エンシェントエルフとダークエルフ外伝 ブルンとブルンの大冒険
「ププウ」
「くくるー?」
プルンとブルンは、お留守番を言い渡されていた。
ここは、イアラ帝国のエルフの浮竹と京楽が住むマイホームだ。
「ププウ~」
ねぇ、ちょっと散歩にいこうよ。
「くくーー」
でも、ご主人様たちがいつ帰ってくるか分からないよ。
「ププル」
大丈夫、いざとなったら転移魔法があるから。
「くくるーー!!」
じゃあ、森に行こう。いろんなモンスターがいて、楽しいんだよ。
「ププ!」」
行こう行こう。
こうして、2匹はイアラ帝国の外に広がる森まで、ぽよんぽよんとはねて、出かけるのだった。
森は鬱蒼としていて、いろんな動物やモンスターがいたけれど、みんな進化したスライムのプルンとブルンを怖がり、逃げてしまった。
「プププ」
みんな逃げちゃった。
「くくる」
前はもっとみんなフレンドリーだったのに。
「ぐるるるるる!!」
現れたのは、Bランクのモンスターブラックタイガーであった。
「ププー―」
何こいつ、やるつもり?
「くくーー」
やるつもりなら、やっつけちゃおう!
「ぐるる、ぐあああ!!」
プルンに襲いかかったブラックタイガーは、プルンのウォーターボールの魔法で、窒息死しそうになっていた。
「ププウ」
ご主人さまが、こうすれば素材を傷一つなく倒せるって教えてくれたよ。
「くくるーーー」
えーつまんない。僕も攻撃する!
ブルンは、散弾をブラックタイガーの首めがけて吐き出した。
窒息死しかかっていたブラックタイガーは、すぐにあの世へと旅立っていった。
「ププウ!」
そうだ、これを解体してお土産にして、ご主人様たちを喜ばせよう。
「くくるるるー」
それはいい考えだね。僕が解体するね。
ブルンは、体の一部を金属のようにとがらせて、ブラックタイガーの頭と首を切り離し、血抜きしてから、肉と骨と毛皮、牙と爪に解体してしまった。
「ププウ」
こいつ、肉はまずいらしいよ。骨も使えないって。
「くくう」
じゃあ、肉は弟の君には食べれないから、僕が食べちゃうね。骨も食べちゃう。
「ププルン」
じゃあ、素材は俺の体内にいれておくね。
「くくうるー」
じゃあ、転移魔法お願い。冒険者ギルドに転移して、買いとってもらおう。
「ププーー」
分かったよ。捕まっていてね、お兄ちゃん
「くくー」
うん、弟よ。
プルンとブルンは、冒険者ギルド前に転移すると、ぽよんぽよんと跳ねて、受付嬢のところまでカウンターに乗ると、プルンが中身を出した。
「え、あ、浮竹さんと京楽さんのところのスライム・・・・これは、ブラックタイガー!まさか、あなたたちが倒したの?」
「ププー」
「くくるー」
二匹ともそうだよと言って、飛び跳ねていた。
「確か、ブラックタイガーは討伐依頼にあったはず・・・あ、ありました。金貨120枚です」
「ププウ?」
「くくるー?」
「魔石の状態は非常に良いですね。毛皮の部分も損傷が少ない。牙と爪も傷一つない。これなら、魔石金貨8枚、素材を金貨20枚で買いとれます。しめて、金貨148枚ですね」
「ププウ!」
プルンは、にょきっとてを突き出して、金貨の入った袋を体の中にしまいこむ。
「くくうるー」
帰ろう。お金、奪ってくるいやなやついるかもしれないから、転移魔法お願い。
「ぷぷ」
わかったよ、お兄ちゃん。
プルンとブルンは、冒険者ギルドを出たところで転移して、イアラ帝国のエルフの浮竹と京楽のマイホームに戻ってきた。
「今探しに・・・・・って、ブルン?」
「わあ、プルンまで。どうしたの?」
エルフ浮竹と京楽は、突然目の前に現れたプルンとブルンに驚いていた。
