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エリュシオンの歌声5-2

「ああ!」

蕾に入れられた指が、はじめは撫でるように動いていたが、だんだんと動きが激しくなってきて、前立腺をひっかいた。

「んっ」

ビクンと、浮竹の体がはねる。

「今、またいかせてあげる」

「あう」

前立腺ばかりをこりこりと刺激されて、浮竹のものは蜜を垂らしていた。

「先走りがこんなに出てるよ。エッチだね」

「お前、が、そうさせて・・・・・あああ!」

ぐちゃぐちゃと指で入口をかき回されて、浮竹は言葉を発することもできなくなっていた。

「挿れるよ」

「ひああああ!」

めりめりと、後ろを京楽の怒張したもので貫かれて、浮竹は白い髪を宙に舞わせた。

「ちょっと久しぶりだから、君の中、きついね」

「うあ・・・ああ」

ゆっくりと入口付近まで引き抜いて、ぱちゅんと音を立てて最奥まで突き上げた。

「あああ!」

前立腺をすりあげられて、浮竹は段々と思考が真っ白になっていく。

「ひあう!」

ぐちゅり。

結合部が音を立てる。

「あ、あ、あ、あ」

律動に合わせて、浮竹は啼いた。

「奥に出すよ・・・受け取ってね」

「あ・・・や、奥は、奥はだめえぇぇ」

ぱちゅん!

ごりごりっ。

音をたてて、京楽は浮竹の直腸を貫いて、結腸にまで侵入すると、そこで子種をぶちまけた。

「あ、あ、あ、だめぇっ」

京楽は、浮竹の花茎をぎゅっと握って、いかせないことにした。

「やぁ、いかせてっ。出させてぇ」

「かわいくお願いできたら、手を放してあげる」

ちゅっと、おでこにキスをする。

浮竹は、快感でとろけた翡翠の瞳に涙を溜めて、京楽に懇願した。

「あ、あ、あ。奥に・・・俺の奥に出して。京楽のザーメン、全部のませて。胎の奥で孕むくらいだしてっ」

「よくできました」

「あああああ!!!!」

浮竹の前が弾けるのと、京楽の雄が前立腺を突き上げるのが同時。

「あ、ああ、あ、いってるから、もういいから!」

「中からも外からもいけるでしょ?」

「やあっ」

前立腺をしつこくすりあげられて、浮竹は中でもいってしまっていた。

「はぁはぁ・・・・ああ、らめぇ、変になるっ」

ずるりと引き抜かれた京楽の雄は、まだ高ぶっていた。

「や・・・・」

ぐるりと体を反転させられて、背後から貫かれる。

「ひあ!」

ごちゅんと、結腸に入ってくる京楽の雄を、浮竹の内部はきゅうきゅうと締め付けた。

「ああ、きもちいいね。君ももっと、きもちよくなろうね」

ぱんぱんと、体がぶつかり合うほどに挿入を繰り返して、結合部は互いの体液で泡立っていた。

「あ、あ、あ、ひ・・・・・」

突き上げられるたびに、声が漏れた。

二人で住んでいる家なので、声がどこかに届いても問題はない。

「あ!」

ぐちゃりと、前立腺を犯されて、浮竹は背を弓なりに仰け反らせた。

「あああ、いっちゃう、いっちゃ・・・春水っ」

「僕はここにいるよ」

ごりっと音をたてて、体を動かして、浮竹の太ももを肩に担ぎあげると、そのまま入れられたものがごりごりと中を刺激して、浮竹はさらにいってしまった。

「あ、あ・・・・」

薄くなった精液を吐いた後、透明な液体がぷしゅっと流れ出た。

「やあ、おもらし、うあああ、やああ、見ないで」

「潮だね。大丈夫、気持ちよすぎて女の子みたいに潮をふいちゃっただけだから」

「あ、女の子?俺、孕んだ?」

「そうだね。孕んじゃったかもね!」

どちゅん。

最奥にねじ込んで、京楽は熱い熱を最後の一滴まで浮竹の中に注ぎ込んだ。

「あう・・・・あああう・・・・」

やりすぎたせいで、浮竹は意識も朦朧としていて、もはや言葉を紡ぐことができない。

「愛してるよ、十四郎」

「ああ・・・俺、も・・・・・」

かろうじでそう呟いて、浮竹の意識は落ちていった。



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