オメガバース恋白5
「恋次・・・・・・・・」
白哉は、朦朧とした意識の下で、恋次の名を呟いていた。
白哉が攫われた。
それを聞いた恋次は、白哉の霊圧を探して走り出した。
「恋次!」
「おい、恋次!!」
ルキアと一護が恋次の名を呼ぶが、恋次は聞こえていなかった。
白哉を攫った犯人は分かっていた。
四楓院家の傍系にあたる血筋の、男だった。
白哉がオメガであることを知り、犯して子を産ませる算段なのだろう。だが、その男は知らなかった。白哉に番がいることを。
その番が恋次であり、6番隊の副隊長として、卍解も会得しているつわものであるということを。
「う・・・・・・」
「気づいたか?」
「兄は、誰だ」
「俺は四楓院影蔵。四楓院家の傍系にあたる血筋の、大貴族だ。同じ大貴族である朽木白哉はオメガ。オメガの当主など、いらぬだろう。犯して子を産んでもらう。俺の子が、時期朽木家の跡取りだ」
「何を馬鹿なことを・・・・」
「これ、何か分かるか?」
それは、ヒートを人工的に誘い出す薬だった。
「な!それを、私に盛ったのか!」
「そうだ。そして俺はアルファだ。直に男が欲しくなる」
「く、破道の8、白雷!」
鬼道を唱えたが、発動しなかった。
「ふふ、鬼道は使えないぜ。その首の枷が、鬼道を使えなくしている」
白哉は、手を後ろで戒められていた。千本桜は奪われて、平時であれば手を戒められた程度で身動きがとれなくなることはないが、今は強制的にヒートにさせられていた。
「く・・・・恋次、恋次!」
白哉は、圧し掛かってくる男を蹴り飛ばそうとして、足を掴まれて太ももの内側に手をはわされる。
「いやだ、恋次、恋次!」
「恋次?・・・・ちっ、番がいるのか。まぁいい。子さえ産めば、用なしだ。腹が大きくなるまで身籠るなんできないだろうから、受精卵を確認したらそれを摘出して、どこかの女の腹にいれる。朽木家の血をひく、跡取りのできあがりだ」
「兄は、最低だな」
「うるせぇ、オメガの分際で!今、とろとろになるように犯してやるよ」
「隊長!!!」
何十にも結界をはり、扉を閉めていてその場所へ、恋次は辿り着けた。
「恋次。早く、私を・・・・・・」
「てめぇ、俺の隊長になにしてやがる!」
白哉に圧し掛かり、死覇装を脱がせようとしていた男を、殴り倒す。
「恋次、その者は四楓院家の者だ。殺すな」
「だとさ。半殺しで許してやるよ!」
恋次は、男を本当に半殺しの目にあわせて、右腕と左足の骨を砕いた。
「ぎゃああああああ!!!俺が、四楓院家の者だと知っての狼藉か!処刑してやる!」
「その時は、兄が私を攫い犯そうとした事実を世間に公表する」
「は、それができるのか?あの朽木白哉に。オメガであることを誰より嫌っているお前に」
「できる。愛する者を失うことに比べれば、私とてプライドを捨てる」
「隊長、大丈夫っすか」
「恋次・・・・会いたかった。ヒートを強制的に起こされた。鎮めてくれ」
恋次は、白哉を横抱きにして、近くの宿に入った。
「早くこい、恋次」
「ちょ、待ってください。風呂とか・・・・」
「よい。このまま、犯せ」
「うっわ・・・・・隊長、言動がめっちゃエロい」
すでに死覇装を自分で脱ぎ捨てて、肌を露わにしていた白哉に、恋次が舌が絡まるキスをする。
「隊長・・・・変なこと、されてませんか」
「されていない。未遂で終わった」
「よかった・・・番がいるのに、隊長が朽木家の当主でオメガだからって、欲しがる者はいっぱいいるんです。でも、隊長は俺のものだ。俺の番だ」
「あ、恋次、恋次、早く来い」
「まだ、慣らしてません」
「構わぬ。少々痛くともいい。来い」
「じゃあ、挿入れますよ?」
「あああああ!!」
灼熱に引き裂かれて、白哉は生理的な涙を零す。
「恋次・・・もっと奥までこい。私に、貴様を刻み込め」
「えっろ・・・隊長、アフターピル用意してなんすけど、大丈夫っすか?」
「24時間以内に飲めば大丈夫であろう。もしも身籠れば、堕胎する」
その言葉に、少し寂しそうな表情をした恋次は、白哉を突き上げた。
「ああああ、あ!」
子宮の入り口まで入ると、子種を中に注ぎ込んだ。
「隊長、もっと?」
「あ、もっと・・・・・」
白哉は、ヒートの熱で意識がぐずぐずに溶けていく。
「もっと私を犯せ、恋次」
