血と聖水と名において17
パートナードラゴンの京楽は、人の姿になれる魔道具の腕輪を入手して、さっそく人の姿でドラゴンサモナーである浮竹と共に、浮竹と京楽の館にやってきた。
最初は、浮竹も京楽もびっくりしていた。
パートナードラゴンの京楽が腕輪を使って、ちびドラゴンと人の姿を行き来して、しばらくして慣れた。
「何かあったのか?人の姿をしているし、そっちのドラゴンサモナーの俺は少し元気がなさそうだ」
『うーん、いろいろあってねぇ』
パートナードラゴンの京楽は、ドラゴンサモナーの浮竹の頭を撫でる。
『むう、子供扱いするな』
そう言いながら、ドラゴンサモナーの浮竹は顔を赤くする。
『ふふ、十四郎がかわいいからだよ』
『恥ずかしい奴め』
まんざらでもなさそうな、ドラゴンサモナーの浮竹であった。
「とりあえず、お茶していかない?苺のタルト作ったんだよ」
『ごちそうになっていこうかな』
『ああ』
出されたのは、アッサムの最高級品と京楽が作ったというおいしそうな苺のタルトだった。
「この苺、ライフの精霊に育ててもらったんだよ」
『命の神ライフを、そんな風に使役するのはヴァンピールの浮竹くらいだよ?そもそも、ボクの世界でも命の神ライフを使役できる者はごく少数だったしね。古代魔法文明があった頃は、人もライフを使役できたけど、条件つきだね』
「条件?俺は何もしないで召喚しているが」
『普通はね、ライフの神を召喚するのには自分の命を大量に捧げるんだよ。召喚し続ける限り、寿命が減っていく。2,3回使ったらお陀仏だね』
「そうなのか・・・・・・」
『うん。君は特別だね。エレメンタルマスターの中でも、神子に近い』
「おおげさだ」
浮竹は、赤くなった。
「浮気!?」
「なんでそうなる!褒められて照れただけだ!」
浮竹は、京楽をハリセンでしばく。すると、京楽はにょきと起き上がって、浮竹を抱きしめる。浮竹は、変わり身の術で丸太を抱かせた。
「もう、浮竹の照屋さん♡」
「少しは、パートナードラゴンの京楽を見習ったらどうだ」
「えー。だって、ボクと同じ顔見て頬を赤らめるから。ああ、ほんとに鏡みたい。ボクっていい男だよねぇ。これだけの美男子もなかなかお目にかかれないよ」
『自分で言ってるよ』
パートナードラゴンの京楽は呆れていた。
『人を滅ぼそうと思っていたが、止めたんだ。今は、京楽と二人で静かに暮らせる場所を探して旅をしている』
「人間を滅ぼしたら、この世界も滅びる。この世界は、人間のもつマナとごく少数の者がもつ魔力で成り立っているから」
『そ、そうなのか?』
「うーん、正確には人間がピラミッドの頂点にいるようで、この世界の成り立ちでは底辺にいることかな」
『なんだかよくわからん:』
『人を滅ぼしたら、この世界も静寂に包まれるってことだよ。他の命は生きているけど、消費する者が消えて淘汰されることがなくなって、バランスが崩れまくって壊れてしまうんだよ』
『そうなのか。それは、嫌だ。ますます滅ぼしたくない』
数週間前とは全く意見が正反対になっていて、浮竹は驚いていた。
「ここまで意見が正反対になるのも珍しいな。パートナードラゴンの京楽、何をした?」
『うーん、ひみつ』
「そ、そうか。すまない」
ドラゴンサモナーの浮竹の額jにキスをしていたパートナードラゴンの京楽を見て、浮竹は赤くなった。
「もー、なんでそこで赤くなるの!?ボクのこの股間を見て、赤くなって・・・・おぶ!」
ズボンぬいで。下半身はふんどし一丁になっていた京楽の鳩尾を、浮竹は蹴鞠を蹴るみたいに蹴った。
