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にゃんにゃんにゃん

「んっ・・・・体がおかしい」

酒を飲み交わしあっていると、じんわりと体があったかくなってから、急にかっと体が熱くなった。

「なんだ・・・・・何か変・・」

一緒に酒を飲んでいた京楽は、浮竹の変化にごくりと唾を飲み込んだ。

「にゃあああ」

猫のように鳴いた浮竹の頭には猫耳が、お尻には猫の尻尾が生えていた。

「何これ・・・やっ、体が熱い・・・京楽・・・」

京楽に助けを求めて抱き着いた。

多分、何かの薬を盛られたのだと分かってはいたが、まるで発情期の猫のように体が疼いて仕方なかった。

「京楽・・・・助けて」

京楽は、浮竹を抱き上げると、用意していた褥に座らせた。

「んっ」

耳をやわやわとさわれると、下半身に熱が集まるのが分かった。

それでも、我慢する。

「あっ」

尻尾をさわられると、それだけでいってしまいそうになった。

京楽は、意地悪だ。

耳と尻尾ばかり触って、肝心なところに触れてくれない。

10分くらい、耳と尻尾ばかりを触られていて、いい加減限界が近づいてきた;

「きょうら・・・・触って・・」

立ち上がってしまった花茎に、京楽の手を誘導する。

京楽は、待ち望んでいたように、袴をずらして隙間から浮竹のたちあがり、先走りの蜜を垂らす花茎をいじった。

「んあっ」

少しいじられてしまっただけで、いきそうになる、

「んあう」

そのまま、ぐちゃぐちゃうと音をたてて扱われて、鈴口に爪をたてられて、浮竹は衣服をきたまま射精してしまった。

「あっ・・・・・服が・・・・ああっ」

隊長羽織を脱がされ、死覇装まで抜かされた。濡れてしまった下着までぬがされた。

ゆらりと、もの欲しそうに猫の尻尾が揺れた。

「にゃあって、いってみて?」

「にゃあ・・・・んんっ」

キスをされて、浮竹は口づけに夢中になった。

ぴくぴくと、猫耳が動いた。

その耳をさわり、耳朶をかみ、耳に舌をいれられた。

「んあっ」

さわさわと、胸を撫でる手が、突起をつまむ。

「あう」

「たまには・・・・・ね?」

死覇装の帯で、手首を戒められた。

「やあっ、こんなのいやっ」

瞳を閉じさせられた。

「んっ」

舌を出して、京楽の舌を追った。

全身を、愛撫してくる手。体が熱かった。

脇腹をなであげられて、猫の尻尾が揺れた。

「もうこんな濡らしちゃって・・・・」

「やっ」

潤滑油ので濡れた指が、先走りの蜜で濡れてしまった蕾に、ぐちゅりと入ってくる。

「ああっ!」

入ってきただけで、射精してしまった。

こりこりと前立腺を刺激される。

「にゃあっ」

啼く声まで、猫が混じる。

「あ、あ、あ、あ・・・・・」

前立腺をくちゅくちゅと音を立てて、指で刺激されていると、また花茎が立ち上がった。いくらなんでも、何度もいきすぎなのに、止まらない。

「んっ」

指が引き抜かれて、熱い灼熱が宛がわれて、尻尾が揺れた。

待ち望んだ衝撃を与えられえて、いってしまった。

吐精した浮竹を、そのまま突き上げる。

「んあーー!」

前立腺をすりあげられて、いってるのに中でもいってしまった。

「ひうっ」

何度も突き上げられて、まただらだらと先走りの蜜を零した。

「やあっ、この体変っ」

何度もいってるのに、まだ精を放つ。

多分、精強剤の成分も入っているのだろうか。

「にゃあっ・・・・んあっ」

京楽の与えてくれる刺激だけでは物足りなくんて、自分からいい場所に当たるように体を動かした。

「好きだよ、浮竹」

「きょうら・・・・おれも、すき。にゃあっ」

ゆっくりと犯された。

時間をかけて、何度も緩く浅く、時に強く深く突き上げられた。

