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始祖なる者、ヴァンパイアマスター65

藍染は、我が子ミライの絶対者の証を得るために、ミライを吸収した。

「あなた、どうしてミライを!」

「私が完全なる神になるためだ」

藍染は邪神から滅神になっていた。浮竹と同じ絶対存在になり、神格のある神になっていた。

「さぁ、シロ、ハル共にいこう。始祖浮竹と神喰らいの魔神京楽を倒しに」

シロとハルはただ頷いた。

純粋に藍染に恐怖するのだった。


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古城では、浮竹と京楽がポチとタマとその子供たちと遊んでいた。

ジリリリリリ。ピリリリリ。

深刻な警報音がなり、浮竹と京楽はポチとタマとその子供たちを巣の部屋に戻して、強力な結界を張った。

「やあ、ご機嫌いかがかな」

「藍染!ついにお前からやってきたか!」

浮竹と京楽は威嚇した。

背後には、シロとハルもいた。

「私は浮竹、君と同じ絶対存在になり神になった。もう、誰にも私の邪魔はできない」

「ゴッドフェニックス、カイザーフェニックス、エターナルフェニックス・・・・トリプルファイアフェニックス!」

藍染は、炎の禁呪を受けてもびくともしなかった。

「「エターナルアイシクルフィールド」」

氷の禁呪を受けて、体を凍らせるも、すぐに溶かしてしまう。

「浮竹、ちょっとやばいよこいつ」

「分かってる。隙をみたら、藍染の魂を喰え!来たれ、炎、氷、雷の精霊王!」

浮竹は、自分が召還できる精霊王を3人呼び出した。

「あの藍染をなんとかしてほしい」

「わかった我が友」

「契約者の願いを聞き届けてやろう」

「俺の出番じゃーーー」

炎と氷と雷の精霊王は、それぞれの属性を纏わせて藍染を攻撃した。

さすがの藍染も、神の力をもつ精霊王たちの魔法は効いたようで、傷を負っていた。

けれど、不老不死の呪いがあるせいで、傷は回復していく。

「始祖だけに厄介だな。京楽、今だ、魂を」

京楽は、魔神の咢で藍染の魂を喰おうとした。

しかし、魂は体と一体化して、食えなかった。

「だめだよ、浮竹。こいつ、魂を肉体と一体化している」

「じゃあ、倒せる方法がないのか」

「エターナルフェニックス」

3人の精霊王を精霊界に追い返した藍染が、魔法を放ってきた。

シロとハルは、ただ離れた位置から、その戦闘を見ていた。

割って入ったところで邪魔者にしかならず、傍観者と化していた。

藍染の放った不死鳥は、浮竹と京楽に火傷を負わせた。

浮竹はすぐに再生するが、京楽は血の魔法を使って回復するので少し遅くて、浮竹が京楽の傷に自分の血を浴びせた。

「はははは!エターナルフェニックスでこの威力!絶対者となった私には、もう怖いものなどない!」

藍染は滅神になっているのは分かったが、ここまで力が強くなるとは思っていなかった。

「どうする、浮竹」

「こうなったら、俺が魂をかけて封印するしか・・・・」

「だめだよ!そんなこと、僕が許さない」

「でも、このまま藍染を放置しておくと・・・・・」


「邪神や滅神には、神の罰が与えられる」

ゆらりと空間をまたぎ、姿を現したのは、浮竹の父である創造神ルシエードだった。

「ルシエード!」

「息災が、我が息子よ」

「お前の神の愛の呪いのせいで不老不死だが、何とか元気にやってるよ」

「ならば、いい」

「なんだぁ?神か?今の私は最高神にも匹敵する!創造神如きに、どうこうできると・・・」

藍染の動きが止まった。

「グギギギ・・・何故だ、何故絶対存在である私が!」

「吸収して得た絶対存在など、はりぼても同然。創造神であり、最高神である私の前では、児戯にも等しい」

「創造神ルシエードおおお!!!」

藍染は、全ての魔力を炎の不死鳥に注ぎこんだ。

「ワールドフェニックス!!」

禁呪中の禁呪の炎の魔法がルシエードを取り囲む。

けれど、魔力は分解されて、ルシエードに吸収されていった。

