乙女心は複雑なの
「アーデさん見つけたですう」
ティエリアはブリーフィングルームで抱きつかれて首を絞められた。
「ミ、ミレイナ、もう少し腕を緩めてくれない」
「はいですう」
全体重をかけて、後ろから乗りかかられた。
グギギギと、ゆっくりと起き上がる。
「アーデさん、大丈夫ですか?」
抱きつかれた衝撃で、眼鏡がとんだ。
「眼鏡が・・・・」
ティエリアの裸眼は光に弱い。思わず目を細める。
「はい、これですね、どうぞですう」
眼鏡をさしだされ、かけなおす。
「どうしたんだ、ミレイナ」
「暇ができたので、アーデさんを口説いてるのですう」
「は?」
ティエリアは固まった。
ティエリアの返事の有無もなしに、ティエリアを引きずりだすミレイナ。
そのまま食堂につれていかれ、ホワイトメロンソーダの入ったコップを二つ並べて、向かいに座る。
「ということで、今日からアーデさんの恋人になるですう」
「いや、いきなりは無理だから」
ティエリアはミレイナが嫌いなわけではない。まだまだ子供で。そこが可愛らしい。
「恋人は、無理だな」
「では、まずは交換日記からはじめましょうですう。わたしの分はもうかてあるですう。次はティエリアさんの番ですう」
「ど、どうも・・・・」
そのまま、ミレイナとティエリアは交換日記をかくことになった。
だが、ティエリアがプログラミング言語などを書くことで、あえなく1週間も続かず終わってしまったらしい。
「アーデさん。いつかものにしてやるですう」
ふふふと、きょうもトレミーのブリーフィングルームで、忘れな草の世話をしているティエリアの背後から抱きつくミレイナであった。
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え、私もすきですよミレティエ。ティエミレじゃなくミレティエ(w
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