好きなものは好き16
「ルキア、誕生日おめでとう」
「ありがとう、一護」
一護は、ルキアの誕生日のためにたくさんの御馳走を作り、ケーキを用意していた。
誕生日プレゼントは、お揃いの腕時計だった。
「チャッピーの腕時計ではないか!これ、なかなか売っていないのだぞ!よく手に入れられたな!」
浦原のつてを頼ったなどど、口が裂けても言えない。
灯されたろうそくの火を吹き消して、ルキアは、一護の手作りのケーキを頬張った。
「うむ、貴様の料理はいつ食してもうまいな!」
「たくさん食ってくれ。ルキアのために作ったんだから」
二人で食べきれる量ではないので、次の日にも食べることになるだろうが、誕生日だしいいだろうと思った。
「好きだぜ、ルキア」
「私も好きだぞ、一護」
食事が終わって、湯浴みをして二人でなぜか携帯ゲームをしていた。
「好きだから負けてくれぬか一護」
「いや、好きだからお前が負けろルキア」
「キーー!」
「なんだよ!」
負けて、ルキアはYES NO の枕で、一護を殴った。
ちなみに今日はNOだ。
「貴様など、生クリームの海に沈んでしまえ」
「すっげぇ胸やけしそう」
ルキアを抱きしめると、自然と唇が重なった。
「ん・・・・・・」
「ルキア、好きだ・・・・・」
「知っておる・・・・・」
互いの体温を共有し合いながら、ベッドに横になると、睡魔が襲ってきた。
一護はルキアを抱く気でいたのだが、ルキアがNOと出したので、手は出さなかった。
ただ、後ろから抱きしめて、何度も唇だけでなく、額やうなじ、首筋、鎖骨とかにキスをした。
鎖骨や首筋、うなじなどにはキスマークが残らないようにした。
今日は、大学がある日だった。
ルキアは非番で、一護の大学についてきた。
冬もののワンピースの上からダッフルコートを羽織り、一護と手を繋いでキャンパスの中を歩いた。
「よー、一護、ルキアちゃんとデートか?」
「デートじゃねぇけど。まぁ似たようなもんかな」
ルキアは黙っていれば、とても綺麗なお人形のようである。
珍しい紫紺色の瞳を瞬かせて、長いまつ毛が頬に影を作る。
「一護、次の授業は休講であろう。食堂へいかぬか。この大学のカレーがまた絶品なのだ」
「って言ってるから、行ってくるわ」
「へいへい。見てるだけでおなかいっぱいだぜ、こっちは」
他愛ない会話を友人とかわして、食堂にくるとルキアは席をとり、エビフライの乗った大盛カレーを注文した。
「お前、細いのにほんとよく食べるよな」
「死神たる者、食せる時に食さねばならぬ時もある」
「へいへい。そういうことにしておくよ」
ちなみに、福神漬けはお代わりしほうだいなので、ルキアは福神漬けもたくさん食べた。
満足したのか、寒いだろうにアイスを購入して食べていた。
「冬にアイスかよ」
「冬にアイスがまた絶品なのだ。風呂上がりが一番だが」
「授業終わったら、買い物いくか。好きなアイス、買ってやるよ」
「うむ」
ルキアは、ご機嫌だった。
「もう1時か。次の講義が始まるのではないのか」
「おっといけね。この授業、出席とるからな。単位落とすわけにもいかねーし、出ないと」
「私も授業を受けていいな?」
「ああ、いいぜ」
大学では、ルキアは一護の婚約者ということになっていた。
なので、ちょっかいをかけてくる輩も少ない。
ただ、一人で放置しておくと、知らない学生に口説かれていたりするので、極力大学にいる時は一緒に行動していた。
ゼミなどのクラスで別れた授業には、記憶置換の装置を使ってゼミの生徒であるということにしていたりする。
ちょっと問題ありそうだが、ルキアと少しでも一緒にいたいので、一護は何も言わない。
「今日はバイトは休みなのか?」
「ああ、そうだ」
「では、買い物して家でごろごろしよう!」
いつもはごろごろなんてできないので、ルキアは現世にくると休息をとる。
一護といちゃつきながら、他愛ない会話をするのが好きだった。
一護は、ハーゲンダッツの一番高いアイスを買わされた。
「たっけぇ・・・ただのアイスなのに・・・・」
「たまにはよいであろう。昨日は誕生日だったのだ。その続きだ」
「へいへい」
唇と唇が重なりあう。
アイスを二人で分け合って食べて、平穏な時間と幸せを共有しあった。
「一護は、私のどこが一番好きなのだ」
「全部」
「一番を聞いているのだ」
「・・・・・・その絶壁のむ」
バキ。
最後まで言わせずに、ルキアが額に血管マークを浮かべて、一護を拳で殴った。
「何か言ったか?」
「いえ、なんでもないです」
ちなみに一護が言おうとしたのは絶壁の胸、である。
胸が小さいことにコンプレックスをもっているルキアには分からないだろうが、一護はルキアを好きになった瞬間から巨乳派から貧乳派へと変わった。
ルキアの好きなところ。
たくさんありすぎて、言葉で表せない。
好きなものは好き、でいいじゃねぇか。
そう思う一護だった。
「ありがとう、一護」