「あ、あ、あ・・・・・・」

しっぽがゆらりと揺れて、耳がぴくぴくと動いた。

「あ、またいく・・・・・やああああ」

前立腺をすりあげられて、5回目になる射精を迎えた。でも、流石に限界で、もう花茎はだらだらと先走りの蜜を零すだけで、吐精はしなくなった。

それなのに、もっと何度でもいきたくなった。

「京楽・・・・・俺の中で、いって。んああああ」

京楽が、一際大きく突き上げると、京楽もやっと1回目の熱を浮竹の中に注いだ。

「にゃあっ・・・・んあっ」

ずちゅずちゅと、突き上げられた。

結合部は泡立ち、お互いの体液でどろどろにになっていた。

「ああん・・・んあ」

前立腺ばかりをすりあげられる。

快感で、涙が零れた。

「ああ、いっちゃう!」

もう、ドライのオーガズムでいくしかなかった。

びくんびくんと体を痙攣させる。

手を戒められているので、京楽に抱き着きたくても抱き着けない。

「京楽・・・・・手の、取って・・・キスして・・・・・・」

京楽は、言われた通り手を戒めていた布をとった。

京楽に抱きついて、その腰を足で挟んだ。

「京楽・・・・・もっと・・もっと犯して」

キスを受けながら、もっとと強請った。

京楽は、望み通り犯してくれた。

ゆっくりだった交わりが、激しくなる。

「あん、んあ!」

何度も前立腺をすりあげて、突き上げてくる。

「あ、あ、あ・・・・・・・」

ゆらりと、猫のしっぽが物欲しそうに揺れる。

「十四郎、かわいい」

「あ、春水・・・・・にゃあああ」

また、ドライのオーガズムで達してしまい、飲み込み切れなかった唾液が顎を伝った。

「んう」

激しく犯されているのに、気持ちいい。それしか考えれなくなる。

「あ、気持ちいい・・・ああ!」

無理やり立ち上がらさせられて、立ったまま欲望を蕾で受け止める。

くちゅくちゅと音をならして、前立腺をつきあげてくる。

「ああっ!」

ぐちゃぐちゃと、犯されて、体は喜んでいた。

太ももを肩まで抱え上げられて、貫かれた。

「あーーーーーーー!」

もう、言葉にできない。

快感で、頭が真っ白になる。体の疼きが、なくなってくる。

2回目の京楽の欲望を注ぎ込まれて、浮竹も満足した。

「にゃあ・・・・」

ゆらりと、尻尾が揺れる。

そして、意識を失った。



「ん・・・・・・」

気づくと、もう、体には媚薬の影響は残っていなかったが、猫耳と尻尾はそのままだった。

「京楽の、バカ」

「きもちよかった?」

「にゃあ・・・・・」

「猫になる媚薬。高かったんだよ。屋敷一軒分ぼったくられた。でも、僕も満足したよ」

「にゃあ・・・・・おい、この・・・・にゃあああ。・・・・鳴き声をと猫耳と尻尾はどうにかならないのか」

「かわいいから、しばらくそのままでいてよ」

「他人事だと思って・・・・」

結局、1週間は猫耳と猫の尻尾をつけたままだった。

なので、雨乾堂から出れなくて、人前にも出れなくて、臥せっていると嘘をついた。

「にゃああ」

京楽が、猫耳をさわって、尻尾をにぎにぎしてくる。

触れるのは、京楽だけ。

京楽と浮竹は、猫耳と猫の尻尾があるうちに、もう一度体を重ねたが、その時はそんなに乱れず、快感はあるがそれで頭がいっぱいになることはなかった。

猫耳と尻尾が消えて、やっと元に浮竹に戻ると、京楽は少しだけ残念そうにしていた。

そして、猫になる媚薬を盛られたのだと知って、1週間京楽と口を聞いてやらなかった。

半月の禁欲を言い渡すと、京楽はそんなぁと、とても残念そうにしていて、ざまぁみろと思う浮竹だった。




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