無題
「隊長!」
「んー、京楽、もうそこはだめぇえええ」
「ぶばーーー!隊長、起きてください!なんの夢見てるんですか!」
海燕は、朝になっても起きない浮竹を起こしにきたのだが、その浮竹は頬を赤くさせながら何やら淫らな夢を見ているらしかった。
「やああん」
浮竹の声は、腰にくる。
海燕には都という妻がおり、そっちの気は全くなかったはずなのだが、浮竹ならいけるかもしれないと思う時がたまにあった。
思うだけで、実行には絶対に移さない。
「隊長、変な夢見て喘いでないで、起きてください!朝ですよ!」
「んー・・・・海燕?俺は何か言っていたか?」
「いえ、何も・・・・・」
「おとつい京楽に加減なしで抱かれたから、その時の夢を見ていた。全く、酷い夢だった」
あんなに気持ちよさそうに声を出しておいて?とは口が裂けても言えなかった。
顔を洗って朝餉をとり、仕事時間になる。
いつものように、京楽が仕事をもって雨乾堂にやってきた。
「どうしたの、海燕君。変な顔して」
「隊長が、あんたに抱かれる夢見て喘いでた」
「ええ!」
京楽は、浮竹の様子を伺うが、何もなくて、京楽はほっとした。
「その声聞いたの、君だけだよね?」
「そうです」
「じゃあ、内緒にしておいてあげてね。浮竹、絶対真っ赤になって布団被って出てこなくなるから」
「そのつもりです」
京楽は、浮竹の隣で黒檀の机に書類を置いて、仕事を始めた。
「京楽、そこの数字間違ってる」
「ああ、ほんとだ。後で七緒ちゃんに修正してもらおう」
「ふあー。もう昼だな。休憩をとるか」
「おはぎ、お土産にもってきているよ。昼餉の後で、一緒に食べようか」
「おう」
浮竹は、普通に昼餉を食べる。
「なぁ、海燕の様子がちょっとおかしいんだが、何かあったのか?」
「さ、さぁなんでだろうね?ボクには分からないなぁ」
「さては、知っているな!禁欲にされたくなければ、吐け!」
京楽は、全てを浮竹に教えた。
浮竹は仕事を放棄して、布団に潜り込んで、布団の中で真っ赤になって出てこない
「浮竹、おはぎ全部食べちゃうよー」
「むう、おはぎは食う」
布団をかぶったまま、おはぎに手を伸ばす。
「ほら、布団から出て」
「いやだ。恥ずかしい」
「海燕君にはあられもない姿何度も見られてるじゃない。今更だよ」
「それでも、恥ずかしい」
浮竹は、器用に布団の中でおはぎを食べて、おかわりまで要求した。
「浮竹、大好きだよ」
おかわりをしようと手を伸ばしてきた浮竹の手をとって、布団からひっぱりだすと、京楽は浮竹に、海燕の目の前で口づけた。
「お、お前、海燕が!」
「今更でしょう?いろいろ見られてるんだがら、気にしないの」
「俺が気にする!」
浮竹は、はりせんで京楽の頭を殴る。
「海燕の前でするな!」
「ぶーーー」
「ふてくされても、だめなものはだめだ・・・・んあっ」
耳を甘噛みされて、浮竹は高い声を出す。
「このばか京楽!禁欲1週間だ!」
「えーーー!!!せめて3日にしてよ!」
「1週間と言ったら、1週間だ!」
そんな言い合いをする浮竹と京楽を見て、海燕はそれでも自分の上司なんだよなぁと天を仰ぐのであった。
「んー、京楽、もうそこはだめぇえええ」
「ぶばーーー!隊長、起きてください!なんの夢見てるんですか!」
海燕は、朝になっても起きない浮竹を起こしにきたのだが、その浮竹は頬を赤くさせながら何やら淫らな夢を見ているらしかった。
「やああん」
浮竹の声は、腰にくる。
海燕には都という妻がおり、そっちの気は全くなかったはずなのだが、浮竹ならいけるかもしれないと思う時がたまにあった。
思うだけで、実行には絶対に移さない。
「隊長、変な夢見て喘いでないで、起きてください!朝ですよ!」
「んー・・・・海燕?俺は何か言っていたか?」
「いえ、何も・・・・・」
「おとつい京楽に加減なしで抱かれたから、その時の夢を見ていた。全く、酷い夢だった」
あんなに気持ちよさそうに声を出しておいて?とは口が裂けても言えなかった。
顔を洗って朝餉をとり、仕事時間になる。
いつものように、京楽が仕事をもって雨乾堂にやってきた。
「どうしたの、海燕君。変な顔して」
「隊長が、あんたに抱かれる夢見て喘いでた」
「ええ!」
京楽は、浮竹の様子を伺うが、何もなくて、京楽はほっとした。
「その声聞いたの、君だけだよね?」
「そうです」
「じゃあ、内緒にしておいてあげてね。浮竹、絶対真っ赤になって布団被って出てこなくなるから」
「そのつもりです」
京楽は、浮竹の隣で黒檀の机に書類を置いて、仕事を始めた。
「京楽、そこの数字間違ってる」
「ああ、ほんとだ。後で七緒ちゃんに修正してもらおう」
「ふあー。もう昼だな。休憩をとるか」
「おはぎ、お土産にもってきているよ。昼餉の後で、一緒に食べようか」
「おう」
浮竹は、普通に昼餉を食べる。
「なぁ、海燕の様子がちょっとおかしいんだが、何かあったのか?」
「さ、さぁなんでだろうね?ボクには分からないなぁ」
「さては、知っているな!禁欲にされたくなければ、吐け!」
京楽は、全てを浮竹に教えた。
浮竹は仕事を放棄して、布団に潜り込んで、布団の中で真っ赤になって出てこない
「浮竹、おはぎ全部食べちゃうよー」
「むう、おはぎは食う」
布団をかぶったまま、おはぎに手を伸ばす。
「ほら、布団から出て」
「いやだ。恥ずかしい」
「海燕君にはあられもない姿何度も見られてるじゃない。今更だよ」
「それでも、恥ずかしい」
浮竹は、器用に布団の中でおはぎを食べて、おかわりまで要求した。
「浮竹、大好きだよ」
おかわりをしようと手を伸ばしてきた浮竹の手をとって、布団からひっぱりだすと、京楽は浮竹に、海燕の目の前で口づけた。
「お、お前、海燕が!」
「今更でしょう?いろいろ見られてるんだがら、気にしないの」
「俺が気にする!」
浮竹は、はりせんで京楽の頭を殴る。
「海燕の前でするな!」
「ぶーーー」
「ふてくされても、だめなものはだめだ・・・・んあっ」
耳を甘噛みされて、浮竹は高い声を出す。
「このばか京楽!禁欲1週間だ!」
「えーーー!!!せめて3日にしてよ!」
「1週間と言ったら、1週間だ!」
そんな言い合いをする浮竹と京楽を見て、海燕はそれでも自分の上司なんだよなぁと天を仰ぐのであった。
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