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神に見捨てられた天使「天使が堕ちる夜Ⅰ」

15菌こんにちわ
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ホテルに戻り、夜になった。
二人はスィートルームを予約してとった。
「見てください。夜景が綺麗です」
ロックオンは、ワインをあけてグラスに注いでいた。
「ティエリアも飲むか?」
「はい」
注がれるのは赤ワイン。まるで、ティエリアの瞳の色。
「ティエリアの瞳の色みたい」
「こんなに綺麗な色じゃありません」
ティエリアは、ワインを一気に飲み干した。
アルコールには弱かったが、一人で暮らすようになってから時折酒を飲むようにもなっていたせいで、昔のようにすぐに酔って乱れるなんてことはなかった。
「なんだ、平気なのな」
「残念でした」
ちょっと残念そうなロックオンの声に、ティエリアは肩にかけていたタオルを投げつけた。
「暴力はんたーい」
「何考えてたんですか」
「そりゃナニでしょう」
ロックオンが、グラスを呷る。

ティエリアは、同じくガウン姿のロックオンの手を引いて、ベッドにくると、ロックオンを押し倒した。
「ええと・・・・酔ってる?」
「よってなんかいません」
肌は薔薇色に紅潮していたが、素面のようだった。
「アルコールに強くなった?」
「さぁ?」
ティエリアは、ロックオンのガウンの前を肌蹴ると、口付けていく。
鎖骨にキスマークを残すと、ロックオンが笑う。
「何がおかしいんですか?」
「そんなやり方じゃ、キスマークなんて残らないぜ」
「え。本当だ。残ってない。おかしいな?」
ロックオンは、ティエリアを逆に押し倒した。
「あ・・・・ずるい」
体重をかけて、逃げようとするティエリアのガウンを脱がせて、鎖骨にキスマークを残した。
チリリというような、小さな皮膚に火傷をしたような感覚が広がる。
「ほら、綺麗に残った」
「確かめたくても、分かりません」
「明日、鏡で見ればいいさ」
ロックオンは、そのままティエリアの耳を甘くかんで、耳朶を舐め、耳に舌を入れる。
「んあ・・・・」
「耳弱いの、変わってないな」
「そんなの、知りません・・・・」
二人は舌が絡むディープキスを何度も繰り返す。飲み込みきれなかった唾液が、ティエリアの顎を伝って落ちていく。
伏せられた長い睫は銀色に光、光を消した中、ティエリアの瞳がイノベイターの証である金色に耀いていた。
「金色の瞳。きれい」
「貴方のエメラルドの瞳のほうがもっと綺麗だ」
ロックオンは、平らに近いティエリアの胸をなで上げると、先端を口に含んで吸い上げる。
「あ、あ」
手は太ももを這っている。
「ん」
ティエリアを半身だけ起き上がらせて、背骨ごしに唇を這わせていく。わき腹を撫でると、ティエリアが震えた。
「・・・・・ふ」
またキスをする。
「ティエリアって、キスすきだな。マウストゥーマウス」
「知りませ・・・ああっ」
膝を割って、ロックオンが体を入れ、秘所に指を伸ばす。もう何十年も誰にも体を開いていないそこはきつくてきつくて。
「処女になったみたい」
「だったら、あなたが最初の人になって」
指の本数を増やして、中をかき混ぜる。
「あ、あ、あ・・・・・」
ある場所で指を折り曲げる。ビクリと、ティエリアの体が痙攣し、背が仰け反る。
「んー!!」
真っ白になる。骨まで愛され尽くす甘い感覚に支配される。
「イった?」
「しら、ない・・・」
「強情だなぁ」
ロックオンはワインを口に含むと、ティエリアに飲ませた。飲みきれなかった分は顎を伝ってシーツに染みを作った。
秘所を、ロックオンの舌が這う。そのまま何度も体ごと愛撫される。
「も、だめ。きて、はやく」
「もうちょっと」
「ん、あああ!!」
ピチャリと、ロックオンの舌が舐める水音が響く。何度も指で弱い場所を抉るように、舌と指で犯すと、ティエリアの足がぴんとなってシーツを泳ぐ。
「うああああ!!」
金色に輝く瞳から、いくつもの大粒の涙が零れ落ちる。
ロックオンも限界だった。
「もう、いい?」
「大丈夫。きて。あなたを感じたい」
ティエリアは、自分から足を開いた。ロックオンの腰を挟むように足を広げて、そして目を閉じた。

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