院生時代の部屋 京楽にホの字
京楽が、ベランダでパンツ一丁で、ラジオ体操をしていた。
浮竹も、健康にいいかもしれないと思い、服をきたままラジオ体操をした。
伝令神機から、音楽は流れていた。
「はーい、深呼吸ー」
ラジオ体操が終わる。
べランダにいた京楽は、何を思ったのか干してあった浮竹の院生服にすりすりしだして、匂いを嗅ぎだした。
「おい、京楽止めろ!洗濯したばかりだ!京楽菌がついたらどうするんだ!」
「僕の菌は万能だよ!」
「変態になるだろうが!」
めきっと頭を殴られて、京楽を涙を浮かべる。
「痛い」
「こっちはいつ、変なことに使われるかと冷や冷やさせられて、心臓に悪いわ!」
「学院に行くぞ。さっさと服を着ろ」
それに、京楽は不満そうだった。
「えー。浮竹もパンツ一丁になってよ。解放感あるよ」
「こんな寒い中、パンツ一丁になんてなるか!夏でもそんな恰好はしない!」
「浮竹のけちー」
「京楽のアホ!」
二人はしばらく言い合いを続けて、負けた京楽は素直に院生の服を着た。
「あれ、この袴足が短い・・・・なんだ、浮竹のか」
聞き捨てならないと、京楽の首を締め上る。
「誰の足が短いだと?」
「ち、違うよ!身長差があるから、袴が短くかんじるだけで、足が短いなんて言ってない!」
「お前がでかすぎるんだ!」
浮竹の身長はまだ伸びている。でも、190センチを超える京楽と、頭半分くらい身長が低かった。
「まだ早いから、朝食とってからいくか」
朝の食堂は、混んでいた。
なんとか二人分の席を確保して、座る。
朝食は、バターを塗ったトーストに、目玉焼き、サラダだった。
量が少なかったので、浮竹は綺麗に平らげてしまった。食べたりないので、京楽はトーストをもう2枚と、目玉焼きを1つ食べていた。
「よく食べるな」
「ご飯食べないと、頭が回転しないからね」
「でも、お互い寝過ごしてよく朝食食べないじゃないか。そういう時は、どうしてるんだ?」
「休憩時間に購買にいって、パンを買って食べてる」
「ああ、だから1限目が終わった後はいつもいないのか・・・そうか」
浮竹は納得する。
「今日の僕は、股間も元気だよ!」
いらぬことを言うので、浮竹に股間をぐりぐりされた。
「いやん、気持ちいい」
普通痛いのだが。
変態には、気持ちよく感じるらしい。
「たっちゃった・・・・・」
「トイレ行って抜いて来い」
「はーい('ω')ノ」
京楽は、トイレに消えてしまった。
そのまま、1限目は座学だった。現世のついての歴史の勉強だった。
現世の歴史などそうでもいいし、テストもないので大半のものが授業を聞いていなかった。
浮竹は、ちゃんとノートにメモをとる。
隣の席の京楽が、浮竹の尻を撫でてきた。
足を思いきり踏みつけてやると、尻をなでていた手で、足を抑えていた。
「ふん」
「浮竹~。こんな授業、真面目に受けるんだね。テストもないんだよ?」
「現世に行ったとき、何かあったら、ためになるかもしれないじゃないか」
「いやあ、現世には虚退治にいくだけで、人間は僕たちの存在が見えないから、意味ないと思うんだけど」
「うるさい。授業の邪魔だ。どいてろ」
机を、京楽はくっつけてきた。
「ちゅーー」
頬にキスをされた。
しかも授業中だ。
ぶちっ。
浮竹は、がたんと席を立った。京楽の服の袖を掴んで、ずるずると教室から引っ張り出す。
「破道の4、白雷」
「キャイーーーン!」
悲鳴をあげて、京楽は焦げた。トーストみたいに、こんがりと、
浮竹は、何事もなかったかのように戻ってくる。
教師も汗を流していた。
それでも教師は授業を続ける。
「えー、この度、この科目でテストを行うことになりました。赤点をとったら、春休みに補習があります」
ブーブー。
ブーイングの嵐だった。
「聞いてないわよ!ノートとってないのよ!授業も聞いてなかったのに!」
女子生徒がそう叫んだ。
「なお、今までの授業をまとめた資料があります。1つ30万環」
「高すぎるわよ!」
現代の通貨にすると、30万だ。
