オメガバース恋白読み切り短編シリーズ
白哉は、ずっと自分がアルファであると思っていた。
ある日、熱にうなされて、周囲がヒート熱だと騒ぐので、幼少期はアルファと診断されたのだが、再検査を受けることになった。
その結果、白哉は後天的なオメガであることが発覚した。
幼少期はアルファで、大人になってからオメガになったのだ。
オメガが朽木家の当主にふさわしくないと言われ、6番隊の隊長の座も危うかったが、なんとか6番隊の隊長は勤めれそうだし、他に当主にふさわしい人材はいないので、朽木家の当主としても、健在であった。
ただし、条件があった。
四楓院夜一の弟である、四楓院家の現当主四楓院夕四郎と結婚して子を作ること。
白哉は無論反対した。夕四郎はまだ幼く、結婚するには早いし、オメガと婚姻するのは早すぎると、四楓院家からも反対が出たし、夕四郎自体、姉が大好きで、白哉との婚姻は考えていなかったのだが、周囲が勝手に婚姻を行うように進めていた。
知らない間に、白哉と夕四郎は結婚してしまっていた。
「夕四郎殿、この婚姻は策略だ。どうか、破断にしてほしい」
「はい、白哉殿。僕もこの結婚はありえないと思います」
初夜にと与えられた館で、白哉はヒート熱をだし、アルファを誘うフェロモンを出す。
夕四郎にその気はないのだが、アルファであるため、抗うこともできずに、白哉を押し倒していた。
「夕四郎殿!気を確かに!」
「あああ、頭がおかしくなりそうです。オメガのフェロモンが」
2人だけしか入れない寝所に、侵入者が現れた。
「れ、恋次!?」
「隊長、四楓院家と結婚して子を作るって本当だったんすね。でも、まだ番になってませんよね。四楓院の当主様、隊長はいただいていきます」
「あ、はい!白哉殿も人が悪い。好いた方がおられるなら、最初からそう言ってください」
「恋次、お前は何を考えている!このようなこと、発覚すれば処刑ものだぞ!」
「隊長を奪われるくらいなら、処刑されたほうがましだ」
「何を言って・・・・・・」
「俺、アルファなんす。この意味、分かりますよね」
「よせ、恋次」
白哉は、四楓院家から白哉をお姫様抱きにして連れ去っていこうとする恋次を止めようとする。
「あのまま、抱かれたかったんですか。あんな子供に」
「夕四郎殿ははまだ幼い。性的なことなど、できようはずもない」
「わかりませんよ?最近の子供は発育がいいですからね。現に、隊長を押し倒してた」
「恋次・・・・・・」
恋次は、警備の穴を縫って四楓院家から抜け出し、朽木家の所有する別邸にきていた。
「恋次、お前は何がしたいのだ」
「決まってるじゃないっすか。寝取りですよ。他の男のものになるくらいなら、俺が隊長を手に入れる」
「恋次、やめ・・・・んう」
恋次は、白哉に口づけする。
ぶわっとオメガのフェロモンが広がり、薬を飲んだはずなのに、ヒート期間なだけあって、アルファである恋次を誘っているかのようだった。
「隊長、番になりましょう。もう、誰とも婚姻できないように」
「・・・・・番?私が、恋次と?」
白哉は、想像したこともなかった。
自分の大切な副官が、自分に劣情を抱いていることすら知らなかった。
「恋次、やめよ。今ならまだ引き返せる」
「いやですね。隊長を番にして、俺のものにする」
恋次は、白哉が着ていた薄い絹の着物を脱がせる。
「あ、恋次・・・・」
すでにぎんぎんに勃ちあがったものを、腰におしつけられて、白哉もオメガのフェロモンにあてられる。
「もう、どうなってもよい。恋次、私を抱いて番にせよ」
白哉は、恥も外聞も捨てた。
「さぁ、こい、恋次」
「あ、あ、あ」
リズミカルに、ぱんぱんと肌と肌とがぶつかりあう音がした。
恋次のものは大きく、挿入には痛みを伴ったが、濡れているので慣れてしまえば挿入も簡単にできた。
「ああ、隊長と一つになってる。隊長、気持ちいいですか?」
「やあああ、恋次、激し・・・・・・」
「もう少しゆっくり動きますね」
白哉の快感を引き出すたあめに、わざと白哉の弱いところばかりを攻めたてる。
「ひああああ、いくうううう」
その日、白哉は初めて女のようにオーガズムでいくことを覚えた。
「やあああん、もっと奥に、もっと奥に子種ちょうだい」
「隊長、自分で何言ってるのか分かってないでしょ。すげーエロい」
