それいけ一護君 クリスマス
「そういえば、クリスマスだな」
「おお、もうそんな季節か」
「朽木家にねーよな。クリスマスツリーとか」
一護の言葉に、ルキアが顔を輝かせた。
「あるぞ、クリスマスツリー。イルミネーションが綺麗なのだ。今年も飾りつけをしなければ!」
「あんのかよ!いつ誰が買ったんだよ」
「私がクリスマスツリーが欲しいと言ったら、次の日にはでっかいクリスマスツリーがあった。買ってくださったのは兄様だ!」
「ほんと、白哉はお前に甘いんだな・・・・・・」
「兄様は、とても優しいぞ?」
ルキアの処刑を黙って見ていた頃の白哉は、もうどこにもいなかった。
その日は休みだった。
ルキアと一緒にでかいクリスマスツリーを出して、飾りつけをしていく。
あまりにでかいので、脚立とかが必要になった。
「後はイルミネーションのスイッチいれればOKだな」
「いれるぞ」
「ああ」
いろんな色に点滅するイルミネーションは綺麗だった。
現世のデパートなんかに置いてあるクリスマスツリーにも負けない豪華さだった。
「にゃあああ」
「琥珀、貴様もクリスマスツリーを見に来たのか?」
白哉がルキアに買い与えた猫の琥珀は、白猫でオッドアイが綺麗だった。
「やっぱ、クリスマスプレゼントとか用意するべきなのかな?」
「まだなのか?私は貴様の分も兄様の分も用意してあるぞ」
「まじかよ」
一護は、伝令神機で尸魂界ネットワークにアクセスして、ルキアのためのチャッピー抱き枕を注文した。
「ルキアの分は手配できたけど、白哉の分がなぁ・・・・・」
仕方なしに、現世の赤ワインなどを頼んでみた。
けっこうな値段になって、ルキアと違ってお小遣いをもらっていない一護には痛い出費だった。
抱き枕は値段が5千くらいだが、赤ワインは高級なのを選んだから、5万はした。
でも、5万の赤ワインなど、白哉に言わせればきっと水のようなものだろう。
辛いのが好きな白哉のために、辛い味付けのチキンを頼んだ。
クリスマスケーキは、白哉が甘いものがだめなため、ルキアと一護で食べる分を注文した。
「早く、クリスマス当日にならぬかな」
「それよりさ・・・・」
クリスマスの飾りつけも終わり、時間も余った二人は、寝室にいた。
ルキアを座らせて、その膝の上に一護は頭を乗せていた。
「いきなり膝枕させろだなんて、なんなのだ貴様」
「いや、たまには誰にも邪魔されずに二人だけの時間を過ごしたいと思って」
「たわけ!」
ルキアは朱くなったが、まんざらでもないようだった。
ルキアを抱き締める。ルキアは朱くなったが、抱き締め返してくれた。
「はぁ・・・・平和だ。好きだぜ、ルキア」
「あ、私も貴様のことが好きだ・・・・・ふあっ」
触れるだけのキスをした。
今は白哉がいないので、まだ太陽があるうちからいちゃいちゃできた。
「好きだ・・・・」
ルキアの衣服を脱がせていく。
「あ、一護・・・・」
夫婦になってから、夜の営みがないわけじゃなかったが、日があるうちからは初めてだった。
「いちごお・・・好きだ・・・ああっ」
ルキアのいいところばかりを責めてやると、ルキアはあっという間に高みに登ってしまった。
一護も満足して、二人で布団の上で横になた。
丸くなったルキアを抱き締めて、一護も丸くなって眠った。
3時間くらいが経ち、日もすっかり暮れてしまった。
「ああ、そろそろ夕飯の時間か・・・・・・」
ルキアを起こそうとすると、腕の中にルキアはいなかった。
ルキアの姿を求めて彷徨っていると、白哉とルキアが会話しているシーンに遭遇した。
「で、抱き締めると、私もきもちよくなってしまって・・・」
おいおいおいおい。
「ルキア!」
「どうしたのだ、一護!」
「お前、夜の営みを白哉に話てるのかよ!」
「はぁ!?」
ルキアは真っ赤になって、一護をぽかぽかと殴ってきた。
「たわけ、この愚か者!琥珀を抱き締めると、私もその毛並み気持ちよくなってしまったと話していたのだ!いくら私でも、貴様との夜のころを話すほど愚か者ではない!」
ぽかぽか殴ってくるけど、全然痛くなくて、一護はルキアを抱き上げた。