「おおう、効いた~~」
「変態は、地面に欲情して地面とキスでもしとけ!」
「うん、そうするね?」
「え?」
京楽は、魔法が使えるようになっていた。多分、呪いの反動だろう。
そこそこな魔力で、地面に浮竹の半裸姿を描くと、はぁはぁいって、床と接吻していた。
『変態だ・・・・・・・』
『うん、変態だね』
「でも、こんな変態だが料理の腕だけはいいんだよな」
他のメンツより多めに盛られた苺タルトを。浮竹は食べる。
『あ、ほんとにおいしい。変態が作ったのにな?』
『変態だけど、長所あってよかったよ。ただの変態なら、ボクと同じ姿をしているせいで、燃やしちゃいそうになる』
「燃やしたかったら、いつでも燃やしていいぞ?」
「酷い!浮竹の意地悪。今日のしっぽりのお誘いかい?」
「どこをどう解釈したらそうなる!」
「うふふふふ、照れちゃって」
ちゅっと、人前で唇にキスされて、浮竹は真っ赤になってフェンリルを呼び出す。
「来い、フェンリル」
「どうかしたのかにゃ?」
「この変態を凍りつかせろ」
「お安いご用にゃ!」
氷のブレスをはいて、フェンリルは京楽を凍りつかせた。
『ふふふ、なんだかんだいって、仲がいいんだな?』
『そうだね。見てて楽しいね』
「この変態とそっちの京楽、1時間だけチェンジしないか」
『『無理』』
「やっぱりか・・・・こんな変態、何故俺は花嫁にしたんだろう」
そう後悔する、浮竹であった。
ちなみに、京楽は魔法で熱気を出して氷を溶かして、浮竹の背後にこっそりと回り込む。
「変態のボクを、君は愛してる~~~~」
背後からハグされて、浮竹は驚いて京楽を投げ飛ばす。
「ああああ、幸せ」
そんな京楽を見て、ドラゴンサモナーの浮竹とパートナードラゴンの京楽はどん引きするのであった。
最初は、浮竹も京楽もびっくりしていた。
パートナードラゴンの京楽が腕輪を使って、ちびドラゴンと人の姿を行き来して、しばらくして慣れた。
「何かあったのか?人の姿をしているし、そっちのドラゴンサモナーの俺は少し元気がなさそうだ」
『うーん、いろいろあってねぇ』
パートナードラゴンの京楽は、ドラゴンサモナーの浮竹の頭を撫でる。
『むう、子供扱いするな』
そう言いながら、ドラゴンサモナーの浮竹は顔を赤くする。
『ふふ、十四郎がかわいいからだよ』
『恥ずかしい奴め』
まんざらでもなさそうな、ドラゴンサモナーの浮竹であった。
「とりあえず、お茶していかない?苺のタルト作ったんだよ」
『ごちそうになっていこうかな』
『ああ』
出されたのは、アッサムの最高級品と京楽が作ったというおいしそうな苺のタルトだった。
「この苺、ライフの精霊に育ててもらったんだよ」
『命の神ライフを、そんな風に使役するのはヴァンピールの浮竹くらいだよ?そもそも、ボクの世界でも命の神ライフを使役できる者はごく少数だったしね。古代魔法文明があった頃は、人もライフを使役できたけど、条件つきだね』
「条件?俺は何もしないで召喚しているが」
『普通はね、ライフの神を召喚するのには自分の命を大量に捧げるんだよ。召喚し続ける限り、寿命が減っていく。2,3回使ったらお陀仏だね』
「そうなのか・・・・・・」
『うん。君は特別だね。エレメンタルマスターの中でも、神子に近い』
「おおげさだ」
浮竹は、赤くなった。
「浮気!?」
「なんでそうなる!褒められて照れただけだ!」
浮竹は、京楽をハリセンでしばく。すると、京楽はにょきと起き上がって、浮竹を抱きしめる。浮竹は、変わり身の術で丸太を抱かせた。