白哉の望む通り、奥まで突き入れて、恋次は子種を子宮に注ぎこむ。
「ああああ!!!」
びくんびくんと体をはねさせながら、白哉は何度もいった。
「こっちも、いきたがってますよ?」
恋次が、勃ちあがったままの白哉のものをしごく。
「ひああああんん!!!」
白哉は、中いきをしながら、精液をこぼしていた。
「隊長の中、熱いっすね」
「ああああ」
「うなじ、噛みつきますよ?番になりましょう」
「ひああああああ!!!!」
白哉はいきながら、うなじに噛みつかれて、恋次を主とする番が完了する。
「私は、もう恋次のものなのか」
「そうです。四楓院家でも、もう手出しできません」
「体がドロドロだし、力が出ないが湯あみしたい。手伝え」
「はい!」
恋次が引き抜くと、大量の恋次の精子が逆流して、白哉の内ももを伝い落ちる。
「これでは、子を孕んだとしても仕方ないな」
「もしも子ができたら、産んでくれますよね?」
「当たり前だ。次期朽木家の当主となる」
白哉を軽そうに抱き上げて、恋次は湯殿に入り、白哉の体や髪を丁寧に洗った。
「私の身を四楓院家から連れ去り、番にしたことは普通なら許されないだろう。私がそう望んで、恋次を意のままに操ったということにしておく」
「隊長・・・・すんません。俺なんかのために」
「顔をあげろ!私の番なのであろう?もっと堂々と振るまえ!」
「は、はい!」
夕四郎は、白哉と恋次を庇ってくれて、結局罪にはならなかったが、副官とできるなんてとか、いろいろ噂されたが、恋次も白哉も気にしなかった。
番となった夜に子供ができて、朽木恋夜(れんや)と名付けられた。男の子だった。
「隊長、次は女の子、作りませんか」
「恋夜だけで十分だ。避妊しないと、やらせないからな」
「そんな~~~~」
朽木白哉と阿散井恋次は、上官と副官であると同時に番であった。恋次が婿入りする形となり、朽木恋次となった。
「隊長、避妊しますからやらせてください」
「昨日、睦みあったばかりであろうが!」
白哉に頭をはたかれて、恋次はしょげる。それが大きい犬のようで、白哉はくすくすと静かに笑うのであった。
ある日、熱にうなされて、周囲がヒート熱だと騒ぐので、幼少期はアルファと診断されたのだが、再検査を受けることになった。
その結果、白哉は後天的なオメガであることが発覚した。
幼少期はアルファで、大人になってからオメガになったのだ。
オメガが朽木家の当主にふさわしくないと言われ、6番隊の隊長の座も危うかったが、なんとか6番隊の隊長は勤めれそうだし、他に当主にふさわしい人材はいないので、朽木家の当主としても、健在であった。
ただし、条件があった。
四楓院夜一の弟である、四楓院家の現当主四楓院夕四郎と結婚して子を作ること。
白哉は無論反対した。夕四郎はまだ幼く、結婚するには早いし、オメガと婚姻するのは早すぎると、四楓院家からも反対が出たし、夕四郎自体、姉が大好きで、白哉との婚姻は考えていなかったのだが、周囲が勝手に婚姻を行うように進めていた。
知らない間に、白哉と夕四郎は結婚してしまっていた。
「夕四郎殿、この婚姻は策略だ。どうか、破断にしてほしい」
「はい、白哉殿。僕もこの結婚はありえないと思います」
初夜にと与えられた館で、白哉はヒート熱をだし、アルファを誘うフェロモンを出す。
夕四郎にその気はないのだが、アルファであるため、抗うこともできずに、白哉を押し倒していた。
「夕四郎殿!気を確かに!」
「あああ、頭がおかしくなりそうです。オメガのフェロモンが」
2人だけしか入れない寝所に、侵入者が現れた。
「れ、恋次!?」
「隊長、四楓院家と結婚して子を作るって本当だったんすね。でも、まだ番になってませんよね。四楓院の当主様、隊長はいただいていきます」
「あ、はい!白哉殿も人が悪い。好いた方がおられるなら、最初からそう言ってください」
「恋次、お前は何を考えている!このようなこと、発覚すれば処刑ものだぞ!」
「隊長を奪われるくらいなら、処刑されたほうがましだ」
「何を言って・・・・・・」
「俺、アルファなんす。この意味、分かりますよね」
「よせ、恋次」
白哉は、四楓院家から白哉をお姫様抱きにして連れ去っていこうとする恋次を止めようとする。
「あのまま、抱かれたかったんですか。あんな子供に」
