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桜のあやかしと共に62

浮竹は、他の季節の王たちに、鴆の京楽の話をした。

「なんやのそれ。どんな毒でも治せるやなんてすごいやんか」

と、夏の王の平子真子が。

「一度会ってみたいですね。治癒能力持つ私としては、解毒の知識も欲しいですし」

と、秋の王の卯ノ花烈が。

「俺には関係ねぇな。毒とか無縁だし、興味ねぇ」

と冬の王の日番谷冬獅郎が。

3人の王たちは、自分の意見を述べて、季節の王の会議は終わった。


『ねぇ、桜の王。ボクのこと、誰かに話した?最近、いろんな季節の花鬼がきて、毒の治療や毒の知識を教えてくれって訪ねてくるんだよ』

「あ~。季節の王たちには話したかな」

『静かに過ごしたいから、なるべくこないようにしてほしいね。緊急とかなら仕方ないけど』

「わかった。そのように、取り計らっておく」

『それより、その猫耳と尻尾は‥‥』

鴆の京楽が、浮竹の頭に生えている猫耳と臀部にある尻尾を見た。

「ああ、猫耳と尻尾が生える薬を開発してみたのだ。一応、解毒剤もらっておこうと思って」

『君もこりないねぇ』

「ふふふふ。家に帰ったら、猫耳に尻尾はえた白哉に会えるんだ。それが楽しみでつくった。正直、京楽の猫耳と尻尾には興味ない」

『その言葉、桜鬼のボクが聞くよ悲しがるよ?』

『くすくす。かわいいな、桜の王の俺?』

「彼岸花の精霊の俺!いつからいたんだ!」

てっきりいないものだと思っていた彼岸花の精霊の浮竹は、いつの間にか鴆の京楽の隣に立っていた。

『触ってもいいか?』

「聞く前から、すでに触っているだろう」

『ふふふ、もふもふだな?耳をもふると、尻尾が揺れるんだな。きもいいか?』

「きもちいい」

『これは‥‥桜鬼の京楽の餌食になるな』

「京楽にも、猫耳と尻尾が生える薬飲ませたから、お互い様さ」

浮竹は、家で待っている京楽を思うと、複雑な気分になる。

怒られるかもしれないし、多分抱かれてしまうだろう。

「とりあえず、家に戻る。解毒剤をありがとう、鴆の京楽」

『猫耳、もっともふりたいから、後で遊びにいくな?』

「京楽と‥‥その、睦み合うかもしれないから、遊びにくるのなら、3時間ほどくらい後にしてくれ」

『お熱いことで』

『桜鬼の京楽に抱かれるお前を見てみたいが‥‥‥‥』

「絶対ダメ!結界はっておくから、きても見れないからな」

『んー、けちー』

浮竹は、異界を通って京楽のマンションにまで戻る。

浮竹は、無味無臭の猫耳と尻尾ができる薬を、性懲りもなくまた作って、昼食に混ぜた。自分も猫耳と尻尾が生えてもいいからと、こりずに。

「浮竹~。この耳と尻尾、どうにかならないの?」

「そんなことより白哉は?」

「そんなことって酷いなぁ」

「私なら、ここにいるが?」

床に黒猫の子猫姿の白哉がいた。

「白哉、人の姿に戻ってくれ。はぁはぁ」

「異様に興奮しているな、浮竹。人の姿に戻るが、興奮しすぎるなよ」

白哉は人の姿になった。

黒い猫耳と尻尾がついていた。

「かわいいいいいい。だめだ、鼻血が‥‥‥」

「浮竹、兄は本当に大丈夫なのか」

ティッシュで鼻血をふいて、浮竹は白哉の猫耳と尻尾をもふる。

「あ、だめだ、そこは弱いのだ」

「ここか?ここがいいのか?」

すっかり変態と化した浮竹が、白哉の猫耳をいじりまくる。

「浮竹、兄にも同じことをしてやる」

「ひゃああん」

「性感帯なのか?」

「そうみたいだ‥‥‥‥」

「十四郎、解毒剤飲む前に、寝室行こうか?」

浮竹を抱く気まんまなな京楽は、浮竹をお姫様抱きにして、連れていく。

「あああ、白哉、俺が戻ってくるまでそのままの姿でいてくれ。あと、解毒剤はまだ飲んじゃだめだからな。それと、恋次くんのところには行くな!絶対、京楽みたいにエロいことしようとしてくるはずだ」

「分かっている」

白哉は、子供姿の自分にまで盛ってきた恋次を、猫耳と尻尾がある状態で会いにいったら、絶対抱かれると思うので、行かないことにした。



「ああん、いい、そこおおお」

奥を貫かれて、浮竹は猫耳をもふられて、いっていた。

ゆらゆらと尻尾が揺れる。

京楽にも猫耳と尻尾があるのだが、浮竹が触っても平気な顔をしていた。

浮竹にとっては性感帯で、触られるときもちよくてぞくぞくとした。

「ボクをくわえこんで、尻尾揺らして‥‥エロいねぇ、十四郎は]