「言われなくても、そうします」
「ひああああ!!!」
どちゅんと奥を突きあげられて、前立腺も刺激されて、白哉は中いきと同時に射精していた。
「やああああ」
「隊長が悪いんすよ。そんなエロい体と声で誘うから・・・」
「ああ、恋次、恋次」
「隊長・・・・・」
「愛している、恋次」
「俺も愛してます、隊長」
恋次は白哉の真っ白な肌に吸い付き、赤い花を咲かせながら、白哉を抱いた。
「隊長?」
「んん・・・も、無理・・・・」
「俺はまだ満足してませんよ?」
「ひあ!」
まだ中で大きくなる恋次のものに、白哉が背をしならせる。
「あああああ!!!」
中いきをしながら、潮をふいていた。
「あ、ああ・・・・あ・・・・・・・」
「隊長、潮ですよ。おしっこじゃないから、そんなに落胆しないでください」
「潮?女のように、私が潮を?」
「そうです。隊長はオメガだから、仕方ないっす」
「そうか・・・恋次、眠い。終わったら、アフターピルを飲んで、寝る」
「アフターピル、薬局で買ってきますね。ああ、後始末とか俺がしとくんで」
「当たり前であろう。貴様が抱いたのだ。貴様が責任を持て」
「今は、こっちに集中してください」
ずっと音を立てて、恋次は自分のもので白哉の中を犯す。
「ひああああああ!!やああん」
「ああ。隊長の声聞いてるだけでいっちまいそう・・・・」
恋次は、白哉の子宮の奥に子種を弾けさせた。白哉は朦朧とした意識の中で、泥沼の沈んでいくように意識を手放した。
次に気づいた時には、朽木家の自分の寝所で眠っていた。
隣には、恋次がいた。
「私の番が、貴様でよかった、恋次」
白哉は、恋次の赤い髪を一房とり、口づける。
薬局で買ったらしきアフターピルが、置かれてあった。
多分、恋次が口移しで飲ませてくれただろうが、白哉は念のためにと、アフターピルを飲むのであった。
恋次との間に、子が欲しくないわけではない。
だが、子を産むともうオメガとしてしか生きていけない気がするのだ。
護廷13隊8番隊隊長としてやっていけなくなる。
そんな、気がした。
白哉は、朦朧とした意識の下で、恋次の名を呟いていた。
白哉が攫われた。
それを聞いた恋次は、白哉の霊圧を探して走り出した。
「恋次!」
「おい、恋次!!」
ルキアと一護が恋次の名を呼ぶが、恋次は聞こえていなかった。
白哉を攫った犯人は分かっていた。
四楓院家の傍系にあたる血筋の、男だった。
白哉がオメガであることを知り、犯して子を産ませる算段なのだろう。だが、その男は知らなかった。白哉に番がいることを。
その番が恋次であり、6番隊の副隊長として、卍解も会得しているつわものであるということを。
「う・・・・・・」
「気づいたか?」
「兄は、誰だ」
「俺は四楓院影蔵。四楓院家の傍系にあたる血筋の、大貴族だ。同じ大貴族である朽木白哉はオメガ。オメガの当主など、いらぬだろう。犯して子を産んでもらう。俺の子が、時期朽木家の跡取りだ」
「何を馬鹿なことを・・・・」
「これ、何か分かるか?」
それは、ヒートを人工的に誘い出す薬だった。
「な!それを、私に盛ったのか!」
「そうだ。そして俺はアルファだ。直に男が欲しくなる」
「く、破道の8、白雷!」
鬼道を唱えたが、発動しなかった。
「ふふ、鬼道は使えないぜ。その首の枷が、鬼道を使えなくしている」
白哉は、手を後ろで戒められていた。千本桜は奪われて、平時であれば手を戒められた程度で身動きがとれなくなることはないが、今は強制的にヒートにさせられていた。
「く・・・・恋次、恋次!」
白哉は、圧し掛かってくる男を蹴り飛ばそうとして、足を掴まれて太ももの内側に手をはわされる。
「いやだ、恋次、恋次!」
「恋次?・・・・ちっ、番がいるのか。まぁいい。子さえ産めば、用なしだ。腹が大きくなるまで身籠るなんできないだろうから、受精卵を確認したらそれを摘出して、どこかの女の腹にいれる。朽木家の血をひく、跡取りのできあがりだ」
「兄は、最低だな」
「うるせぇ、オメガの分際で!今、とろとろになるように犯してやるよ」
「隊長!!!」
何十にも結界をはり、扉を閉めていてその場所へ、恋次は辿り着けた。
「恋次。早く、私を・・・・・・」
「てめぇ、俺の隊長になにしてやがる!」
