オークの子供を孕んで産んでもらう」
(いやあああ!あんな下等な生き物!私ば高貴なる女神よ!?)
「女神だった肉便器だろうが」
藍染は、震えて動く肉塊を蹴り上げた。
(覚えてらっしゃい。このままで済むと思うなよ!)
「女神オリガ」
「はい、藍染様」
「オークの子種を、このアルテナの肉便器にいれてやれ」
「あは、アルテナ姉さま、オークの子供なんて産むんだ。あははははは」
壊れた女神オリガは、アルテナだった肉便器にオークの子種をたくさん注いだ。
「たくさん産んでね、アルテナ姉さま。神の胎から生まれたオーク。面白そうだわ」
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死神キララは、分かたれた半分の姿で、女神オリガに抱きしめられていた。
「いい子ね、キララ。アルテナ姉さまには、お金がたくさんかかるの。涙を流してちょうだい?」
キララは、言われた通りに涙を流した。
もう、自分はただ金を生み出すためにいるのだと、痛感した。
「ねぇ、ナウセル父様はどこ?」
その言葉に、女神オリガは表情を変えてキララの頬を殴り、腹を蹴った。
「あの死神の名は口にしないでちょうだい。私を助けてくれると言っておきなながら、命惜しさのために逃げ出した、あんな裏切者名前なんて、聞きたくもないわ!」
「ご、ごめんなさい。オリガ母様。もう名前を言わないから、許して」
「ええ、いいわよ」
ただ涙を零す。
それは宝石となって、かつんかつんと、地面に落ちた。
「わあ、エメラルドだわ。こっちはスターサファイア・・・・・そうね、藍染様に頼んで、装身具を作ってもらおうかしら。もちろん、キララ、あなたの分も」
キララの母である女神オリガは壊れていたが、時折普通に振る舞う。
「オリガ母様・・・・・」
母の腕に抱かれて、キララはますます涙を零すのであった。
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浮竹と京楽は、アラルの町に買い出しに出ていた。
アラルの町を含めて、ガイア王国は疫病の終息から半年が経とうとしていた。
全ては、浮竹のお陰だった。
冒険者ギルドにいくと、ギルドマスターに2階に通された。
「よくきてくれたな。今回は本当に世話になった。これが残りの報酬金の白金貨100枚だ」
浮竹は中身を確かめて、アイテムポケットに入れた。
「実は、ガイア王国の国王であられる、女王陛下がお忍びでお前たちの住む古城に行くことになっているんだ」
「いつだ?」
「明日だ」
「はぁ!?」
京楽が目をむいた。急すぎた。
「女王陛下がどうしても、今回の疫病を終息に導いた錬金術士と会いたいと仰っていてな。お前たちを、Sランク冒険者の金持ちだと紹介しておいた」
「余計なことを・・・・」
京楽が苦虫を噛み潰した顔をした。
一方、浮竹は慌てていた。
「食料の買い出しにいかなくては!京楽、最高級のものを用意しておけ!戦闘メイドも出す。女王陛下とやらは、どうせ泊まるんだろう?」
「ああ、そうらしい。女王陛下の名は卯ノ花烈。とてもお優しい方だが、二面性があってな。罪人たちには容赦ないのに、民たちには優しいんだ」
「卯ノ花烈か・・・・覚えておこう」
冒険者ギルドを出て、浮竹と京楽は、戦闘メイドも交えて高級食材を買いあさり、明日の夕飯のフルコールのために、京楽と戦闘メイドは下ごしらえをするのであった。
次の日の、夕方近くに、女王卯ノ花を乗せた馬車が、古城の前についた。
馬車から降りてきたのは、優雅なドレスを纏った貴婦人の卯ノ花烈その人であった。
「女王陛下、よくぞおこしくださいました」
「陛下」
「あら、顔をあげてください、浮竹さん、京楽さん。それにこれは非公式のこと。口調は普通のままでいいです。私のことも、卯ノ花とお呼びください」
「では卯ノ花。何をしにここにきた」
「あら。今回の疫病を終息に導いたあなた方と会いたかったのです」
「本当に、それだけか?」
「貴族の爵位を用意してあります。あと、謝礼金も」
浮竹は首を横に振った。
「貴族の爵位はいらない。金はもらうが」
「騎士団長、お金をここへ」
「はっ!」