[あ、いっちゃうううう」

どちゅんと奥にきた京楽のものを締め付けながら、尻尾をいじくられて浮竹はいっていた。

「あああ、尻尾だめえええ」

「耳も、だめなんでしょ?」

そう言いながら、京楽は浮竹の耳をもふる。

「あああ、精液が、春水の精液が奥でどくどく出てるううう」

京楽は、猫耳をぴこぴこさせながら、浮竹の奥で欲望を弾けさせる。

「猫耳と尻尾、いいかもね。いつもより、十四郎がエロく見える」

「ひゃあああん、耳はだめええええ」

京楽は、性感帯と化した浮竹の猫耳をいじりまくる。

「あああ、耳はだめって、言ってるのにいいいい」

中を犯されながら、浮竹は精液を出していた。

「ひあああん、またいちゃったああ。いくのとまらないいい」

「何度でもいっていいよ?」

「春水の、ばかあああ」

京楽は、喘ぐ浮竹を抱きしめて、キスをする。

「愛してるよ、十四郎」

「ああん、もっと、中ぁ、かきまぜてえええ」

猫耳と尻尾のせいで、いつもより乱れる浮竹に、京楽は唾をごくりと飲みこむ。

「中、ボクでいっぱいにしてあげる」

「んあああああ!」

「ねぇ、いくときにゃあんって言って?」

「あ、ばかぁ、奥当たってるううう」

ごりごりと奥を抉られて、浮竹はまたいく。

「ああああ、にゃああんん、いく、いくうううう」

「よくできました。ご褒美に、猫耳いじってあげながら、君のいい場所ボクので刺激してあげる」

「ひあああああ!同時はだめえええええ」

京楽に激しく腰をぶつけられながら、京楽は浮竹の猫耳をいじる。そして、最後は浮竹のものをしごいた。

「いやああ、いくうう、いっちゃううううう」

「何度いってもいいよ?猫耳も尻尾も、今回のエッチだけだろうし。だから、楽しまなきゃね?」

「ひあん、きもちいい‥‥」

尻尾を揺らめかせて、浮竹は京楽を求めた。

「もっと、もっと、抱いて。猫耳もふっていいから、もっと犯してぇ」

「じゃあ、まだ猫耳と尻尾あるまま、しばらく過ごしてくれる?もっと今の君を味わいたい」

「あ、約束、するからぁ。だから、もっとおおお」

浮竹は快楽に弱い。

また猫耳と尻尾を生やした浮竹を抱けそうなので、京楽は浮竹を貫く。

「ああああ、ひああああ、いい」

「いっぱいきもちよくなってね?」

尻尾をさわりながら、京楽は浮竹のいい場所をこすりあげると、浮竹はまたいっていた。

「あああ、いくの、止まらないいいい。発情期になっちゃったみたいいいい。にゃああああ」

「発情期、いいねぇ。エロい十四郎も好きだよ?」

「あああ、もういきたくないのに、いっちゃうううう」

達することで、体力が削られていく。

「んああ、またいくうう。もうだめ‥‥意識が‥‥」

「最後に、たっぷり中に出してあげるからね?」

「ひああああん!!!!!」

どくんどくんと、大量の精液を注ぎ込まれて、そこで浮竹の意識は途絶えた。

「ふう、よかったよ十四郎。また、しようね?」

額にキスをして、京楽は浮竹の中から出ていく。

精液が逆流してきて、こぽりと音をたてる。

「我ながら、いっぱい出したね。今、清めてあげるから」


それから、3時間くらいして、気が付いて夕飯の準備をしていた浮竹の元を、鴆の京楽と彼岸花の浮竹が遊びにきた。

『お、約束通りまだ猫耳、尻尾ありの状態だな‥‥‥って、色気むんむんだな。しっぽりしたのか?』

「しっぽりされた。京楽に」

「十四郎、君嫌がらなかったじゃない」

「きもちよかったからな。でも、明日はしないぞ」

「えー」

『京楽の解毒剤はまだ飲まないんだな?』

「もう一度、この状態で京楽としっぽりする予定だから」

そう言ってから、自分が何を言っているかに気づいて、かーっと赤くなる。

「何を言わせるんだ!」

『いや、お前がいったんだぞ?』

『解毒剤、飲むなら1週間以内にね。そうじゃないと、また作らなきゃいけないから』

「あ、鴆の京楽すまん。1週間以内には飲む」

『じゃあ、俺も桜の王のお前をもふるぞ。気持ちよくしやろう』

「にゃああん、耳はだめえええ」

『じゃあ、尻尾は?』

「尻尾もだめえええ」

『面白い』

彼岸花の精霊の浮竹は、猫耳と尻尾をいじられて感じている浮竹を、さらに快感のふちに追い込む。

「俺、今、発情期だからぁ」

『お、俺と交わるか?』

「十四郎?」

『浮竹ぇ?』

二人の京楽に怖い顔をされて、二人はお仕置きはもうごめんだと思うのだった。

「ああ、白哉がかわいい。京楽にエロいことされても、こんな姿の白哉が見れて俺は満足だ」

『白哉もかわいいが、桜の王のお前もかわいいぞ?』

「そうだろう。俺はけっこういろいろ似あうからな。今度は、翼が生える薬でも作ろうかな。それとも、兎耳か?」

どんな目にあっても、浮竹は懲りないのであった。

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