桜のあやかしと共に80
浮竹と京楽は、鴆の京楽と彼岸花の精霊の浮竹のいる裏山の洞窟前に来ていた。
「まずは、ユエって子をどうにかしないとね」
「でも、いつも分身体だろう」
「分身体といっても、本体と繋がっている。そこで、だよ」
京楽は、鴆の京楽の毒と、彼岸花の精霊の浮竹がもつ毒に注目した。
「二人の毒って、まぜれない?」
『可能だけど?』
鴆の京楽が、不思議そうにする。
「分身体も、本体に繋がっているはずなんだよ。猛毒を分身体に与え続けたら、本体にも効くんじゃないかと思ってね」
「京楽のくせに真面目に考えてるんだな」
「十四郎ひどい!」
浮竹は、鴆の京楽と彼岸花の精霊の自分を見た。
「毒を混ぜて、攻撃してくれるか。きっと必ず近いうちにまた現れる」
といっていた傍から、ユエが現れた。
「やあ、みんなおそろいで。今日こそあの世にいってもらうよ」
「あの世にいくのはお前のほうだ」
「ふふ、僕を倒しても、僕の本体には‥‥」
『本体にも、毒は広がっている。違うかい?』
鴆の京楽が、分身体を一度毒でしとめたことがあるので、そう言うとユエはびくっとなった。
「ふ、ふん、お前の毒なんて」
『ボクだけじゃない。浮竹のもつ彼岸花の毒も混ぜたこの毒をくらえ!』
鴆の京楽は、足を鳥の足に変えて、ユエに毒をふくんだ爪で攻撃した。
「うぐ‥‥がはっ」
『どうやら効いてるようだな』
彼岸花の精霊の浮竹は、自分の彼岸花にある毒を濃縮したものを、鴆の京楽にさしだす。
「覚えてろ!分身体は、毒でやられても、本体までには‥‥ぐおおおお」
「どうやら、本体まで届いたみたいだね?」
京楽が、猛毒を受けて死にそうなユエに、浮竹に術をかけてもらった。
「本体をひきずりだす!」
浮竹は、桜の術で瀕死のユエの本体を召喚する。
「くそ、こんな術あるなんて聞いてないぞ!」
「桜の術はいろいろあるんだ。さぁ、観念しろ」
「くそおおおおおおお!僕は神の子だぞ!こんなことが許されると思っているのか」
「どうでもいいから、早く死んで」
京楽は、式神を取り出すと、業火でユエを包み込んだ。
「ぎゃあああああああ」
「灰になりなよ」
京楽は、容赦しない。
『せっかくだから、もっと毒をあげよう』
鴆の京楽は、彼岸花の精霊の浮竹からもらった、彼岸花の毒を濃縮したもので、燃えるユエの体に毒を注入する。
「ああああああ!」
ユエは、数分苦しんでいたが、浮竹が桜の花びらをふっと吹き、炎を追加すると、骨まで残らず燃えてしまった。
『彼岸花の養分となれ』
『ちょっと、浮竹、ここはボクの家の前だから』
分身体の時も同じようなやりとりをした。
灰を養分に咲いた彼岸花は、とても美しかったが、毒の名残か数分で枯れてしまった。
「鴆の京楽の毒はすごいな?」
浮竹に褒められて、鴆の京楽は恥ずかしそうに照れて、何故か彼岸花の精霊の浮竹がえっへんといばっていた。
『俺の毒もきいたんだぞ』
「ああ、彼岸花の精霊の俺もすごいな」
『そうだろう、そうだろう:』
もっと褒めろとばかりに、彼岸花の精霊の浮竹は胸を張る。
『じゃあ、勝利を祝してしっぽりしよう!』
「どこをどうすればそうなる!?」
浮竹は、京楽を連れて、帰ろうとする。
『ふふ、また4人で楽しもうじゃないか』
「彼岸花の精霊の俺‥‥んあっ」
彼岸花の精霊の浮竹から口づけを受けて、浮竹にも火がともる。
「京楽も、一緒に‥‥」
『そうこなくちゃ』
「十四郎、いいの?」
「あ、もう戻れない」
鴆の京楽は、彼岸花の精霊を洞窟の奥に連れ込み、交わりだす。浮竹と京楽も、恥ずかしそうにしながら、藁のベッドで交わりだした。
「ああ、だめええええ。見られてるうううう」
『ふふ、桜の王の俺、かわいいぞ?ひあん!』
彼岸花の精霊の浮竹は、鴆の京楽に貫かれながら、浮竹の前をいじる。
「ひあああん、だめぇ。彼岸花の精霊の俺‥‥」
『こっちは、いやだって、いってないぞ。ひあああああん、奥にあたってるううう』
『奥、好きだもんね?』
『やぁ、ごつごつもっとしてぇ』
「京楽も、こい。俺をもっと乱らせろ」
京楽は、4人で交わるのを遠慮がちだったが、楽しんでいた。
「ボクも、奥にいっぱいあげるね?」
「ひああああん、奥にきたああ!春水のザーメン沢山出てるううう」
『桜の王、いきかたがかわいい‥‥‥ああああ、俺もいくううう」
彼岸花の精霊の浮竹は、鴆の京楽に奥まで貫かれて、いっていた。
「あああ、いくううう」
『俺もいくうう、あああ、もっとおおお』
「俺も、もっとおお」
飢えた獣のように貪欲で、淫靡で、妖艶な二人に、二人の京楽は夢中になった。
4人で交わると言っても、基本は浮竹を京楽が抱いて、彼岸花の精霊の浮竹を鴆の京楽が抱き、浮竹同士でさわりあったり、なめあったり、キスをしたりする。
「ひゃあああん、きたあ、奥に、熱いのおおおお」
京楽は、浮竹の胎の奥に子種を注ぐ。浮竹は、彼岸花の精霊の浮竹とキスをしていた。
「あ、キス、もっとおおお」
『かわいいな、桜の王の俺。いあああ、俺も奥にきたあああ。出てるううう』
鴆の京楽に奥をごつごつと抉られて、メスイキをしながら彼岸花の精霊の浮竹もいっていた。
2時間ほど、4人で睦みあって、終わると浮竹と京楽は真っ赤になった。
『悪くなかっただろう?また、しような』
彼岸花の精霊の浮竹はまだしたりなさそうで、鴆の京楽を誘う。
「お前になめられた時が、一番興奮した」
『ふふ‥‥俺のもなめてくれたしな?』
浮竹は、まだ足りないと鴆の京楽をひっぱる、彼岸花の精霊の浮竹の性欲に圧倒される。
「あれだけやっといて、まだ足りないのか」
『足りない。24時間交わりたい』
「はぁ‥‥」
浮竹は、真っ赤になりながらも、京楽と一緒に去っていった。
『ほんとに、まだやるの?』
『お前なら、できるだろう?この前性欲剤作ってただろう。あれを飲め』
鴆の京楽は、その気になった彼岸花の精霊の浮竹にしっぽりを続けさせれて、終わると疲労で寝てしまう。
『むう。まだ足りない‥‥‥』
彼岸花の精霊の浮竹は、一度冥界に帰ると、おとなのおもちゃで欲を消化していくのだった。
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