「もう、浮竹の照屋さん♡」
「少しは、パートナードラゴンの京楽を見習ったらどうだ」
「えー。だって、ボクと同じ顔見て頬を赤らめるから。ああ、ほんとに鏡みたい。ボクっていい男だよねぇ。これだけの美男子もなかなかお目にかかれないよ」
『自分で言ってるよ』
パートナードラゴンの京楽は呆れていた。
『人を滅ぼそうと思っていたが、止めたんだ。今は、京楽と二人で静かに暮らせる場所を探して旅をしている』
「人間を滅ぼしたら、この世界も滅びる。この世界は、人間のもつマナとごく少数の者がもつ魔力で成り立っているから」
『そ、そうなのか?』
「うーん、正確には人間がピラミッドの頂点にいるようで、この世界の成り立ちでは底辺にいることかな」
『なんだかよくわからん:』
『人を滅ぼしたら、この世界も静寂に包まれるってことだよ。他の命は生きているけど、消費する者が消えて淘汰されることがなくなって、バランスが崩れまくって壊れてしまうんだよ』
『そうなのか。それは、嫌だ。ますます滅ぼしたくない』
数週間前とは全く意見が正反対になっていて、浮竹は驚いていた。
「ここまで意見が正反対になるのも珍しいな。パートナードラゴンの京楽、何をした?」
『うーん、ひみつ』
「そ、そうか。すまない」
ドラゴンサモナーの浮竹の額jにキスをしていたパートナードラゴンの京楽を見て、浮竹は赤くなった。
「もー、なんでそこで赤くなるの!?ボクのこの股間を見て、赤くなって・・・・おぶ!」
ズボンぬいで。下半身はふんどし一丁になっていた京楽の鳩尾を、浮竹は蹴鞠を蹴るみたいに蹴った。
「おおう、効いた~~」
「変態は、地面に欲情して地面とキスでもしとけ!」
「うん、そうするね?」
「え?」
京楽は、魔法が使えるようになっていた。多分、呪いの反動だろう。
そこそこな魔力で、地面に浮竹の半裸姿を描くと、はぁはぁいって、床と接吻していた。
『変態だ・・・・・・・』
『うん、変態だね』
「でも、こんな変態だが料理の腕だけはいいんだよな」
他のメンツより多めに盛られた苺タルトを。浮竹は食べる。
『あ、ほんとにおいしい。変態が作ったのにな?』
『変態だけど、長所あってよかったよ。ただの変態なら、ボクと同じ姿をしているせいで、燃やしちゃいそうになる』
「燃やしたかったら、いつでも燃やしていいぞ?」
「酷い!浮竹の意地悪。今日のしっぽりのお誘いかい?」
「どこをどう解釈したらそうなる!」
「うふふふふ、照れちゃって」
ちゅっと、人前で唇にキスされて、浮竹は真っ赤になってフェンリルを呼び出す。
「来い、フェンリル」
「どうかしたのかにゃ?」
「この変態を凍りつかせろ」
「お安いご用にゃ!」
氷のブレスをはいて、フェンリルは京楽を凍りつかせた。
『ふふふ、なんだかんだいって、仲がいいんだな?』
『そうだね。見てて楽しいね』
「この変態とそっちの京楽、1時間だけチェンジしないか」
『『無理』』
「やっぱりか・・・・こんな変態、何故俺は花嫁にしたんだろう」
そう後悔する、浮竹であった。
ちなみに、京楽は魔法で熱気を出して氷を溶かして、浮竹の背後にこっそりと回り込む。
「変態のボクを、君は愛してる~~~~」
背後からハグされて、浮竹は驚いて京楽を投げ飛ばす。
「ああああ、幸せ」
そんな京楽を見て、ドラゴンサモナーの浮竹とパートナードラゴンの京楽はどん引きするのであった。
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