騎士団長はぶるぶる震えていた。もっている金額が金額だけに。
「いくらだ」
「白金貨5千枚です。この王国の税金の全ての1年分に相当します。足りませんか?」
「いや、十分だ。いただいておく」
浮竹は中身を確かめもせず、アイテムポケットに入れてしまった。
「女王陛下って綺麗な人だね」
食い入るように見つめる京楽の足を踏みつけた。
「俺より女王のほがいいか?」
「まさか!浮竹が一番だよ!!」
京楽が声を張り上げるものだから、近衛騎士などがなんだ視線を集中させてきた。
「あら、あなたたちは伴侶なのですね。貴族になっていたら、いい縁談があったのですが」
卯ノ花が微笑む。
「こちらへ」
ダインングルームに通して、最高級のワインをふるまった。
「あら、おいしい。値段がするものですね」
「今夜はフルコースを用意している。風呂もあるし、着替えも用意している。ゲストルームに泊まっていけ」
「あら、嬉しい。では、お言葉に甘えますね」
京楽は、近衛騎士たちの分までフルコースの料理をふるまった。
「こんなフルコースも、久しぶりだな」
当たり前のように、浮竹も食べて味わった。
「浮竹の分くらいなら、毎日でも用意するよ」
「いや、やめておく。太りそうだ」
「浮竹、スイーツいっぱい食べるのに太らないじゃない」
「そういう体質なんだ」
京楽が去っていった合間をぬって、卯ノ花が近くにやってくる。
「どうです?私と一晩の逢瀬を」
「やめておく」
「あら。私には子が3人いますがどれで出来が悪い。ヴァンパイアマスターの子ならあるい
はとおもったのですが」
偶然、その言葉を聞いていた京楽に、ぎりっと腕を摑まれた。
「浮竹。後でお仕置きだよ?」
にっこりと微笑む京楽に、浮竹は声をあげていた。
「京楽、誤解だ!!」
卯ノ花は、まだ浮竹に未練があるようで、浮竹に最高級のワインを飲ませた。
「くそ、京楽の奴・・・・・・」
「あら、伴侶に怒られてしまいましたね」
「誰のせいだと思っている」
「私のせいです」
卯ノ花は詫びもせず、ワインを飲んでいくのだった。
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「ああああ!」
浮竹は、京楽に勃ちあがった前を紐で戒められていた。
「いやああ」
精液を出したいのに出せなくて、もどかしく体を動かしていた。
「やああ、これとってええええ」
「僕が満足したらね」
「あああ!!」
京楽は、浮竹の蕾をローションで解すことなく、自身にローションをかけただけで、浮竹を貫いた。
「やああ、痛い」
「お仕置きだからね」
「違う、卯ノ花とはなんでもない・・・・ひあ!」
ごりっと奥を抉られて、浮竹は自分の戒められていた紐をとろうとする。
すると、京楽が今度は浮竹の手を後ろで戒めた。
「やあああ、いきたい」
浮竹のものを舐めてしごくが、浮竹は先走りの蜜をダラダラ零すだけで、射精を許されななった。
「ひあああ!」
敏感に反応し、ドライのオーガズムで浮竹はいっていた。
「ひあうう!」
ごりっごりっと奥を抉られて、浮竹は京楽の熱が自分の中で弾けるのを感じていた。
「あああ・・・・・・」
京楽は一度ひきぬくと、何度も浮竹を犯した。
「ほら、胎の奥に注ぐよ?」
浮竹の胎の奥にまで侵入し、そこで精液をぶちまけていた。
浮竹の前を戒めていた紐をとってやると、びゅるるると、濃い精子が弾け飛んだ。
「あああああ!!!」
京楽は、浮竹の肩に噛みついて、吸血してやった。
いってる最中に吸血されて、浮竹はいきっぱなしだった。
「ああああああ!こわれるうう」
「何回でも、いかせてあげる」
一度精液を出したが、浮竹のものはまだ硬かった。
京楽は浮竹の奥を突きあげながら、片手で浮竹のものをしごきあげる。
「いやあああああ!!」
浮竹はまた精液を吐き出していた。
同時に、オーガズムでもいっていた。
「吸血、してあげるからね?」
「だめえええ!!」
浮竹の太ももに牙をあてて、皮膚を斬り裂き流れ出る血を飲む。
「あ”あ”あ”!!!」
浮竹はいきまくって壊れた人形のようにびくんびくんと体をはねさせて、意識を失った。
「ごめんね、十四郎」
京楽は、意識の失った浮竹の額にキスを落とす。