「わあ!」
白哉は険しい顔をしていた。
「白夜のバーカ!ルキアは俺のもんだ」
「・・・・散れ、千本桜」
「ぎゃあああああああ」
ルキアを放りだして、桜の海に一護が溺れる。千の桜の刃を受けて、けれど一護も斬月を取り出す。
「月牙天衝!」
千の桜の群れは、消えてしまった。
「・・・・・卍解・・」
「待ってください、兄様!このような場所で卍解など、いけません!一護、貴様が悪い謝罪申し上げぬか!」
「はいはい、ごっめ~ん白哉義兄様、ついルキアを一人占めにしちまった」
白哉の涼しい顔に、ピキピキと怒りの血管マークが浮いていく。
「明日はクリスマスだし、俺が悪かった」
全然悪びれもしない顔でそういうと、白哉はぷいっと一護を無視して食堂に消えてしまった。
「夕飯の時刻だな。私たちも、食堂にいこう」
食堂にいくと、一護の前の皿に、骨がおいてあった。他には何もなかった。
「おい、白哉義兄様。これはないだろ」
「知らぬ」
「ふん!」
厨房に行って食事をもらおうとすると、白哉の命令で骨以外は出せないという。
「ふーんだ。ルキア、行くぞ」
「おい待て、私はまだ食事の途中!」
「居酒屋に行こうぜ」
「でも」
「いいから」
ルキアをずるずると引きずって、財布をもって一護は瀞霊廷の居酒屋に、ルキアと一緒に行った。
よく恋次と飲み交わす店で、案の定恋次がいた。
「一護にルキアじゃねーか!どうしたんだ?」
「白哉義兄様が骨しか食わせてくれねーから、酒飲むついでに夕飯食いにきた」
「何か、隊長を怒らすことでもしたのか?」
「ルキアとの仲見せつけて、バーカって言ってやった」
その言葉に、恋次が震えあがった。
「隊長にバーカなんて、よく言えるな!俺が言ったら、卍解ものだぜ」
「ああ、卍解しようとしてた」
「根性座ってるな、一護」
「白哉とは、一応家族だからな。卍解しても、本気で切りかかってはこねーよ」
「そうだぞ、兄様は優しいのだ!」
ルキアが、酒を飲んで朱い顔をしながら、いくら優しいのか語ってくれた。
「優しいっていうか、ただの重度のシスコンだろ」
一護が言う。
「そのようなことはないのら~~」
既に酔っぱらったルキアも、重度のブラコンだ。
「あー。また酔いつぶれやがって・・・酒に弱いんだから、あんま飲むなっての」
「このまま、ルキアを美味しくいただくつもりか、一護!」
「いや、昼過ぎにもう美味しくいただいから、今日はもういいわ」
恋次が朱くなった。
「お前ら、淡泊のようですることしっかりしてるんだな」
「そりゃ夫婦だしな。いずれ子供も欲しいし」
「兄様~それはわかめ大使ではなく、こんぶ大使です~ふにゃら~~~」
一護は、居酒屋でお腹いっぱい食べると、べろんべろんに酔っぱらったルキアを連れて、帰宅した。
白哉が待っていた。
「なんだよ」
「ルキアは、酒に弱い。あまり飲ますな」
「へいへい。今度からは飲ませないように気をつける」
日付が変わり、クリスマスになった。
「メリークリスマス、白哉」
白哉は驚いた顔をしていた。用意していた赤ワインをもってきて、渡す。あと、辛い味付けにしたチキンも。
「兄は・・・今回は、私が悪かった」
「え、白哉が俺に謝罪!?熱でもあんのか!?」
額に手をあてると、平熱であった。
「白哉が俺に謝罪するとか、きっと夢だ」
ほっぺをつねるが、痛かった。
「夢じゃない!じゃあ、白哉の偽物か!おいこら、本物の白哉を出せ!」
「兄は・・・・・」
ふるふると、白哉が震える。
「散れ、千本桜・・・・・・」
「ぎゃあああああああ!!」
ルキアをそっと抱き上げ、千本桜をまともに受けて、白目をむいた一護を、ぺっと、朽木家から放りだして、玄関の鍵をかけた。
「ふにゃー兄様、愛していますー」
「私も愛している、ルキア」
一護は、寒さで気がついた。、
「おい、締め出しかよ。まじかよ」
玄関はびくともせず、窓も全部施錠されていた。
「白哉めー。覚えてろ」
仕方なしに恋次のところに行って、泊めてもらう一護であった。
「おお、もうそんな季節か」
