君はアメジスト アメジスト
一護の、戴冠式がやってきた。
国中の貴族が集まり、他国からも王族貴族が集まった。
その中に、朽木白哉の姿もあった。
一護は気を遣ってくれて、白哉とルキアを二人きりにさせてやった。
「ああ、兄様、兄様!!!」
ルキアは涙を流して、兄である白哉に抱きしめられていた。
「ルキア、息災であったか。奴隷として送られると知った時は、貴族の身分などいらぬと思った。だが、そなたがその身を犠牲にしてくれたお陰で、領地も貴族としての地位も無事守ることができた。ルキア、辛くなったらいつでも帰ってきていいのだぞ」
「いえ、兄様。私はこのクロサキ王国の王、黒崎一護の正妃です。もう、ここが私の生きる国なのです」
「そうか。ならば、もう余計なことは言うまい。幸せになれ、ルキア」
「はい!」
ルキアは、涙をふいて前を見る。
そして、一護の元に戻っていった。
「白哉とは話せたか?」
「ああ。ありがとう、一護。お陰で、兄様が無事で息災であるということが分かった。一護には感謝している」
「白哉は、俺にとっての義兄になるからな。今後は、何かあったら俺を頼るようにしてくれと言っておいた」
「すまぬ、一護。恩に着る」
「お前は俺の正妃だろ?もっと堂々としてろ」
「う、うむ」
「さぁ、戴冠式の続きだ」
ルキアと一護は、戴冠式の続きに出た。
戴冠式は盛大に行われて、ルキアは正妃として近隣諸国の国に顔が知れ渡った。
「なんだか、恥ずかしいな」
「だから、堂々としてろ。俺の正妃なんだから。いずれ、この国の国母になる存在なんだから」
「国母・・・げふんげふん」
「そうだろ?元気な、俺の後継ぎ産んでくれよな。男の子でも女の子でも構わない。女王でも別に構わないさ」
「普通は、男子を産めと強制されるのだがな」
「俺はそんなことしねーよ。まぁ、一人だけ産ませるつもりはないしな?家族は多いほうがいいから、子供たくさん産んでくれ」
「何人産ませるつもりなのだ!」
「んー。10人くらい?」
「私の体がもたぬわ!」
戴冠式も終わり、無事一護はクロサキ王国の王となった。
その隣には、いつも正妃のルキアの姿があった。
ルキアは最初に女の子を産み、苺花と名付けられた。その次に男の子を産み、一勇と名付けられた。
子はその二人だけだったが、ルキアと一護はいつまでも幸せに暮らした。
ルキアの護衛騎士として、京楽と浮竹もクロサキ王国に居を構えて、孤児を二人引き取って、幸せに暮らした。
クロサキ王国の歴史の中で、一護とルキアが統治した時代が一番繁栄を極めるのであった。
「こら、苺花、帝王学をちゃんと学ばぬか!」
「いやだ!私も、一勇みたいに剣の稽古したい!」
「苺花、剣の稽古したいなら、真面目に勉強しろ。そうすれば、父さんが直々に相手してやる」
「本当、お父様!?」
苺花は目を輝かせた。
気づけば10年の月日が経ち、一護もルキアも、25歳になっていた。
子を産んだのが早かったため、まだまだ若く子を産めたが、権力争いになることを避けたいルキアの願いで、子供は二人だけどとなった。
一護の王の次は、苺花が女王としてこのクロサキ王国を継いでいく。
苺花は幼い頃から帝王学を学ばされて、本人は嫌がっていたが、優秀な生徒だった。
弟になる一勇は、剣の筋が認められて、将来王国騎士団騎士団長になる予定だった。
ちなみに、白哉はルキアによく似た緋真という女性と巡りあい結婚し、二人の子に恵まれて幸せに暮らすのだたった。
「ルキアの瞳って、アメジストみたいだな」
苺花と一勇が、中庭のハンモックで寝ているのを、一護とルキアは、のどかにお茶をしながら見ていた。
「私の瞳?」
「そうだ。そのアメジストの瞳に、俺は魅入られた。一目ぼれだった」
「恥ずかしいことを・・・・」
「ルキア、でもこの前あげたアメジストの髪飾り、つけてくれてるんだな。他にいろんな高価な髪飾りはいっぱいあるのに」
「これは、貴様がわざわざ採掘してきたものだからな。特別だ」
「そうか。愛してるぜ。俺に嫁いで良かっただろ?」
「そうだな。貴様に嫁いで、幸せになれた。これからも、幸せをくれるのだろう、旦那様?」
「ルキア、反則だぜ。旦那様は・・・・」
一護はルキアを抱き寄せる。
ルキアは目を閉じる。
二人はキスをして、そのまま空いていたハンモックに寝転がり、子供たちと一緒に午睡を楽しむであった。
その側で、浮竹と京楽は騎士として、4人を守りながら、自分たちもお茶の時間にするのだった。
