オメガバース恋白6
恋次は優しかった。
番である恋次が大切だった。
大切に思うあまりに、失うのが怖かった。白哉は憶病ではない。だが、いつ死ぬかもしれる戦場に立つときは、失う怖さを少しだけ感じていた。
ある日、大型の虚がでて、恋次が新人教育のためについてきていて、その虚に怪我をさせられた。
実際は、身体の傷はどうってことなかった。
それより大変だったのは、記憶を食われたのだ。
しかも、白哉やルキア、一護といった親しい面子の記憶のみを。
自分が6番隊の副隊長であるという記憶は残っていた。だが、その上司が白哉であるという記憶を失っていた。
「あ、朽木白哉さんですね。俺、阿散井恋次っていいます。あんたとの前のことは覚えてないですけど、仕事内容はちゃんと覚えてるんで」
「恋次・・・・私を、忘れたというのか」
「そうです。隊長の他にも、ルキアっていう幼馴染らしい女の子と一護という死神についても覚えてません」
「恋次、恋次、恋次」
愛しい相手が、記憶を失って目の前に現れた。
「あの・・・俺たち、番なんすよね?でも、4大貴族の当主である、白哉さんと番だなんて、・・・・番、解消できませんか?やっていける自信がないです」
「恋次・・・・・・」
白哉は、涙を流した。
「わわ、何処か痛いんすか?」
「しない。番の解消はしない。恋次、貴様は私のものだ。思い出せ、私に刻みこんだ愛を。今度は、私が貴様に刻みこんでやる」
白哉は、ソファーに恋次を押し倒して、キスをした。
「ん・・・・・・」
恋次が、舌を絡めてくる。
「恋次?」
「なんだろう・・・あんたと、こうするの当たり前の気がする。俺はアルファであんたはオメガ・・・・・で、番。ああ、俺はあんたのもので、あんたは俺のものなのか」
あやふやではあるが、恋次は記憶を取り戻しかけていた。
「ヒート期間じゃないけど・・・・あんたを抱いても、大丈夫っすか?」
「ああ」
「なんかおぼろげに記憶が戻りかけてるんです。あんたを抱いたら、思い出せそうな気がする」
「ならな、私を抱け、恋次」
「執務室だとやばいっすよね・・・・ああ、隊首室があったか。あそこ、ベッドありましたよね。隊首室にいきましょう」
恋次は、白哉の手を引いて、隊首室までやってくると、ベッドに白哉を押し倒した。
「貴様、記憶がないのではないのか?手慣れているぞ」
「隊長・・・・隊長にキスされて、記憶ほとんど戻ってます」
「なっ」
「泣かせてしまってすんません。今度から、記憶を食われるみたいなヘマはしないんで、許してください」
「怖かったのだ。恋次を、貴様を失ってしまうのかと思って」
白哉は、また涙を流していた。
恋次が、その涙を吸い上げる。
「隊長、愛してます。あんたを、この命が尽きるまで愛しつくします」
「恋次・・・・ううん」
舌が絡まるキスをして、隊長羽織を脱がされて、死覇装に手をかけられる。
「あ、アフターピルは・・・・」
「ちゃんと用意してます。ローションも用意してますんで」
「貴様は、本当に用意周到だな」
「隊長を抱けるのは限られてますんで」
ヒート期間以外に、抱ける時は少ない。
今はヒートでないが、白哉が望むので抱く。恋次は、毎日でも白哉を抱きたいが、性に淡泊な白哉はヒート期間以外ではたまにしか抱かせてくれない。
「あ、ああああ・・・・」
裸にされて、胸の先端を舐め転がされて、もう片方をつままれる。
「んっ」
緩く勃ちあがったものに手をはわされて、しごかれた。
「んあああ」
恋次は、なんのためらいもなく白哉のものを口に含むと、愛撫した。
「あ、恋次、恋次・・・・・・」
人肌に温めたローションを蕾に丹念に塗り込んでいく。
白哉のものを口で愛撫しながら、白哉の秘所を指でいじってやった。
「あああ!!!」
前立腺を抉られて、白哉は恋次の口の中に精液を放っていた。
「隊長の、濃いっすね。やっぱ、たまってたんでしょ。もっと、俺に抱かれてください」
「ばかな、ことを・・・・ひああああ!!」
蕾を指でぐちゃぐちゃになるまで解して、恋次は自分のものを白哉に挿入れた。
「あ、ああ、奥は、奥はだめだ・・・ああああ」
「奥、弱いっすよね?こことか、隊長のいいところ、俺知ってますから」
