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完結!


どうなることかと思っていた連載ファンタジー小説「トキト~リラの世界の鍵~」完結しました。
今打ち間違い探し。

「コッコちゃん元気ないな」

「コケ~」

セトから離されたコッコちゃんは最近元気がない。卵もあんまりうまなくなった。

「やっぱ、あんなセトでも飼い主がいたほうがいいのかな?」

こうして、魔王家の犬魔王セトは、魔王城で飼われることになった。

「お兄様、汚れた足はちゃんと玄関で魔法で清めてくださいましとあれほど言ったでしょう!」

「コッコケコー」

コッコちゃんは、叱られるセトの頭の上で元気よく鳴いている。

「お兄様、トイレを使ったあとはちゃんと流してくださいまし!でっかいまきまきうんこがありましたわよ!」

アスラ。
かりにも女王なんだから、でっかいまきまきうんこって言いかたなんとかしたほうがいいんじゃね?

「もう、お兄様、聞いてますの!?」

「聞いてる~」

裸足で、毛皮をきて何故か石器をもったセト。
駄目だ、原始人に戻ってる。
またコンビニで万引きしてきたらしい。

「コンビニの店長が、石のお金なんて使えませんと泣いて苦情をしにきましたわ!その格好もどうにななりませんこと!?」

「これは、今魔王教で流行っている最新スタイルなのだ」

本当に、魔王教では石器をもった原始人スタイルが流行っていた。
だって、崇めるがこのアホすぎる魔王セトだしな。
自分で流行らせたに違いない。

ジルフェが、セトを蹴り飛ばして、ソファーに座っているトキトに話しかける。

「トキト。セト抜きで散歩にでもいこうか」

「うん」

トキトは笑顔で答える。

「ぬおおお、デートか!俺は悔しくないぞおお!コッコちゃんが俺にはいるもん!」

シクシクと壁に向かって泣いている。

「いいかジルフェ、お前だけ幸せになるのは許さないからな!俺だっていつか人生薔薇色に」

「それ、フレアだぞ?」

「あ、あれ?おいジルフェ!」

「わたくしはアスラですわ」

このド近眼魔王、目の悪さも治っていないらしい。

とにかく、セトはアスラの鞭でしばかれていた。それを無視して、トキトはジルフェと散歩にでかけた。


終盤サンプル文章w

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