アンビリーバボー
その日、京楽は雨乾堂に泊まった。別に逢瀬というわけではなく、本当にただ泊まり、抱き合いながら一緒に眠っただけだった。
朝起きると、浮竹はびっくりした。
京楽が、若返っていたのだ。院生の時代の姿になっていた。ご丁寧なことに、衣服も院生のものになっていた。
「おい、京楽?」
「その声・・・・・浮竹?」
「え、俺が分からないのか」
「だって、俺の知ってる浮竹はもっと若くて・・・今の君を20歳ほど若返らせたらって・・・・ほんとに浮竹!?」
京楽は、自分の姿を確認していた。
いつも通りだが、目覚めると知らない場所で、知らない長い白髪の綺麗な麗人と眠っていたのだ。でも、甘い花の香はするし、浮竹の面影が色濃くあって、兄か何かかと思った。
浮竹本人なのだという。
「俺は13番隊隊長の浮竹十四郎、お前は8番隊隊長の京楽春水」
「え、僕は将来は8番隊の隊長のになるのかい?」
「そうだぞ。その調子だと、姿だけでなく記憶も学院時代のものしかないのか・・・」
「清音、仙太郎」
「はい」
「お呼びでしょうか、隊長」
「涅隊長のところにいって、なにかしたのかどうか確認してきてくれ」
本当なら、浮竹が動くべきなのだが、院生の時代の、まだ今の京楽に比べると3分の1以下の霊圧しか感じない、若い京楽をそのままにしておけなかった。
「朝餉を食べよう。おいで」
京楽は、浮竹の跡をついていった。
長い白髪の浮竹は、綺麗だった。サラサラの白髪を、つい手にとると、浮竹に苦笑された。
「この髪はな、京楽、お前が伸ばせと言うからここまで伸ばしたんだぞ」
ドキリとした。
いつもは雨乾堂で、3席の二人に朝餉を用意してもらうのだが、今は調査にいってもらっている。
普通の隊士たちが食べる食堂に混ざって、浮竹も京楽も朝餉を食べた。
「珍しいですね、隊長がここにくるなんて」
「おはようございます、浮竹隊長」
「浮竹隊長!」
たくさんの隊士から、声をかけられる。
京楽は思った。支持されるほどの手腕なのだと。
「その子は・・・・?どこか京楽隊長に似ているような?」
「あ、ああ、この子は京楽の甥なんだ。事情があって、しばらく預かることになったんだ」
それ以上つっこまれないために、京楽を連れて、雨乾堂に戻った。
「お前が若返ったことは、他の隊長には知らせないほうがいいな」
「ほんとに僕は隊長になるのか・・・・・」
「京楽、すまないが元の姿に戻るまで、この雨乾堂にいてもらう」
「たとえ年上の浮竹でも、浮竹と一緒に居れるのは嬉しいよ」
京楽は、浮竹に抱き着いた。
「んー。もうちょっと肉つくかなーって思ってたけど、未来の浮竹も細いなぁ」
「俺はこれが普通なんだ」
「もっと栄養とらないと。相変わらず病弱なの?」
「大体、お前が想像している通りだ」
「じゃあ、僕らは恋人同士!?」
「当たり前だろう」
「え、ほんとに?僕の想いって、浮竹に将来通じるんだ・・・・・」
どうやら、まだ恋人同士なる前の・・・・院生2回生くらいの年なのだろう、今の京楽は。
院生の2回生の秋頃に恋人同士になった。
京楽が、浮竹を押し倒した。
「何をする」
「想いあってるってことは、こういうことしてもいいってことだよね?」
硬いものが当たって、浮竹は真っ赤になった。
「こんな朝から!」
「ここ、いいね。他の死神がこない・・・・・」
「やめろ、よせ京楽」
「いただきまーーす」
「ぎゃああああああああ」
朝から、京楽においしくいただかれてしまった浮竹は、不機嫌だった。
若いだけあって、ねちっこくてしつこかった。
浮竹が精液を迸らせて、もう出ないとわかっているのに何度もさわったりしてくるし。
何度も中に出された。
仕方なく、朝から湯あみをすると、京楽が大の字で寝ていた。
「こいつ・・・・・・」
変態時代の京楽のようだった。
京楽にも、友人時代、親友時代、片思い時代、変態時代、想いが通じ合った時代と、区切りがある。運悪く、変態時代の京楽になってしまったのだ。
しばらくすると、清音と仙太郎が、涅マユリを連れてやってきた。
「言っとくが、私が悪いんじゃないヨ。希望したのは京楽隊長のほうだからネ。若返りの薬を作ってほしいと言われて、金をつまれて作ったのさ。まぁ、不完全だけどネ。解毒薬は渡しておいたはずだがネ・・・・・ないなら、これを使いたまえ」
解毒剤・若返りヴァージョンとかかれていたそれを、手に取って、浮竹は京楽を起こして無理やり飲ませた。
ぽふん。
音をたてて、京楽が元に戻る。
「じゃあ、私はこれで失礼するヨ」
こんな場所に用はないとばかりに、涅マユリは去って行った。
ボキボキ。
指の骨を鳴らす浮竹。
「京楽~~~~~?」
「ま、間違いだよ!ただ、僕は純粋に若がって、浮竹を満足させてあげようと・・・・」
「ああ、そうだな。5回もされたのは新記録だ」
にこにこ。
微笑んではいるが、血管マークがいっぱいついていた。
「京楽のアホ!」
浮竹は、京楽の股間を蹴り上げた。
それを見ていた仙太郎が、痛そうに股間を抑えた。
「1か月セックス禁止!」
京楽はもだえ苦しんで、答えようにも答えられない。
結局、浮竹に毎日謝りまくって、セックス半月禁止まで縮ませてもらったのであった。
