忍者ブログ

プログ

小説掲載プログ
10 2024/11 14 2324 25 26 27 28 29 30 12

雪が見たい(コード継承シリーズ)

R15くらい
***************************

「ルルーシュ。雪が見たい」
「はぁ?もう5月だぞ」
「それでも見たい」
「南極か北極にでもいってこい」

C.C.はむすとっと膨れてルルーシュの頭をもっていた雑誌で叩いた。
「痛い」
「雪が・・・・」
「目を閉じていろ」
言うとおりに、金色の目が閉じられる。
そこに、ルルーシュがコードが刻まれた右手をC.C.の手にあてた。
「ああ・・・雪が、見える。お前の記憶か」
「そうだ。お前の記憶の中の雪よりは暖かいだろう」
「そうだな。マリアンヌもいる。わらってる。ふふ」

ビジョンとして映るその景色は、まるでカメラでとった映像を何度も描写しているようなかんじだ。
声も、色も、匂いも、温度も、暖かさも寒さも。何もかも感じられる。

これが、ルルーシュのもつLの世界。
C.C.がもつCの世界は、閑散として血と狂った愛にまみれていて、見ていても楽しいものではない。

「あ・・・」
「どうした?」
C.C.が黄金の瞳を開くと、外に5月だというのに雪が降り始めていた。
「本物か・・・でもお前の記憶のものを見させてもらったのでもういい」

「C.C.」
「ん・・・・あ」
唇を重ねて、舌をいれてその胸に手を伸ばす。
「ルルー、シュ」
ドサリとベッドが揺れた。

「もしも俺たちの間に子供ができたら、ナナリーと名づけるのに」
叶わない願いを口にしながら、二人は体を重ねていく。

「んっ、く、あっ」
熱い熱をかんじて、C.C.は映像の中の雪を思い出した。
きっとこんな熱を帯びればすぐに解けるだろうなぁ。
「もっとくれ。お前を」
C.C.は手を伸ばしてルルーシュの肩にかみついた。

拍手[0回]

PR
URL
FONT COLOR
COMMENT
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS

TRACK BACK

トラックバックURLはこちら
新着記事
(11/22)
(11/21)
(11/21)
(11/21)
(11/21)
"ココはカウンター設置場所"