「ぷぷう」
『なんだって?ブラックタイガーを倒したって?』
剣士の京楽が、聞き返す。
「くくるーーーー」
「素材やら報酬金やらお金でもってきた?」
「ププ」
プルンが口をあけると、金貨のつまった麻袋がでてきた。
中身をあけて、金貨の枚数を数えて、4人とも驚いた。
『金貨148枚って、一体どうしたんだ』
「くくるー」
「倒してお金もらっただけ・・・・って、はぁ。プルンもブルンも、偉いけど、今後は二人きりで冒険しちゃだめだよ。お金になるって、悪い連中に攫われたのかと思ったけど、何もなくてよかったよ」
エルフの京楽の言葉に、みんな頷いた。
『プルン、ブルン、今度からは、ちゃんと俺たちがついている時に冒険しような?』
「ププウ」
分かった、ご主人様。
「くくるーーー」
僕もわかったなのー。
こうして、プルンとブルンの小さな大冒険は終わるのであった。
「それにしても、ブラックタイガーってBランク+のモンスターでしょ。よくやっつけられたね」
『プルンは、いろんな攻撃魔法を使えるし、回復魔法も上級まで使えるからな』
「なんだそれは。すごいじゃないか」
エルフの浮竹が驚くと、エルフの京楽も負けてはいられないと、ブルンの長点を言う。
「うちのブルンだって負けてないよ。確かに攻撃魔法は使えないけど、散弾で金属まで溶かすし、神クラスのヒールを永遠と出し続けれるよ」
『なんか、飼っているスライム自慢話になってきたね』
『ああ、そうだな。とりあえず、プルンとブルンはすごい。そしてかわいい!!」
エルフの浮竹と、精霊の浮竹にそれぞれ頬ずりをされて、プルンとブルンは喜んでいた。
プルンは黄色に、ブルンは白くなっていた。
『あははは、感情が色で分かるスライムも珍しいね』
「とにかく、今後は二匹で散歩してもいいけど、モンスター退治なんて危ないことはしないこと。分かったね?」
エルフの京楽の言葉に、プルンとブルンは。
「ププウ」
分かった。りんごほしいな。お兄ちゃんだけ食事しちゃたから。
「くくるー」
分かったから、ごみちょうだい。お腹すいた。
分かったの分かっていないのか、2匹は食事のことばかり気にしていて、4人は溜息と共に、プルンにはりんごを10個、ブルンには近所から集めたゴミの山がプレゼントされるのであった。
「くくるー?」
プルンとブルンは、お留守番を言い渡されていた。
ここは、イアラ帝国のエルフの浮竹と京楽が住むマイホームだ。
「ププウ~」
ねぇ、ちょっと散歩にいこうよ。
「くくーー」
でも、ご主人様たちがいつ帰ってくるか分からないよ。
「ププル」
大丈夫、いざとなったら転移魔法があるから。
「くくるーー!!」
じゃあ、森に行こう。いろんなモンスターがいて、楽しいんだよ。
「ププ!」」
行こう行こう。
こうして、2匹はイアラ帝国の外に広がる森まで、ぽよんぽよんとはねて、出かけるのだった。
森は鬱蒼としていて、いろんな動物やモンスターがいたけれど、みんな進化したスライムのプルンとブルンを怖がり、逃げてしまった。
「プププ」
みんな逃げちゃった。
「くくる」
前はもっとみんなフレンドリーだったのに。
「ぐるるるるる!!」
現れたのは、Bランクのモンスターブラックタイガーであった。
「ププー―」
何こいつ、やるつもり?
「くくーー」
やるつもりなら、やっつけちゃおう!
「ぐるる、ぐあああ!!」
プルンに襲いかかったブラックタイガーは、プルンのウォーターボールの魔法で、窒息死しそうになっていた。
「ププウ」
ご主人さまが、こうすれば素材を傷一つなく倒せるって教えてくれたよ。
「くくるーーー」
えーつまんない。僕も攻撃する!