一護は、ルキアの誕生日のためにたくさんの御馳走を作り、ケーキを用意していた。
誕生日プレゼントは、お揃いの腕時計だった。
「チャッピーの腕時計ではないか!これ、なかなか売っていないのだぞ!よく手に入れられたな!」
浦原のつてを頼ったなどど、口が裂けても言えない。
灯されたろうそくの火を吹き消して、ルキアは、一護の手作りのケーキを頬張った。
「うむ、貴様の料理はいつ食してもうまいな!」
「たくさん食ってくれ。ルキアのために作ったんだから」
二人で食べきれる量ではないので、次の日にも食べることになるだろうが、誕生日だしいいだろうと思った。
「好きだぜ、ルキア」
「私も好きだぞ、一護」
食事が終わって、湯浴みをして二人でなぜか携帯ゲームをしていた。
「好きだから負けてくれぬか一護」
「いや、好きだからお前が負けろルキア」
「キーー!」
「なんだよ!」
負けて、ルキアはYES NO の枕で、一護を殴った。
ちなみに今日はNOだ。
「貴様など、生クリームの海に沈んでしまえ」
「すっげぇ胸やけしそう」
ルキアを抱きしめると、自然と唇が重なった。
「ん・・・・・・」
「ルキア、好きだ・・・・・」
「知っておる・・・・・」
互いの体温を共有し合いながら、ベッドに横になると、睡魔が襲ってきた。
一護はルキアを抱く気でいたのだが、ルキアがNOと出したので、手は出さなかった。
ただ、後ろから抱きしめて、何度も唇だけでなく、額やうなじ、首筋、鎖骨とかにキスをした。
鎖骨や首筋、うなじなどにはキスマークが残らないようにした。
今日は、大学がある日だった。
ルキアは非番で、一護の大学についてきた。
冬もののワンピースの上からダッフルコートを羽織り、一護と手を繋いでキャンパスの中を歩いた。
「よー、一護、ルキアちゃんとデートか?」
「デートじゃねぇけど。まぁ似たようなもんかな」
ルキアは黙っていれば、とても綺麗なお人形のようである。
珍しい紫紺色の瞳を瞬かせて、長いまつ毛が頬に影を作る。
「一護、次の授業は休講であろう。食堂へいかぬか。この大学のカレーがまた絶品なのだ」
「って言ってるから、行ってくるわ」
「へいへい。見てるだけでおなかいっぱいだぜ、こっちは」
他愛ない会話を友人とかわして、食堂にくるとルキアは席をとり、エビフライの乗った大盛カレーを注文した。
「お前、細いのにほんとよく食べるよな」
「死神たる者、食せる時に食さねばならぬ時もある」
「へいへい。そういうことにしておくよ」
ちなみに、福神漬けはお代わりしほうだいなので、ルキアは福神漬けもたくさん食べた。
満足したのか、寒いだろうにアイスを購入して食べていた。
「冬にアイスかよ」
「冬にアイスがまた絶品なのだ。風呂上がりが一番だが」
「授業終わったら、買い物いくか。好きなアイス、買ってやるよ」
「うむ」
ルキアは、ご機嫌だった。
「もう1時か。次の講義が始まるのではないのか」
「おっといけね。この授業、出席とるからな。単位落とすわけにもいかねーし、出ないと」
「私も授業を受けていいな?」
「ああ、いいぜ」
大学では、ルキアは一護の婚約者ということになっていた。
なので、ちょっかいをかけてくる輩も少ない。
ただ、一人で放置しておくと、知らない学生に口説かれていたりするので、極力大学にいる時は一緒に行動していた。
ゼミなどのクラスで別れた授業には、記憶置換の装置を使ってゼミの生徒であるということにしていたりする。
ちょっと問題ありそうだが、ルキアと少しでも一緒にいたいので、一護は何も言わない。
「今日はバイトは休みなのか?」
「ああ、そうだ」
「では、買い物して家でごろごろしよう!」
いつもはごろごろなんてできないので、ルキアは現世にくると休息をとる。
一護といちゃつきながら、他愛ない会話をするのが好きだった。
一護は、ハーゲンダッツの一番高いアイスを買わされた。
「たっけぇ・・・ただのアイスなのに・・・・」
「たまにはよいであろう。昨日は誕生日だったのだ。その続きだ」
「へいへい」
唇と唇が重なりあう。
アイスを二人で分け合って食べて、平穏な時間と幸せを共有しあった。
「一護は、私のどこが一番好きなのだ」
「全部」
「一番を聞いているのだ」
「・・・・・・その絶壁のむ」
バキ。
最後まで言わせずに、ルキアが額に血管マークを浮かべて、一護を拳で殴った。
「何か言ったか?」
「いえ、なんでもないです」
ちなみに一護が言おうとしたのは絶壁の胸、である。
胸が小さいことにコンプレックスをもっているルキアには分からないだろうが、一護はルキアを好きになった瞬間から巨乳派から貧乳派へと変わった。
ルキアの好きなところ。
たくさんありすぎて、言葉で表せない。
好きなものは好き、でいいじゃねぇか。
そう思う一護だった。
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