朝起きると、浮竹はびっくりした。
京楽が、若返っていたのだ。院生の時代の姿になっていた。ご丁寧なことに、衣服も院生のものになっていた。
「おい、京楽?」
「その声・・・・・浮竹?」
「え、俺が分からないのか」
「だって、俺の知ってる浮竹はもっと若くて・・・今の君を20歳ほど若返らせたらって・・・・ほんとに浮竹!?」
京楽は、自分の姿を確認していた。
いつも通りだが、目覚めると知らない場所で、知らない長い白髪の綺麗な麗人と眠っていたのだ。でも、甘い花の香はするし、浮竹の面影が色濃くあって、兄か何かかと思った。
浮竹本人なのだという。
「俺は13番隊隊長の浮竹十四郎、お前は8番隊隊長の京楽春水」
「え、僕は将来は8番隊の隊長のになるのかい?」
「そうだぞ。その調子だと、姿だけでなく記憶も学院時代のものしかないのか・・・」
「清音、仙太郎」
「はい」
「お呼びでしょうか、隊長」
「涅隊長のところにいって、なにかしたのかどうか確認してきてくれ」
本当なら、浮竹が動くべきなのだが、院生の時代の、まだ今の京楽に比べると3分の1以下の霊圧しか感じない、若い京楽をそのままにしておけなかった。
「朝餉を食べよう。おいで」
京楽は、浮竹の跡をついていった。
長い白髪の浮竹は、綺麗だった。サラサラの白髪を、つい手にとると、浮竹に苦笑された。
「この髪はな、京楽、お前が伸ばせと言うからここまで伸ばしたんだぞ」
ドキリとした。
いつもは雨乾堂で、3席の二人に朝餉を用意してもらうのだが、今は調査にいってもらっている。
普通の隊士たちが食べる食堂に混ざって、浮竹も京楽も朝餉を食べた。
「珍しいですね、隊長がここにくるなんて」
「おはようございます、浮竹隊長」
「浮竹隊長!」
たくさんの隊士から、声をかけられる。
京楽は思った。支持されるほどの手腕なのだと。
「その子は・・・・?どこか京楽隊長に似ているような?」
「あ、ああ、この子は京楽の甥なんだ。事情があって、しばらく預かることになったんだ」
それ以上つっこまれないために、京楽を連れて、雨乾堂に戻った。
「お前が若返ったことは、他の隊長には知らせないほうがいいな」
「ほんとに僕は隊長になるのか・・・・・」
「京楽、すまないが元の姿に戻るまで、この雨乾堂にいてもらう」
「たとえ年上の浮竹でも、浮竹と一緒に居れるのは嬉しいよ」
京楽は、浮竹に抱き着いた。
「んー。もうちょっと肉つくかなーって思ってたけど、未来の浮竹も細いなぁ」
「俺はこれが普通なんだ」
「もっと栄養とらないと。相変わらず病弱なの?」
「大体、お前が想像している通りだ」
「じゃあ、僕らは恋人同士!?」
「当たり前だろう」
「え、ほんとに?僕の想いって、浮竹に将来通じるんだ・・・・・」
どうやら、まだ恋人同士なる前の・・・・院生2回生くらいの年なのだろう、今の京楽は。
院生の2回生の秋頃に恋人同士になった。
京楽が、浮竹を押し倒した。
「何をする」
「想いあってるってことは、こういうことしてもいいってことだよね?」
硬いものが当たって、浮竹は真っ赤になった。
「こんな朝から!」
「ここ、いいね。他の死神がこない・・・・・」
「やめろ、よせ京楽」
「いただきまーーす」
「ぎゃああああああああ」
朝から、京楽においしくいただかれてしまった浮竹は、不機嫌だった。
若いだけあって、ねちっこくてしつこかった。
浮竹が精液を迸らせて、もう出ないとわかっているのに何度もさわったりしてくるし。
何度も中に出された。
仕方なく、朝から湯あみをすると、京楽が大の字で寝ていた。
「こいつ・・・・・・」
変態時代の京楽のようだった。
京楽にも、友人時代、親友時代、片思い時代、変態時代、想いが通じ合った時代と、区切りがある。運悪く、変態時代の京楽になってしまったのだ。
しばらくすると、清音と仙太郎が、涅マユリを連れてやってきた。
「言っとくが、私が悪いんじゃないヨ。希望したのは京楽隊長のほうだからネ。若返りの薬を作ってほしいと言われて、金をつまれて作ったのさ。まぁ、不完全だけどネ。解毒薬は渡しておいたはずだがネ・・・・・ないなら、これを使いたまえ」
解毒剤・若返りヴァージョンとかかれていたそれを、手に取って、浮竹は京楽を起こして無理やり飲ませた。
ぽふん。
音をたてて、京楽が元に戻る。
「じゃあ、私はこれで失礼するヨ」
こんな場所に用はないとばかりに、涅マユリは去って行った。
ボキボキ。
指の骨を鳴らす浮竹。
「京楽~~~~~?」
「ま、間違いだよ!ただ、僕は純粋に若がって、浮竹を満足させてあげようと・・・・」
「ああ、そうだな。5回もされたのは新記録だ」
にこにこ。
微笑んではいるが、血管マークがいっぱいついていた。
「京楽のアホ!」
浮竹は、京楽の股間を蹴り上げた。
それを見ていた仙太郎が、痛そうに股間を抑えた。
「1か月セックス禁止!」
京楽はもだえ苦しんで、答えようにも答えられない。
結局、浮竹に毎日謝りまくって、セックス半月禁止まで縮ませてもらったのであった。
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