「君は僕のもので、君のものだ」
すうすうと疲れ果てて寝息を立てる浮竹の涙を吸い取って、京楽は逢瀬の後始末をして、浮竹を抱き寄せて眠るのだった。
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やがて、朝になり卯ノ花が王宮に帰ることになった。
「あー、肩凝った。ついでに腰がいたい」
「僕も肩はこったね。昨日のは、お仕置きだから」
「何がお仕置きだ。このエロ魔神が。まぁ、卯ノ花は確かに綺麗な人だった」
「卯ノ花も綺麗だったけど、僕のエロくて妖艶な浮竹に比べれば・・・・・」
浮竹は、まだ護衛の騎士が残っていたので、京楽の鳩尾に拳を入れておいた。
「おぐ・・・鳩尾はきく・・・・」
そんなやりとりをしながら、卯ノ花が馬車にのって王宮に帰っていくのを眺めているのだった。
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古城の森で、完全に卯ノ花が帰ったことを確認すると、浮竹が声をあげた。
「出てこい。そこに、いるんだろう?」
現れたのは、10体のオークだった。
でも、ただのオークではなかった。神の匂いをさせていた。
「おでら、肉便器アルテナ様の子供。京楽、浮竹、お前たちを食う」
その言葉に、浮竹が笑った。
「あははははは」
「何が、おかしい」
「女神アルテナが肉便器だって?ついに、藍染に見限られたか!」
「そりゃ傑作だ」
京楽も一緒になって、笑っていた。
「肉便器アルテナ様を馬鹿にするな!」
「あははは、だって肉便器だよ?あの女神アルテナが肉便器になって、オークの子供孕まされて・・・・・あはははは」
「ははははは、肉便器アルテナ様だって!肉便器に様つけてやがる」
怒ったオークたちは、浮竹と京楽を引き裂こうとした。
「ゴッドフェニックス!」
じゅわっ。
3匹のオークの上半身が蒸発した。
それでもオークは生きていた。さすがに女神アルテナの子だけあるのか、再生力が半端ではなかった。
「エターナルアイシクルワールド!」
京楽は、氷結の禁呪を使う。
オークたちは全部氷ついた。
「サンダーボルテックス!!」
それに、浮竹がトドメの雷の禁呪の呪文を放つと、オークたちは凍り付いた体を粉々にして、体を散らせていった。
溶けていく肉塊は蠢いて集まり、一つの肉の塊になった。
それは、女神アルテナの形をしていた。
「た・・・助けて」
「女神アルテナも、藍染のようにゴキブリ並みにしぶといな?」
浮竹の言葉に、京楽も賛同する。
「そんな姿になってまで生きたいのかい、女神アルテナ」
「いやあああああ。私の美しい肉体が、美貌が。こんなのいやあああ!!」
「ゴッドフェニックス、カイザーフェニックス、エターナルフェニックス・・・・トリプルファイアフェニックス!!」
炎の中でも、最高位の位置する禁呪を受けて、オークの肉の塊の女神アルテナは灰となった。
「さすがに灰となれば、復活しないだろう」
「うん、そうだね」
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肉便器である女神アルテナだったものは、次の子を孕んでいた。
竜族の、真竜の子供だった。
父となるのはエンシェントドラゴン。
孕んで数日して、肉便器は神の匂いをまとった幼体のドラゴンを産んだ。
それは試験官の中に入れられて、残っていた邪神ディアブロの血を与えられた。
「しゃべれるかい?」
「はい、藍染様」
「君は神竜エルル。さぁ、目的は分かるね?」
「始祖の浮竹と、神喰らいの魔神京楽の始末、ですね?」
女神オリガは、京楽の傍でうっとりと、大きくなったお腹を撫でていた。
「あなたも、早く生まれてらしゃい。私と邪神ディアブロの血液のせいで、邪神化した藍染様との間の赤ちゃん・・・・・」
藍染は、神になっていた。
しかも、邪神だった。
「ふははははは!私はついに神になった!これからは、私の時代だ!」
邪神ディアブロの末路も知らずに、藍染は笑い続けるのだった。
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