桜のあやかしと共に46
浮竹は、四季の王になった。春の王で、桜の王であることには変わりない。
「そうか。市丸ギンを永久追放処分にしたのは、正解だったな。俺の椿の宝玉も奪われた。藍染が四季の王と神になるのに失敗して、粉々になったから、今は俺の右目が椿の宝玉だ」
ついこの間、四季の王になった浮竹は、元夏の朝顔の王である市丸ギンを、王を剥奪してただの朝顔の精霊に降格処分し、乱菊という愛しい者と永久追放処分にした。
市丸ギンが犯した罪を考えれば、処刑もありえたが、浮竹は永久追放処分に留めた。
「やっぱり、冬獅郎くんのところの宝玉も奪っていったか」
「ああ。桔梗の王の卯ノ花の宝玉も奪われたらしい」
「俺の場合、すでに右目が宝玉だったので、くりぬかれた」
「うわ、痛そうだな」
日番谷冬獅郎が、きていた。
新しい夏の王を決めるためにやってきて、新しい夏の王は朝顔の王のままに決まり、卯ノ花の推薦から平子真子という者に決まった。
「平子真子といえば、先代の夏の王の息子だな」
「そうなのか」
「ああ」
「俺は四季の王になったが、春の王で、桜の王でもある」
「ややこしいな。まぁ、単純に四季の王が追加されたと考えるだけいいか」
冬獅郎は、京楽が出してきた紅茶を飲む。
茶菓子は、あやかしまんじゅうであった。
「いよいよ、藍染が動き出したね」
京楽は、自分の分の紅茶を飲みながら、白あんのあやかしまんじゅうを食べる。
「普通、四季の王と長老神はセットだからな。藍染は、よほど四季の王になりたいらしい」
浮竹は、紅茶のおかわりを京楽に頼んだ。
「でも、四季の王だと余計に藍染に狙われないか?」
「いや、そうでもない。四季の王は、元々長老神がもっていたものだった。藍染は別だが。長老神が、四季の王を手にかけることは自殺に似ている。俺を殺せば、藍染も死ぬという仕組みになっている」
「うまいことできてるんだな」
冬獅郎は、あやかしまんじゅうを気に入ったようで、浮竹は帰りにおみやげとして買い置きしていた分をあげようと思った。
「四季の王になりたいが、四季の王を手にかけると自分が死ぬ。でも、藍染自身が直接手をくださなく殺せば、四季の王は空位になるな」
「気をつけろよ、浮竹」
「ああ、大丈夫だ。四季の王の力は藍染に匹敵する」
「十四郎ってば、どんどん強くなるから、ボクが守る意味がなくなちゃう」
「いや、京楽、お前の存在は助かっている。この前の市丸ギンの襲撃事件でも、お前の治癒術のおかげで一命をとりとめた」
「うん。あの時は君を失うと思って怖かったよ」
「もう、藍染に従う王はいない。側近はいるようだが‥‥‥そうだ、モレ草を藍染にもってやろう」
悪戯を思いついた子供のように、浮竹の目が輝く。
「モレ草って、下痢の止まらなくなる強力な薬草だろう?滅多に出回っていないんじゃないのか」
「俺が管理している畑で、栽培させてる」
「十四郎ってば、いつか役に立つとかいって、マンドラゴラとかも栽培してるんだよ」
京楽が、重いため息をつく。
「モレ草を藍染に盛るのか。面白そうだな」
冬獅郎も、興味をもったようだった。
「藍染の手下に、桜の花鬼がいる。命令して、藍染に盛らせることにしよう」
こうして、四季の王である浮竹は、その地位を利用して、藍染にモレ草を盛ることにするのであった。
---------------------------------------------------------------
「実は、気になる人間がいるんだ」
冬獅郎は、言いにくそうに切り出す。
「恋か?」
「まぁ、似たようなもんだ。名前は雛森桃。氷の城に、何度も遊びにくるんだ」
「それは、桃ちゃんって子が冬獅郎くんに惚れてるんだろうね」
