踊る阿呆
いつものように、トレミーで朝食をとる。
見慣れたいつもの光景。ティエリアの隣にはジャボテンダーが座っていて、その前にはメロンソーダがおかれてある。
いわく、ジャボテンダーさんの好物であると。
結局食事が終われば、ティエリアが飲み干すことになるのだけれど、ジャボテンダーさんを食堂に招くことに意味があるのだそうだ。
家族、だから。
「また残してる」
ピーマンをよけるティエリアを、めっと、子供を叱咤するように注意するロックオン。
「苦いのは、嫌いです」
つーん。
あらぬ方角をみるティエリア。
「よし、ちゃんと食べたらジャボテンダー音頭踊ってやるぞ」
「本当ですか!?」
目を煌かせて、不味い苦い嫌いなピーマンを我慢して食べた。そのティエリアの頭を撫でて、ロックオンは自分も食事を続ける。
「あれとって」
「はい」
「ああ、それとってください」
「ほい」
あれとかそれで会話が成り立つ二人。
やっぱりいつものように、少し離れた席にいたのに、二人のラブラブ光線にやられて、アレルヤは放心してミルクに塩を入れていたし、刹那は胸焼けを起こしてココアに醤油を入れていた。
「うーんうーん」
「うーんうーん」
二人して、その後頭痛がすると頭を抱え込む。でも、変なものをいれてしまった飲み物は、勿体ないので最後まで飲んだ。
凄まじくまずかった。きっとピーマンより上をいっているだろう。
「あージャボテンダー~~~~それ、よ、それそれ」
食堂で、ジャボテンダー音頭を踊りだしたロックオン・ストラトス。本名ニール・ディランディ。24歳。白人、アイルランド出身、テロで家族を失い、ソレスタルビーイングに入った。銃撃の腕を武器とする。
それにまとわりつく、子犬のようなのは、ティエリア・アーデ。紫紺の髪に石榴色の瞳という、珍しい色彩を備えた白皙の美貌と、すばぬけたIQの知性をもつ、ソレスタルビーイングきっての天才。
二人は、揃うとただの阿呆になる。
ジャボテンダーさんもそろえて、三バカトリオと影で刹那は罵っている。
あながち、外れてもいない。
綺麗な透明な声なのに、どこな音色をわざと外したようなジャボテンダー音頭を歌うティエリアの歌詞にあわせて、ロックオンはジャボテンダーを手に音頭を踊る。
やっぱり、阿呆だ。
刹那とアレルヤは、水を飲み干して、二人を残して、去っていった。
見慣れたいつもの光景。ティエリアの隣にはジャボテンダーが座っていて、その前にはメロンソーダがおかれてある。
いわく、ジャボテンダーさんの好物であると。
結局食事が終われば、ティエリアが飲み干すことになるのだけれど、ジャボテンダーさんを食堂に招くことに意味があるのだそうだ。
家族、だから。
「また残してる」
ピーマンをよけるティエリアを、めっと、子供を叱咤するように注意するロックオン。
「苦いのは、嫌いです」
つーん。
あらぬ方角をみるティエリア。
「よし、ちゃんと食べたらジャボテンダー音頭踊ってやるぞ」
「本当ですか!?」
目を煌かせて、不味い苦い嫌いなピーマンを我慢して食べた。そのティエリアの頭を撫でて、ロックオンは自分も食事を続ける。
「あれとって」
「はい」
「ああ、それとってください」
「ほい」
あれとかそれで会話が成り立つ二人。
やっぱりいつものように、少し離れた席にいたのに、二人のラブラブ光線にやられて、アレルヤは放心してミルクに塩を入れていたし、刹那は胸焼けを起こしてココアに醤油を入れていた。
「うーんうーん」
「うーんうーん」
二人して、その後頭痛がすると頭を抱え込む。でも、変なものをいれてしまった飲み物は、勿体ないので最後まで飲んだ。
凄まじくまずかった。きっとピーマンより上をいっているだろう。
「あージャボテンダー~~~~それ、よ、それそれ」
食堂で、ジャボテンダー音頭を踊りだしたロックオン・ストラトス。本名ニール・ディランディ。24歳。白人、アイルランド出身、テロで家族を失い、ソレスタルビーイングに入った。銃撃の腕を武器とする。
それにまとわりつく、子犬のようなのは、ティエリア・アーデ。紫紺の髪に石榴色の瞳という、珍しい色彩を備えた白皙の美貌と、すばぬけたIQの知性をもつ、ソレスタルビーイングきっての天才。
二人は、揃うとただの阿呆になる。
ジャボテンダーさんもそろえて、三バカトリオと影で刹那は罵っている。
あながち、外れてもいない。
綺麗な透明な声なのに、どこな音色をわざと外したようなジャボテンダー音頭を歌うティエリアの歌詞にあわせて、ロックオンはジャボテンダーを手に音頭を踊る。
やっぱり、阿呆だ。
刹那とアレルヤは、水を飲み干して、二人を残して、去っていった。
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