「なんだと!」

「息子らよ。今だ」

「「ワールドフェニックス×5」」

二人は、藍染の見せたワールドフェニックスという魔法をすぐに習得し、5回重ねの魔法で立ち向かった。

「ぎゃああああああ!私の体があああ!!」

炎に包まれて、のたうち回る藍染であるが、炎は一向に消えようとしない。不老不死であるため、死ぬこともできないでいた。

「今から、汝を滅ぼす。邪神も滅神も、等しく神の裁きを受ける」

「いやだ、私は世界を手にするのだ!」

黒こげになりながら、藍染はシロとハルに命令を下す。

今この隙に京楽だけでも滅ぼせと。

シロとハルは、魔法をで京楽に攻撃すると、魔神の咢で魂を喰われてしまった。

「ぐぐ・・・何故だ。私は最高神の力を手に入れたはずだ!」

「たかが滅神になったところで、最高神の力を手に入れたと思っていたのか・・・・哀れだな、藍染」

「うるさい!たかがヴァンパイの始祖如き存在で!」

体を燃やしながら再生を繰り返す藍染に対して、ルシエードが手をかざした。

「滅びよ」

「ああああ、嘘だああああ!この、この私があああああああ!!」

長い断末魔を残して、藍染は滅ぼされた。藍染は灰になっていった。

「ルシエード、何故前からこうしなかった」

「邪神から滅神になったからだ。そうでもしないと、このアビスの世界に降臨できない」

「そうか・・・藍染は、滅びたんだな?」

「ああ。もう復活することは・・・とりあえず、千年の間はあるまいて」

「ルシエ―ド、あとどれくらいこのアビスに降臨できる?」

「あと1週間といったとこころだな」

「それだけあれば、十分だ」


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浮竹と京楽は、結婚式を挙げることを決めた。

父であるルシエードを招いて。

血の帝国からはブラッディ・ネイの他に寵姫3名。

白哉、恋次、ルキア、一護、冬獅郎、平子が参加した。

人間社会からは、ギルドマスターと猫の魔女乱菊が参加してくれた。

京楽は黒のスーツを、浮竹は白のスーツを着て、浮竹だけ白いヴェールを被り、ブーケを手にしていた。

「汝、京楽春水。病める時も健やかな時も、浮竹十四郎を伴侶として愛することを誓いますか?」

「はい、誓います」

「汝、浮竹十四郎。病める時も健やかな時も、浮竹十四郎を伴侶として愛することを誓いますか?」

「はい、誓います」

今はペアリングはネックレスにしていた。

大きなブルーダイヤの指輪をそれぞれはめ合って、キスをした。

みんなから、ヒューヒューともてはやされた。

「ルシエード。俺は、あなたが俺を捨てていったのだと恨んだ時期もあった。だが、あなたは俺を愛してくれていた。俺の伴侶の京楽だ。京楽を最後の血族にする」

「兄様は、名実共に京楽ものになってしまった。チェッ、面白くない」

「ブラッディ・ネイ・・・・・・」

浮竹が哀しそうな顔をするので、ブラッディ・ネイも態度を改める。

「兄様はボクの者でもあるけど・・・・・結婚、おめでとう」

「ありがとね」

「ふん、ひげもじゃに言ったんじゃないからね」

創造神ルシエードは式に参加した後、浮竹に祝福をかけた。

「汝の愛が永遠であるように」

「ありがとう、ルシエード」

浮竹は、ブーケを投げた。

それは猫の魔女乱菊の手に落ちて、乱菊は最近ギンという青年と付き合いだしたと告白した。

「おっと、次の結婚は乱菊か?」

浮竹がそう言うと、乱菊は顔を赤くして、浮竹の背中をばしばしと叩くのあった。


ルシエードは、この世界に在り続けれる最後の時まで、浮竹と同じ古城で過ごした。

「これは?」

「神でなくとも、神界に入ることのできる特殊な指輪だ。汝と、汝の伴侶の分を用意している。何かあれば、それで神界に入り、私のところにくるといい」

「例えば、クッキーを焼けたからもっていくとか、そんなのでもいいのか?」

「ああ、構わぬ」

「そっか・・・・・」

浮竹はその場で伸びをして、過去を振り返る。

藍染の駒のいろんな相手と戦った。