「やっぱりそうなのか?俺は誰かを愛したことがなかったから、この感情がなんであるのかはじめは理解できなかった」
「青春だねぇ」
「青春だな」
「でも、人間とあやかしは生きる時間が違うだろう?どうすればいいのか、分からない」
「契約すればいい。俺の京楽も、元はただの人間だ。俺と契約して、いろいろあって桜鬼になって、あやかしになった」
「契約?なんだそれ」
「桜の秘術の一つだからな。知らなくても無理はない。契約の仕方と方法を教えてやろう」
浮竹は、冬獅郎に人間と同じ時間を生きる桜の秘術を教えた。
「一度、思いを告げてから雛森に聞いてみる」
「ああ。それがいいだろう。互いを好きじゃないと、契約は成り立たないからな」
冬獅郎は、あやかしまんじゅうをお土産に、帰っていった。
「さて、藍染にモレ草を盛るか」
「ほんとにやるの?モレ草、下手したら死ぬかもしれないくらい下すよ」
「死ねば、平和的解決で万々歳だ」
京楽は、ほんの少しだけ藍染に同情する。
浮竹は、藍染の元に出入りしている桜の花鬼を召喚すると、モレ草を渡して、夕食に混ぜるように命令した。
桜の花鬼は、四季の王の命令には逆らえず、藍染にモレ草を盛った。
「ぬおおおおおおおお!!!」
藍染は、モレ草を盛られて、腹をくだした。
それが強力で、トイレから出れなかった。
藍染は、1週間トイレで過ごした。
「くううう、神となるべき私が、なぜこのような目に」
浮竹のせいでモレ草を盛られたとも知らず、今日もまた藍染はげりぴーぴーで、おまるに座って長老神の仕事をした。
一応、長老神であるから、仕事だけはしているようであった、
「ぬおおおおおお、ピーピーが止まらない」
桜の花鬼は、追加で飲み物にモレ草を混ぜて飲ませた。
「ふがあああああああ!!」
結果、藍染は5キロやせるほどに下痢を続けるのであった。
それを知った浮竹tと京楽は、ざまーみろと思うのであった。
「そうか。市丸ギンを永久追放処分にしたのは、正解だったな。俺の椿の宝玉も奪われた。藍染が四季の王と神になるのに失敗して、粉々になったから、今は俺の右目が椿の宝玉だ」
ついこの間、四季の王になった浮竹は、元夏の朝顔の王である市丸ギンを、王を剥奪してただの朝顔の精霊に降格処分し、乱菊という愛しい者と永久追放処分にした。
市丸ギンが犯した罪を考えれば、処刑もありえたが、浮竹は永久追放処分に留めた。
「やっぱり、冬獅郎くんのところの宝玉も奪っていったか」
「ああ。桔梗の王の卯ノ花の宝玉も奪われたらしい」
「俺の場合、すでに右目が宝玉だったので、くりぬかれた」
「うわ、痛そうだな」
日番谷冬獅郎が、きていた。
新しい夏の王を決めるためにやってきて、新しい夏の王は朝顔の王のままに決まり、卯ノ花の推薦から平子真子という者に決まった。
「平子真子といえば、先代の夏の王の息子だな」
「そうなのか」
「ああ」
「俺は四季の王になったが、春の王で、桜の王でもある」
「ややこしいな。まぁ、単純に四季の王が追加されたと考えるだけいいか」
冬獅郎は、京楽が出してきた紅茶を飲む。
茶菓子は、あやかしまんじゅうであった。
「いよいよ、藍染が動き出したね」
京楽は、自分の分の紅茶を飲みながら、白あんのあやかしまんじゅうを食べる。
「普通、四季の王と長老神はセットだからな。藍染は、よほど四季の王になりたいらしい」
浮竹は、紅茶のおかわりを京楽に頼んだ。
「でも、四季の王だと余計に藍染に狙われないか?」
「いや、そうでもない。四季の王は、元々長老神がもっていたものだった。藍染は別だが。長老神が、四季の王を手にかけることは自殺に似ている。俺を殺せば、藍染も死ぬという仕組みになっている」
「うまいことできてるんだな」
冬獅郎は、あやかしまんじゅうを気に入ったようで、浮竹は帰りにおみやげとして買い置きしていた分をあげようと思った。