ブルンは、散弾をブラックタイガーの首めがけて吐き出した。
窒息死しかかっていたブラックタイガーは、すぐにあの世へと旅立っていった。
「ププウ!」
そうだ、これを解体してお土産にして、ご主人様たちを喜ばせよう。
「くくるるるー」
それはいい考えだね。僕が解体するね。
ブルンは、体の一部を金属のようにとがらせて、ブラックタイガーの頭と首を切り離し、血抜きしてから、肉と骨と毛皮、牙と爪に解体してしまった。
「ププウ」
こいつ、肉はまずいらしいよ。骨も使えないって。
「くくう」
じゃあ、肉は弟の君には食べれないから、僕が食べちゃうね。骨も食べちゃう。
「ププルン」
じゃあ、素材は俺の体内にいれておくね。
「くくうるー」
じゃあ、転移魔法お願い。冒険者ギルドに転移して、買いとってもらおう。
「ププーー」
分かったよ。捕まっていてね、お兄ちゃん
「くくー」
うん、弟よ。
プルンとブルンは、冒険者ギルド前に転移すると、ぽよんぽよんと跳ねて、受付嬢のところまでカウンターに乗ると、プルンが中身を出した。
「え、あ、浮竹さんと京楽さんのところのスライム・・・・これは、ブラックタイガー!まさか、あなたたちが倒したの?」
「ププー」
「くくるー」
二匹ともそうだよと言って、飛び跳ねていた。
「確か、ブラックタイガーは討伐依頼にあったはず・・・あ、ありました。金貨120枚です」
「ププウ?」
「くくるー?」
「魔石の状態は非常に良いですね。毛皮の部分も損傷が少ない。牙と爪も傷一つない。これなら、魔石金貨8枚、素材を金貨20枚で買いとれます。しめて、金貨148枚ですね」
「ププウ!」
プルンは、にょきっとてを突き出して、金貨の入った袋を体の中にしまいこむ。
「くくうるー」
帰ろう。お金、奪ってくるいやなやついるかもしれないから、転移魔法お願い。
「ぷぷ」
わかったよ、お兄ちゃん。
プルンとブルンは、冒険者ギルドを出たところで転移して、イアラ帝国のエルフの浮竹と京楽のマイホームに戻ってきた。
「今探しに・・・・・って、ブルン?」
「わあ、プルンまで。どうしたの?」
エルフ浮竹と京楽は、突然目の前に現れたプルンとブルンに驚いていた。
「ぷぷう」
『なんだって?ブラックタイガーを倒したって?』
剣士の京楽が、聞き返す。
「くくるーーーー」
「素材やら報酬金やらお金でもってきた?」
「ププ」
プルンが口をあけると、金貨のつまった麻袋がでてきた。
中身をあけて、金貨の枚数を数えて、4人とも驚いた。
『金貨148枚って、一体どうしたんだ』
「くくるー」
「倒してお金もらっただけ・・・・って、はぁ。プルンもブルンも、偉いけど、今後は二人きりで冒険しちゃだめだよ。お金になるって、悪い連中に攫われたのかと思ったけど、何もなくてよかったよ」
エルフの京楽の言葉に、みんな頷いた。
『プルン、ブルン、今度からは、ちゃんと俺たちがついている時に冒険しような?』
「ププウ」
分かった、ご主人様。
「くくるーーー」
僕もわかったなのー。
こうして、プルンとブルンの小さな大冒険は終わるのであった。
「それにしても、ブラックタイガーってBランク+のモンスターでしょ。よくやっつけられたね」
『プルンは、いろんな攻撃魔法を使えるし、回復魔法も上級まで使えるからな』
「なんだそれは。すごいじゃないか」
エルフの浮竹が驚くと、エルフの京楽も負けてはいられないと、ブルンの長点を言う。
「うちのブルンだって負けてないよ。確かに攻撃魔法は使えないけど、散弾で金属まで溶かすし、神クラスのヒールを永遠と出し続けれるよ」
『なんか、飼っているスライム自慢話になってきたね』
『ああ、そうだな。とりあえず、プルンとブルンはすごい。そしてかわいい!!」
エルフの浮竹と、精霊の浮竹にそれぞれ頬ずりをされて、プルンとブルンは喜んでいた。
プルンは黄色に、ブルンは白くなっていた。
『あははは、感情が色で分かるスライムも珍しいね』
「とにかく、今後は二匹で散歩してもいいけど、モンスター退治なんて危ないことはしないこと。分かったね?」
エルフの京楽の言葉に、プルンとブルンは。
「ププウ」
分かった。りんごほしいな。お兄ちゃんだけ食事しちゃたから。
「くくるー」
分かったから、ごみちょうだい。お腹すいた。
分かったの分かっていないのか、2匹は食事のことばかり気にしていて、4人は溜息と共に、プルンにはりんごを10個、ブルンには近所から集めたゴミの山がプレゼントされるのであった。
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