みんな、ブーイングを行いながらも、出せるものはその資料を買って、テストに備えるのだった。
浮竹にとっても30万環は大金だったし、ノートをとっているので問題なかった。
問題は、京楽だろうか。
京楽は教室に戻ってくると、30万環する資料を1つ買った。
いつも大金を所持しているらしい。浮竹のパンツも所持しているが。
「浮竹はいらないよね?」
「ああ、ノートとってるからな」
「浮竹君、ノート写させて!」
「俺も!」
「僕も!」
「あたしも!」
テストは、資料や教科書のもちこみは禁止だったが、ノートならよかったので、いちいちまとめなくていい、わかりやすいノートをとる浮竹のものは人気だった。
みんなにノートを見せてあげながら、京楽もこっそりノートをみて、映していた。
「お前、資料かったんだろ。暗記でもしたらどうだ」
「いやだよ、めんどくさい。ノートの持ち込み可なら、君のノートのほうがわかりやすい」
「さっき買った資料はどうするんだ?」
「いらないから、欲しい子にあげるよ」」
そういうと、流魂街出身の貧しい少女が、京楽の買った資料を欲しがった。
浮竹とはしゃべったこともない子で、とても内気で、京楽に話かけると顔を真っ赤にしていた。
「ほら、あげる」
「ありがとうございます!」
少女は、目を輝かせて教室から出て行った。
「あーあ。お前も罪作りな男だな」
あれは、完全に京楽のホの字だ。
「僕は罪作りだよ。浮竹がメロメロになるような罪作りな男なの」
ふふふふと微笑む京楽にビンタしておいて、浮竹も次の教室に移動した。
「ビンタは愛の証だね。ふふふふ」
アホな京楽は放置しておいたのだが、いつの間にかついてきていた。
「次は剣の斬り合いだ。負けないぞ」
刃を潰した刀での模擬戦だった。
「僕も、負けないよ!」
死神としての技量をあげるために、二人とも本気で斬り合う。道場がよく壊れるのだが。
二人は、まだ少し寒い季節なのに、汗をかくほど本気で斬り合うのだった。
浮竹も、健康にいいかもしれないと思い、服をきたままラジオ体操をした。
伝令神機から、音楽は流れていた。
「はーい、深呼吸ー」
ラジオ体操が終わる。
べランダにいた京楽は、何を思ったのか干してあった浮竹の院生服にすりすりしだして、匂いを嗅ぎだした。
「おい、京楽止めろ!洗濯したばかりだ!京楽菌がついたらどうするんだ!」
「僕の菌は万能だよ!」
「変態になるだろうが!」
めきっと頭を殴られて、京楽を涙を浮かべる。
「痛い」
「こっちはいつ、変なことに使われるかと冷や冷やさせられて、心臓に悪いわ!」
「学院に行くぞ。さっさと服を着ろ」
それに、京楽は不満そうだった。
「えー。浮竹もパンツ一丁になってよ。解放感あるよ」
「こんな寒い中、パンツ一丁になんてなるか!夏でもそんな恰好はしない!」
「浮竹のけちー」
「京楽のアホ!」
二人はしばらく言い合いを続けて、負けた京楽は素直に院生の服を着た。
「あれ、この袴足が短い・・・・なんだ、浮竹のか」
聞き捨てならないと、京楽の首を締め上る。
「誰の足が短いだと?」
「ち、違うよ!身長差があるから、袴が短くかんじるだけで、足が短いなんて言ってない!」
「お前がでかすぎるんだ!」
浮竹の身長はまだ伸びている。でも、190センチを超える京楽と、頭半分くらい身長が低かった。
「まだ早いから、朝食とってからいくか」
朝の食堂は、混んでいた。
なんとか二人分の席を確保して、座る。
朝食は、バターを塗ったトーストに、目玉焼き、サラダだった。
量が少なかったので、浮竹は綺麗に平らげてしまった。食べたりないので、京楽はトーストをもう2枚と、目玉焼きを1つ食べていた。
「よく食べるな」
「ご飯食べないと、頭が回転しないからね」
「でも、お互い寝過ごしてよく朝食食べないじゃないか。そういう時は、どうしてるんだ?」
「休憩時間に購買にいって、パンを買って食べてる」
「ああ、だから1限目が終わった後はいつもいないのか・・・そうか」
浮竹は納得する。