京楽はただのヴァンパイアロードであったが、魔神となり浮竹に並ぶほどの力を手に入れた。

もう藍染はいない。平和な時代の到来であった。

「では、明日の昼に私はこの世界を去る」

「うん、分かった」


次の日の昼になり、昼食を食べ終えたルシエ―ドは、浮竹に別れの言葉を投げた。

「次に会う時は、神界へおいで」

「義父さん」

「なんだ、魔神京楽」

「あなたの息子さんは、僕が責任を持って幸せにします」

「こら、京楽」

「いいじゃない。結婚式もあげたんだし」

「分かった。我が息子を頼む」

「はい!」


ゆらりと、ルシエードは姿を消して神界に戻っていった。

ちなみに、昼食は生きたマンドレイクをぶち込んだシチューであった。ルシエードは平気な顔をして、おかわりまでした。

マンドレイクは、創造神には効かないようだった。


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「ああ!」

「初夜になるからね。たっぷりと可愛がってあげる」

「やああ、結婚してもう5日になるだろう!それを初夜だなんて!」

「だって、君のお父さんがいたんだよ?同じ古城にいるのに、こんな行為を実の息子に働いていましたとばれたら、何か罰を受けそうだよ」

「んあああ!!」

京楽に突き上げられて、浮竹は啼いた。

左手の薬指には、スタールビーの指輪をはめて、首からは結婚指輪を通したチェーンのネックレスをしていた。

「あ、あ!」

動かれるたびに、首からぶら下げた結婚指輪が光った。

「んあああ!」

「愛しているよ、十四郎。結婚もしたし、もう永遠に僕のものだ」

「あああ、春水、春水」

背中に手を回して、爪を立てた。

「お前も、俺のものだ・・・・ああ、もっとお前の子種をくれ」

すでに何度か胎の奥にだされていたが、物足りなくてもっととせがむ。

「君が満足するまで、出してあげる」

「ひああああ!」

奥をゴリゴリと削られて、浮竹はオーガズムでいっていた。

「あ、やあああ!!」

浮竹のものをしごきあげて、射精させる。

「んああああ!!」

同時に首に噛みついて吸血してやると、連続でいきまくって、浮竹は背を弓なりに反らせた。

「あああ、変になる!」

「大丈夫、僕がいるよ」

「あ、春水、愛してる」

「うん、知ってる」

前立腺をすりあげながら、入ってきたものを締め付ける。

「んっ、僕も出すよ」

「あ、あ、孕むくらい奥に出してくれ」

濃い精液を奥に流し込むと、浮竹はまたせがんだ。

「まだいけるだろう。もっともっと、お前をくれ」

「精強剤飲んで正解だったね。いいよ、君が満足して嫌がるまで出し続けてあげる」

「ひう!」

ごりっと奥を抉られて、浮竹はもう出すものがないのか、トロトロと先走りの蜜だけを出して、オーガズムでいっていた。

「ひあああ!

京楽は、それから3回ほど浮竹を犯して、中に精液を注ぎ込んで満足した。

「んあ・・・もう、いらない」

「うん。僕ももう出ないから」

浮竹の意識がまだはっきりしているので、シーツごと抱き抱えて、風呂に入って中に出したものをかき出した。

京楽は、自分でも恥ずかしくなるくらいの量を、浮竹の中に注ぎこんでいた。

「んあっ」

指でかきだされる行為にも、快感を覚える浮竹。

京楽はもう出すものがないで、元気であればこの場で浮竹を犯すところだが、我慢した。

お互いの体と髪を洗って、風呂からあがると水分をふきとり、髪を温風を出してかわかしてから、シーツそ変えたベッドで微睡むのだった。


藍染が滅んだことで、イデア王国で反乱がおこった。

それまで虐げられ、洗脳されていた民が正気に戻ったのだ。

女神オリガは捕まえられて、断頭台の露ととなった。

女神アルテナの肉便器は何をしても破壊できないので、地中深くに産められた。

真の意味で、平和の時代が訪れようとしているのであった。



                  fine











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