「四季の王になりたいが、四季の王を手にかけると自分が死ぬ。でも、藍染自身が直接手をくださなく殺せば、四季の王は空位になるな」
「気をつけろよ、浮竹」
「ああ、大丈夫だ。四季の王の力は藍染に匹敵する」
「十四郎ってば、どんどん強くなるから、ボクが守る意味がなくなちゃう」
「いや、京楽、お前の存在は助かっている。この前の市丸ギンの襲撃事件でも、お前の治癒術のおかげで一命をとりとめた」
「うん。あの時は君を失うと思って怖かったよ」
「もう、藍染に従う王はいない。側近はいるようだが‥‥‥そうだ、モレ草を藍染にもってやろう」
悪戯を思いついた子供のように、浮竹の目が輝く。
「モレ草って、下痢の止まらなくなる強力な薬草だろう?滅多に出回っていないんじゃないのか」
「俺が管理している畑で、栽培させてる」
「十四郎ってば、いつか役に立つとかいって、マンドラゴラとかも栽培してるんだよ」
京楽が、重いため息をつく。
「モレ草を藍染に盛るのか。面白そうだな」
冬獅郎も、興味をもったようだった。
「藍染の手下に、桜の花鬼がいる。命令して、藍染に盛らせることにしよう」
こうして、四季の王である浮竹は、その地位を利用して、藍染にモレ草を盛ることにするのであった。
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「実は、気になる人間がいるんだ」
冬獅郎は、言いにくそうに切り出す。
「恋か?」
「まぁ、似たようなもんだ。名前は雛森桃。氷の城に、何度も遊びにくるんだ」
「それは、桃ちゃんって子が冬獅郎くんに惚れてるんだろうね」
「やっぱりそうなのか?俺は誰かを愛したことがなかったから、この感情がなんであるのかはじめは理解できなかった」
「青春だねぇ」
「青春だな」
「でも、人間とあやかしは生きる時間が違うだろう?どうすればいいのか、分からない」
「契約すればいい。俺の京楽も、元はただの人間だ。俺と契約して、いろいろあって桜鬼になって、あやかしになった」
「契約?なんだそれ」
「桜の秘術の一つだからな。知らなくても無理はない。契約の仕方と方法を教えてやろう」
浮竹は、冬獅郎に人間と同じ時間を生きる桜の秘術を教えた。
「一度、思いを告げてから雛森に聞いてみる」
「ああ。それがいいだろう。互いを好きじゃないと、契約は成り立たないからな」
冬獅郎は、あやかしまんじゅうをお土産に、帰っていった。
「さて、藍染にモレ草を盛るか」
「ほんとにやるの?モレ草、下手したら死ぬかもしれないくらい下すよ」
「死ねば、平和的解決で万々歳だ」
京楽は、ほんの少しだけ藍染に同情する。
浮竹は、藍染の元に出入りしている桜の花鬼を召喚すると、モレ草を渡して、夕食に混ぜるように命令した。
桜の花鬼は、四季の王の命令には逆らえず、藍染にモレ草を盛った。
「ぬおおおおおおおお!!!」
藍染は、モレ草を盛られて、腹をくだした。
それが強力で、トイレから出れなかった。
藍染は、1週間トイレで過ごした。
「くううう、神となるべき私が、なぜこのような目に」
浮竹のせいでモレ草を盛られたとも知らず、今日もまた藍染はげりぴーぴーで、おまるに座って長老神の仕事をした。
一応、長老神であるから、仕事だけはしているようであった、
「ぬおおおおおお、ピーピーが止まらない」
桜の花鬼は、追加で飲み物にモレ草を混ぜて飲ませた。
「ふがあああああああ!!」
結果、藍染は5キロやせるほどに下痢を続けるのであった。
それを知った浮竹tと京楽は、ざまーみろと思うのであった。
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