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桜のあやかしと共に50

夏になり、山の王の京楽のところに、浮竹と京楽は遊びに来た。

テントやバーベキュー用の野菜や器具を手に。

「彼岸花の精霊の俺は、まだ来てないんだな?」

『気まぐれだからね』

山の王の京楽が、そんなことを言っているうちに、彼岸花の精霊の浮竹がやってくる。

そして、それぞれ別れて、浮竹と山の王の京楽は魚を釣りに、京楽と彼岸花の精霊の浮竹はテントをはることになった。

それが終わり、山の王の京楽は、思い出したとばかりにこう言う。

『近くに、天然温泉があるんだよ』

「ほう、いいな」

『よければ、入っておいで』

「そうする」

「あ、十四郎待って!ボクも行く」

「お前はこなくていい」

「そんなこと言わずに」

昼間から、今夜の夜はどうだと京楽に聞かれていたので、エロいことをしそうで、浮竹は天然温泉に行くべきか迷ったが、せっかくだから行くことにした。

「わあ、けっこう広いな」

「ねぇ、十四郎」

「まだ昼間だぞ!」

「いいじゃない。減るものじゃなし」

京楽に言いくるめられて、結局浮竹は天然温泉で、京楽に抱かれた。

終わると、浮竹は京楽をハリセンでボコボコにした。


「帰ったぞー」

『おかえり』

「しくしく‥‥‥」

京楽は傷だらけで帰ってきた。浮竹は、少し赤くなっていた。

「べ、別に京楽にいかがわしいことんなんてされてないんだからな!」

『いや、そんなこと聞いてないよ?』

山の王の京楽は、苦笑する。

浮竹は、彼岸花の精霊の自分がいないので、どこにいるのだと聞くと、洞窟の奥で寝ているらしかった。

『ああ、浮竹は今寝てるから』

山の王の京楽が、洞窟に入ろうとする浮竹を引き止める。

「飯がいるかどうか、確認しなきゃいけないだろう」

『どうした?』

洞窟から出てきた彼岸花の精霊の浮竹は、いかにも事後ですという気だるげな表情で、着物を乱して妖艶に立っていた。

『ああもう、浮竹、そんな恰好で出歩かないで』

『なぜだ?』

浮竹は真っ赤になって、京楽はニマニマした表情で、浮竹を見る。彼岸花の精霊の浮竹の様子を見て、京楽はまた浮竹を抱きたくなっていた。

「あ、ちょっと用事を思い出したんで。十四郎、行くよ」

「ちょっと待て、京楽」

消えていく二人を、彼岸花の精霊の浮竹は妖艶に微笑んで、山の王の京楽は首を傾げるのであった。


「おい、京楽、どこに行くんだ」

「さっきの天然温泉」

「行ってどうする」

「エロいことする」

浮竹は、ハリセンで京楽を叩くが、京楽は彼岸花の精霊の浮竹の妖艶さを見て、自分の浮竹も交わっているときは妖艶だと思った。

「さぁ、十四郎、おいで?」

「仕方のないやつだな‥‥‥‥」

浮竹は、京楽は先に天然温泉に入ってしまったので、もう後にはひけないとばかりに、衣服を脱いで、天然温泉に入った。

「んっ」

深い口づけをされて、浮竹にもスイッチが入る。

「春水‥‥‥俺を孕ませるくらい、奥に出して?」

「十四郎、エロいね」

京楽は、妖艶に笑う浮竹を、抱き寄せると、口づけをかわしあう。

「んんっ」

「もう、こんなになってる。温泉の中じゃないと、濡れてるだろうね?」

「や、意地悪いうな。早く、お前をくれ」

先刻まで京楽のものをくわえこんでいたそこは、指で解さなくてもいいくらい、柔らかかった。

「指、いれるよ?」

「んあっ」

濡れた音がした。

「や、早くぅ」

「仕方のない子だねぇ」

京楽は、熱く昂ったもので、浮竹を貫く。

「いああああああ!!!」

びくんと浮竹の体が動き、お湯の中に精液を吐き出していた。

「もっと欲しい?」

「あ、もっと。もっと欲しい」

緩く突きあげると、浮竹は彼岸那波の精霊の浮竹のように、妖艶に微笑んだ。

「俺を、ぐちゃぐちゃにして?」

「ボクは、君の声だけでいっちゃいそうだよ。奥に、いっぱいあげるね?」

前立腺をすりあげてやると、浮竹は啼く。

「んああああ!そこもいいけど、もっと奥にきて?」

「こうかい?」

「ひあああああ!11」

ごりごりと音をたてて、最奥を抉られて、浮竹は体を弓なりにのけぞらせる。

「んあああ、いっちゃうう」

「君の欲しがってるもの、たくさん注いであげるね?」

「ああああ!熱いので、溢れる‥‥‥」

浮竹は恍惚となり、京楽は子種を浮竹の胎の奥に注ぎ込む。

「もっとお。もっとちょうだい?」

「仕方のない子だねぇ」

京楽は、浮竹の奥を抉り揺さぶりながら、浮竹のものをしごく。

「ひああああん!同時はだめええ」

「さぁ、また注いであげるから、いっぱい気持ちよくなってね?」

「んあああああ!」

浮竹は、大きく中いきをしながら、京楽の手でしごかれて、精液を出していた。

「ああああ、頭がおかしくなるう」

「気持ちいい?」

「あ、春水、きもちよすぎる」

「ふふ、十四郎はこんな時は素直でかわいいね。いつもかわいいけど、さらにかわいくなる」

「春水、春水」

浮竹は、京楽の名を呼びながら、びくんびくんと体を痙攣させる。

何度も中いきのオーガズムを繰り返していた。

「やらああ、いくの、止まらないいいい」

「好きなだけいくといいよ。ちゃんと、皆の元に戻れるようにしてあげるから」

「ああああ!!!」

浮竹は、大きくいって気を失った。

京楽は、子種を全て浮竹の中に注ぎ込んで、終わらせた。

「ん‥‥」

「ああ、気がtついた?」

「俺は、意識を失っていたのか」

「うん。でも、10分くらいだよ」

浮竹は、京楽の手で中に出したものをかきだされて、衣服を着ていた。

「戻るぞ」

「あーあ。十四郎が、普段もあんなにかわいかったらいいのになぁ」

「何を言っている!」

「なんでもありませーん」

山の王の京楽と彼岸花の精霊の浮竹のところに戻ると、山の王が苦笑いして、彼岸花の精霊の浮竹は、妖艶に微笑みながら聞いてくる。

『お楽しみは、終わったか?』

「べ、別に京楽となにかあったわけじゃないからな!」

クスクスと、彼岸花の精霊の浮竹が笑う。

『首にキスマーク、いっぱいついてるぞ?』

「な!京楽、お前!」

浮竹が、彼岸花の精霊の浮竹を軽くハリセンではたいた後、京楽をハリセンでたたきまくる。

『どんな風に楽しんだ?』

『はいはい、浮竹そこまでね』

山の王の京楽が、やんわりと止める。

『聞いちゃいけないことなのか?』

『二人が困ってるでしょう?』

『ふむ‥‥‥』

浮竹は、真っ赤になって動かない。

「十四郎とは、天然温泉でね‥‥」

彼岸花の精霊の浮竹の問いに、京楽が答えようとするので、浮竹は真っ赤になりながら追加で京楽をハリセンでしばく。

それを見て、彼岸花の精霊の浮竹はくすくすと笑い、山の王の京楽は、痛そうだなぁと思うのであった。








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