「今日の僕は、股間も元気だよ!」
いらぬことを言うので、浮竹に股間をぐりぐりされた。
「いやん、気持ちいい」
普通痛いのだが。
変態には、気持ちよく感じるらしい。
「たっちゃった・・・・・」
「トイレ行って抜いて来い」
「はーい('ω')ノ」
京楽は、トイレに消えてしまった。
そのまま、1限目は座学だった。現世のついての歴史の勉強だった。
現世の歴史などそうでもいいし、テストもないので大半のものが授業を聞いていなかった。
浮竹は、ちゃんとノートにメモをとる。
隣の席の京楽が、浮竹の尻を撫でてきた。
足を思いきり踏みつけてやると、尻をなでていた手で、足を抑えていた。
「ふん」
「浮竹~。こんな授業、真面目に受けるんだね。テストもないんだよ?」
「現世に行ったとき、何かあったら、ためになるかもしれないじゃないか」
「いやあ、現世には虚退治にいくだけで、人間は僕たちの存在が見えないから、意味ないと思うんだけど」
「うるさい。授業の邪魔だ。どいてろ」
机を、京楽はくっつけてきた。
「ちゅーー」
頬にキスをされた。
しかも授業中だ。
ぶちっ。
浮竹は、がたんと席を立った。京楽の服の袖を掴んで、ずるずると教室から引っ張り出す。
「破道の4、白雷」
「キャイーーーン!」
悲鳴をあげて、京楽は焦げた。トーストみたいに、こんがりと、
浮竹は、何事もなかったかのように戻ってくる。
教師も汗を流していた。
それでも教師は授業を続ける。
「えー、この度、この科目でテストを行うことになりました。赤点をとったら、春休みに補習があります」
ブーブー。
ブーイングの嵐だった。
「聞いてないわよ!ノートとってないのよ!授業も聞いてなかったのに!」
女子生徒がそう叫んだ。
「なお、今までの授業をまとめた資料があります。1つ30万環」
「高すぎるわよ!」
現代の通貨にすると、30万だ。
みんな、ブーイングを行いながらも、出せるものはその資料を買って、テストに備えるのだった。
浮竹にとっても30万環は大金だったし、ノートをとっているので問題なかった。
問題は、京楽だろうか。
京楽は教室に戻ってくると、30万環する資料を1つ買った。
いつも大金を所持しているらしい。浮竹のパンツも所持しているが。
「浮竹はいらないよね?」
「ああ、ノートとってるからな」
「浮竹君、ノート写させて!」
「俺も!」
「僕も!」
「あたしも!」
テストは、資料や教科書のもちこみは禁止だったが、ノートならよかったので、いちいちまとめなくていい、わかりやすいノートをとる浮竹のものは人気だった。
みんなにノートを見せてあげながら、京楽もこっそりノートをみて、映していた。
「お前、資料かったんだろ。暗記でもしたらどうだ」
「いやだよ、めんどくさい。ノートの持ち込み可なら、君のノートのほうがわかりやすい」
「さっき買った資料はどうするんだ?」
「いらないから、欲しい子にあげるよ」」
そういうと、流魂街出身の貧しい少女が、京楽の買った資料を欲しがった。
浮竹とはしゃべったこともない子で、とても内気で、京楽に話かけると顔を真っ赤にしていた。
「ほら、あげる」
「ありがとうございます!」
少女は、目を輝かせて教室から出て行った。
「あーあ。お前も罪作りな男だな」
あれは、完全に京楽のホの字だ。
「僕は罪作りだよ。浮竹がメロメロになるような罪作りな男なの」
ふふふふと微笑む京楽にビンタしておいて、浮竹も次の教室に移動した。
「ビンタは愛の証だね。ふふふふ」
アホな京楽は放置しておいたのだが、いつの間にかついてきていた。
「次は剣の斬り合いだ。負けないぞ」
刃を潰した刀での模擬戦だった。
「僕も、負けないよ!」
死神としての技量をあげるために、二人とも本気で斬り合う。道場がよく壊れるのだが。
二人は、まだ少し寒い季節なのに、汗をかくほど本気で斬り合うのだった。
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