スキーでひゃっほい5
「あー。まじいてぇ。まじ筋肉痛」
「いい年をして情けない」
ティエリアが、その夜、ロッジで別れ別れになり、ロックオンと泊まる事になったロッジのベッドで足を組む。携帯パソコンで、文字を入力していく。凄まじい速度だ。
「なぁ、ティエリア」
ベッドの上で屍になっていたかと思うと、ロックオンは、ティエリアの手から携帯パソコンを奪う。
「返してください」
「休暇しにきたんだぞ。こんなとこまで、仕事もってくんな」
「でも・・・・」
「でもじゃねぇ」
「だって、あなたが構ってくれないから・・・・」
頬を染めて、目を伏せる。それから、じっと熱い視線で上目遣いに見上げてくる。無意識なのだから、たちが悪いことこの上ない。
「悪かった。筋肉痛だなんて、どうってことないから」
ティエリアを抱きしめる。甘い花の香りがした。
「忘れな草の髪飾り、似合ってる」
「本当ですか?」
ティエリアの紫紺の髪を飾る、薄いブルーの水色の忘れな草の髪飾りを撫で、次にティエリアの唇を撫でる。
ティエリアが目を閉じる。
二人は、そのままキスをする。
「あなたが、スキーが苦手だとは思いませんでした」
「雪がある地方出身だからって、誰もが上手ってわけじゃねぇからな」
「それもそうですね」
「俺は、ティエリアとアレルヤがスキー上手いのに驚いた」
「あなたと会う以前に、僕は雪山にアレルヤとミッションで3ヶ月ほど滞在したことがあります。その時の副産物ですね」
「そうだったのか。なんか・・・分かっちゃいるけど、なんだかなぁ?」
「どうしました?」
ティエリアが、ロックオンの瞳を覗き込む。綺麗なエメラルドグリーンか、上等の翡翠のような瞳は、とても綺麗できっと、ティエリアは自分の目より綺麗だと思っている。
「その当時、ティエリアに出会っていなかった自分に後悔と、アレルヤにちょっとだけ嫉妬してる。大人がみっともないなぁ」
「そんなことはありません。そういわれて、僕はとても嬉しいです。僕も、もっと早くあなたに出会いたかった」
「愛してるよ、ティエリア」
「僕も、愛しています」
いつものように、二人で愛を囁く。
「あの、さ」
アレルヤが、にこやかな顔に静かな怒りを滲ませながら声を出した。
「僕たち呼んでおきながら、それはないんじゃない?」
「あ、忘れてた」
「忘れてました」
刹那は、アレルヤの背後に隠れている。
「おー刹那。ガンプラ釣り~」
ロックオンは、どこからかまた釣竿を取り出して、ガンダムアリオスのガンプラをぶら下げた。
刹那が、猫のようにしゃっと飛び跳ねる。
「甘いぞ」
「俺がガンダムだ!」
仕草もどこか猫っぽくなってきた。
「ロックオン・・・・ガンプラの包装紙に・・・またたび、つけてませんか?」
「え、なんでばれたの?」
「僕は人より数十倍も嗅覚がいいんです。それにしても、刹那、まさかまたたびに反応してる!?」
「あっはっは、こりゃいいや。猫刹那か。似合ってそうでかわいいじゃないか」
「俺はガンダムだ!」
ガンダムアリオスを、くわえた!
刹那、くわえたよ!