「ひああああ!!」
奥をごりごりされて、白哉は啼いた。
「やあああ、あ、あ、いやあああ」
「いやじゃないっすよね?ここ、こんなにに濡らしてる」
勃ちあがったままの白哉のものは、時折精液を零しながら、先走りの蜜をだらだらと流していた。
「隊長、俺にどうしてほしいっすか?」
恋次が動くのをやめて、白哉に問う。
白哉はヒート熱にうなされているような錯覚を覚えていた。
「あ、奥に。奥に、貴様の子種を注げ」
「妊娠しちゃっても、知らないっすよ?」
「子は孕まぬ」
「あんたオメガだ。俺がアフターピル与えなきゃ、孕んで俺の子うんじしまう。まぁ、赤子に隊長を独り占めされたくないんで、アフターピルは飲んでもらいますけどね」
「恋次、好きだ」
「それは俺の台詞ですよ、隊長」
「あ、あああ、んあっ!」
ゴリっと子宮の中にまで入ってきた恋次のものは、とぷとぷと白哉の胎の奥に子種をぶちまける。
「あ、熱い・・・ううん、んあ・・・・・」
熱いものを体の中で出されて、白哉の体温があがっていく。
ヒート期間までまだ少し早かったが、抱き合っていた結果、白哉は本当にヒートになってしまったのだ。
「あああ・・・・恋次、貴様のせいでヒートになった。責任をとれ」
「隊長を抱きまくりますよ」
「体が熱いのだ・・・・恋次の子種を注いで、鎮めてくれ」
「すっげー殺し文句・・・・・」
恋次は、白哉を突き上げて、揺すり、抉った。
「ああああ!!ひあああ!!」
白哉は精液を何度か放った後は、中いきばかりしていた。
「あああ、頭が、快感でおかしくなる・・・・」
「ヒートなんだから仕方ないっす。奥に出しますよ」
「いああああ!!!」
ぐりっと奥を抉られ、そのまま精液をぶちまけられる。
コンドームというものが最近はやり出していたが、ヒートの熱を鎮めるには生の精液を受け止めるのが効果的で、いつもコンドームはつけなかった。
ただし、アフターピルは飲む。
白哉がオメガだと分かった時、朽木家の者は白哉が当主に相応しくないと言い出すものが出てきたが、今まで当主として朽木家を治めてきた手腕と、6番隊の隊長であるということで、白哉はオメガであっても朽木家の当主で居続けられた。
いずれ、恋次の子を孕み、後継者を育てることになるだろう。
「恋次、愛している。もう、私のことを忘れたりするな」
「はい」
「そうだ、貴様に私のものだということを刻むのを忘れていた」
白哉は、恋次の首に噛みついた。
まるで、アルファがオメガに噛みつき、番にするように。
「いてててて」
血がにじむまでくっきりと歯型をつけられたが、恋次は満足そうだった。
「隊長、愛してます。骨の髄まで」
「ふ・・・・当たり前であろう。貴様は、4大貴族朽木家当主の朽木白哉が番に選んだ相手。私を愛せることを、私に愛されることを誇りに思え」
白哉と恋次は、その後風呂に入って情事の痕を洗い流すと、白哉はアフターピルを飲んだ。
「はい、水」
「うむ」
アフターピルは、甘い味がするものに変わっていた。
前は味はしなかったが、甘い味がするのはなんだかほっとした。
「恋次、ヒートが収まるまで、別館で過ごすぞ」
「はい!」
白哉は、一度ヒートがはじまると、身の回りの世話を恋次に任せて、1週間ほど仕事を休んで、恋次と共にヒート期間が過ぎるのを待つ。
今日、いつもより早くヒートがやってきたが、急ぎの仕事はないし、あったとしても恋次が手早く終わらせて、白哉のまつ別館にやってくる。
「オメガであったことが苦痛だと思っていたが、今ではオメガであるからアルファである貴様と番になれたのだ。そのことについては、感謝している」
「隊長、大好きです!」
「ええい、犬のようにすりよってくるな」
「ひどい!」
恋次は泣いたふりをするが、白哉は構わず別館に向けて歩き続ける。
「俺、実はウサギなんす。ウサギは構ってもらえないと寂しさでしんじゃうんすよ」
「そうか。では勝手に死ね」
「ひどい!隊長、隊長はほんとに俺のこと愛してくれてるんすよね?」
「くどいぞ。そうでなければ、体を許しはせぬ」
その言葉を聞いて、恋次は白哉を抱き上げて、瞬歩で別館まで走るのであった。
番である恋次が大切だった。