「夕四郎殿ははまだ幼い。性的なことなど、できようはずもない」
「わかりませんよ?最近の子供は発育がいいですからね。現に、隊長を押し倒してた」
「恋次・・・・・・」
恋次は、警備の穴を縫って四楓院家から抜け出し、朽木家の所有する別邸にきていた。
「恋次、お前は何がしたいのだ」
「決まってるじゃないっすか。寝取りですよ。他の男のものになるくらいなら、俺が隊長を手に入れる」
「恋次、やめ・・・・んう」
恋次は、白哉に口づけする。
ぶわっとオメガのフェロモンが広がり、薬を飲んだはずなのに、ヒート期間なだけあって、アルファである恋次を誘っているかのようだった。
「隊長、番になりましょう。もう、誰とも婚姻できないように」
「・・・・・番?私が、恋次と?」
白哉は、想像したこともなかった。
自分の大切な副官が、自分に劣情を抱いていることすら知らなかった。
「恋次、やめよ。今ならまだ引き返せる」
「いやですね。隊長を番にして、俺のものにする」
恋次は、白哉が着ていた薄い絹の着物を脱がせる。
「あ、恋次・・・・」
すでにぎんぎんに勃ちあがったものを、腰におしつけられて、白哉もオメガのフェロモンにあてられる。
「もう、どうなってもよい。恋次、私を抱いて番にせよ」
白哉は、恥も外聞も捨てた。
「さぁ、こい、恋次」
「あ、あ、あ」
リズミカルに、ぱんぱんと肌と肌とがぶつかりあう音がした。
恋次のものは大きく、挿入には痛みを伴ったが、濡れているので慣れてしまえば挿入も簡単にできた。
「ああ、隊長と一つになってる。隊長、気持ちいいですか?」
「やあああ、恋次、激し・・・・・・」
「もう少しゆっくり動きますね」
白哉の快感を引き出すたあめに、わざと白哉の弱いところばかりを攻めたてる。
「ひああああ、いくうううう」
その日、白哉は初めて女のようにオーガズムでいくことを覚えた。
「やあああん、もっと奥に、もっと奥に子種ちょうだい」
「隊長、自分で何言ってるのか分かってないでしょ。すげーエロい」
白哉の望む通り、奥まで突き入れて、恋次は子種を子宮に注ぎこむ。
「ああああ!!!」
びくんびくんと体をはねさせながら、白哉は何度もいった。
「こっちも、いきたがってますよ?」
恋次が、勃ちあがったままの白哉のものをしごく。
「ひああああんん!!!」
白哉は、中いきをしながら、精液をこぼしていた。
「隊長の中、熱いっすね」
「ああああ」
「うなじ、噛みつきますよ?番になりましょう」
「ひああああああ!!!!」
白哉はいきながら、うなじに噛みつかれて、恋次を主とする番が完了する。
「私は、もう恋次のものなのか」
「そうです。四楓院家でも、もう手出しできません」
「体がドロドロだし、力が出ないが湯あみしたい。手伝え」
「はい!」
恋次が引き抜くと、大量の恋次の精子が逆流して、白哉の内ももを伝い落ちる。
「これでは、子を孕んだとしても仕方ないな」
「もしも子ができたら、産んでくれますよね?」
「当たり前だ。次期朽木家の当主となる」
白哉を軽そうに抱き上げて、恋次は湯殿に入り、白哉の体や髪を丁寧に洗った。
「私の身を四楓院家から連れ去り、番にしたことは普通なら許されないだろう。私がそう望んで、恋次を意のままに操ったということにしておく」
「隊長・・・・すんません。俺なんかのために」
「顔をあげろ!私の番なのであろう?もっと堂々と振るまえ!」
「は、はい!」
夕四郎は、白哉と恋次を庇ってくれて、結局罪にはならなかったが、副官とできるなんてとか、いろいろ噂されたが、恋次も白哉も気にしなかった。
番となった夜に子供ができて、朽木恋夜(れんや)と名付けられた。男の子だった。
「隊長、次は女の子、作りませんか」
「恋夜だけで十分だ。避妊しないと、やらせないからな」
「そんな~~~~」
朽木白哉と阿散井恋次は、上官と副官であると同時に番であった。恋次が婿入りする形となり、朽木恋次となった。
「隊長、避妊しますからやらせてください」
「昨日、睦みあったばかりであろうが!」
白哉に頭をはたかれて、恋次はしょげる。それが大きい犬のようで、白哉はくすくすと静かに笑うのであった。
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