そのまま釣り糸を引きちぎる。
「刹那。ほれほれ・・・・」
ロックオンが、どこからか猫じゃらしをとりだして、刹那をからかう。
それに反応する刹那。
「刹那、おもいっきりかわいいかも・・・」
アレルヤも、感心したように呟く。
「あれ・・・・」
ティエリアまで、猫じゃらしに反応しだした。
「ロックオン!まさかまたたび酒飲ませたの!?」
「ばれた?食事に少量しみこませただけなのになぁ。お子様にはよくきくな」
ロックオンは、がさがさとネコミミを二つとりだすと、ささっと刹那とティエリアにつける。
二人は、酒がきいてきたのか、二人で丸くなって一つのベッドの上で眠ってしまった。
「やべ。まじでかわいい」
「ほんと、かわいい」
大人二人は、鼻血をたらしながら、写真のシャッターを何度もきるのであった。
「いい年をして情けない」
ティエリアが、その夜、ロッジで別れ別れになり、ロックオンと泊まる事になったロッジのベッドで足を組む。携帯パソコンで、文字を入力していく。凄まじい速度だ。
「なぁ、ティエリア」
ベッドの上で屍になっていたかと思うと、ロックオンは、ティエリアの手から携帯パソコンを奪う。
「返してください」
「休暇しにきたんだぞ。こんなとこまで、仕事もってくんな」
「でも・・・・」
「でもじゃねぇ」
「だって、あなたが構ってくれないから・・・・」
頬を染めて、目を伏せる。それから、じっと熱い視線で上目遣いに見上げてくる。無意識なのだから、たちが悪いことこの上ない。
「悪かった。筋肉痛だなんて、どうってことないから」
ティエリアを抱きしめる。甘い花の香りがした。
「忘れな草の髪飾り、似合ってる」
「本当ですか?」
ティエリアの紫紺の髪を飾る、薄いブルーの水色の忘れな草の髪飾りを撫で、次にティエリアの唇を撫でる。
ティエリアが目を閉じる。
二人は、そのままキスをする。
「あなたが、スキーが苦手だとは思いませんでした」
「雪がある地方出身だからって、誰もが上手ってわけじゃねぇからな」
「それもそうですね」
「俺は、ティエリアとアレルヤがスキー上手いのに驚いた」
「あなたと会う以前に、僕は雪山にアレルヤとミッションで3ヶ月ほど滞在したことがあります。その時の副産物ですね」
「そうだったのか。なんか・・・分かっちゃいるけど、なんだかなぁ?」
「どうしました?」
ティエリアが、ロックオンの瞳を覗き込む。綺麗なエメラルドグリーンか、上等の翡翠のような瞳は、とても綺麗できっと、ティエリアは自分の目より綺麗だと思っている。
「その当時、ティエリアに出会っていなかった自分に後悔と、アレルヤにちょっとだけ嫉妬してる。大人がみっともないなぁ」
「そんなことはありません。そういわれて、僕はとても嬉しいです。僕も、もっと早くあなたに出会いたかった」
「愛してるよ、ティエリア」
「僕も、愛しています」
いつものように、二人で愛を囁く。
「あの、さ」
アレルヤが、にこやかな顔に静かな怒りを滲ませながら声を出した。
「僕たち呼んでおきながら、それはないんじゃない?」
「あ、忘れてた」
「忘れてました」
刹那は、アレルヤの背後に隠れている。
「おー刹那。ガンプラ釣り~」
ロックオンは、どこからかまた釣竿を取り出して、ガンダムアリオスのガンプラをぶら下げた。
刹那が、猫のようにしゃっと飛び跳ねる。
「甘いぞ」
「俺がガンダムだ!」
仕草もどこか猫っぽくなってきた。
「ロックオン・・・・ガンプラの包装紙に・・・またたび、つけてませんか?」
「え、なんでばれたの?」
「僕は人より数十倍も嗅覚がいいんです。それにしても、刹那、まさかまたたびに反応してる!?」
「あっはっは、こりゃいいや。猫刹那か。似合ってそうでかわいいじゃないか」
「俺はガンダムだ!」
ガンダムアリオスを、くわえた!
刹那、くわえたよ!
そのまま釣り糸を引きちぎる。
「刹那。ほれほれ・・・・」
ロックオンが、どこからか猫じゃらしをとりだして、刹那をからかう。
それに反応する刹那。
「刹那、おもいっきりかわいいかも・・・」
アレルヤも、感心したように呟く。
「あれ・・・・」
ティエリアまで、猫じゃらしに反応しだした。
「ロックオン!まさかまたたび酒飲ませたの!?」
「ばれた?食事に少量しみこませただけなのになぁ。お子様にはよくきくな」
ロックオンは、がさがさとネコミミを二つとりだすと、ささっと刹那とティエリアにつける。
二人は、酒がきいてきたのか、二人で丸くなって一つのベッドの上で眠ってしまった。
「やべ。まじでかわいい」
「ほんと、かわいい」
大人二人は、鼻血をたらしながら、写真のシャッターを何度もきるのであった。
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