大切に思うあまりに、失うのが怖かった。白哉は憶病ではない。だが、いつ死ぬかもしれる戦場に立つときは、失う怖さを少しだけ感じていた。
ある日、大型の虚がでて、恋次が新人教育のためについてきていて、その虚に怪我をさせられた。
実際は、身体の傷はどうってことなかった。
それより大変だったのは、記憶を食われたのだ。
しかも、白哉やルキア、一護といった親しい面子の記憶のみを。
自分が6番隊の副隊長であるという記憶は残っていた。だが、その上司が白哉であるという記憶を失っていた。
「あ、朽木白哉さんですね。俺、阿散井恋次っていいます。あんたとの前のことは覚えてないですけど、仕事内容はちゃんと覚えてるんで」
「恋次・・・・私を、忘れたというのか」
「そうです。隊長の他にも、ルキアっていう幼馴染らしい女の子と一護という死神についても覚えてません」
「恋次、恋次、恋次」
愛しい相手が、記憶を失って目の前に現れた。
「あの・・・俺たち、番なんすよね?でも、4大貴族の当主である、白哉さんと番だなんて、・・・・番、解消できませんか?やっていける自信がないです」
「恋次・・・・・・」
白哉は、涙を流した。
「わわ、何処か痛いんすか?」
「しない。番の解消はしない。恋次、貴様は私のものだ。思い出せ、私に刻みこんだ愛を。今度は、私が貴様に刻みこんでやる」
白哉は、ソファーに恋次を押し倒して、キスをした。
「ん・・・・・・」
恋次が、舌を絡めてくる。
「恋次?」
「なんだろう・・・あんたと、こうするの当たり前の気がする。俺はアルファであんたはオメガ・・・・・で、番。ああ、俺はあんたのもので、あんたは俺のものなのか」
あやふやではあるが、恋次は記憶を取り戻しかけていた。
「ヒート期間じゃないけど・・・・あんたを抱いても、大丈夫っすか?」
「ああ」
「なんかおぼろげに記憶が戻りかけてるんです。あんたを抱いたら、思い出せそうな気がする」
「ならな、私を抱け、恋次」
「執務室だとやばいっすよね・・・・ああ、隊首室があったか。あそこ、ベッドありましたよね。隊首室にいきましょう」
恋次は、白哉の手を引いて、隊首室までやってくると、ベッドに白哉を押し倒した。
「貴様、記憶がないのではないのか?手慣れているぞ」
「隊長・・・・隊長にキスされて、記憶ほとんど戻ってます」
「なっ」
「泣かせてしまってすんません。今度から、記憶を食われるみたいなヘマはしないんで、許してください」
「怖かったのだ。恋次を、貴様を失ってしまうのかと思って」
白哉は、また涙を流していた。
恋次が、その涙を吸い上げる。
「隊長、愛してます。あんたを、この命が尽きるまで愛しつくします」
「恋次・・・・ううん」
舌が絡まるキスをして、隊長羽織を脱がされて、死覇装に手をかけられる。
「あ、アフターピルは・・・・」
「ちゃんと用意してます。ローションも用意してますんで」
「貴様は、本当に用意周到だな」
「隊長を抱けるのは限られてますんで」
ヒート期間以外に、抱ける時は少ない。
今はヒートでないが、白哉が望むので抱く。恋次は、毎日でも白哉を抱きたいが、性に淡泊な白哉はヒート期間以外ではたまにしか抱かせてくれない。
「あ、ああああ・・・・」
裸にされて、胸の先端を舐め転がされて、もう片方をつままれる。
「んっ」
緩く勃ちあがったものに手をはわされて、しごかれた。
「んあああ」
恋次は、なんのためらいもなく白哉のものを口に含むと、愛撫した。
「あ、恋次、恋次・・・・・・」
人肌に温めたローションを蕾に丹念に塗り込んでいく。
白哉のものを口で愛撫しながら、白哉の秘所を指でいじってやった。
「あああ!!!」
前立腺を抉られて、白哉は恋次の口の中に精液を放っていた。
「隊長の、濃いっすね。やっぱ、たまってたんでしょ。もっと、俺に抱かれてください」
「ばかな、ことを・・・・ひああああ!!」
蕾を指でぐちゃぐちゃになるまで解して、恋次は自分のものを白哉に挿入れた。
「あ、ああ、奥は、奥はだめだ・・・ああああ」
「奥、弱いっすよね?こことか、隊長のいいところ、俺知ってますから」
「ひああああ!!」
奥をごりごりされて、白哉は啼いた。