「朽木家にねーよな。クリスマスツリーとか」
一護の言葉に、ルキアが顔を輝かせた。
「あるぞ、クリスマスツリー。イルミネーションが綺麗なのだ。今年も飾りつけをしなければ!」
「あんのかよ!いつ誰が買ったんだよ」
「私がクリスマスツリーが欲しいと言ったら、次の日にはでっかいクリスマスツリーがあった。買ってくださったのは兄様だ!」
「ほんと、白哉はお前に甘いんだな・・・・・・」
「兄様は、とても優しいぞ?」
ルキアの処刑を黙って見ていた頃の白哉は、もうどこにもいなかった。
その日は休みだった。
ルキアと一緒にでかいクリスマスツリーを出して、飾りつけをしていく。
あまりにでかいので、脚立とかが必要になった。
「後はイルミネーションのスイッチいれればOKだな」
「いれるぞ」
「ああ」
いろんな色に点滅するイルミネーションは綺麗だった。
現世のデパートなんかに置いてあるクリスマスツリーにも負けない豪華さだった。
「にゃあああ」
「琥珀、貴様もクリスマスツリーを見に来たのか?」
白哉がルキアに買い与えた猫の琥珀は、白猫でオッドアイが綺麗だった。
「やっぱ、クリスマスプレゼントとか用意するべきなのかな?」
「まだなのか?私は貴様の分も兄様の分も用意してあるぞ」
「まじかよ」
一護は、伝令神機で尸魂界ネットワークにアクセスして、ルキアのためのチャッピー抱き枕を注文した。
「ルキアの分は手配できたけど、白哉の分がなぁ・・・・・」
仕方なしに、現世の赤ワインなどを頼んでみた。
けっこうな値段になって、ルキアと違ってお小遣いをもらっていない一護には痛い出費だった。
抱き枕は値段が5千くらいだが、赤ワインは高級なのを選んだから、5万はした。
でも、5万の赤ワインなど、白哉に言わせればきっと水のようなものだろう。
辛いのが好きな白哉のために、辛い味付けのチキンを頼んだ。
クリスマスケーキは、白哉が甘いものがだめなため、ルキアと一護で食べる分を注文した。
「早く、クリスマス当日にならぬかな」
「それよりさ・・・・」
クリスマスの飾りつけも終わり、時間も余った二人は、寝室にいた。
ルキアを座らせて、その膝の上に一護は頭を乗せていた。
「いきなり膝枕させろだなんて、なんなのだ貴様」
「いや、たまには誰にも邪魔されずに二人だけの時間を過ごしたいと思って」
「たわけ!」
ルキアは朱くなったが、まんざらでもないようだった。
ルキアを抱き締める。ルキアは朱くなったが、抱き締め返してくれた。
「はぁ・・・・平和だ。好きだぜ、ルキア」
「あ、私も貴様のことが好きだ・・・・・ふあっ」
触れるだけのキスをした。
今は白哉がいないので、まだ太陽があるうちからいちゃいちゃできた。
「好きだ・・・・」
ルキアの衣服を脱がせていく。
「あ、一護・・・・」
夫婦になってから、夜の営みがないわけじゃなかったが、日があるうちからは初めてだった。
「いちごお・・・好きだ・・・ああっ」
ルキアのいいところばかりを責めてやると、ルキアはあっという間に高みに登ってしまった。
一護も満足して、二人で布団の上で横になた。
丸くなったルキアを抱き締めて、一護も丸くなって眠った。
3時間くらいが経ち、日もすっかり暮れてしまった。
「ああ、そろそろ夕飯の時間か・・・・・・」
ルキアを起こそうとすると、腕の中にルキアはいなかった。
ルキアの姿を求めて彷徨っていると、白哉とルキアが会話しているシーンに遭遇した。
「で、抱き締めると、私もきもちよくなってしまって・・・」
おいおいおいおい。
「ルキア!」
「どうしたのだ、一護!」
「お前、夜の営みを白哉に話てるのかよ!」
「はぁ!?」
ルキアは真っ赤になって、一護をぽかぽかと殴ってきた。
「たわけ、この愚か者!琥珀を抱き締めると、私もその毛並み気持ちよくなってしまったと話していたのだ!いくら私でも、貴様との夜のころを話すほど愚か者ではない!」
ぽかぽか殴ってくるけど、全然痛くなくて、一護はルキアを抱き上げた。
「わあ!」
白哉は険しい顔をしていた。