国中の貴族が集まり、他国からも王族貴族が集まった。
その中に、朽木白哉の姿もあった。
一護は気を遣ってくれて、白哉とルキアを二人きりにさせてやった。
「ああ、兄様、兄様!!!」
ルキアは涙を流して、兄である白哉に抱きしめられていた。
「ルキア、息災であったか。奴隷として送られると知った時は、貴族の身分などいらぬと思った。だが、そなたがその身を犠牲にしてくれたお陰で、領地も貴族としての地位も無事守ることができた。ルキア、辛くなったらいつでも帰ってきていいのだぞ」
「いえ、兄様。私はこのクロサキ王国の王、黒崎一護の正妃です。もう、ここが私の生きる国なのです」
「そうか。ならば、もう余計なことは言うまい。幸せになれ、ルキア」
「はい!」
ルキアは、涙をふいて前を見る。
そして、一護の元に戻っていった。
「白哉とは話せたか?」
「ああ。ありがとう、一護。お陰で、兄様が無事で息災であるということが分かった。一護には感謝している」
「白哉は、俺にとっての義兄になるからな。今後は、何かあったら俺を頼るようにしてくれと言っておいた」
「すまぬ、一護。恩に着る」
「お前は俺の正妃だろ?もっと堂々としてろ」
「う、うむ」
「さぁ、戴冠式の続きだ」
ルキアと一護は、戴冠式の続きに出た。
戴冠式は盛大に行われて、ルキアは正妃として近隣諸国の国に顔が知れ渡った。
「なんだか、恥ずかしいな」
「だから、堂々としてろ。俺の正妃なんだから。いずれ、この国の国母になる存在なんだから」
「国母・・・げふんげふん」
「そうだろ?元気な、俺の後継ぎ産んでくれよな。男の子でも女の子でも構わない。女王でも別に構わないさ」
「普通は、男子を産めと強制されるのだがな」
「俺はそんなことしねーよ。まぁ、一人だけ産ませるつもりはないしな?家族は多いほうがいいから、子供たくさん産んでくれ」
「何人産ませるつもりなのだ!」
「んー。10人くらい?」
「私の体がもたぬわ!」
戴冠式も終わり、無事一護はクロサキ王国の王となった。
その隣には、いつも正妃のルキアの姿があった。
ルキアは最初に女の子を産み、苺花と名付けられた。その次に男の子を産み、一勇と名付けられた。
子はその二人だけだったが、ルキアと一護はいつまでも幸せに暮らした。
ルキアの護衛騎士として、京楽と浮竹もクロサキ王国に居を構えて、孤児を二人引き取って、幸せに暮らした。
クロサキ王国の歴史の中で、一護とルキアが統治した時代が一番繁栄を極めるのであった。
「こら、苺花、帝王学をちゃんと学ばぬか!」
「いやだ!私も、一勇みたいに剣の稽古したい!」
「苺花、剣の稽古したいなら、真面目に勉強しろ。そうすれば、父さんが直々に相手してやる」
「本当、お父様!?」
苺花は目を輝かせた。
気づけば10年の月日が経ち、一護もルキアも、25歳になっていた。
子を産んだのが早かったため、まだまだ若く子を産めたが、権力争いになることを避けたいルキアの願いで、子供は二人だけどとなった。
一護の王の次は、苺花が女王としてこのクロサキ王国を継いでいく。
苺花は幼い頃から帝王学を学ばされて、本人は嫌がっていたが、優秀な生徒だった。
弟になる一勇は、剣の筋が認められて、将来王国騎士団騎士団長になる予定だった。
ちなみに、白哉はルキアによく似た緋真という女性と巡りあい結婚し、二人の子に恵まれて幸せに暮らすのだたった。
「ルキアの瞳って、アメジストみたいだな」
苺花と一勇が、中庭のハンモックで寝ているのを、一護とルキアは、のどかにお茶をしながら見ていた。
「私の瞳?」
「そうだ。そのアメジストの瞳に、俺は魅入られた。一目ぼれだった」
「恥ずかしいことを・・・・」
「ルキア、でもこの前あげたアメジストの髪飾り、つけてくれてるんだな。他にいろんな高価な髪飾りはいっぱいあるのに」
「これは、貴様がわざわざ採掘してきたものだからな。特別だ」
「そうか。愛してるぜ。俺に嫁いで良かっただろ?」
「そうだな。貴様に嫁いで、幸せになれた。これからも、幸せをくれるのだろう、旦那様?」
「ルキア、反則だぜ。旦那様は・・・・」
一護はルキアを抱き寄せる。
ルキアは目を閉じる。
二人はキスをして、そのまま空いていたハンモックに寝転がり、子供たちと一緒に午睡を楽しむであった。
その側で、浮竹と京楽は騎士として、4人を守りながら、自分たちもお茶の時間にするのだった。
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