「やあああ、あ、あ、いやあああ」
「いやじゃないっすよね?ここ、こんなにに濡らしてる」
勃ちあがったままの白哉のものは、時折精液を零しながら、先走りの蜜をだらだらと流していた。
「隊長、俺にどうしてほしいっすか?」
恋次が動くのをやめて、白哉に問う。
白哉はヒート熱にうなされているような錯覚を覚えていた。
「あ、奥に。奥に、貴様の子種を注げ」
「妊娠しちゃっても、知らないっすよ?」
「子は孕まぬ」
「あんたオメガだ。俺がアフターピル与えなきゃ、孕んで俺の子うんじしまう。まぁ、赤子に隊長を独り占めされたくないんで、アフターピルは飲んでもらいますけどね」
「恋次、好きだ」
「それは俺の台詞ですよ、隊長」
「あ、あああ、んあっ!」
ゴリっと子宮の中にまで入ってきた恋次のものは、とぷとぷと白哉の胎の奥に子種をぶちまける。
「あ、熱い・・・ううん、んあ・・・・・」
熱いものを体の中で出されて、白哉の体温があがっていく。
ヒート期間までまだ少し早かったが、抱き合っていた結果、白哉は本当にヒートになってしまったのだ。
「あああ・・・・恋次、貴様のせいでヒートになった。責任をとれ」
「隊長を抱きまくりますよ」
「体が熱いのだ・・・・恋次の子種を注いで、鎮めてくれ」
「すっげー殺し文句・・・・・」
恋次は、白哉を突き上げて、揺すり、抉った。
「ああああ!!ひあああ!!」
白哉は精液を何度か放った後は、中いきばかりしていた。
「あああ、頭が、快感でおかしくなる・・・・」
「ヒートなんだから仕方ないっす。奥に出しますよ」
「いああああ!!!」
ぐりっと奥を抉られ、そのまま精液をぶちまけられる。
コンドームというものが最近はやり出していたが、ヒートの熱を鎮めるには生の精液を受け止めるのが効果的で、いつもコンドームはつけなかった。
ただし、アフターピルは飲む。
白哉がオメガだと分かった時、朽木家の者は白哉が当主に相応しくないと言い出すものが出てきたが、今まで当主として朽木家を治めてきた手腕と、6番隊の隊長であるということで、白哉はオメガであっても朽木家の当主で居続けられた。
いずれ、恋次の子を孕み、後継者を育てることになるだろう。
「恋次、愛している。もう、私のことを忘れたりするな」
「はい」
「そうだ、貴様に私のものだということを刻むのを忘れていた」
白哉は、恋次の首に噛みついた。
まるで、アルファがオメガに噛みつき、番にするように。
「いてててて」
血がにじむまでくっきりと歯型をつけられたが、恋次は満足そうだった。
「隊長、愛してます。骨の髄まで」
「ふ・・・・当たり前であろう。貴様は、4大貴族朽木家当主の朽木白哉が番に選んだ相手。私を愛せることを、私に愛されることを誇りに思え」
白哉と恋次は、その後風呂に入って情事の痕を洗い流すと、白哉はアフターピルを飲んだ。
「はい、水」
「うむ」
アフターピルは、甘い味がするものに変わっていた。
前は味はしなかったが、甘い味がするのはなんだかほっとした。
「恋次、ヒートが収まるまで、別館で過ごすぞ」
「はい!」
白哉は、一度ヒートがはじまると、身の回りの世話を恋次に任せて、1週間ほど仕事を休んで、恋次と共にヒート期間が過ぎるのを待つ。
今日、いつもより早くヒートがやってきたが、急ぎの仕事はないし、あったとしても恋次が手早く終わらせて、白哉のまつ別館にやってくる。
「オメガであったことが苦痛だと思っていたが、今ではオメガであるからアルファである貴様と番になれたのだ。そのことについては、感謝している」
「隊長、大好きです!」
「ええい、犬のようにすりよってくるな」
「ひどい!」
恋次は泣いたふりをするが、白哉は構わず別館に向けて歩き続ける。
「俺、実はウサギなんす。ウサギは構ってもらえないと寂しさでしんじゃうんすよ」
「そうか。では勝手に死ね」
「ひどい!隊長、隊長はほんとに俺のこと愛してくれてるんすよね?」
「くどいぞ。そうでなければ、体を許しはせぬ」
その言葉を聞いて、恋次は白哉を抱き上げて、瞬歩で別館まで走るのであった。
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