愛しているのは
「ん・・・・・」
情事の後、湯浴みをして寝ている白哉の顔を眺めていた。
恋次も同じ寝具で眠っていたのだが、ふと目が覚めたのだ。
白哉の白い肌は、男のものとは思えないくらいすべすべしているのを、知っている。
その夜烏のような漆黒の瞳が、潤み、熱を孕む様を知っている。
桜色の唇が、「恋次」と名を呼び、甘い喘ぎ声をあげるのを知っている。
その男のものにしては端正すぎる顔が、イクときの顔を知っている。
「ん・・・恋次?」
「ああ、目がさめたんすか。まだ朝方の4時です。もっと眠って下さい」
「こっちにこい」
言われるままに、傍によると、白哉が甘えるようにすり寄ってきた。
「貴様も、寝ろ」
「いや、なんか目がさえちゃって・・・・」
白哉が半身を起こして、恋次に口づけた。
「隊長?」
「眠れるように、おまじないだ」
「隊長・・・あんた、ほんとにかわいいっすね」
「かわいいは、余計だ」
つんと拗ねる様が、余計にかわいいのだ。
「そういえば、今日は皆既月食でしたよ。見てないし、もう、流石に見れないでしょうけど」
「それなら、貴様が寝ている間に見た」
「ええっ、起こしてくださいよ!」
「するだけして、爆睡している貴様を起こすほど、寛容ではない」
「するだけって・・・・・あんたも、十分に楽しんだでしょう。そうじゃなきゃ、こんな関係続けてない」
「私は、貴様のことを好いてはおるが、愛してはいない」
「隊長・・・・・」
知っているのだ。
この関係が、永遠に続くわけではないと。
白哉が、恋愛感情で愛しているのは、今は亡き緋真のみ。
それを知っていても、この関係を続けている。
白哉はルキアを愛しているが、それは家族愛だ。
「いつか、あんたに愛していると、言わせてみせる」
「ふ・・・言わせてみせろ」
もう睦みあったので、抱きしめたりキスをしたりしながら、褥の上で横になっていると、二人ともいつの間にか眠ってしまっていた。
いつか。
あんたの口から、「恋次、愛している」そう言わせてみせる。
そう強く思う恋次だった。
情事の後、湯浴みをして寝ている白哉の顔を眺めていた。
恋次も同じ寝具で眠っていたのだが、ふと目が覚めたのだ。
白哉の白い肌は、男のものとは思えないくらいすべすべしているのを、知っている。
その夜烏のような漆黒の瞳が、潤み、熱を孕む様を知っている。
桜色の唇が、「恋次」と名を呼び、甘い喘ぎ声をあげるのを知っている。
その男のものにしては端正すぎる顔が、イクときの顔を知っている。
「ん・・・恋次?」
「ああ、目がさめたんすか。まだ朝方の4時です。もっと眠って下さい」
「こっちにこい」
言われるままに、傍によると、白哉が甘えるようにすり寄ってきた。
「貴様も、寝ろ」
「いや、なんか目がさえちゃって・・・・」
白哉が半身を起こして、恋次に口づけた。
「隊長?」
「眠れるように、おまじないだ」
「隊長・・・あんた、ほんとにかわいいっすね」
「かわいいは、余計だ」
つんと拗ねる様が、余計にかわいいのだ。
「そういえば、今日は皆既月食でしたよ。見てないし、もう、流石に見れないでしょうけど」
「それなら、貴様が寝ている間に見た」
「ええっ、起こしてくださいよ!」
「するだけして、爆睡している貴様を起こすほど、寛容ではない」
「するだけって・・・・・あんたも、十分に楽しんだでしょう。そうじゃなきゃ、こんな関係続けてない」
「私は、貴様のことを好いてはおるが、愛してはいない」
「隊長・・・・・」
知っているのだ。
この関係が、永遠に続くわけではないと。
白哉が、恋愛感情で愛しているのは、今は亡き緋真のみ。
それを知っていても、この関係を続けている。
白哉はルキアを愛しているが、それは家族愛だ。
「いつか、あんたに愛していると、言わせてみせる」
「ふ・・・言わせてみせろ」
もう睦みあったので、抱きしめたりキスをしたりしながら、褥の上で横になっていると、二人ともいつの間にか眠ってしまっていた。
いつか。
あんたの口から、「恋次、愛している」そう言わせてみせる。
そう強く思う恋次だった。
PR
- トラックバックURLはこちら