「白夜のバーカ!ルキアは俺のもんだ」
「・・・・散れ、千本桜」
「ぎゃあああああああ」
ルキアを放りだして、桜の海に一護が溺れる。千の桜の刃を受けて、けれど一護も斬月を取り出す。
「月牙天衝!」
千の桜の群れは、消えてしまった。
「・・・・・卍解・・」
「待ってください、兄様!このような場所で卍解など、いけません!一護、貴様が悪い謝罪申し上げぬか!」
「はいはい、ごっめ~ん白哉義兄様、ついルキアを一人占めにしちまった」
白哉の涼しい顔に、ピキピキと怒りの血管マークが浮いていく。
「明日はクリスマスだし、俺が悪かった」
全然悪びれもしない顔でそういうと、白哉はぷいっと一護を無視して食堂に消えてしまった。
「夕飯の時刻だな。私たちも、食堂にいこう」
食堂にいくと、一護の前の皿に、骨がおいてあった。他には何もなかった。
「おい、白哉義兄様。これはないだろ」
「知らぬ」
「ふん!」
厨房に行って食事をもらおうとすると、白哉の命令で骨以外は出せないという。
「ふーんだ。ルキア、行くぞ」
「おい待て、私はまだ食事の途中!」
「居酒屋に行こうぜ」
「でも」
「いいから」
ルキアをずるずると引きずって、財布をもって一護は瀞霊廷の居酒屋に、ルキアと一緒に行った。
よく恋次と飲み交わす店で、案の定恋次がいた。
「一護にルキアじゃねーか!どうしたんだ?」
「白哉義兄様が骨しか食わせてくれねーから、酒飲むついでに夕飯食いにきた」
「何か、隊長を怒らすことでもしたのか?」
「ルキアとの仲見せつけて、バーカって言ってやった」
その言葉に、恋次が震えあがった。
「隊長にバーカなんて、よく言えるな!俺が言ったら、卍解ものだぜ」
「ああ、卍解しようとしてた」
「根性座ってるな、一護」
「白哉とは、一応家族だからな。卍解しても、本気で切りかかってはこねーよ」
「そうだぞ、兄様は優しいのだ!」
ルキアが、酒を飲んで朱い顔をしながら、いくら優しいのか語ってくれた。
「優しいっていうか、ただの重度のシスコンだろ」
一護が言う。
「そのようなことはないのら~~」
既に酔っぱらったルキアも、重度のブラコンだ。
「あー。また酔いつぶれやがって・・・酒に弱いんだから、あんま飲むなっての」
「このまま、ルキアを美味しくいただくつもりか、一護!」
「いや、昼過ぎにもう美味しくいただいから、今日はもういいわ」
恋次が朱くなった。
「お前ら、淡泊のようですることしっかりしてるんだな」
「そりゃ夫婦だしな。いずれ子供も欲しいし」
「兄様~それはわかめ大使ではなく、こんぶ大使です~ふにゃら~~~」
一護は、居酒屋でお腹いっぱい食べると、べろんべろんに酔っぱらったルキアを連れて、帰宅した。
白哉が待っていた。
「なんだよ」
「ルキアは、酒に弱い。あまり飲ますな」
「へいへい。今度からは飲ませないように気をつける」
日付が変わり、クリスマスになった。
「メリークリスマス、白哉」
白哉は驚いた顔をしていた。用意していた赤ワインをもってきて、渡す。あと、辛い味付けにしたチキンも。
「兄は・・・今回は、私が悪かった」
「え、白哉が俺に謝罪!?熱でもあんのか!?」
額に手をあてると、平熱であった。
「白哉が俺に謝罪するとか、きっと夢だ」
ほっぺをつねるが、痛かった。
「夢じゃない!じゃあ、白哉の偽物か!おいこら、本物の白哉を出せ!」
「兄は・・・・・」
ふるふると、白哉が震える。
「散れ、千本桜・・・・・・」
「ぎゃあああああああ!!」
ルキアをそっと抱き上げ、千本桜をまともに受けて、白目をむいた一護を、ぺっと、朽木家から放りだして、玄関の鍵をかけた。
「ふにゃー兄様、愛していますー」
「私も愛している、ルキア」
一護は、寒さで気がついた。、
「おい、締め出しかよ。まじかよ」
玄関はびくともせず、窓も全部施錠されていた。
「白哉めー。覚えてろ」
仕方なしに恋次のところに行って、泊めてもらう一護であった。
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