白哉に圧し掛かり、死覇装を脱がせようとしていた男を、殴り倒す。
「恋次、その者は四楓院家の者だ。殺すな」
「だとさ。半殺しで許してやるよ!」
恋次は、男を本当に半殺しの目にあわせて、右腕と左足の骨を砕いた。
「ぎゃああああああ!!!俺が、四楓院家の者だと知っての狼藉か!処刑してやる!」
「その時は、兄が私を攫い犯そうとした事実を世間に公表する」
「は、それができるのか?あの朽木白哉に。オメガであることを誰より嫌っているお前に」
「できる。愛する者を失うことに比べれば、私とてプライドを捨てる」
「隊長、大丈夫っすか」
「恋次・・・・会いたかった。ヒートを強制的に起こされた。鎮めてくれ」
恋次は、白哉を横抱きにして、近くの宿に入った。
「早くこい、恋次」
「ちょ、待ってください。風呂とか・・・・」
「よい。このまま、犯せ」
「うっわ・・・・・隊長、言動がめっちゃエロい」
すでに死覇装を自分で脱ぎ捨てて、肌を露わにしていた白哉に、恋次が舌が絡まるキスをする。
「隊長・・・・変なこと、されてませんか」
「されていない。未遂で終わった」
「よかった・・・番がいるのに、隊長が朽木家の当主でオメガだからって、欲しがる者はいっぱいいるんです。でも、隊長は俺のものだ。俺の番だ」
「あ、恋次、恋次、早く来い」
「まだ、慣らしてません」
「構わぬ。少々痛くともいい。来い」
「じゃあ、挿入れますよ?」
「あああああ!!」
灼熱に引き裂かれて、白哉は生理的な涙を零す。
「恋次・・・もっと奥までこい。私に、貴様を刻み込め」
「えっろ・・・隊長、アフターピル用意してなんすけど、大丈夫っすか?」
「24時間以内に飲めば大丈夫であろう。もしも身籠れば、堕胎する」
その言葉に、少し寂しそうな表情をした恋次は、白哉を突き上げた。
「ああああ、あ!」
子宮の入り口まで入ると、子種を中に注ぎ込んだ。
「隊長、もっと?」
「あ、もっと・・・・・」
白哉は、ヒートの熱で意識がぐずぐずに溶けていく。
「もっと私を犯せ、恋次」
「言われなくても、そうします」
「ひああああ!!!」
どちゅんと奥を突きあげられて、前立腺も刺激されて、白哉は中いきと同時に射精していた。
「やああああ」
「隊長が悪いんすよ。そんなエロい体と声で誘うから・・・」
「ああ、恋次、恋次」
「隊長・・・・・」
「愛している、恋次」
「俺も愛してます、隊長」
恋次は白哉の真っ白な肌に吸い付き、赤い花を咲かせながら、白哉を抱いた。
「隊長?」
「んん・・・も、無理・・・・」
「俺はまだ満足してませんよ?」
「ひあ!」
まだ中で大きくなる恋次のものに、白哉が背をしならせる。
「あああああ!!!」
中いきをしながら、潮をふいていた。
「あ、ああ・・・・あ・・・・・・・」
「隊長、潮ですよ。おしっこじゃないから、そんなに落胆しないでください」
「潮?女のように、私が潮を?」
「そうです。隊長はオメガだから、仕方ないっす」
「そうか・・・恋次、眠い。終わったら、アフターピルを飲んで、寝る」
「アフターピル、薬局で買ってきますね。ああ、後始末とか俺がしとくんで」
「当たり前であろう。貴様が抱いたのだ。貴様が責任を持て」
「今は、こっちに集中してください」
ずっと音を立てて、恋次は自分のもので白哉の中を犯す。
「ひああああああ!!やああん」
「ああ。隊長の声聞いてるだけでいっちまいそう・・・・」
恋次は、白哉の子宮の奥に子種を弾けさせた。白哉は朦朧とした意識の中で、泥沼の沈んでいくように意識を手放した。
次に気づいた時には、朽木家の自分の寝所で眠っていた。
隣には、恋次がいた。
「私の番が、貴様でよかった、恋次」
白哉は、恋次の赤い髪を一房とり、口づける。
薬局で買ったらしきアフターピルが、置かれてあった。
多分、恋次が口移しで飲ませてくれただろうが、白哉は念のためにと、アフターピルを飲むのであった。
恋次との間に、子が欲しくないわけではない。
だが、子を産むともうオメガとしてしか生きていけない気がするのだ。
護廷13隊8番隊隊長としてやっていけなくなる。
そんな、気がした。
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